08/01/02 20:23:29
会稽の学徒家ではお抱え学者のこうろぎ先生が天文を見ていた。
「ふむう・・・魔玉たちは今に学徒出陣坊ちゃんを見つけられるようだが、天文を
みるに坊ちゃんは生きてらっしゃるのう。それどころか、いよいよ運気に満ちて
いるようじゃ。機を得れば、沼に潜む竜のごとく一気に天へ駆け上るやもしれん。」
「じゃが・・・あの巨星の輝きを見よ、そう簡単にあの袁紹の天下を覆せるものかのう?
それにもうひとつの巨星、劉焉。こちらも厄介じゃ。だが気がかりなのはそれではない、
あそこに見える小星。今は薄暗いが、あの星には天命ありと見た。いったい何者なのか??」
こおろぎ弟子「こおろぎ先生はまた夜、徘徊して独り言を言ってらっしゃる。」
こおろぎ弟子2「まだお若いのに・・・お気の毒に・・・」
こおろぎ先生「そこっ!聞こえておるぞ!!」
こおろぎ先生は地獄耳であった。