むかしむかしat WARHIS
むかしむかし - 暇つぶし2ch2:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 01:10:44
2

3:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 01:24:53
学徒出陣というクソコテがおりました

4:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 01:51:01
4

5:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 01:59:20
あまりのクソコテぶりを心配した親は学徒出陣を洛陽の大学者、蔡ヨウの
元に勉強にいかせたのである。

6:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:02:31
学徒出陣が故郷の会稽を離れるとき誰も見送りにこなかったことは言うまでもない。
しかし学徒出陣はそれなりの家のボンボンなので従者を一人連れていた名を八戸のぶなが
という。従者というより奴隷であった。

7:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:02:44
そして優勝した

8:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:04:12
享年38

9:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:11:39
学徒出陣は長江流域で行き倒れになっている一人の少年を見つけた。
そのひょーりみという少年は長安に行く途中であるが賊に襲われ食料を
奪われてしまったらしい。何か栄養のつくものを少年に食わしてやろうと
学徒出陣は八戸のぶながを一刀のもとに切り捨て、その肉をひょーりみに与えた。
ひょーりみは感動して、学徒出陣への忠誠を誓うのだった。

のちに従者を斬って行き倒れを救うという美談は中国では大変有名な話となった。
八戸というゴミを斬って賢者を救うとは人徳のきわみとのちに魯迅も述べている。

10:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:14:25
斬られて煮られ食料となった八戸の皮と骨は楽器となった。
いくらゴミとはいえさすがに多少の哀れみを感じたのである。
モンゴルの民話のスーホーの馬の話の原型は学徒出陣の逸話が
実はもととなっているのである。

11:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:18:10
だが八戸のぶながの生命力は異常である。楽器になっても行き続けのちに
学徒に復習の刃を向けることとなるのだがそれは後の話である。
ともかく、学徒とひょーりみは洛陽への旅を続けた。
だがその後ろから怪しい影が・・・ひょーりみを襲った賊である。

12:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:23:13
「ふふふふっ・・・愚かな、後ろからつけても無駄だ!!俺に隙などない!」
そういうと学徒は剣を抜いて賊にかかっていった。
学徒は剣には絶対の自信があったのである。
・・・が、運悪く賊は甘寧であったので返り討ちにあってしまった。
ひょーりみは悲鳴を上げて逃げ去った。
かくして学徒は甘寧の舎弟となったのである。
ひょーりみはそのまま一人で長安への旅を続けるのであった。

13:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:26:05
さて、ひょーりみは新野で宿を取っていると、外が騒がしい。
何事かと宿のお上さんに聞いてみると。
「最近、小銀玉という狂人が夜中にわけのわからないことをわめきちらして
困っているんですよ。」とのこと。
腕力には自信がひょーりみ君はとりあえず。耳をふさいで寝てしまった。

14:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:31:42
翌日、ひょーりみは昨日の小銀玉が処刑台にたたされているのを見つけた。
毎夜、わけのわからないことを叫ぶのでとうとうお上の逆鱗に触れてしまったようだ。
ひょーりみはこれを哀れに思い、八戸の楽器を役人に賄賂として贈り、小銀玉を
開放してやった。
このあと小銀玉とひょーりみは意気投合しバラ園で義兄弟の契りを結ぶのだった。


15:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:35:09
ひょーりみと小銀玉は長安まであと少しというところにまでやってきた。
ところがここで路銭が尽きてしまったのである。
そこで小銀玉がわけのわからないことを叫ぶと人々が哀れみ、お金を投げて
くれたのである。
さらにひょーりみは体を売って相当の金を稼いだのである。美少年である
ひょーりみにとってはたやすい事であった。

16:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:39:56
ひょーりみと小銀玉をたまたま見ていた、聖天使ザビエルはこの二人が只者ではない
と感じ、彼らの手相を見させてもらった。
ザビエルによると2人は「天命」を受けたものであるとのこと。
ただし八戸という小人が彼らの運命を狂わせるかもしれないので十分に気をつけてと
アドバイスをするのであった。

17:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 02:40:04
おもしれーw

18:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 04:32:08
ぷらっとと宇喜多はまだか

19:所轄孔明 ◆2u6uqgkXuQ
07/11/24 12:40:24
>>14
バラ園ww

20:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 13:24:32
郷挙里選・・・豪族の子弟などから優れた人物を官僚として登用する制度

