むかしむかしat WARHIS
むかしむかし - 暇つぶし2ch600:無名武将@お腹せっぷく
08/03/13 07:14:41
ひょーりみかっけー

601:無名武将@お腹せっぷく
08/03/13 19:29:12
というか渦中さんがこれほどの良コテだったことが驚き。

602:無名武将@お腹せっぷく
08/03/14 01:15:52
朝倉渦中さんと間違えたw

603:603
08/03/15 20:07:41
期待上げ

604:無名武将@お腹せっぷく
08/03/18 02:09:45
まだかー

605:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/21 22:26:10
旅行行ってました。帰ったら規制されてて書き込めませんでした。
ごめんなさい。

606:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:31:51
三戦英雄傅
第二十二回~晋国に英雄集い、袁家軍は天の時を待つ~


 晋国の摂政にして後漢の相国・袁紹は群臣を前に思慮深げに黙したままでした。
群臣は、二人の男を囲むようにして立ち尽くしていました。
 人々の見つめる視線の先には、袁紹の乾いた唇。重い空気が、群集の肩に寄りかかり、
時だけが過ぎてゆきます。

男1:「袁紹様、ご返答をいただきたく存じます」
 沈黙を破ったのは、円の中にいた二人の男のうちの一人でした。
袁紹は、男の声に僅かに首を傾けたまま、沈黙を守ったままでした。

 時は南漢(晋)暦:栄安二年一月。所は、晋国の南陽城。
正月を迎えたばかりで、後漢には様々なできごとが起こりました。
①荀攸が小魔玉暗殺を謀るも、失敗し、晋国へ亡命
②漢朝の忠義の士・丁原は小魔玉の手により歴史上から抹殺された上に
、不幸にして小魔玉の先妻に顔が瓜二つだったことから性転換手術をさせられ
監禁される(当事者以外知らず)
③奇矯屋onぷらっとが甘寧を倒し、ひょーりみと共に晋国へ亡命
④協皇子の生母・アダルト日出夫が小銀玉皇后の女の嫉妬を買い、
何進により暗殺される

 まこと、栄安二年は激動の時代でございます。

607:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:32:27
ひょーりみ:「袁紹様、ご英断を」
 先ほどより袁紹に決断を促している男の名は、ひょーりみでございます。
ひょーりみと、奇矯屋onぷらっとは晋国の群臣に囲まれた中、大尉の小魔玉討伐を
袁紹に献策したのでした。
 ひょーりみと奇矯屋onぷらっとの様子に固唾を飲む聴衆。その中には、天性の
博打打・荀攸もおりました。
荀攸:「(ひょーりみ・・・・奴はただの男ではない。勝負師だ。しかも、かなり
重症の。同じ臭いがする・・・・しかし、奴の言うことを聞いてもいいのか?
信頼するに当たるのか?そもそも奴は、大尉・小魔玉の義兄弟だ。これは、小魔玉の罠
とも考えられる。奇矯屋onぷらっとは武勇に優れているが、根が優しすぎる。
ひょーりみに騙されたと考える方が自然ではなかろうか)」
曹操:「ひょーりみ、大尉・小魔玉の義兄弟が何をしに来たかと思えば・・・・
洛陽にはまともな謀臣がいないと見える。こんな見え透いた嘘、皆の目は騙せても、
この曹孟徳の目は誤魔化せぬぞ!」
郭図:「ひょーりみ殿、仮に貴公の大尉暗殺の意図が真であったとしよう。しかし、
貴公と大尉の間柄ならいくらでも暗殺の機会はあろうに。わざわざ大軍を以って
一人の男を殺すまでもありますまい」


 突然やってきた怪しい男、ひょーりみの心中を探らんと晋国の群臣はひょーりみに
議論を投げかけようとしてきます。奇矯屋onぷらっとは、武官という身分のためか敵意を持たれぬ
人徳のためか群臣からは何の議論も投げられませんでした。


608:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:33:04
ひょーりみ:「はははは!!」
曹操、郭図:「何がおかしい!」
ひょーりみ:「これが笑わずにおられようか。いや、おかしい。可笑しい。とんだ初笑いだ」
曹操:「・・・申してみよ。答えによっては、三族皆殺しも覚悟されよ」
郭図:「(後で讒言してやる・・・・覚えてろ・・・・ひょーりみ)」
ひょーりみ:「俺の進言が、言葉が嘘だと思われるのか?」
曹操:「当たり前だろう。何を根拠に信用しろというのだ。大体、自ら信用しろという輩にろくな
奴はいない。まして、お前は小魔玉の寵愛厚い義弟だ。信用しろというほうが無理ではないか」
ひょーりみ:「我が横には、漢朝きっての武人・奇矯屋onぷらっと。何か不審な動きがあったなら、この
細首、繋がって晋国には入国できまい。俺は、確かに未だに小魔玉の兄上を思っている」
 ひょーりみの言葉に群集が動きました。そこへ、ひょーりみの一喝が飛びます。
ひょーりみ:「黙らっしゃい!! 最後まで聞かれよ。義兄の小魔玉を愛しているからこそ、
俺は、この手で、小魔玉の悪徳に終止符を打ってやりたいのだ。そして、故郷の南海に立派な墓を
建ててやりたい」
郭図:「愛しているなら、生を望むのが本当ではないか?この嘘つきが!」
ひょーりみ:「死んだ人を悪く言う奴はいない。大尉・小魔玉も死ねばこれ以上人の恨みは買うまい」
曹操:「・・・・・・なんと・・・・それほどまでに」


609:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:33:50
ひょーりみ:「俺は、漢を、小魔玉を救うために敢えて小魔玉討伐を提案した。しかも、独立政権とはいえ
事実上漢の領土である晋国でだ。無論、死の覚悟はしている。このまま、大尉暗殺を企てた謀反者として
小魔玉に差し出せば相応の報奨金は得られるだろうよ。だが、諸君はどうだ?
肥沃な土地に、袁家軍、曹家軍合わせて百万。文武に優れた憂国の士数千。ただ、徒に
時間を潰しているだけだ。これが笑わずにおられようか。あ?どうだ?」
郭図:「詭弁はいい。そんなに小魔玉様を殺したければ、単身、洛陽へ帰り毒殺でも何でもなさるがいい。
ひょーりみ殿なら疑われずに容易くできましょうぞ」
ひょーりみ:「昔、伯夷・叔斉の兄弟は互いに国を譲り合い国の皇子といく身分にも関わらず餓死を選びました。
兄弟の愛情とはかくの如き強き物。たとえ、義理であろうとも何でこの手で兄を殺せましょう」
郭図:「(史記を持ってくるとは・・・・・・くっ・・・・逢紀!)」
 郭図は親友の逢紀に助けを求めましたが、逢紀はニヤニヤするばかりで助けてはくれませんでした。二人の友情は、所詮このようなものでした。
ひょーりみの独り勝ちかと思われたその時、一人の少年がひょーりみの前に進みでました。
 田豊の食客の果物キラーの長男の無双ファンでございます。

610:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:34:15
無双ファン:「先ほどから聞いておりますと、ひょーりみ殿は我が軍を頼って、ご自分は何の危険も
被ることはない。我が晋国からすれば、とんだ疫病神ですね」
ひょーりみ:「くっ・・・・・」
果物キラー:「おやおや、どうした?無双ファン。ひょーりみ殿はノーマルのようだから手加減してやりなさい」
 無双ファンがひょーりみを追い詰めるのを、父親の果物キラーは公開言葉責めと勘違いしたようで、
息子の成長に目を細めておりました。
果物キラー:「(初対面の男に公開言葉責めとは・・・・・無双ファン、我が息子ながら恐ろしい子だ)」
審配:「実は、我が家の家計も晋国の予算も、内情は厳しくてな。どうしても、年度末の調整がうまくいかないようだ。
ここは、ひょーりみ殿、貴公の首一つでやりくりしようかと思うのだが。行け、顔良!」
顔良:「はっ!!」
 審配の指示に、晋国一の猛将・顔良が立ち上がりました。ひょーりみの危険を奇矯屋onぷらっとが察知し、
奇矯屋onぷらっとと顔良、二人の武人が対峙します。袁紹は、未だ言葉を発しません。
顔良:「俺と出合ったのが運の尽きだな。しねえええええええ!!」
荀攸:「止めてくれ!!!!!!」
ひょーりみ:「!!!!」
奇矯屋onぷらっと:「!」
 顔良の剣がうなりをあげたその時、ひょーりみと奇矯屋onぷらっとの衣が真っ二つに切り裂かれ、
二人は生まれたままの姿を群集に晒しました。


611:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:35:07
奇矯屋onぷらっと:「何のつもりだ!!」
顔良:「殿、審配殿、二人は今、過去を捨て生まれ変わりました。どうでしょう?ここは、過去のしがらみを
捨て、真に漢朝を考える時が来たのではござらぬか?」
無双ファン:「しかし、漢朝の鼎はとうに折れている。いっそ、我が殿の晋国で新しい王朝を作り、学徒殿の
自治を徹底したなら民草のためにもなりましょう。わざわざ漢朝に拘る必要もありますまい」
顔良:「無双ファン、見損なったぞ。この売国奴が!!」
無双ファン:「何とでも言え」
袁紹:「そこまでだ」
 袁紹は、やおら立ち上がり腰に差した長剣を頭上に振りかざし、机を真っ二つに斬りました。
一同:「おおおー!!」
袁紹:「元より、この袁本初の心は常に漢朝と共にある。漢朝の佞臣は生かしてはおかぬ。
しかし、今は時が到来していない。以後、これより余計なことを口にする輩と漢朝の佞臣は
この机と同じ末路になると覚悟せよ!!」
 こうして、袁紹は反小魔玉軍を水面下で結成し、訓練することにしました。
晋国と洛陽は関所で隔たれただけの距離、当面は袁紹と小魔玉の化かし合いが続くでしょう。
しかし、ただの演技では為せない熱いものが袁紹の心には燃え盛っているのでした。
 三戦英雄傅、つづきはまた次回。

612:無名武将@お腹せっぷく
08/03/22 01:34:02
久しぶりに乙

613:無名武将@お腹せっぷく
08/03/22 01:37:04
作者の好みが出てるな

614:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 15:43:09
三戦英雄傅
第二十三回~曹操は天下を案じ、果物キラーは不審な動きを見せ、丁原は計略を練る~


 袁紹の机斬りから、一月ほど経った栄安二年二月。
曹操は、月下で従兄弟の夏侯惇と曹洪を相手に酒を酌み交わしておりました。

夏侯惇:「孟徳。相国殿の机斬りもあるから、かようなことは言いたくないのだが・・・・
訓練ばかりで実戦が無くては兵士の士気を保つのも難儀なことだ。それにいつ来るかとも
知れぬ小魔玉討伐の時期を待てというのも。ここは、俺たち曹家軍単独で小魔玉討伐を
しないか? なあに、こちらは精鋭。向こうは訓練も忘れ贅肉のついた名ばかりの兵。
恐れるに足りないだろう」
曹操:「元譲。お前のいうことにも道理はある。だが、相手は仮にも漢の大尉。大義を
欠いては逆に、曹家軍が逆賊の謗りを受けよう。ただでさえ、我等一族は宦官の末裔と
いらぬ中傷に耐えてきたのだ。お前は忘れたのか。幼き頃から受けてきた屈辱と
いじめの数々を」
曹洪:「あれは、いじめの満漢全席だった・・・・・」
 辛い幼少期を思い出し、銭ゲバの曹洪は珍しく涙を浮かべました。
 最終的に曹洪は学生時代にこともあろうか、「曹洪って、援交してるって」と書かれた紙を
市中にばら撒かれ退学に追い込まれた過去がありました。今でいう、学校裏サイトのような
ものです。この頃から、曹洪は心を閉ざし、「信じられるのは金と親戚だけ」と貯金に精を出しました。


615:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 15:43:34
夏侯惇:「子廉。済まぬ」
曹洪:「いいんだ。それに学校だけが社会じゃないさ。寧ろ、学校のいじめなんか今にして思えばかわいいものさ。
宮仕えなんかしてみろ。小魔玉による脱衣麻雀に鷲巣麻雀。拒めば逆臣と言われ、家族は路頭に迷い、
世間から遮断される。受ければ待っているのは屈辱と死だ。一番辛いのは仕官先での理不尽な中傷や要求だよな」
曹操:「子廉も大人になったな。泣きまくって顔がいつも濡れていた餓鬼の頃が嘘みたいだ」
曹洪:「兄上」
 曹洪は照れたように頭を掻きました。
曹操:「それにしても、いったい洛陽はどうなっているのだろうか。袁家十人衆から情報は入ってはくるものの
・・・・・・漢に王允殿と丁原殿と陳羣殿がいれば漢も持ちこたえるだろうとは思っていたものの。甘かったか」
夏侯惇:「陳羣殿は、名士・まあcの孫。徒に洛陽に止まっているわけでもありますまい」
曹洪:「王允殿は荀攸殿の小魔玉暗殺に手を貸したとか。彼は演技が上手いので事後の処理は
なんとでもできるでしょうが」
曹操:「問題は丁原殿だ」
夏侯惇:「孟徳は何か知ってるのか?噂では鷲巣麻雀で殺されたとかなんとか」
曹操:「儂の懸念は丁原殿の容姿だ」
夏侯惇:「確かに酷い女顔だったな。それも極上の美女のような。でも、女顔と天下の形勢とどう関係があるんだ?」
曹操:「ただの女顔ではない。丁原殿は、小魔玉の亡くなった奥方に生き写しだ」


616:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 15:45:21
夏侯惇、曹洪:「なにぃ!?」
夏侯惇:「孟徳、それは真か?」
曹操:「ああ、あそこまで似ていると空恐ろしいものがある。まるで何か、天が小魔玉を滅ぼすために
遣わした遣いか何かのようだ」
曹洪:「亡くなった妻女に瓜二つの丁原を小魔玉は黙って殺さない。つまり、兄上は丁原殿は
生きているとお考えなのですね?」
曹操:「それが、丁原殿にとって良いことかはわからぬ。しかし、母に似た丁原殿を子のリンリン大友は
黙って殺させることはあるまい」
夏侯惇:「気骨の士、丁原が生きていたなら小魔玉を許すことはあるまい」
曹操:「うむ・・・・・・・」
曹洪:「おや、あれにおわすは果物キラーと無双ファンの親子」
 曹洪の目線の先には果物キラーと無双ファンがおりました。見ると、二人して仲良く庭石に腰掛け、
肩を並べて月明かりで書物でも読んでいるようです。
曹操:「詩でもひねっているのだろうか?」
夏侯惇:「なかなか風流ですな」
曹洪:「感覚的に少し受け入れ難いものがありますが、あの親子、本当に仲が良いですね。
微笑ましいくらいです。普通あの年頃になれば父親をうざったく感じるものですが」
曹操:「文学という共通点があるからだろう。どれ、儂らも参加するか」
 曹操一行は果物キラー親子と合流することにしました。


617:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 15:45:52
果物キラー:「よし、できた!!息子よ、これでどうだ?」
無双ファン:「・・・・・・すばらしい!!さすがは父上です」
 果物キラーと無双ファンは、果物キラーの書いた文章を絶賛し合っておりました。
果物キラー:「いやー我ながら我が文才が恐ろしくなるよ。夜じゃないと頭が働かんのだがな」
 そこへ曹操たちが現れました。
曹操:「月夜の詩会とは風流ですな。儂らもお仲間に入れてくれませんかな」
果物キラー:「こ、これは曹操殿・・・・いや、拙作は曹操殿のお目汚しに・・・・」
曹操:「いやいや、果物キラー殿のご高名は耳にしておりますぞ。陳琳か果物キラーかと
洛陽の紙価は高まるばかり。どれ」
果物キラー:「あああ!!! 」
曹操:「蒼天已死 黄天当立・・・・・これは!!」
曹洪:「今、流行っている黄巾賊の歌です!!なぜ、果物キラー殿が」
夏侯惇:「未発表の続きがあるぞ!!歳有甲子 天下大吉、俺の股間も正に勃っている。
俺の一物も屹立す・・・・・なんたる卑猥な!!」
無双ファン:「あなたがたには関係ありません。これは、父上の、袁家十人衆の任務ゆえ」
曹操:「袁家十人衆の」
曹洪:「袁家と黄巾賊は関係があるのか?」



618:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 15:46:43
夏侯惇:「孟徳、ここはやはり曹家軍が単独で!!もはや袁家は頼りにできん」
曹操:「いや、兵法に敵を騙すにはまず味方からと言う。袁紹も袁術も何か考えがあるに違いない」
 無双ファンは曹操の言葉に薄い唇を上げました。
果物キラー:「では、我々はもう寝るか。行くぞ。無双ファン」
無双ファン:「はい。父上。では、皆さん、ごきげんよう」
 果物キラーは無双ファンを肩車して帰りました。
夏侯惇:「15を超えた息子を肩車・・・・・果物キラー、やはりただものではない」
曹洪:「肩車される無双ファンも無双ファンです」
曹操:「まあまあ、それだけ仲のよい親子なんじゃないか。ハハハ」

 曹操たちが笑いあっている頃、洛陽の小魔玉邸では噂の丁原(媚嬢)に危機が迫っておりました。
丁原は好色の小魔玉の夜の誘いを「今日は、あの日だから」と毎晩断っていたのですが、
もう一ヶ月も拒み続けていたので、さすがに小魔玉も丁原に疑念を抱くようになっていました。
小魔玉:「媚嬢、オイラは流血プレイもお前相手なら構わないよ。って、生理が一月も続くなんて
学会でも発表されてません( ^∀^)ゲラゲラ」
媚嬢(丁原):「(しまった!こいつ、医師だったんだ!!仮病は使えまい・・・・どうしよう)」
小魔玉:「生理が一ヶ月も続くなんて、それは病気だよ。媚嬢。オイラの太~い御注射を打てば
一発で治るよ( ^∀^)ゲラゲラ」
媚嬢(丁原):「(もう嫌だ。こんな変態と暮らすなんて。小魔玉の奥方の実家、
加ト清正に助けを求めるか?離縁して・・・・・)あ、あなた。私、薬も注射も苦手なの」
小魔玉:「媚嬢の大好きな御注射だよって、一発じゃ済まさないぞ( ^∀^)ゲラゲラ」
媚嬢(丁原):「薬物を取ると二人目を作るときに良くないわ・・・・う・・・・」
小魔玉:「どうしたんだ?媚嬢!」
媚嬢(丁原):「ご、ごめんなさい・・・つ、つわりかもしれないわ」



619:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 15:47:35
小魔玉:「悪阻って・・・・・オイラのはそんなに強いのかな。まだ交わってもないのだが( ^∀^)ゲラゲラ」
 丁原は悪阻を装い、厠に駆け込み、己の不遇を嘆きました。
媚嬢(丁原):「もはや、月のもの作戦も押し通せまい。このままではあの変態の物ぐさみに陥るだけ・・・・
かといってこんな体では・・・・いっそ、清い体のまま・・・・」
 丁原は腰帯を解き、厠の梁で首を吊ろうとしました。
リンリン大友:「どうしたの?ママ・・・・」
 そこへ現れましたのは小魔玉の息子のリンリン大友でした。
媚嬢(丁原):「(こいつ・・・・確か、小魔玉が目に入れても痛くないほど可愛がっている息子であったな。
天運、未だ我にあり。こいつを利用して小魔玉の命を!!)」
 さてさて、気骨の士・丁原は何やら陰謀を考え付いた様子。
小魔玉は、袁家は、果物キラーの不審な動きの正体は?
 三戦英雄傅、つづきはまた次回。

620:無名武将@お腹せっぷく
08/03/22 17:25:44
丁原に泣いた

621:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/26 00:33:49
三戦英雄傅
第二十四回~攻めのムコーニン登場し、丁原は復讐を天に誓う~


 栄安二年二月。丁原(媚嬢)が悪阻を装い、小魔玉の魔手から逃れ、
自害を思い立った厠にて、また後漢の歴史が変動の兆しを見せておりました。
リンリン大友:「ママ・・・・泣いてるの?どうしたの?」
 目の前で己の身を案ずる優しき青年・リンリン大友。丁原は、漢朝の未来のため、
打倒小魔玉のため、この純粋な青年を利用しようというどす黒い陰謀を抱いておりました。

媚嬢(丁原):「リンリン大友ちゃんね・・・・いいのよ。子供はもう、寝なさい。
ママは・・・・ママのことはいいの」
 丁原は、手にしていた帯を投げ捨て、厠の床に崩れました。
リンリン大友:「ママ!!」
 リンリン大友が母親を抱き起こすと、母の着衣は乱れ、美しい顔は青ざめ、
紅はすっかり落ちていました。
 綺麗な瞳は充血し、涙が止まる様子を見せません。

622:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/26 00:34:19
リンリン大友:「まさか、パパと何かあったの?」
媚嬢(丁原):「子供はね・・・・知らなくていいこともあるのよっ」
 丁原は、堪えきれなくなったように嗚咽を漏らし始めました。
リンリン大友:「僕は、ママの味方だよ。ママを虐める奴はパパでも許さないよ!」
 リンリン大友の言葉に丁原は、一瞬目を光らせました。
媚嬢(丁原):「リンリン大友ちゃん、本当?」
リンリン大友:「本当だよ!」
媚嬢(丁原):「ああ、でもだめよ。可愛いあなたまでパパに、あの人に何か
されたらと思うと・・・・・」
リンリン大友:「僕、ママのためなら、人だって殺せるよ」
媚嬢(丁原):「ありがとう。その言葉だけでもママは生きていけるわ・・・・でも、
あの人に、小魔玉に・・・・・とても変態的なことを強要されるの。拒めば薬物を
使うぞって暴力まで・・・・力ずくで・・・・もう、毎晩よ。いくら夫婦でも、
もう限界だわ」

623:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/26 00:34:41
リンリン大友:「ママ・・・・・」
 リンリン大友は泣き崩れる母を抱きしめ、力強く言いました。
リンリン大友:「待っててね。僕がママを助けてあげるから」
媚嬢(丁原):「(フフフ・・・・これぞ、連環の計。可愛がっている我が子に殺される・・・
世にこれほど滑稽で悲惨な末路はあろうか。逆賊のお前には、ちょうど良い。
お前の悪事も今日までよ。今まで散々な目に遭わせおって)」
 丁原の復讐、それは、大尉・小魔玉を己の命よりも大切にしている息子・リンリン大友の手により
殺させることでした。
 世の男は、全てマザコンと言います。母が嫌いな男は皆無と言っても過言ではありますまい。
そこを突いた、丁原の謀略や、如何に・・・・・・。
 厠の事件より十数日、大尉の小魔玉はまた愛息のことで悩んでおりました。
リンリン大友が小魔玉と口を利かなくなってしまったのです。
小魔玉:「う~ん・・・・媚嬢は悪阻とか言って夜の生活を拒むし、リンリン大友からは無視されるし
・・・・遅い反抗期か( ^∀^)ゲラゲラ」
 小魔玉は( ^∀^)ゲラゲラという割には、額に皺寄せ、貧乏揺すりをし、とても心に余裕がないようでした。
ムコーニン:「なんだよ。お前ら、やっぱり俺がいないと何もできねえんじゃないの」
小魔玉:「む、ムコーニン!?」
中山幸盛:「ムコーニン、久しいな」
 現れました、この男。名をムコーニンと言いまして、『攻めのムコーニン、守りの中山』と言われた
小魔玉の二大知恵袋でありました。

624:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/26 00:35:24
ムコーニン:「え?何?後漢の大尉が嫁とのセックスレスで悩んでるだあ?馬鹿かお前?
呂后の故事知らんわけ?」
中山幸盛:「戚夫人の故事のことですかな」
小魔玉:「・・・・・・なるほどの。さすがは、ムコーニン。オイラの前職も考えた上での
発言・・・・・上手く行った暁には褒美を取らせよう( ^∀^)ゲラゲラ」
ムコーニン:「息子のことは、俺が言い含めてやる」
小魔玉:「オイラのリンリン大友に何かあったら、たとえお前でも容赦しないぞ( ^∀^)ゲラゲラ」
 一方、丁原は自室で髪を梳かしながら、リンリン大友が小魔玉を殺すのは今日か明日かと待ちわびておりました。
小魔玉:「媚嬢、待たせたね( ^∀^)ゲラゲラ」
媚嬢(丁原):「ご・・ごめんなさい・・・まだ悪阻が酷くて・・・・」
小魔玉:「いいんだよ。媚嬢はオイラの大切なお嫁さんだからね( ^∀^)ゲラゲラ
オイラとしたことが戚夫人の逸話を忘れていた・・・・・人間って手足を切断しても生きていられるんだよね
( ^∀^)ゲラゲラ。オイラたち夫婦が愛し合うのに手足なんか必要ないよね?媚嬢?」
 小魔玉は人の顔ほどある大きな肉切り包丁を持って丁原の前に立っておりました。
応戦しようにも、豊かな胸が邪魔になって思うように動けません。
ムコーニン:「奥様、悪く思わないでくれよ」
中山幸盛:「これも、大尉様の御所望なのです」
媚嬢(丁原):「いや、やめて!!リンリンちゃん!!助けて!!」
 丁原は、己の駒のリンリン大友を呼びました。
リンリン大友:「ママ・・・パパがママを愛しちゃどうしていけないの?パパは
ママを愛しているのに。ママの方がおかしいよ。パパから逃げようとするなんて」
小魔玉:「そうだな。リンリン大友よ。よし、パパとお前でママの悪い、お手手と
足を切っちゃおう( ^∀^)ゲラゲラ」

625:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/26 00:35:47
リンリン大友:「愛してくれるパパから逃げようとする足なんて、悪い足だよね」
 リンリン大友は、すっかりムコーニンに洗脳されていました。丁原の叫びは
市中の誰にも届きませんでした。小魔玉は、手足を斬った丁原をよりいっそう
愛するようになりました。
 無いはずの手足が訴える鈍痛、遠のく意識。抵抗もできぬまま受ける陵辱。
それでも丁原が正気を保っていられたのは、漢朝への忠義と小魔玉への憎悪だけで
した。
 栄安二年六月。小魔玉邸で宴会が催されました。宴には、晋国の者も招待され、
袁紹、袁術、曹操、学徒出陣、袁家十人衆が来場しておりました。
 厠へ立った曹操と学徒出陣が廊下を歩いてゆくと、なにやら美しく物悲しい歌が
聞こえてきます。
曹操:「なんだ?」
学徒出陣:「大尉の屋敷の妾か何かでは?」
曹操:「小魔玉は好色だが、奥方一筋。奥方亡き今は、つまみ食いはしても
妾は置かぬはずだ」
学徒出陣:「では、ますます変です」
無双ファン:「小魔玉の奥方の幽霊、とか」
曹操:「無双ファン、お主いたのか?」
無双ファン:「オカルト好きが逃すはずはありません。こんなネタ」
 こうして三人は無双ファンを先頭に声のする方へ行きました。


626:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/26 00:36:32
 歌声は屋敷の奥から、聞こえています。
学徒出陣:「帰ってこれないんじゃね?」
曹操:「この声・・・・どこかで聞いたことのあるような」
無双ファン:「この部屋からです!!やはり、女人の部屋でしょうか?」
 見ると、豪華な、貴婦人のために作られたような部屋でした。
どこからともなく歌声は聞こえてきます。
「お待ちしておりました。晋国の、漢を真に思う忠義の士たち・・・・」
 三人の目の前に現れたのは、小銀玉皇后にも劣らぬ絶世の美女でした。
学徒出陣:「女・・・・・・」
無双ファン:「甕に入れられている」
曹操:「お主、もしや、丁原か!?」
媚嬢(丁原):「ええ、その通り話せば長く思い出したくもない。私を晋国に連れて行って欲しい」
 曹操は、丁原の強い視線で全てを理解し、衣装箱の中に丁原を隠し、晋国へ連れて行きました。
 丁原は、袁紹に全てを話し、袁術の計らいにより晋国の軍師となりました。
手足がないために特注の車椅子に乗り、丁原は洛陽を目に捉え、次なる策を練っておりました。

 車椅子の軍師・丁原の救国の策とは? 小魔玉の悪運はいつまで続くのか?
まだ出ていないコテの活躍はあるのか? 小銀玉皇后と小魔玉の愛憎の行方は?
後漢と晋の運命は? 弁皇子と王允の運命は?謎が謎を呼ぶ歴史物語。

 気になる続きは、第二部へ。
三戦英雄傅、第一部はこれにて閉幕! 第二部は五月あたりに連載再開予定。
 それでは、第一部、ご愛読ありがとうございました。


627:無名武将@お腹せっぷく
08/03/26 00:44:24
GJ。2部も気長に待ってるぜ!

628:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/26 17:17:24
ありがとうございます。
連載中、いろいろあったけど、なんとか続けることが出来たのは
偏に『読んでくれている人がいる』ということでした。
皆さんのご意見、ご感想が大変励みになり、続けることができました。
本当に、ありがとうございます。

629:魔法剣士ゆかぽん ◆NESS/xpF6Y
08/03/28 21:26:56
よくわかりますわ
読んでくれるひといないと、自分はなにをやっているのかと思いますよ寝

630:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/29 15:59:01
自分のようなネタばかり書く者としては、「つまらない」でも
「面白い」でも「打ち切りにしろ」でも、何でも感想をいただくのが
一番うれしいです。
何故、読み手がそう思ったのか、次回へ改善できる点はないのか、とか
考えるのが好きなので。
まあ、単に発表するだけが好きなら何か公募でも応募するかHP作れと
言われるのでしょうが。
しかし、久しぶりにVIPを覗いたらすごい職人さんが光臨していて
驚きました。三戦にも、ああいう職人さんがいたらいいなあと思います。

631:無名武将@お腹せっぷく
08/03/29 22:40:05
コテネタ以外でも良いから誰かなにか書かない?

632:無名武将@お腹せっぷく
08/03/30 18:45:53
これを書くのはそうとうきついからね。時間的にも無理ですな。

633:無名武将@お腹せっぷく
08/03/30 18:46:40
URLリンク(www13.atwiki.jp)

↑最近は放置気味だけど、やるだけはやりました。

634:無名武将@お腹せっぷく
08/03/30 21:02:17
ほとんど、スレを編集して丸ごと入れたので、たとえスレが滅びても残りますよ~♪

635:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/03/30 21:04:29
>>633
いつも更新ありがとうございます。おかげさまで、第一部を無事終了できました。
本当にありがとうございます。

HNを変えたのでご報告します。
由来は、好きな漢文より取りました。

636:無名武将@お腹せっぷく
08/03/30 21:06:56
>>635
誰かと思ったじゃないかwまあ頑張れ

637:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/03/30 21:09:27
■三戦英雄傅第一部を振り返る■
~もし、質疑応答を開いたら出るであろう質問に答えます~

質問1:タイトルの由来は?

回答1:武侠小説が好きなので。~傅にしようと。旧字なのは、旧字好きなので。


質問2:どうして小魔玉さんが主役で悪役なのですか?納得いきません。

回答2:『英雄学徒出陣』の最終回のコメントに「小魔玉さんが出ないのが唯一の不満」と
いったコメントがあったので。自治党首だし、かなり中心的な人物にしようと思いました。
悪役?かどうかは全てのキャラに於いて最終回までわからないと思います。
ただ、各固定さんともに温和な方を温和に書いてもありきたりなので、温和で人望のある小魔玉さんを
あのポジションに置きました。それだけです。


638:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/03/30 21:10:07
質問3:いつ完結するの?

回答3:皆さんが望むとおりに長さは調節できる自信はあります。
「一年連載しろ」と言われれば一年書く自信もあるし、「あと三回で終了しろ」と
いう声があればその通りにすることもできます。
要は気分と反応を見てだと思います。
スレが落ちる日がわからないのが少し怖いです。


質問4:最終回の中身は決まってるの?

回答4:決まっています。でも、途中で変えるかも知れません。
読者の皆様には読まれない最終回を目指しています。


質問5:年表とか無視してない?

回答5:毎回、登場人物の年齢などは考慮していません。
地理的なものや官位は三国・晋時代を考慮していますが、
『まあ、清代(女真族の)までに出てきてない単語使わなきゃOK』
と思っています。結構、いい加減です。

 ではでは。皆様、良い春を。また第二部でお会いしましょう。

639:無名武将@お腹せっぷく
08/03/30 22:46:27
自分で聞いて自分で答えちゃった

640:無名武将@お腹せっぷく
08/03/30 22:50:43
ワロタ

641:リー兄弟 ◆3RR8Z3iWAE
08/03/31 00:29:38
お初にお目にかかります。
陰ながら、応援していますよ。
(o^-')b

642:無名武将@お腹せっぷく
08/03/31 07:49:10
リー兄弟キタ―――(・∀・)――――

小魔玉のブログにしかいないと思ってた

643:リー兄弟 ◆3RR8Z3iWAE
08/03/31 17:38:26
>>642
2chでは、基本、ROMってます。
(o^-')b


【感想】
息子・リンリン大友氏が、父・小魔玉氏に、刃を向けると思いきや、あの様な展開になるとは、思いませんでしたよ。
( ^∀^)ゲラゲラ

今後の展開が、非常に楽しみです。


644:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/03/31 23:36:22
>>636
たぶん、名無しで書いても文章でバレてしまいそうですが、NGワード登録したい
方のためにコテ続けます。ありがとうございます。

>>643
初めまして。
ご感想ありがとうございます。第二部もご期待に副えるよう、がんばりたいと
思います。
(再開する五月あたりまでスレが残っていれば良いのですが、残っていなければ
ごみ箱スレあたりででも再開したいと考えております)

645:無名武将@お腹せっぷく
08/04/04 23:53:22
age

646:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 21:36:47
保守

647:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 21:56:00
保守しても
もう今月中に落ちるんじゃないのか
このスレ

648:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 22:20:10
ふーん
もったいないな
せっかく面白いのに
ちとゲイ率が高いが

649:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 22:23:22
ごみ箱で続けるみたいだよ
ごみ箱はなくならんだろう
なかったらスレ立て依頼か立てればいいんじゃないか

650:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 22:30:00
だが新しく立てて氷雪が気づいて来るかな?
そういやあ名前変えてから見かけんな

651:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 22:34:44
>>650
ごみ箱にいる
スレリンク(warhis板)l50

652:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 22:37:14
あらホントだ
普通に勉強に専念してるかと思ってたわ

653:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 22:48:00
今年大学生だったか
まだ工房だったか
大学生なら新入合宿とか行ってるかもな

654:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 22:59:56
浪人じゃなかったっけ?

655:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 23:03:18
浪人ということは今年落ちたのか?
かわいそうに

656:無名武将@お腹せっぷく
08/04/08 23:04:18
浪人生活もまた乙なもんだぜw

657:無名武将@お腹せっぷく
08/04/10 17:32:25
ゲイ大杉

658:無名武将@お腹せっぷく
08/04/10 21:44:24
「うん…?ここはどこだ??」

馬車の中で、一人の少年が目を覚ました。
リンリン大友「お目覚めですか?小銀玉様」
小銀玉「リンリン大友や、なぜ私は馬車に乗っておるのだ?西太后の婆の
命令なのか?」

リンリン大友「・・・・・・・。」
彼は答えなかった、リンリン大友は愛新覚羅家正統後継者である小銀玉を
始末するように西太后から厳命されていた。何故西太后がそのような命を
下したのかわからない。あの魔女は皇室の血を絶やすつもりなのか…?
小銀玉には重大な秘密があるとも言われているが、リンリン大友にとっては
そんなことはどうでもよかった。自分を慕ってくれている幼い小銀玉を手に
かけることなどできない。守りたいとそれだけであった。

それから1ヶ月もたった頃…2人は江蘇省へ落ち延びていた。
だがそこで清の官憲に見つかり見知らぬ家に逃げ込んだ。

リンリン大友「フゥ…危ないところであった…。」
と一安心していると。

「誰だお前たちは!何故勝手に敷地に入ってきているのだ!」
リンリン大友が驚いて振り向くとそこには小銀玉と同い年くらいの少年が
立っていた。

少年の名は周恩来、将来、小銀玉の大業への道を阻む最大の障害の一つになろう
ことなど知る由も無かった。


■のちに遠い異国のスターリンという政治家は語ることとなる。
「あの時、周恩来が小銀玉を官憲に引き渡していれば中国は共産国に
なっていたかもしれない。」と

659:無名武将@お腹せっぷく
08/04/10 21:49:30
第一の話の職人おかえり!
次は清か
浅田次郎にかぶらないようにがんばれ

660:無名武将@お腹せっぷく
08/04/11 20:42:11
>>659
了解です。少しずつ書きますね。

661:無名武将@お腹せっぷく
08/04/11 21:01:34
「う~ん・・・・」
初老の男がベッドの上でうなり声を上げていた。

「仲父よしっかりせよ。」
英国風の礼服を着た中背の男が心配そうに初老の男の体を揺すった。

リンリン大友「陛下、なぜこのようなところに?」

小銀玉「仲父が危篤だと聞いてな、飛んできたのじゃ。…具合が悪そうじゃな」

するとリンリン大友は恐ろしい剣幕で小銀玉をにらみ付けた。
「陛下!私情で職務を放棄なされたのですか!陛下はまだ大業を果たしたわけでは
ありませんぞ!老人の心配をする暇があったら、天下の心配をなされませ!」

小銀玉「まったくわざわざ来たのにこれかい。仲父よ朕が天を握る姿を生きてちゃんと
見るのだぞわかったな。さっさと逝くようでは墓もつくらぬぞ。」

そう言うと小銀玉は急いで上海へと戻った。

上海には清軍40万が孫文の亡霊を討つべく集結していた。
いよいよ天下統一の総仕上げである江南親征が始まろうとしていた。

662:無名武将@お腹せっぷく
08/04/11 21:15:18
つづき来たからあげておく


663:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/11 23:17:38
>>661
新連載ありがとうございます。
楽しみにしています。

664:無名武将@お腹せっぷく
08/04/11 23:26:10
>>657

ゲイ大杉 ⇒ ゲイだいすき??

