07/04/11 12:13:27 yqO0zpsK0
バレ
準決勝後焼肉で打ち上げをする青学メンバー。
明日の大一番に向けて英気を養うとかで皆和気あいあいとやっている。
入院しているタカさんはスルー。不二は何か異変があるのか、箸を落としたりしている。
会話の中、腕がよくなった、明日の決勝はベストコンディションで出られる、と大石の台詞。
皆がおお、と喜んでいる中、ふーん、良かったっすね、と微妙な返事の越前。
大石…出るつもりなのか…？とスミレ。勿論です、副部長として、と真面目な表情の大石。
とにかくよかったよかったとはしゃいで話題を切る菊丸。
打ち上げが進み、越前が金太郎戦での天衣無縫（？）の感覚を思い出そうと回想している時、
いきなり決勝を前にして引退宣言をする不二。皆驚く。
不二曰く、全国に来てから気付いたことだが、今の自分は青学の足手まといになるとのこと。
手塚越前を除く青学メンバーは否定しようとするが、不二はゆっくりと首を振る。
皆が全国に来てから目覚ましい成長を遂げている中で、自分は限界を感じたと言う不二。
白石に負けて落ち込んでる場面、桃のトルネードスネイク、タカさんのブレ球、手塚の極み同時発動などを回想している絵。
己の才の全てを出し尽くしてなお白石に完敗した自分では、雪辱を期してさらなる力をつけてきているであろう立海には
太刀打ちできないだろう、と続ける。
それに、と言いつつ自分の腕を見せる不二。皆びっくり顔。
不二の腕のところどころに、変なトーンが貼られている絵。どうやら変色していることを表現したいっぽい。
越前対金太郎戦の際、不二は危険を感じながらも、最後まで戦いを見届けるために手塚とともに最後の瞬間まで立って観戦していた、
そのため、肉体をオーラで防護できていない自分は大車輪山嵐が炸裂した余波を受け、全身に細かいダメージを負ってしまったとのこと。
内出血が表面に見て取れるようになったのはついさっきの事だったので、それまでは皆に心配をかけないために言ってなかったらしい。
いずれにせよ、決勝の舞台に万全の状態で出ることはかなわなくなった、神経も損傷しているみたいなのでこれからテニスが
できるかもわからない、と不二。
それを聞いた一同は沈痛な表情を浮かべるが、不二は心配することはないと言う。
これからの青学は真の天才に託される、と越前を見る不二。頷く越前。
病院に向かうため、一足先に打ち上げの場を去っていく不二の姿を見て、明日は絶対に負けられない、
とモチベーションを高める青学メンバー。
場面変わって病院に向かっている不二。
真に自分を再起不能たらしめたのは、自分の才能への絶望でも、肉体的な損傷でもない、と不二のモノローグ。
あの瞬間―とボールが切り裂かれた時回想シーン。
わずかに見えた天衣無縫の姿は、自分の心を一瞬にして断ち切っていた、と不治。
それでもなお、手塚は戦えるというのか―？と疑念を抱く。その時、反対側の歩道から不二に手を振ってきている人影。
少し驚いた感じでそのシルエットに小さく手を振る不二。
人影視点に変わり、坂を下り、町並みを通り過ぎ、焼肉屋の前へ、自動ドアが開く。
焼肉屋に入ってきた人影を、青学メンバーが見上げる。
タカさん！、と誰ともつかない叫び声。
川村隆復活！で次号に続く。