07/06/02 13:39:34 ckTYmDDS0
市民:それは作者も歴史モノや新選組が好きなんだと思うよ。
好きじゃなかったら、幕末ネタなんかそもそもやらないだろうし。
でも何で高杉じゃなくて銀さんが主役なのかってことを考えるとわかりやすいよね。
例えばさ、これって平和な世の中に日和った桂がいて、逆に過激派に走った高杉がいて、銀さんはまあ、桂の側についているわけだけど、この作品、銀さんを高杉の側に配置するって展開でもやっていけたと思うんだよね。
何でも屋をやりながらテロリストを支援する男の話にしようと思えばできたはずで。
でも、実際の銀さんは、毎週「少年ジャンプ」を楽しみにして、餡蜜を食いまくってるわけでしょ(笑)。
新選組だってさ、実際の彼等は歴史に与えられたロマンと心中しちゃったわけだけど、そういう生き方がすべてじゃないだろっていう作者の確信がね、このどうしようもないバカ漫画の根底には流れているわけで(笑)。
成馬:心中したことでロマンを貫徹したって面もあるよね。
だから死ねなかった真選組とか維新志士ってモチーフはすごく残酷なんだけど、楽しそうでもあるんだよね。
市民:変な話だけどさ、僕はアッシュ・リンクスに生き残って銀さんみたいになってほしかったんだよね。
成馬:あぁ『BABABA FISH』の後日談なんだ(笑)、おもしれーなソレ。アッシュがだらしなくなってて。
市民:『銀魂』って『デスノート』あたりと較べると、プロットも甘いし設定も作りこんでないないし、そんなに出来のいい作品じゃないんだよ。でも好き(笑)。
成馬:なんか愛せるよね。
市民:作者もね、最初はそこまで深く考えてなかったと思うけど、銀さんを主役にしてコメディの話を進めて行った結果こういう文脈が出てきたって感じでだと思うんだよ。
成馬:これ現代の話だよね。パラレル時代劇って構造を使って。
市民:挫折した全共闘世代が、吉本センスで日和っていくのと似ているよね。吉本隆明がコム・デ・ギャルソンを来て雑誌のインタビューに答えてさ、
「田舎出のOLがぷちオシャレして休日を出歩いてる姿っていいよなぁ」って言ってる状態が『銀魂』なんだよ(笑)。
成馬:でもまだ、高杉との対決をちゃんと描いてないから、もう一山あるのかなぁ。今はちょっと安定期というか、日常が楽しくなりすぎて『うる星やつら』みたいになっちゃて、攘夷派の葛藤が消えてて、ちょっと物足りない。
市民:まぁ最後は、高杉たちとは別の方法で天人に一矢報いて終わるって感じなんじゃないかなぁ。
成馬:ガルシア先生は『銀魂』どうですか?
ガルシア:いや『デスノート』より好きですよ。何か楽しそうだし、だらだら読めるし。
成馬:万事屋の奴らの方が友達になれるって感じで(笑)