665:無名武将@お腹せっぷく
08/04/11 23:42:31
三国戦国全く関係ねえwwww

期待してる

666:無名武将@お腹せっぷく
08/04/11 23:47:33
3話目

上海の仕官専用の兵舎で小銀玉はタイムズを読みながらティータイムを取っていた。

小銀玉「ニュー・チャイニーズ・エンペラーは英語を話せるインテリ。東洋一洋服の似合う
紳士…か。むふふふ。悪くないな。」

そこへ清軍一の猛将との評判の学徒将軍がズカズカとやってきた。

小銀玉「おう、学徒。お前もお茶に来たのか?お前は紅茶は駄目だったな、
よし皇帝さま自ら豆を挽いてやる。確か珈琲ならいけるよな。」

学徒「さすがに陛下にそういうことやらすと、後で色々言われるし遠慮しておくぞ。」

小銀玉「そうなのか?…それにしても今時、正規軍で八旗の服なんか着ているのは
お前くらいだぞ。まあいい。外国の記者が来た時はおとなしくしていろよ、それから
髭も剃っておけ。」

学徒「皇帝様が外国人の評判をいちいち気にするとは胆の小さいことだな。まったく…。
それに陛下はいつから紅毛人に成り下がったのだか。」

小銀玉「ん~インドに亡命していた頃からかな。結構インドの生活は長かったしな。」

学徒「おおそうだ。ムコからの連絡があったんだが。」
小銀玉「なんかあったのか?」
学徒「毛沢東が生きていたららしいぞ。」

その瞬間、小銀玉はブッーっと紅茶を吹く出した。

小銀玉「まったく、死んだら祝砲でもぶっ放したくなるやつに限ってしぶとい
とはこのことだな。」

667:無名武将@お腹せっぷく
08/04/12 00:35:16

期待してるよ

668:無名武将@お腹せっぷく
08/04/12 07:34:32
>>667
と言われても…困りますなぁ。

669:無名武将@お腹せっぷく
08/04/12 08:03:05
第4話

とある中国の片田舎の洞窟の奥深く…。
カッ、カッ、カッ・・・・という地面を軽く叩く音がする。

渦中の司馬懿「毛沢東様。ついに清の南征軍が動きますぞ。兵力はおよそ
40万。兵は錬磨され欧州大戦で使われたタンクなるものまで引き連れている
とのことです。」

「そうか、ご苦労。」

毛沢東と呼ばれた男の顔は傷だらけで特に両眼の深いに斬り傷がめだった。
盲目ようの杖を2本も両手に持っていた。

毛沢東「まだだ、まだ小銀玉の覇権が決まったわけではない。…そう我が目が
千里眼が告げておるわ。」

毛沢東はそういうと両目をクワッっと見開いた。不気味な眼である。本来なら
白目であるはずの部分はどす黒く、黒目の部分が黄色く薄気味悪い光を放っていた。

渦中の司馬懿「ひっ・・・もっ・・・毛沢東様、その眼は!?」

毛沢東「ふふふ、小銀玉のおかげで光は失ったが、おかげで千里眼を得ることができた。
古の預言者、神仙どももこれと同じものを持っていたのかも知れんな。渦中よ。
まだ戦いは始まったばかりだ。そう我が千里眼が告げておる。」

渦中の司馬懿「毛沢東様?」

毛沢東「革命の本質は服従せぬ者どもの完全なる抹殺、不要物の完全なる破壊。
その行き着く先は完全なる支配よ。レーニン、孫文のような理想主義者の坊ちゃん
どもは分かっておらぬ。だから中途半端なのだ。」

670:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/12 23:58:47
『英雄学徒出陣』の職人さんだったのですか。
前作より描写が丁寧なので、視覚的な想像が流れるように
頭の中に映りました。
続きも楽しみにしています。
小銀玉「まったく、死んだら祝砲でもぶっ放したくなるやつに限ってしぶとい
とはこのことだな。」 の台詞が今まででは一番好きです。



671:無名武将@お腹せっぷく
08/04/13 11:38:15
第5話

2年前…。

紅軍兵の血と倒れた紅旗で山西省の大地は紅に染まった。

清軍は退路を完全に遮断。敗残兵も投降か自決かに追い込まれる。

清兵たちがあちこに大声で投降をうながしている。

「降れ、降れ。兵卒はいっさい罪には問わないと皇帝陛下がご慈悲を示されて
おるぞ!帝国臣民として共に中華の再建に尽くせと仰っておるぞ。」

「ご慈悲って言うか、単なるお人良しだろ。うちらの大将は敵に甘いから…」
「余計なこというなアフォ!」

余計な声も少々。混ざっているようだ。

若い紅兵たちの死体の山の中に毛沢東は隠れていた。
毛沢東(ぐっ…目が見えん。兵卒どもを盾にしてどうにか生き延びたのはいいが、
やはりさっきの爆風は相当きいたな。このままでは清兵に捕らえられるのも時間
の問題か。兵卒どもは許されてもさすがに俺は処断されるだろうな…。」

そのときどこからか声が聞こえてきた。
「探したぞ、毛沢東。我は中山幸…もとい崑崙の道志、太公望じゃ。」

毛沢東「・・・・・・」

太公望(?)「そなたに神仙の秘術を授けよう。非道なる皇帝から人民を
救うのじゃ。」

672:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/13 11:41:02
中山さんの登場ですね。
上げておきますね。

673:無名武将@お腹せっぷく
08/04/13 11:45:33
第6話

太公望(?)「そなたに神仙の秘術を授けよう。非道なる皇帝から人民を
救うのじゃ。」

毛沢東「声の主よ…。もしも幻聴でないなら答えてくれ。」

太公望(?)「なんじゃ。毛沢東よ」

毛沢東「お前、頭おかしいだろ。しかも日本人じゃないのか???」

太公望(?)「違う!わしは生粋の中国人で太公望だとゆうておるじゃろう!」

毛沢東「まあなんだっていいさ。俺はもう動けん。とにかくここから脱出してくれ。
出来たらお前を崑崙の道師とやらと信じてやろう。」

太公望(?)「それが助けてもらう者の態度か・・・まあよいわ。ここで
おぬしに死んでもらっては困るのでな脱出するぞ。お前はしばらく寝ていろ。」

プシューという音がした後、毛沢東は睡魔に襲われそのまま深い眠りについた。

674:無名武将@お腹せっぷく
08/04/13 11:47:05
>>672
書いていて恥ずかしいですが、とにかく毎日少しずつ進めて生きます。
評判が悪かろうとなんだろうと、他の方の新連載が始まるまでは遊び半分
で書いていくのでよろしくお願いします。

675:無名武将@お腹せっぷく
08/04/13 15:16:15
魅力ランキング貼っときます
参考になれば

順 数値
1  94 小魔玉  ◆..FLAT..J.
2  87 ムコーニン ◆Mmt/8IAU/k
3  82 中野区民憲章 ◆ORWyV99u2Y
4  71 奇矯屋onぷらっと ◆SRGKIKYOUM
5  70 宇喜多直家信者 ◆W.uAGfax.c
6  69 ひょーりみ ◆7rAzqBFcf.
7  68 渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
8  66 八戸のぶなが ◆4v5JfLpxto
10  60 ととのえ老臣 ◆uIyBD4ByOA
10  60 加ト清正 ◆JYAGI//osw
11  58 中山幸盛 ◆c1ZKiGzz62
12  57 KowLoon ◆8Dxo02Kui.
14  53 茄子与一 ◆qbzWkHaCqM
14  53 果物キラー ◆HsllULLyvA
16  52 Jominian ◆Henri9gNlM
16  52 リンリン大友 ◆OOTOMO7f0Q
17  49 六角先生 ◆orz..//cfE
18  47 国重高暁 ◆takawYpCqc
19  44 婆沙羅者 ◆EKUBOoFOVE
20  43 タケノコ@/ ゚w゚ヽ萌え ◆KL7bg/mFCE
22  42 きどたかよし ◆maqTxNBiUg
22  42 学徒出陣@天皇 ◆ETKIPSKPs.
23  41 石原 ◆NnJYjkBPPk
24  27 ましろ ◆UV8VW4VRAk
24  27 (・×・)AaA(トリ不明)
26  20 アダルト日出夫 ◆qLx4vvXrAQ
28  19 魔法剣士情熱的 ◆NESS/xpF6Y
28  19  小銀玉@ ◆Gay/Ho..tI

676:無名武将@お腹せっぷく
08/04/13 17:29:26


677:無名武将@お腹せっぷく
08/04/13 19:28:37
>>675
ありがとう御座います。参考になります。私はある一時期のコテ事情以外は
非常に疎いので貴重な情報になります。

678:佐倉広夢 ◆IENTwyoWGs
08/04/13 19:39:41
>>670
ほとんどは「名無し」としての書き込みですが一応、↑のようなコテ名も持っているので
よろしく。結構古株ですが、半年くらいまったく来なかったことが何度もあるうえ、コテ
スレにもほとんど行かないので知識が抜けております。

679:佐倉広夢 ◆IENTwyoWGs
08/04/13 19:50:55
URLリンク(www13.atwiki.jp)

680:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/13 22:03:57
佐倉広夢さんって、確か三戦英雄傅を書くときに
調べたコテハン辞典に載っていたような気がします。

有名なコテさんが書いていたのですね。

評判が悪かろうとなんだろうと、は僕も毎回同じ気持ちで書いています。
ここら辺の時代、弱いので楽しみにしています。

681:佐倉広夢 ◆IENTwyoWGs
08/04/14 20:54:35
>>680
私もよく分かっていませんよ。早めに切り上げて思いつくままに別の話でも書く予定です。
といっても別の話のあてはありませんけどね。

682:無名武将@お腹せっぷく
08/04/14 21:06:18
第7話

さて話は1929年に戻る。

渦中「なるほど。その後、毛同志は太公望様に救われて崑崙山へ向かわれたのですね。」

毛沢東「崑崙山なわけがないだろうが。どこだか分からんがそこら辺の洞窟だろう。そこで
1週間ほど神仙になる修行とやらをさせられたのだ。そして最終日に聖水を目に入れられたのだ。」

渦中「猛特訓の末に神仙になる秘術を会得したのですね。」

毛沢東「違うな。特訓とやらは神秘性を出すために適当にやっただけだろう。
要するに最後の目薬らしきものさえ入れれば誰でも千里眼になれるのだろうな。」

すると毛沢東はカッと目を見開いた。

毛沢東「むむっ!清の官憲がこちらに向かっているな。30名前後と言うところか
渦中よすぐに逃げるぞ。」

こうして毛沢東らはいそいで洞窟から逃げ出しいずこへと去って行った。



683:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/14 21:29:08
毎日書いていると、楽しいですよね。
僕はメモ帳に書いてから投下するのですが、
書く習慣ができると自然と一日の時間配分もうまくいったり、します。

ここで勝手な予想:学徒さんが八旗となると小銀玉さん(皇帝)の岳父に
将来なるのではないかと思いました。
皇后として小魔玉さんを登場と、僕なら書くかもしれません。
続き楽しみにしていますが、お体にお気をつけて無理はなさらないでください。

684:無名武将@お腹せっぷく
08/04/14 21:29:19
第8話

北京では宋教仁リンリン大友に代わって政務を執っていた。

秘書「宋教仁様。もう午前3時で御座いますよ。睡眠をとられませんとお体を
壊しますぞ。」

宋教仁「一日も早く、憲法と義務教育制度の確立を急がねばならぬのだ。寝ている
暇などない。」
秘書「何故、それほどまでに急がれるのですか?陛下が漢土を統一されるのも時間の問題
ですし、時間はいくらでもありますぞ。」

宋教仁「だからこそだ。統一後も陛下が開明的な政策を続けてくれる保証はどこにもない。
いつ専制君主に化けるは分からぬ。もしもそうなった時に、専制者に抵抗できるだけの
人民を育てなければならぬのだ。」
秘書「しかし、宋教仁様は陛下を中華の規範には納まらない大人物であると申していたでは
ありませんか。」

宋教仁はうなずいた後に続けた。「まあ、陛下に限っては大丈夫だと思うのだがな。」



685:佐倉広夢 ◆IENTwyoWGs
08/04/14 21:30:47
>>683
社会人になってしまったので、以前のように投稿しまくれないのがつらいところです。
ちょっと前までは学生で時間が有り余っていたのですが…とほほ。

686:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/14 21:38:39
新社会人ですか。おめでとうございます。
いろいろな職人さんたちの作品が、どこから来るのか知りたくて
固定さんへの質問のテンプレートを佐倉さんに答えていただきたかったのですが、
見つかりませんでした。

もし、宜しければ名無しでも構いませんので
①好きな作家
②好きな小説と漫画と映画
③好きな音楽
をお時間のあるときにお願いいたします。


687:佐倉広夢 ◆IENTwyoWGs
08/04/14 21:52:12
もし、宜しければ名無しでも構いませんので
①好きな作家

②好きな小説と漫画と映画
小説:項羽と劉邦、ローマ人の物語、椎名誠のあやしい探検隊シリーズ
漫画:海原雄山様の漫画、ジョジョの奇妙な冒険、北斗の拳、好きしょ同人誌(コテ名の由来)
映画:ショーシャンクの空に たそがれ清兵衛 指輪物語 
③好きな音楽
これを書くとリアルでばれるので…結構渋いですよ。演歌です。

をお時間のあるときにお願いいたします。

688:佐倉広夢 ◆IENTwyoWGs
08/04/14 21:55:59
好きな作家が抜けていましたね。

誰だろう?宮城谷昌光かなぁ?(香乱記しか読んだ事ないくせによく言うわいww)

689:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/14 23:28:08
ショーシャンクの空に、は50回以上100回未満見ました。
もう、台詞が出るくらいです。

宮城谷昌光さんは、努力の人ですよね。

690:佐倉広夢 ◆IENTwyoWGs
08/04/15 20:56:48
>>689
え!?そんなに見たんですか!?いくらいい映画だからって…。
同じ脱獄感動物といえばパピオンがありますね。こっちは疲れるので
何度も見れる作品ではありませんね。実話だしすごいとは思うけど。

691:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/16 01:08:21
好きな音楽や本や映像は、何度見ても聞いても飽きないです。
好きな某時代の中国映画は、一人芝居ができそうな勢いかもしれません。

パピオンは見たことがないので、レンタルであったら見て見ます。
吉村昭の破獄は、すごい執念だと思いました。

692:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 12:20:35
氷雪のごみ箱の作品を埋もれさせるのは惜しい

693:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 13:46:14
落ちたら次はここで
スレリンク(warhis板)l50

694:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 13:47:01
ここだけにしろよ

695:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 13:47:49
まだ終わってないだろ

696:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 13:48:28
はい

697:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 13:52:20
トナメスレで暴れてた渦中ストーカーまだいたのか

698:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 13:53:13
いいえ

699:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 13:54:28
きょぞはきょぞ

700:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 13:56:09
>>699
渦中ストーカー死ね

701:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 13:57:46
700Get

702: ◆W0wczkw01o
08/04/18 13:58:08
>>701
馬鹿^^

703:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 13:58:26
河馬

704: ◆W0wczkw01o
08/04/18 14:00:46
そういえば佐倉もトリップ割れてただろ

705:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 14:03:21
長島の事か?

