【エクソシストVSノア】D.Gray-man第59夜【in旧箱舟】at WCOMIC
【エクソシストVSノア】D.Gray-man第59夜【in旧箱舟】 - 暇つぶし2ch915:名無しさんの次レスにご期待下さい
07/03/27 01:49:40 D6Q5gfXT0
アレンとティキの戦いは続く。飄々といなしながらのティキに対し、アレンは執拗に追う。
ティキはひとつため息をし、面倒くさそうに声をかけた。

ティキ「あー、ちょっとタンマ、タンマ。少年はバタフライ効果って知ってる?」
アレン「バタフライ(蝶)?」
ティキ「そう、蝶だ。『北京で蝶が羽ばたいた風がニューヨークで
    嵐になるかも知れない』って理論さ。身近な言葉で言えば『風が吹けば桶屋が儲かる』かな?」
    ようは気流みたいに膨大な量の分子の集まりは人間には予測不可能で手に負えない代表物なのさ」
アレン「それがなにか?」
ティキ「ん? まあ、今の話は直接は関係ねェー。
    ただな、少年がいくらがんばっても…速度じゃ俺を追えないって事を教えてやりたかったんだ。
    なぜって? 簡単な話さ。 俺には空気抵抗がないんだよ。
    空気は素通りできるからな。
    地上を走る車も飛行機もみな空気抵抗で限界速度をもつ。
    だが宇宙を飛ぶ宇宙船は推進剤のある限り加速できる。
    少年と俺だって同じだ。少年は加速するのに常に空気抵抗が邪魔をしている。
    だが俺は違う!俺は空気を踏み台にどこまでも楽に加速できるのさ。
    そう、少年が牛車なら俺は宇宙船だ。残念だけど少年に勝ち目はないのさ」

アレン「…・…その理屈、間違ってますよ。確かに僕には空気抵抗があって
    あなたには空気抵抗がないでしょう。でも、あなたがもつ推進力より
    僕の加速力がはるかに高ければ問題はなにもありません!まったく!」
ティキ「言うねー。言うだけは簡単だぜ… 実際に牛車が宇宙船に勝つのは遥かに難しいがな」

ドン!

ティキ「おっと、もうきたか」
後ろに回ったアレンの攻撃をすんででかわすティキ。

アレン「(もっとだ! どこまでも早くなれ!イノセンス!
     空気抵抗が生み出すマイナスを上回るプラスの加速力がやつの加速力を凌駕すれば…)」

ティキ「(なんだ!?少年の速度がどんどん早くなる… それに、あの筋みたいなものは…)」
アレン「(上に… どこまでも上に…!)
アレンは右に左に揺れながらもさらに加速を上げる。
ティキ「(追い詰められてる俺が…上に?)」
それでもアレンの攻撃を紙一重でかわし続けるティキ。だが…。
ビュンッ!!!…
ティキ「少年から音が消えた!?」
アレンを取り巻いていたゆがみがテイキにふれた。ティキに斬撃に似た痛みが走る。
ティキ「ぐゥ… 衝撃波かッ!?少年が音速を超えた事で衝撃波を発生させたのか…だが俺にこんなものは!」
さらにせまった衝撃波はティキの体をすり抜ける。
ティキ「甘かったな、少年!意表をついたつもりでも・・・」
                                  ガクッ
ティキ「!」
アレン「動きが止まりましたね… この一瞬を待っていた。 破滅の爪!」
アレンの左手の一撃がゆっくりとしかし確実にティキをさいた。
ティキ「なるほど…超音速の衝撃波が俺の足場の空気ごと剥ぎとったのか…」
アレン「ええ、空気は音速と言う伝播速度を超えたことで気圧という、より戻し作用を失う!
    いくらあなたでも気圧が真空に近づき、自分の体重を支えられる分の空気がなければ
    宙に立っていることは出来なかった…」



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