706: ◆W0wczkw01o
08/04/18 14:04:47
いや、井上貴朗

707:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 14:05:24
井上毅

708:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 14:06:19
 ★ 星野仙一氏 はサムスン選出聖火ランナー ★
★ 中国のチベット弾圧に抗議してボイコット・発言を!★

『言うべきことはいわなきゃだめですよ。
もう本当日本人、中国に対しても韓国に対しても本当に腰が引けてるね。』
と言ったのは星野さんあなたです。jp.youtube.com/watch?v=SWot8◆GKCfN0 (◆を除く)

<星野氏 抗議先>
メール: info アットマーク tigersfanclub.jp 本社内にあるファンクラブ事務局
    (@を付けて下さい)
電話: 0 7 9 8 -4 6-1 5 1 5  阪神タイガース本社
ファックス:0 7 9 8 -4 6-3 5 5 5  阪神タイガース本社
郵送:〒 6 6 3-8 1 5 2 兵庫県西宮市甲子園町1番4 7号阪神甲子園球場内 

<日本サムスン 抗議先>
広報問合せフォーム(◆を除く):
URLリンク(erms.samsu)◆ngelectronics.com/customer/form/formmail/SEJ/input_jp.jsp?S◆ITE_ID=52&PROD_ID=7
電話:0 3-6 2 3 4-2 0 4 7 広報担当(月-金9時-17時)


709:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 14:06:31
>>706
お前阪神ファンなのか?

710:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/18 18:09:51
三戦英雄傅
第二十五回~禍為す女性は誰なのか。丁原の失踪が新たな禍を国に齎す~

 女禍益々盛んなり。哀れむ可。
(女性による(国家へ与える)禍は益々盛んになっていった。哀れむべきである)
 
~正史『晋史』小魔玉傅より~

 栄安二年六月。曹操、学徒出陣、無双ファンが丁原を連れ帰った翌日、小魔玉邸は
蜂の巣をつついたような大騒ぎになっておりました。
 まず、異変に気が付いたのは小魔玉でございました。

小魔玉:「イタタ…昨日は呑みすぎたかな…。山崎の十八年物が手に入ったんでな。
それから袁紹が持ってきた久保田の万壽を呑んで、ムコーニンの作ったカクテルを呑んで
…やはりチャンポンは良くないな( ^∀^)ゲラゲラって、媚嬢、待たせたね。朝食の時間だよ。
今朝も口移しでオイラが食べさせてあげるからね( ^∀^)ゲラゲラ」

 小魔玉が愛妻の待つ甕を覗き込むと、いるはずの媚嬢はおりません。
小魔玉:「媚嬢、媚嬢。どこに行ったのかな? 這って逃げたのかな。
オイラとかくれんぼする気かい?よーし、負けないぞ( ^∀^)ゲラゲラ」

 小魔玉は当初、愛妻が臍を曲げて隠れていると思い込み、寝台の下から箪笥の中まで探し出しました。
しかし、愛する媚嬢は見つかりませんでした。小魔玉は激しく狼狽し、早急に手下の者を
集めました。

711:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/18 18:10:16
ムコーニン:「おいおい、なんだよ。俺は二日酔いで頭が痛ぇんだよ」
中山幸盛:「何事ですか。大尉」
リンリン大友:「どうしたの? パパ」
宇喜多直家信者:「……」
小魔玉:「媚嬢が、オイラの媚嬢がまた失踪した! お前たち、知らぬか?」
ムコーニン:「おいおい、勘弁してくれよ。自分の嫁の管理もできねーのか。おめーは」
中山幸盛:「奥方と最後にお会いになったのは、いつでございますか?」
小魔玉:「うむ。確か昨夜の宴会の前に夕食を食べさせた時にはいたのだが」
中山幸盛:「すると、宴会最中か、宴会後に失踪されたということですな」
ムコーニン:「ばっかじゃねーの。お前ら、現場を徹底して探せよ。それに犯人は
現場に戻ってくるっていうじゃねーか。探させろよ」


 こうしてムコーニンの一言により、媚嬢(丁原)の部屋が五十人体制で捜索されました。
宇喜多直家信者:「何が手がかりになるかわからぬゆえ、抜かりの無いよう」
ムコーニン:「早くしろよ」
リンリン大友:「うぇぇええええええん。ママ、ママぁああああああ!!!」
 現場はムコーニンと中山幸盛と宇喜多直家信者の指揮により統括されましたが、
皆、大尉・小魔玉の逆鱗に触れるのを恐れ、なかなか思うように動くことができませんでした。

 時を同じくして晋国の領土では、丁原を囲み、臣下一同今後の策を練っておりました。
元は男とはいえ、後漢の大尉の妻を誘拐したのですから、事は穏やかではありません。


712:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/18 18:10:45
袁紹:「漢の忠臣・丁原殿を見捨てるわけにも行かぬ。が、曹操に学徒、お前たちは
また晋国に争いの火種を齎すのか」
 袁紹は、眼光を鋭くし、曹操と学徒出陣を詰問しようとしました。袁紹の額には
汗が噴いていました。嫌な汗をかいていたのは、袁紹だけではありませんでした。
晋国臣下一同、晋国と後漢の今後を憂い、何か策は無いものかと頭ばかり回転
させておりました。

果物キラー:(今度は人妻を略奪とな。我が息子は人妻好きだったのか!)
袁術:「無双ファン、お前ももう子供ではあるまい。此度の件が、我が国に何を
齎すかくらいはわかるであろう?」
丁原:「この丁原、自分の尻拭いを人に任せるほど落ちぶれてはおりませぬ」
袁紹:「ほお、軍師殿に策がある、と?」
丁原:「はい。もう、既に種は蒔いてありますゆえ、後はなるように待つだけ」
曹操:「向こうから動いてくれるということか」
丁原:「ええ」
 丁原の体は義足と義手により、以前のような体に戻っておりました。
たった一晩で義手と義足を作り出す、やはり袁家の財力と権力は
他者の追随を許さぬものがございました。

 しかし、天というものは有能な人物には安らぎを許さぬもの。
小魔玉邸では、丁原の置き土産たる陰謀がまさに今、発動しようとしているのでございました。


713:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/18 18:11:17
小魔玉:「ええい!! まだ見つからぬか!! 髪の一本、陰毛の一本くらいは
落ちていよう!!」
手下1:「それが、奥方様の髪の一本も見つからぬ次第でして」
小魔玉:「髪の一本も残さずに消えるとは……もしや、オイラは媚嬢に嫌われていたのか( ^∀^)ゲラゲラ」

 小魔玉は( ^∀^)ゲラゲラと言いながら、寂しそうに笑いました。
小魔玉:(媚嬢…どうしてなんだい。オイラとは子供の頃から仲むつまじく育った仲じゃないか……)
 小魔玉と媚嬢は幼馴染でございました。媚嬢の父親の加ト清正は、定職に就こうとしない
小魔玉に向かい「娘が欲しかったら、何か職に就くことじゃな」と諦めさせようとしました。
 ところが、小魔玉は媚嬢と所帯を持たんが為に、国で一番の名医と言われる吉平に師事し、
全国で過酷な修行に励み、見事医師となることができたのでございます。
 小魔玉が医師となり、現在の大尉の地位があるのは偏に愛する媚嬢への思いだけでございました。

小魔玉:「そうじゃ、実家に帰ってるかもしれん。息子よ、ママの実家にママを迎えに行ってきてくれないか」
リンリン大友:「うん。わかったよ。パパ」
 リンリン大友は小魔玉の命を受け、母親の実家たる加ト清正の屋敷へと向かいました。
加ト清正の邸宅は、もとは小魔玉の故郷と同じ南海にありましたが、娘婿の小魔玉の栄達に
伴い、洛陽の都に豪邸を建ててもらっておりました。

ととのえ老臣:「まあ、リンリンちゃん。すっかり大きくなって」
リンリン大友:「お祖母ちゃん、久しぶり! 今日はね、ママを探しに来たんだ」
ととのえ老臣:「ママって、媚嬢がどうかしたの?」

 ととのえ老臣は、媚嬢の母であり、リンリン大友の祖母でありました。
娘の媚嬢が玉の輿に乗ったので、ととのえ老臣は小魔玉の財産を食いつぶす
勢いで浪費に励んでおりました。彼女は、洛陽のあらゆる衣装や宝石を
買い占めんとばかりに全て小魔玉請求で買い物をしておりました。

714:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/18 18:11:51
ととのえ老臣:(死んだはずの媚嬢が生き返ったと聞いたから、また買い物天国に
浸かっていたのに……媚嬢がいなくなったら、また元の地味な生活に逆戻りだわ。
小魔玉にも、媚嬢にももっと稼いでもらわなきゃね。私の為に)
リンリン大友:「お祖母ちゃん、ママは知らない? 来ていない?」
ととのえ老臣:「リンリンちゃん、ちょっと待っててね。北浦和名物の餃子でも
食べて待っててね」

 ととのえ老臣は、孫に優しく微笑むと、転げる勢いで夫・加ト清正の下に
向かいました。

ととのえ老臣:「あなた、あなたぁ! 大変よぉ!!」
加ト清正:「なんじゃ、騒々しい」
ととのえ老臣:「媚嬢が、私たちの媚嬢がまたいなくなったらしいのよぉ」
加ト清正:「なんじゃと!?」
 加ト清正は目の前で慌てふためく妻を見ながら、「どうせお前が恐れているのは
請求書の山であろうが」と心の中で毒づいていました。加ト清正は長年連れ添った
妻でしたが、ととのえ老臣の浪費癖にはほとほと手を焼いておりました。

「変えられる事は、変える努力をしましょう。
変えられない事は、そのまま受け入れましょう。
起きてしまった事を嘆いているよりも、これから出来る事をみんなで一緒に考えましょう」が
モットーの加ト清正ですが、妻の浪費は『変えられない事』という結論に達しておりました。


715:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/18 18:12:28
 しかし、それにしても心配なのは愛娘の媚嬢の安否です。父親は娘を溺愛すると言います。
加ト清正も、そんな親馬鹿の一人でございました。加ト清正は己の浪費により妻が廓に売られようと
知ったことではありませんでしたが、媚嬢のことが心配でなりませんでした。

加ト清正:「だから、あやつとの結婚には反対じゃったんじゃ。媚嬢は結婚なんかせんで
良かったんじゃ。お前」
ととのえ老臣:「はい、あなた」
加ト清正:「取り乱したりはせず、リンリンは無事に帰らせることじゃ。孫もいる今となっては
詮無きこと。媚嬢が小魔玉の嫁になったのも今生の縁じゃろうて」

 ととのえ老臣は、夫の言葉に忠実に従い、リンリン大友は餃子で腹を膨らませながら帰宅しました。

リンリン大友:「ただいまあ。ママはいなかったよって、あれ、皆どうしたの?」
 見ると父親の小魔玉が中山幸盛とムコーニンを恐ろしい形相で睨みつけております。
リンリン大友が餃子を食している頃、小魔玉の手下が媚嬢の部屋から一本の男物の帯と
一枚の巾(髪を結ぶ布)を発見したのです。
 帯の所有者はムコーニンで、巾の所有者は中山幸盛でございました。

小魔玉:「なぜ、オイラの媚嬢の部屋にお前たちの帯と巾があるんだ?
帯を外す、巾を外すということはどういうことか説明してもらおうか?」
ムコーニン:「なんだよ、俺を疑うのかよ。それは誤解だぜ。洗濯して干していたら
無かったから無くしたと思っていた帯なんだ。それ」
中山幸盛:「大尉、誤解にございます」
小魔玉:「ほお、この状況下でこの証拠でどんな誤解があるというんだ? お前たち、
もしやオイラの媚嬢に懸想し、媚嬢をいずこかに隠しているのではあるまいな」
中山幸盛:「そ、そんな滅相もない!!」
リンリン大友:「ぶぇえええええん。ママを返してよおおおお!!」

716:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/18 18:13:06
 かつて『攻めのムコーニン、守りの中山』と呼ばれた小魔玉の知恵袋は
何者かも策略により窮地に立たされました。この謀略の創造主こそ、
丁原でございました。

ムコーニン:「そ、そうだ、大尉、中山幸盛って独りもんだろ? 俺は妾も
五人いるけど、疑うなら中山幸盛を疑うのが筋ってもんじゃないか?」
 機を見るに敏なムコーニンは真っ先に矛先を、己から変える為、
罪を中山幸盛に着せようとしました。
リンリン大友:「ひどい!! ママを返せ!!」
中山幸盛:「誤解にございます!!」(くっ、ムコーニン、そうきたか)

 中山幸盛は弁解したものの、中山幸盛とムコーニンはお互いを
犯人ではないかと疑っておりました。

中山幸盛:「そう言えば、ムコーニン。お主先ほど『犯人は現場に
帰って来る』と申したな。自分で証明されたのか?」
ムコーニン:「なにを!?」

717:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/18 18:13:32
 ムコーニンは自分に跳ね返ってきた疑惑を逸らそうと知略の限りを
尽くそうとしました。ムコーニンの目に入ったのは八戸のぶながでありました。

ムコーニン:「そうだ、そこにいる八戸、大尉の禄を食みながら
何の働きもしていないじゃねーか。占い師なんだろ? FBI捜査官みたいに
大尉の奥方失踪の真相を占ってみろよ。お前の力が本当なら、な」
八戸のぶなが:「なに!? 私の力を疑うのか」

 八戸のぶながは動揺しました。それもそのはず、彼の占いは適当に
相手の喜ぶことを出任せで言っていただけなのでございました。
 確かに八戸のぶながは優れた占い師でございました。しかし、小魔玉が
出世した今となっては、地位の保たれた小魔玉のご機嫌を適当に
取るだけの毎日でありました。

 今までのインチキがばれてしまったなら、今の小魔玉の怒りようからしても、
良くて宮刑、悪くて死罪。八戸のぶながは、懸命に小魔玉を満足させる
回答を考えました。

 さてさて、小魔玉と知恵袋二名の仲はどうなるのでしょうか。
三戦英雄傅、気になる続きは、また次回。

718:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/18 18:16:08
ゴールデンウィーク公開用に保存していた第二部第一話
(第二十五話)を諸般の事情により本日投下しました。

 いつもご感想有難うございます。
風邪引きそうなのでまた土日にコメント返ししたいと思います。
すみません。

719:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 18:25:43


720:リー兄弟 ◆3RR8Z3iWAE
08/04/18 20:27:41
>>718
お疲れ様です。

氷雪さん、前倒ししていただきまして、有難うございます。

首を長~くして、待っておりました。

いやぁ、続きが非常に気になる展開ですね。
( ^∀^)ゲラゲラ


ちなみに、別スレの方も、楽しく読ませてもらってますよ。
(o^-')b

721:無名武将@お腹せっぷく
08/04/18 21:16:47
リー兄弟はもっと三戦にでるべき

722:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/19 10:03:30
>>692
ごみ箱のあの「ピンクへ」と微妙に誘導されかねない
アレでしょうか。
 そこまで買っていただいてありがとうございます。

>>619
早速のコメントありがとうございます。
 編集長、今回は「乙としか言いようがない」でしょうか。

>>620
ゴールデンウィークに公開した方が、楽しんでくれる方が
多いかなと思っていたのです。
「首を長~くして、待っておりました」なんて言われたら、
嬉しいです。
 最終回は決まっているのですが、その途中経過を
もう一つパターンを考えてしまって、どちらを取るか
考え中だったりします。
 丁寧なコメントありがとうございます。
 別スレ、受け入れられて何よりです。

723:無名武将@お腹せっぷく
08/04/19 11:01:18
文章を書けるんだったらそれ関係の仕事に就けたらいいだろうな

724:無名武将@お腹せっぷく
08/04/19 11:06:35
なにを唐突に

725:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/19 11:21:52
 新ジャンルでフ●ンス書院の公募にでも出してみようかと
思ったことはあります。実行はしていません。
 文章書けて、仕事にできたらいいですよね。本当に。
 今も読んでくれる人が、三戦住人の方しかいないので。本当にいただく
感想は貴重です。いつも感想ありがとうございます。

726:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:18:54
三戦英雄傅
第二十六回~梁父吟、再び~

 一朝讒言を被り、二桃三士を殺す。
誰か能く此の謀を為せる。国相斉の晏子なり。
~『梁父吟』より~

 さてさて、人間の欲というものは底の尽きないもの。
衣食足りて、生活が満ち満ちた人間が最後に欲しがる物。
 それは、『名誉欲』だと言われております。

 大尉・小魔玉邸にて睨みあいましたる四人の男、
小魔玉、ムコーニン、中山幸盛、宇喜多直家信者。いずれも、
後漢の中心を担おうと虎視眈々と狙っていた男たちでありました。

 小魔玉としましては、三名を己の忠実な犬とばかりに思っておりました。
しかし、ムコーニン、中山幸盛、宇喜多直家信者の三名はそれぞれの事情が
あり、小魔玉を踏み台程度にしか思っておりませんでした。

 「小魔玉の信を得て、踏み台として使うことのできる桃」は、今や
「誰も食べたくない犯人という名の毒皿をいずれか朋輩に押し付けた者」のみが
食すことのできる桃へと変わりました。

727:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:19:15
ムコーニン:(天が見放した後漢になど興味はない。いずれ俺が皇帝に取って代わってやる。
何のためにあれほど辛い受験勉強をしたのか。それは、この中華のただ一人の支配者となり、
阿房宮をも超える後宮の主となる為だ。積年の苦学、水にしてなるものか)

中山幸盛:(くっ……陳長文よ。やはり、お前の言ったあの言葉は正しかったのか?
この世には、『選ばれし者』という者がいるというのか? 生まれた時から人間の運命と
言うものは変えられぬのか?)

宇喜多直家信者:(あのお方の為だ。今まで共に知略を交し合った二人だが、ムコーニンと
中山幸盛いずれかには失脚してもらわねばなるまい。下手をすれば私の命さえ危ない。
今更、私の命など惜しくもないが、あのお方を取り戻すまでは我が心と身を鬼にも売る覚悟)

 三人は、各々の思いを胸に「誰に罪を着せるか」を考えておりました。
 一方、ムコーニンにより占術を押し付けられた八戸のぶながは、小魔玉の怒りように
戦々恐々としておりました。

八戸のぶなが:(拙い……非常に拙い。誰か一人に罪を着せるのは簡単だ。適当にでっちあげれば
いい。だが、ここにいる二人はいずれも大尉の後を継ぐべき実力の持ち主。力も拮抗している。
もし、罪を着せた者が相国の袁紹と組んで私の首を所望でもしたら。大尉でも庇いきれまい。
では、宇喜多直家信者に罪を着せるか? いや、宇喜多直家信者はリンリン大友坊ちゃまの家庭教師。
坊ちゃまのお気に入りに罪を着せても坊ちゃまの一言で大尉も減刑なさるに違いない。
と、なると、やはり怖いのは後のことだ。さて、どうする。どうする八戸!!)

728:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:19:40
 八戸のぶながは、脇の下に嫌な汗を感じながら、筮竹をシャラシャラと鳴らしつつ、サイコロを振りながら、
占術に熱中している振りをしながら時間を稼ぎました。


小魔玉:「八戸よ、まだか! いくら気の長いオイラでも、もう待てぬぞ!!」
八戸のぶなが:「ひぃ! は、はい。只今!!」

 占い師の中には、あらゆる占いの中で一番楽で頼りない物は姓名判断だと言う者がおります。
なるほど、姓名判断はその利便性により下は2ちゃんねらーから、保険のおばちゃん、果ては
政治家まで愛用者がいると言われております。八戸のぶながの出した決断もまた、
「姓名判断で」というものでした。
 占いに頼らねばならぬほど、ムコーニンと中山幸盛の実力は甲乙つけがたい物となっていたのでございます。
結果を出さねば小魔玉に処される、二名のうちどちらかにも復讐はされるだろう、しかも、
両者の力は同程度。なるようになれ、と八戸のぶながは考え付いたのでございます。


八戸のぶなが:(手っ取り早く総画で考えよう。ムコーニンは総画9画、中山幸盛は総画26画か。
うむ。これもまたどちらも良いとも悪いとも言えぬ画数……しかし、9画は女性の場合孤独を表すとも
言うな。ムコーニンは男だが、政治家に孤独は要らぬ物)

 八戸のぶながは、筮竹をピシャリと一つに纏め、たった今、占断が終わったかのように見せました。
そして、背筋を伸ばし、くわっと目を見開き占術の大家よろしく、静かに進言しました。


729:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:20:07
八戸のぶなが:「はっ、見える! 見えましたぞ!!」
ムコーニン:「早く言えよ!! このヘボ易者!!」
リンリン大友:「ママは、ママはどこにいるの?」
小魔玉:「して、オイラの媚嬢をかどわかした不届き者は、ムコーニンと中山幸盛のどっちなんだ?」
八戸のぶなが:「はっ、奥方様は最早、この洛陽にはいらっしゃいますまい」
小魔玉:「なんと!!」
八戸のぶなが:「私めの見たところ、奥方様に叶わぬ恋をしたムコーニン殿が奥様の手足の無いのを
良いことにかどわかし、ライバルの中山幸盛殿に罪を擦り付けたものと。いやはや、ムコーニン殿は
名門・早稲田大学出の俊才の上、大尉にはご尽力されてきただけに残念であります」

 八戸のぶながは、尤もらしく厳粛な顔で述べました。

ムコーニン:「てめぇ!! 出鱈目言いやがって!!」

 犯人とされたムコーニンは、我も忘れた様子で八戸のぶながに掴みかかりました。

八戸のぶなが:「ひぃいいいいい!!! お、お助けを!!」
小魔玉:「ふん、やはりムコーニンお前か」
宇喜多直家信者:「やはり?」

730:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:20:35
 宇喜多直家信者は小魔玉の「やはり」という言葉を耳にするなり、長い眉を顰めました。

小魔玉:「お前はオイラに次ぐ、この国で二番手の好色家だ。そのお前が媚嬢に何の興味も
示さぬはずはないと常々思っていたのじゃ」
ムコーニン:「違う! 誤解だ!!」
小魔玉:「お前には宮刑と手足を陵遅により切り取ること処分をつかわす。ふっ、良い妾が
五人居ても最早抱くこともできまい。五人の妾は代わりにオイラが可愛がってやろうか?
( ^∀^)ゲラゲラ しかし、これまで尽くしてくれたお前じゃ、」

 小魔玉は、ムコーニンの顔を覗きこみながら何か思案しているようでございました。

ムコーニン:(もしや、助けてくれるのか?)

小魔玉:「そう、これまで尽くしてくれたお前だからこそ、オイラの出世を特等席で見せてやろう
( ^∀^)ゲラゲラ」
ムコーニン:「八戸!! てめぇ覚えていやがれ!! 冥土の奥底から呪ってやる!!」
八戸のぶなが:「大尉、このままムコーニンの口を野放しにしては、大尉の数々の
悪行を言いふらす恐れがあります。ここは、猿轡でもして黙らせましょう」
小魔玉:「そうじゃな。ただ、黙らすだけも面白くあるまい。ここは首に罪状を書いた
札をぶら下げ、市中引き回しつけようかの( ^∀^)ゲラゲラ」
リンリン大友:「ムコーニン!! 信じていたのぃいいいい!!」
中山幸盛:(すまぬ。ムコーニン。されど、運も政治家には必要な物)

 中山幸盛は心の中でたった今までの同朋に別れを告げ、言いました。

731:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:20:56
中山幸盛:「坊ちゃま、お母様をかどわかした逆臣には猿轡に勿体無いでしょう。
ここは、皆の靴下で代用しましょうぞ」
リンリン大友:「それはいいや。僕、三日間お風呂に入ってなかったから、三日物の
靴下を履いているんだ」

 リンリン大友はムコーニンの口に三日物の靴下を捩じ込みました。

ムコーニン:(く、くせぇ)
宇喜多直家信者:「大尉、これなるムコーニンは才あり、また狡猾なる男。このまま
生かしておいては必ず大尉の憂いとなるに違いありません」
小魔玉:「何か、策があるようだな。宇喜多直家信者。申せ」
宇喜多直家信者:「憂いは、今のうちに絶つべきかと」
小魔玉:「宇喜多直家信者、いや、宇喜多直家信者先生。ただの学者かと思っていたが、
先生もこのオイラの色に染まってきたようだな( ^∀^)ゲラゲラ」
宇喜多直家信者:「恐れ多いことで」

 宇喜多直家信者と小魔玉は互いに笑い合いました。
小魔玉の派手な笑いと、宇喜多直家信者の含み笑いは奇妙な調和を見せました。

宇喜多直家信者:(許せムコーニン殿。これもあのお方の為なのだ。あの方を救う為なら
漢の逆賊の犬にも私はならねばならぬのだ)

732:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:21:21
小魔玉:「さあ、お前たち、やれ!!( ^∀^)ゲラゲラ できるだけ苦しませて始末するのだぞ」
手下達:「はっ」
リンリン大友:「あれえ、パパぁ、なんか手下多くない?」
小魔玉:「気のせいだろ( ^∀^)ゲラゲラ」
 哀れムコーニンは無実の罪により小魔玉の手下にひっとらえられ、宮刑の後、
陵遅により寸刻みにされてしまいました。

 しかし、因果応報とはよく言ったもので、丁原の手足を斬ることを小魔玉に提案したムコーニンも
また体を斬られ葬りさられたのでございます。

 丁原の復讐は、叶ったわけでございます。
 小魔玉邸の騒動より一月後、栄安二年七月中頃。
洛陽の方角より晋国に一人の男が駆け込んで参りました。

損権厨房:「軍師殿! 軍師殿!!」
丁原:「いかがしました? 損権厨房殿」
損権厨房:「損権厨房、只今洛陽の都より帰りました」
袁術:「うむ。ご苦労。して任務のほどは」
損権厨房:「小魔玉の知恵袋、あのムコーニンが陵遅の上殺されました」

 そう、リンリン大友の気のせいではなく、損権厨房が変装し密かに小魔玉邸に入り込み
諜報活動を行っているところを丁原が見込み、この度の計略を仕掛けていたのでございます。


733:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:21:51
丁原:「ほう、やはりムコーニンが」
 丁原は、報告を聞くなり美しい唇を歪めました。

損権厨房:「しかし、確率としては半々だったはず。どうして軍師殿は小魔玉はムコーニンを
処罰するとお考えになられたのですか」
丁原:「我々の他にも、ムコーニンの智謀が邪魔な者がいたということですよ。
今頃、小魔玉邸ではムコーニンの跡目争いで大変でしょうね。
小魔玉、ムコーニン、中山幸盛、宇喜多直家信者。この四人が手を組んでいたからこそ、
漢は小魔玉の思い通りにできていた。しかし、鼎の脚が一本折れてしまっては
中身の重さに耐え切れますまい」
荀攸:「逆賊の運が、揺れた!!」
丁原:「左様、まあまあ、皆さん、今夜は美味しいお酒が飲めそうです。
ゆるりと楽しもうではありませんか」

 丁原は、丁原の計略の鮮やかさにただ呆然とするしかない晋国の者たちを
尻目に女のように高笑いをしながら白い喉を仰け反らせ、酒を含みました。

丁原:(待ってろ。小魔玉。お前に受けた数々の行為、一つも忘れてはおらぬ。
お前を権力の椅子から引きずり降ろしてくれよう)

 丁原の双眸は、小魔玉のいる洛陽の方角を捉えて放しませんでした。

 今後、小魔玉は、晋はどうなってしまうのでしょうか。
小魔玉も後漢の大尉、そうそう簡単には滅びるとも思えませんが。

 三戦英雄傅、気になる続きは、また次回。

734:無名武将@お腹せっぷく
08/04/20 20:34:19

宇喜多・・・

735:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:38:58
>>734
いつもご感想ありがとうございます。

 第二部は、下多めの第一部より陰謀どろどろだけど
東海テレビよりは、さっぱりすっきりの内容になればいいと
思います。

736:無名武将@お腹せっぷく
08/04/20 20:43:57
フランス書院よりはナポレオン文庫の方が向いてると思うな

でもエロ方面はけっこう嗜好が特殊なようだから、
その方面を抑えて新創刊された光栄のラノベなんかを狙ってみてはどうだろう?
とマジレスしてみる


737:リー兄弟 ◆3RR8Z3iWAE
08/04/20 20:53:38
いやぁ、読み応えありますね。
下あり、ダークな展開あり、脳内でビジュアル化して、楽しんでいます。
( ^∀^)ゲラゲラ

738:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:56:35
>>736
真面目なレスとアドバイス、ありがとうございます。
ちょっと感動しました。

 ネットや創作文芸でも、その三つのスレや話題には事欠かないですよね。
光栄のラノベは二ヶ月単位くらいで、募集しているのでしたよね。
 アマゾンからのメルマガでちょうど古龍の『マーベラスツインズ』が
きていて、びっくりしました。

 今までワードにコツコツ書き溜めていたのが、原稿用紙にして総計2,000枚
以上あるのでそれをどこかに送れればとは考えています。
(エロではありません。ごく普通の歴史関係ないやつです)

 創作文芸でもあったのですが、ゲームシティ文庫の賞は700枚くらいにすれば
正統派の物書きさんたちが殺到すると思います。

 歴史物も夏休みにでもコツコツ書いてみようかと思います。



739:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 20:58:40
>>737
いつもご感想ありがとうございます。
 第二部になってから、一回、一回が長くなったかもしれません。
投下するときに掛かる時間が長くなって気付きました。
 脳内ビジュアル化がスムーズに行くように書けると良いのですが。


740:無名武将@お腹せっぷく
08/04/20 21:03:53
1回の投下分をどのくらいの時間で書いているのかが気になる

741:無名武将@お腹せっぷく
08/04/20 21:14:42
>>740
初めて2ちゃんで物を書いたのが、三戦の「悲劇の尻」スレでした。
 当時は、あそこしか投下場所が無かったので、このスレの存在は
大きいと思います。
 当時はワードにもメモ帳にも慣れていなくて、おまけにパソコンも
歴史用語に慣れていなくて物凄く時間がかかりました。
 おそらく一時間20分くらい掛かったと思います。

 僕は三国志は好きだけれど、正史を真面目に読んだことも無く、
まとめた本で正史知識は補う程度なので三国時代は詳しくないので
三戦英雄傅の時は、つっ込まれるのが嫌で後漢~晋時代の地図と
官職の本を片手に書いた回数の時もありました。
(第一回目、二回目の職人さんの地理面などレベルが高かったので)

 第二部第一回は書き溜めたものですが、この回は比較的スラスラと
打つだけでしたので30分前後でしょうか。

 でも、毎回打つのが遅くて時間は結構掛かります。
ここに投下しているのは調べ物が無いので助かります。

742:無名武将@お腹せっぷく
08/04/20 21:15:12
名前忘れてる

743:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 21:15:53
>>741
がなぜか名無しになりました。
すみません。

744:無名武将@お腹せっぷく
08/04/20 21:42:34
小魔玉が暴君すぎる

745:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 21:44:20
>>744
すみません。
 最終的に、面白かったと言われるものが作れたらと思っています。


746:無名武将@お腹せっぷく
08/04/20 21:44:57
批判じゃないから大丈夫

747:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/20 21:47:10
>>746
いえ、批判でもいただければ、嬉しいのです。
 むしろ、気遣って面白くないのに「面白かったよ」の方が
困るので。

 何か「あのコテ出して」などご要望がありましたら、仰ってください。
参考にさせていただきます。
(三戦コテさんは、2007年時に活躍していた方くらいしか知らないのですが)

748:無名武将@お腹せっぷく
08/04/20 22:20:27
ザビエルと小銀のその後が気になる

749:738
08/04/20 23:44:28
>>747
その方面に進むことを多少なりとも真剣に考えてるならマジレスついでに言うけど、
メールや掲示板の文章と書籍の本の文章は違うから、色々気を付けた方がいい

歴史ジャンルは本当に向いてるように見えるから、
歴史シミュレーション(学研系)や架空歴史ものみたいなジャンルを狙ってもいいかもね

750:い
08/04/21 00:14:03
優しい奴が多いな

751:無名武将@お腹せっぷく
08/04/21 15:47:42
さすが

752:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/21 23:42:10
>>748
ご感想ありがとうございます。
 大丈夫です。そのお二人は、今後ちゃんと出てきます。
どんな形で動くかは、その回になってからのお楽しみということで。

>>749
アドバイスありがとうございます。
738さんは、その方面の方なのでしょうか。
 実は、本棚には『二週間で小説が書ける本』の類が7冊ほどあったりします。
視点についてが、よくわからなくて創作文芸を見たり、曹植さんスレで質問したり
しましたが、あそこの曹植さんは下手な創作文●住人よりしっかりしていると
思います。

 テレビで大阪文学学校のことがやっていたのを見て、関西だったら行って見たい
なあと思ったことがあります。
 創作文芸で一太郎がいいとあったので買ってみましたが、ハードな調教済の
現在のワードのほうが使い勝手が良かったです。慣れなのでしょうね。

 学研のやつは、今回、急に大賞のレベルが上がったようですね。選考委員のブログで
感じました。ちょっと、真面目に今年はコツコツ書いてみようかと思います。

 アドバイス、本当にありがとうございます。嬉しいのと、頑張ろうという
気力が復活しました。春休みは、もう、死んだようになっていたので。

>>750
>>751
三戦って、基本的に名無しさんもコテさんも、優しい方が多いですよね。
 そういうところも好きです。

753:749
08/04/21 23:57:52
>>752
あんまり詳しくは言えませんが、その業界の人間です。木端の木端ですが(笑)

名無しなのでわからないと思いますが、
他の場所でもレスなどをもらったりしてるので、
ちょっと真面目にアドバイスしてみました。
本当に期待してるので頑張ってください。
従来の学研系の作家よりは今でも充分面白いと思います。

754:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/22 00:09:57
>>753
すみません。聞き出そうとは思っていなかったのですが、
答えてくださってありがとうございます。

 業界の方もいらっしゃるなんて、2ちゃんねるというか、三戦って
すごいなあと改めて思います。

 確か、今回の学研の大賞は候補者お二人とも千枚を超えた大作だと
桐●先生のブログにありました。テーマも、従来のものと違っていたので
僕も個人的に読みたいと思っています。

 ちなみに、桐●先生のところにきた最終候補の中には三国志もあったそうです。
「本当に期待してるので頑張ってください。
従来の学研系の作家よりは今でも充分面白いと思います」
 すごく嬉しいです。ありがとうございます。これから、回を重ねる毎に
面白いと読者の方に感じていただけたら幸せです。

 僕が2ちゃんにきて書き続けるのは、ある種の欲求不満なので、
本当に職業にできたら健全な生活ができるような気もします。

755:無名武将@お腹せっぷく
08/04/22 00:49:03
>>754
お節介ついでにもう一つだけ。
もし一度や二度の投稿で結果が出なくても、
必要以上に落胆したり諦めたりしないでください。
今大学一年生とのことなので、
三年終了時ぐらいまでは頑張ってみて欲しいです。
それと、出来れば自分が向いてそうな賞のジャンルには、
締切が厳しくても全部投稿してみることをお勧めします。
…まあこれ以上はお節介が過ぎるので、この辺で

756:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/22 00:57:06
>>755
ありがとうございます。
 ここだけの話、昔、コツコツ書いた物(歴史ではないです)を出して
見事落選して一次も通過しなくてショックでご飯を食べる気力も無かった
ことがあります。

 歴史物は50代以降の方の受賞が一般的?のようなので、それまで
頑張ろうと思いつつ、夭逝することに憧れていたりします。
 我ながら痛いなと思いますが。

 好きなことをやっているときは、睡眠時間が三時間程度でも平気なので
コツコツ続けたいと思います。

 本当に、丁寧にありがとうございます。
もし、書くのを諦めても、>>755さんのことは忘れないと思います。
 755さんも、お仕事頑張ってください。


757:無名武将@お腹せっぷく
08/04/22 01:27:23
なんか面白い展開だな

758:無名武将@お腹せっぷく
08/04/22 15:25:00
桐野作人先生がブログをやっていたと今知った
ありがとう

759:無名武将@お腹せっぷく
08/04/22 22:45:22
連載史上で今が一番次が楽しみだ

760:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/23 00:36:18
三戦英雄傅
第二十七回~新たな司空が誕生し、後漢最大の醜聞・裸照事件起こる~

 終わるところを知らぬは語り手の創作意欲と、人間の性欲。
皆様は、覚えているでしょうか。そもそも、なぜ、後漢の政治が荒廃を
極めるようになったのかを。

 そう、それもこれも、あの美しい皇后・小銀玉の美貌と性欲が元凶なので
ございます。
 後世の歴史家などに言わせると中国三大美女としては、西施、小銀玉、楊貴妃が。
そして、中国三大悪女としては妲妃、呂后、小銀玉が上げられます。
美貌と悪は、同居できるものなのか。小銀玉皇后の存在は、西洋の哲学者たちの
注目をも浴びております。

 しかし、小銀玉皇后は本当に悪なのでしょうか。いったい、人は何を以って物事を
悪と見なすのでしょうか。これは、現代にも言えることで、人は何を以って糞スレと見なす
のかというのと同じ永遠の議論でございましょう。

 後の世に『晋史』を編纂した果物キラーと無双ファンの親子は、小銀玉皇后について
それぞれ次のように述べています。


761:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/23 00:36:40
 人間だよ、一番かわいそうな生物は。
「生病老死」
という言葉通り、生きること、病を患うこと、老いること、そして死ぬこと。苦しみは途絶えることはない。
人間以外に、老いや病、死という概念を持つ生物はいない。
知能が高く、感情が発達したことの弊害。自殺したり、戦争したり、そんな悲しい生物は人間だけだな。
 その点、小銀玉皇后は幸せな生物だったかもしれない。彼女は純粋に、性欲の向くままに
大尉・小魔玉と後漢を弄び、純粋に生を楽しんだ。感情が発達していないとは、純粋とは、なんと
美しく残酷なのだろう。
 性欲を律することのできなかった小銀玉は、人間ですら無かった。
正に欲望を純粋培養したような女だった。(中略)しかし、アレはイイ女だった。一発、お願いしたかった。
~正史『晋史』小銀玉傅(果物キラー注釈)より~


 彼女は、誰よりも自治を好んだが、肝心な己を律することを知らなかった。
残念なことである。
~正史『晋史』小銀玉傅(無双ファン注釈)より~

 栄安二年七月。
策士・ムコーニンが息絶えた夜。一人の男が小魔玉邸にて琴を弾いておりました。
 男の目は切れ長で、眉は長く、美しい額の形をしております。
男の名は、宇喜多直家信者。「蔡ヨウの後に優れた学者は出ないだろう」と言われた、
あの蔡ヨウの一番弟子でありました。
 もともと、口数の少ない寡黙な男でありましたが、ここ数年宇喜多直家信者の言葉数は
益々少なくなっていました。

762:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/23 00:37:02
宇喜多直家信者:(あの方も、今宵同じ月を見ているのだろうか……)

 琴より上げられた双眸は物悲しげで、琴の音色は陰鬱に月夜に響きました。
宇喜多直家信者の言う「あのお方」、そう、悲劇の才女・蔡文姫のことでございます。
蔡文姫は、不幸にして匈奴王の妻として囚われの身となっておりました。
 宇喜多直家信者と蔡文姫との出会いは、宇喜多直家信者が少年だった頃に遡ります。
蔡文姫は宇喜多直家信者より二つ年上の少女で、宇喜多直家信者がこれまでに出会った
どの女性よりも賢く、魅力的でありました。

 面倒身がよく心優しい蔡文姫は、まるで弟のように宇喜多直家信者を可愛がり、
宇喜多直家信者も蔡文姫を姉のように慕っておりました。
 気が付くと少年・宇喜多直家信者は蔡文姫を違う感情で慕うようになっておりました。

「告げることもできず心に秘めていた思慕の念も、蛮族により踏みにじられた。
あのお方を幸せにできる男なら、素直に祝福しよう。だが、蛮族の地で、書物も字も無い地で
あの方が幸せなはずは無い。私は、鬼に魂を喰われてもあの方を救い出そう」
 蔡文姫救出の為に、宇喜多直家信者が選び出した駒こそが、大尉・小魔玉でありました。

 当初は小魔玉子息の家庭教師になることを拒んだ宇喜多直家信者でしたが、
「蔡文姫救出と匈奴討伐」を条件に承諾したのでございます。


763:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/23 00:38:08
宇喜多直家信者:(さて、空いたムコーニンの椅子だが、私と中山幸盛、小魔玉はどちらを
選ぶであろうか。中山幸盛、あやつにも私と同じ物を感じる。ムコーニンのように己の欲望の
為ではない、何か守る物のある男だけが持つ強さを。あやつも独り身だと言う。すると、
何か女性に関係したものだろうか……いや、考えるのはよそう。あやつの腹のうちは
あやつにしかわかるまい)

 宇喜多直家信者は、ふと浮かんだ己の考えを自嘲するように琴の弦を鳴らしました。
月は真っ白に、冴え冴えとしておりました。
 同じ月下では、怒りに任せムコーニンを処罰した小魔玉が我に返り、
己の宮中での立場を危ぶみ、早速小銀玉皇后のご機嫌を取っておりました。

小魔玉:「小銀玉ちゃん、オイラ、ムコーニンがいなくなってピンチなんだよね。
って、ここがイイの? 気持ちいいのはココ?( ^∀^)ゲラゲラ」
小銀玉:「ん…オウっ!」
 小銀玉皇后は、愛する小魔玉の攻めに陥落し、いつもの台詞を口にしておりました。
小銀玉:「もう、小魔玉さんたら、しょうがないな。漏れが何でもしてあげよう」 

 ムコーニン処刑翌日、宮中では新たな人事が交付されました。
もちろん、この人事も小魔玉の一夜をかけて体で奉仕した賜物でありました。


 これまで、後漢の三公は大尉・小魔玉(俸禄:万石)、司徒承相・王允(俸禄:万石)、
司空・ムコーニン(俸禄:万石)となっておりました。
 この三公は後漢に於ける臣下に許された最高位でございます。


764:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/23 00:38:38
文官1:「これより新しい司空の任命を行う。名前を呼ばれた者は前へ」
宇喜多直家信者:(ここで中山幸盛の名が挙げられても、私は中山幸盛と共存しよう。
あの方を取り戻すまでは)
中山幸盛:(ムコーニンがいなくなった今、司空の地位は宇喜多直家信者か私の
物になろう。さて、どちらか)

鍾ヨウ:(知恵者ムコーニンの後釜。力の足りぬ者には務まることはないだろう。
私が小魔玉なら邪魔で無能な奴をわざと任命するが、小魔玉にとってムコーニンを失った
損害は大きい。己の手下より選出するのが定石か)

陳羣:(中山幸盛……懐かしい我が幼馴染よ。お前にも、この宮中の床を踏むときが来たとはな)

 人々は様々な思いを胸に、文官の薄い唇に注目しました。唇の上に形ばかり生えた髭が
動きを見せました。

文官1:「ムコーニンの後任は、中山幸盛に命ずることとする。陛下の勅命である。
中山幸盛よ、謹んで受けられよ」

宇喜多直家信者:(中山幸盛か)
中山幸盛:「ありがたき幸せにございます」
文官1:「これより別室にて中山司空の就任祝賀会を開催するので、各々参加するように」

中山幸盛:(とうとう、とうとう、私は三公になったぞ。陳長文、私が三公になったのだぞ)
 中山幸盛は心の中で、旧友・陳羣に呼びかけました。
呼びかけが通じたのでしょうか。中山幸盛より二尺ほど前を歩いていた陳羣がくるりと
振り向きました。

765:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/23 00:39:13
陳羣:「君が司空とは。同郷の者として嬉しいよ。おめでとう」
 差し出された陳羣の指は、柳の枝のように細くしなやかで、透き通るように白い
指でございました。

中山幸盛:(これが、汗水垂らして働いたことのない、良家の坊ちゃんの指なのだ)
 中山幸盛は懐かしい旧友の指を眩しく眺めました。

中山幸盛:「お主は、昔、私に言ったことを覚えているか?」
陳羣:「はて、何のことやら」
中山幸盛:「世の中には、貢ぐ者と貢がれる者、崇拝される者、する者、
裁く者、裁かれる者がいる、と」
陳羣:「私が?」
 陳羣は大袈裟に驚いた様子を見せ、かぶりを振りました。
陳羣:「まさか。ただ、もし口にしたとしても子供の戯言でしょう。
ご容赦を」
中山幸盛:「いいや、確かに言った。私の方が残念ながら、一足先に法曹界の重鎮になったがな」
陳羣:「ひとつ穏便に頼みますよ」
 陳羣は中山幸盛の言葉に愛想良く笑いながら応えました。
中山幸盛:「それでは失礼する」
 会場へと向かう中山幸盛の後ろ姿を陳羣は、舌打ちしながら眺めておりました。

陳羣:「なんだって、ああいうのは覚えなくてもいいことを覚えているもんかねえ。
幼い頃私が『法曹界の重鎮になりたい』と言ったら
「アナウンサーになるなら、絶対フジがいいよ」などと言っていた
あの中山が司空ねぇ……あの、庶民の下民がねえ」

 どうやら、中山幸盛と陳羣は互いに含むところがあるようです。

陳羣:「まあ、いい。せいぜい、短い春を楽しむがいい。我が陳家は後漢を代表する
名士の家。お祖父様のまあcと小魔玉失脚の相談でもしてウサ晴らしをするか。
小魔玉の命綱は小銀玉皇后。小銀玉皇后さえ失脚すれば後は芋づる式よ」


766:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/23 00:39:43
 中山幸盛が司空となってから、二月後の栄安二年九月中旬。
数枚の絵画が後漢の下々から宮中までを揺るがせました。
後に言う「小銀玉皇后裸照事件」でございます。

民1:「な、なんじゃこれは!」
民2:「保存しました」
民3:「これは、小銀玉皇后と大尉の小魔玉?」

 なんと小銀玉と小魔玉の房中での写生画が市井にまで流出したのでございます。
その数、総計三百を超えました。

民1:「小銀玉皇后だけではないぞ。王貴人ことアダルト日出夫との絡みもあるぞ」
民2:「いや、それだけではない。いったい大尉は何人の女と枕を並べたんだ?」
民3:「絶倫にも程がある」

 人々は狂ったように件の春画を奪い合い、自家発電に励みました。
洛陽の町は、昼日中にも関わらず通りには人一人も通らず、四日後には
薬局に増血剤を求める客が殺到しました。

 人々は抜きすぎにより極度の貧血となりました。

霊帝:「ほほお。よく出来た春画よのお。皇后も、このようなことをして朕に
焼きもちを焼かせようとは可愛い奴よ」
張譲:「陛下、これはいつものプレイではありませぬぞ。ご覧下され、
民は自家発電に励み働くことをせず、あまつさえ貧血で倒れる者で溢れかえっております」
霊帝:「うむうう」
趙忠:「不貞の上、民をも惑わす小銀玉皇后には、相応のご処分が必要かと」
 趙忠に便乗するように他の十常侍たちは霊帝に、小銀玉の讒言をしました。

 実は、今回の事件には黄巾族の首領、聖天使ザビエルが関係しているのですが、
それは、また次回のお楽しみ。

767:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/23 00:46:25
>>757
面白くなればいいのですが。
ご感想ありがとうございます。
>>758
伏字なのに、なぜおわかりに……そうです。桐野先生です。
あのブログはかなりお勧めです。
桐野先生は、作家の中でもかなり歴史観も確立したものを
お持ちですし、ブログも面白いです。
>>759
ご感想有難うございます。
今回は、また違う感じになりました。
期待を裏切っていなければ、良いのですが。

 明日から、五月中旬まで少し勉強に集中したいので
一旦連載はお休みしたいと思います。
(もし、このスレが落ちても相撲トナメスレにも感想を残して
いただければ、コメント返ししたいと思います)

 それでは、皆様、良い連休をお過ごし下さい。

768:無名武将@お腹せっぷく
08/04/23 00:52:25
まさか一時引退?

769:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/23 00:57:58
>>768
いえ、ただ単にこのところ勉強を疎かにしていたら、
そろそろ首が回らなくなりそうになってきたので。

 勉強漬けにして挽回しようと思っただけです。
スレもそろそろ落ちるようですし、せっかく感想下さったのに
不在時に落ちていたら申し訳ないのでキリの良いところで
一時中断して、五月中旬あたりからまた再開できればと考えています。


770:無名武将@お腹せっぷく
08/04/23 01:19:12
とりあえずここまで乙
再開を楽しみに待ってる


771:無名武将@お腹せっぷく
08/04/23 01:20:00
宇喜多はリアルに好みのタイプは蔡文姫って言ってたな

772:無名武将@お腹せっぷく
08/04/23 01:22:14
うまく合わせてくれてるからイメージが掴みやすいよな

773:無名武将@お腹せっぷく
08/04/23 02:21:41
うん

774:無名武将@お腹せっぷく
08/04/23 02:33:51


775:無名武将@お腹せっぷく
08/04/23 17:32:42
>>760-767

これで3人に絞られたのかな
続きはしばらく楽しみに待ってるんで勉強頑張って

776:無名武将@お腹せっぷく
08/04/24 11:18:20
いつ落ちる?

777:無名武将@お腹せっぷく
08/04/24 16:45:13
あと1ヶ月は持たないはず

778:無名武将@お腹せっぷく
08/04/24 18:14:23
ああ、180日ルールか…

779:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/24 21:58:13
>>770
いつもご愛読ありがとうございます。
 思ったより勉強さぼっていたので、頑張らなきゃいけないようです。
>>771
そこを利用しようと思った次第です。
>>772
イメージは合わせるか、大きくかけ離れるかで書いているつもりです。
>>775
いえ、三国志ベースですが、最終的には三国志ではないような終わりの
予定です。ありがとうございます。
 頭が良くないので、人より量をこなすしかないようです。
>>776
>>777
>>778
二話目の職人さんのお話と佐倉さんのお話と三話目の職人さんの
続きがまだあるので、本当は残っていて欲しいのですが、
続きは相撲トナメスレでやろうと考えています。

 皆さん、ご意見、ご感想ありがとうございます。
批判でも感想でも何でも、嬉しいです。


780:無名武将@お腹せっぷく
08/04/24 23:25:18
しばらく更新もないんなら予測でもするか

781:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/24 23:34:26
>>780
 どうぞ。予測歓迎です。


782:無名武将@お腹せっぷく
08/04/25 00:20:27
やっぱ小魔玉じゃないかな

783:無名武将@お腹せっぷく
08/04/25 01:05:24
ここにきて宇喜多もあるかも

784:無名武将@お腹せっぷく
08/04/25 01:31:33
わからない
先が読めない

785:無名武将@お腹せっぷく
08/04/25 17:54:19
5月まで待てん

786:氷雪 ◆jKdJ051mHQ
08/04/26 00:43:15
 ありがとうございます。
先が読まれたら、少しショックなのもあります。


787:無名武将@お腹せっぷく
08/04/26 09:50:02
はやく落ちねえかな

788:無名武将@お腹せっぷく
08/04/26 20:25:48
おい

789:無名武将@お腹せっぷく
08/04/26 20:32:23
こら

790:無名武将@お腹せっぷく
08/04/26 21:49:53
すいません

791:無名武将@お腹せっぷく
08/04/26 21:52:41
許して

792:無名武将@お腹せっぷく
08/04/26 21:56:55
いいや

793:無名武将@お腹せっぷく
08/04/26 21:59:16
許さない

794:無名武将@お腹せっぷく
08/04/26 22:18:47
とりあえず

795:無名武将@お腹せっぷく
08/04/26 23:05:15
URLリンク(posting.success-story.jp)

796:無名武将@お腹せっぷく
08/04/27 18:11:37
\避けたらマジ殺す!/
      /\   /\ < はぁ!?お前が死ね!    
     /   \/   \                   /\
    / / u    / / u    ',                  //  ',
   / /  飛 / /  角 u ',                 //   ',  ←香車
   / / \車 / /\. 行   ',\             /./    ',\
  /_/__\/_/______',              .//_____',


    ∑ /\ ∑ /\   /\ <ここは俺が     
     /   \ /   \/   \             /\
    / /     / /     / /     ',            //  ',
   / /  飛 / /  角 / /  歩   ',          //   ',  ←香車
   / / \車 / / \行 / /\. 兵   ',\       /./    ',\
  /_/__\/_/__\/_/______',        .//_____',


      /\    /\   
     /   \ /  u\ /\
    / / u    / / u    //  ',
   / /u 飛 / /  角  //   ',  ←香車
   / / \車 / / \行 /./    ',\
  /_/__\/_/__\ //_____',




797:無名武将@お腹せっぷく
08/04/27 19:02:12
なぜここに

798:無名武将@お腹せっぷく
08/04/28 18:40:21
中山がきそう

799:無名武将@お腹せっぷく
08/04/28 19:03:17
俺も中山の予感が

800:魔法剣士 ◆NESS/xpF6Y
08/04/29 02:15:34
おれもおれも

801:無名武将@お腹せっぷく
08/04/30 09:53:46
来るわけない


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