ザビエルと別れた二人はついに目的地、長安へ到着した。歴代王朝の帝都として
名高い、巨大都市である。ひょーりみは郷挙里選でここまできたのである。
家柄、容姿、人格、三拍子そろったひょーりみには当然のことであった。
実際には知力はやや不足していたのだが、抜群の容姿とかわいらしい仕草で
推薦者を魅了してしまったのである。
まあそれはそうと黄巾の乱の戦没者を弔う儀式のため長安にはたまたま霊帝が
来ていたのである。ひょーりみは見栄えがいいということで無理やり儀式に
出席にすることとなり、ついに霊帝と謁見することとなった。

21:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 13:26:04
昔~ 昔~ 浦島は~ ♪

22:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 13:30:32
何后とかいうわがままなオバサンに振り回されるだけの霊帝は日々、鬱々と
していた。いつものように鬱な気分で儀式に臨んだのだが、なんかちっこくて
やたらと若いらしい若すぎる官僚を見つけて夢中になってしまった。
うおおおおっ!朕の心のオアシス!
まあそんなわけで、周りのことも気にせず、霊帝は拉致同然にひょーりみを
連れ去ってしまった。
義兄をどうするつもりだ!?小銀玉は皇帝の側近に問いただすと、霊帝は
ひょーりみを宦官にしてそばに置くつもりだ。というと汚らしい狂人はうせろ
!と会場からつまみ出されてしまった。

23:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 13:34:22
なんとか義兄を救い出したいが、武勇にはまったく自信の無い小銀玉。
途方にくれているとザビエルと再開した。
ザビエルが言うところによると、張春華なる女義賊のボスに頼るといいとのこと、
喋り方は「きゃはー」だとかまさに痴障そのものだがどういうわけか人望があり、
どんな人助けも断らない仁義の持ち主だという。
小銀玉はいそいで張春華の根城の山へ向かっていった。

24:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 13:35:28
【訂正】
なんかちっこくて可愛らしいくそして若すぎるくらいの官僚

25:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 14:22:12
これはいいな

26:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 14:33:10
現党首小魔玉も

27:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 15:48:43
張春華の根城に、行く途中キター@信愛という若い女に出会い意気投合し根城に付いて来てくれる事になった。

28:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 16:03:38
ぷらっと宇喜多小魔玉らの群雄割拠

29:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 16:10:50
その3人では群雄どうしが仲良すぎだろ

30:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 16:47:45
八戸が気になる

31:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 16:51:08
八戸アワレwwwwww

32:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 16:56:42
学徒はどうなるか

33:奇矯屋onぷらっと ◆matchpomp.
07/11/24 17:56:56
続けて。

34:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 18:01:30
張春華の根城に着いた小魔玉と信愛。すると向こうから門を開けてくれた。
門番の張春華一家武装構成員によるとザビエルからすでに話は聞いていて
すぐにひょーりみを救出する準備はできているらしい。
そして小魔玉はボス間へ導かれ張春華に謁見した。
「きゃは?」
「dfs%jgaspeurgvtdvom%hig」
信愛「???」

一般人には理解不可能な会話が交わされた後、張春華と小魔玉は意気投合し
30日以上もの間、酒を酌み交わしたという。
そして一ヶ月と数十日たったある日、小魔玉は思い出したように言った。
「霊帝の魔の手から義兄を助け出してください!」
張春華「きゃは?準備はずーと前からできているし、はじめからそのつもり
だからドーンと大船に乗ったつもりで!ドーン!っと」
武装構成員「もう手遅れでしょう。とっくに玉無しですよ。」

35:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 18:02:47
小銀玉じゃなかったか

36:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 18:07:26
さて、長安の宮殿にとらわれていたひょーりみであったが、40日以上もたって
もまだ無事であった。それは十常侍らがひょーりみを恐れていたからである。
ひょーりみとかいう小僧が陛下をかどわかし寵愛を独占することは間違いない、
なんとしてもやつを宦官にしていかぬ・・・。
そんなある日・・・。
趙忠「張譲殿、面白い男を手に入れました。去勢の事故に見せかけて鮮やかに
ひょーりみを殺害してくれるとのこと。これ、こちらへ参れ。」
するといかにも中身のなさそうなしょうもない男が現れた。
「八戸のぶながと申します。見事にひょーりみを暗殺してみせましょう。」

37:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 18:08:28
>>35
完全なるミス。

38:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 18:14:10
>>37
ドンマイ
面白いなこれw

39:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 18:14:33
張譲「八戸、事がうまく行けばおぬしもわれらの仲間入りじゃ。十一常侍として
権勢を極めようぞ」
さて、八戸がいよいよひょーりみを去勢しようと迫り、ひょーりみは悲鳴をあげて
いたそのとき。
「ドーン!正義の使者参上!」と張春華が突然現れ、八戸を一刀両断とした。
張春華はひょーりみを担いで、いそいで宮殿から逃げ去ったのである。
曲者じゃ!出会え出会え!!
長安の町は漢兵で埋め尽くされたが、張春華ほどの女がこれしきのことで
つかまるはずも無く、みごとに長安を脱出した。
しかしこれで、ひょーりみ、小銀玉らは逆賊となってしまい易姓革命でも
おきて漢が滅びないかぎり永遠に官憲から逃げ続けなければならなくなったのである。

40:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 18:15:39
八戸復活きたー!

41:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 18:16:15
>>38
ありがと。でもそこまでコテに詳しいわけじゃないから、結構変なことを
書くと思うよ。特に最近のコテはわかってない。

42:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 18:17:03
八戸雑魚すぎだろw

43:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 18:46:08
さて、学徒は甘寧の賊徒たちのなかで異例の出世を遂げすでにナンバー2となっていた。
もともと人に好かれる好漢的な性格であったからである。
目立ちたがり屋で偉そうな命令口調のせいで会稽では嫌われ者であった、学徒はまさに
自分の転職を見つけた思いであった。自分になつく子分もどんどん増えてくる。
八戸と縁を切ってから絶好調だな~。やっぱりあいつが疫病神だったか。あ~すっきりした。

学徒はわが世の春を謳歌していた。

44:無名武将@お腹せっぷく
07/11/24 21:09:11
続ききになるぅ。

45:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 13:14:18
安熹県に劉備なる大変評判の良い尉(役人)がおった。
そんな安熹県に洛陽から八戸のぶながなる役人が派遣されてきた。
「劉備とやら、ひょーりみ一党を必ず討つのじゃ、これは帝国全土にはせら
れた勅令でである。」とその八戸なる男は偉そうに言った。
「八戸殿、その話は存じております、確かひょーりみだけは生け捕りして残り
は討ち取れとのことでございますな。」と劉備が言うと、八戸は「違う違う、
全員討つのじゃ、ひょーりみも必ず首を取れ!」

「兄上、ちょっとこちらに・・・」やたらとひげの長い大男が劉備を奥に引っ張って
いった。
「あの八戸という男は張譲の手先だと聞きます。おそらく十常侍にとって目障りな
ひょーりみを殺害し、その責任をわれわれに押し付けようという魂胆でしょう。」
と長髭が言うと、劉備は「なるほど、では丁重にお断りして帰ってもらおうか」と答えた
そのとき「うわらばっ!」という八戸の悲鳴が聞こえた。
駆けつけてみると、どうやら八戸は張飛にバラバラにされていたようだ。

劉備「張飛よこれはどういうことだ」
張飛「この八戸とかいう野郎はほんとムカクツんでついつい軽く殴ったら
このとうりだ。こんなに虚弱体質野郎とは思わなかったぜ。」
劉備「いくら小人とはいえ洛陽の役人を殺したのはまずい。これは逃げるしかないのう。」


こうして八戸を殺してしまった劉備一党は官職を捨て逃亡するのだった。

46:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 13:29:14
さて会稽の学徒ママは魔玉から息子がまだ蔡ヨウの元についていないということを知った。
魔玉はゲラゲラ 笑ってばかりの真性ホモだが、八戸と違い、昔から学徒家に忠実な僕の一人であった。
名門、学徒家に魔玉ありと会稽でも評判のホモであった。
学徒ママは信頼する魔玉に八戸の捜索と、役に立たない八戸への制裁を頼んだのである。
魔玉は一人では心細いので、まずは学徒捜索隊の旅の仲間を探すことにした。

47:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 14:01:16
学徒家は会稽の名門である。食客や使用人は200名、跡継ぎの学徒出陣がやや
自分勝手であることを除けば、すべてが順調であった。
学徒家の食客のなかでもずば抜けているのが「こうろぎ先生」である。
その名声は江南の二張に並び、まさに学徒家の生きた至宝であった。
そのこうろぎ先生がある日、学徒ママに言った。
「易によると学徒坊ちゃんは天命を受けている者ようです。いずれ学徒家に
最盛期をもたらす事でしょう。ただの糞コテではありません。」
学徒ママ「先生にそれほど言っていただけるとは・・・あの馬鹿にそんな見所が
あるとは私のような凡人にはまったく気がつきませんでした。」
先生「いや、見所はまったくないのだが、どういうわけか易を立てると必ず
学徒に天命有りと出るでのう・・・。」

48:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 14:07:23
「ひょーりみ!ひょーりみぃ~!!」
ひょーりみを側に置くという夢を絶たれた霊帝の嘆きはすさまじく、3日3晩
食事ものどを通らない有様であった。
ひょーりみ奪還を命じても、小銀玉やザビエルそして一騎当千の張春華らが
守るひょーりみをさらう事はほとんど不可能である。
「張譲、蹇碩、趙忠、十常侍うんこ・・・誰でも良い!早くひょーりみをつれてきて
くれい・・・。」そういうと憔悴しきった霊帝はそのまま永遠の眠りについたという。
霊帝の死が時代の大きな転換点となりつつあった。

49:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 14:41:50
うわらばってw
クソワロタwwwwwwwww

50:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 14:46:10
八戸斬られ役か

51:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 14:59:25
最近のコテがいるスレ
スレリンク(warhis板)l50
スレリンク(warhis板)l50
スレリンク(warhis板)l50
スレリンク(warhis板)l50
スレリンク(warhis板)l50


52:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 15:04:05
>>51は放置でおk

53:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 15:13:32
>>51
中野区まだいたんだ・・・。

54:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 15:14:39
>>51
中野区の安否がわかったのでありがとう。

55:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 15:20:52
魔玉は同じ学徒家の使用人であった、ぷらっとや宇喜多と共に坊ちゃん捜索の
旅に出た、まず目指すは洛陽である。
洛陽へ行く途中の村で梁山泊のうわさを聞いたのである。
なんでも梁山泊には逆賊の汚名を着せられた漢どもが住み着いていて、中でも
首領の張春華はその人徳、武勇で天下に並ぶもの無しであり、人助けが生きがい
であるという。さらにその食客のひょーりみは仁義に生きる美少年だとその筋で
は大変評判だという。
魔玉たちはさっそく梁山泊に行き、学徒の捜索以来をしにいった。

56:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 15:24:56
魔玉は人に好かれる独特の口調で学徒の捜索を頼んだのだが、
「え~?人探しぃ~?そんなつまんない仕事仲達さまのお願いでもやだ~」
と春華に断られてしまった。
そのときひょーりみが言うには「学徒なら知っているよ。会ったことあるし」
というので宇喜多が喜んで、「どこで学徒坊ちゃんを見つけたのです?」と
聞いたのだが、ひょーりみは知力が低かったので思い出すことができなかった。

結局3人は梁山泊では得ることなく学徒捜索の旅を続けるのだった。

57:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 15:33:09
霊帝の崩御後、朝廷内の権力闘争は激化した。十常侍らは先手を打って何皇后
の兄である大将軍何進を暗殺するも、逆に袁紹ら諸侯の怒りをかう結果となって
しまった。
袁紹の報復はすさまじいものであった、十常侍はもちろん、老若を問わず宦官を
皆ごろににしたのである。
中には八戸のようにあまりに小さかったため巻き添えになった非宦官もいたという。
この大混乱の中一人の宦官がこの地獄から抜け出した。十常侍うんこである。
洛陽を脱出したうんこは一直線に梁山泊に向かった。のまず食わずでひたすら馬を
走らせ、傷と疲労で朦朧としながらも梁山泊にたどり着いたのである。

「この金で残虐非道なる袁紹を・・・討ってくれ・・・」
そう言い残すと十常侍うんこは息絶えたのである。


58:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 16:25:41
何故ひょーりみが美少年?

59:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 17:23:56
これすべてひょーりみが書いてるから

60:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 17:44:31
>>1は典型的な立て逃げかと思ったが意外と頑張っているね。

61:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 19:58:40
ひょーりみに美少年設定がついたのは2005年の魔玉真評価以来じゃない?

62:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 20:22:57
ひょーりみの画像どうぞ
URLリンク(www3.atwiki.jp)

63:無名武将@お腹せっぷく
07/11/25 23:24:06
一方、信愛はひょーりみ奪還を手伝った後司馬徽先生のもとで諸葛亮らと学問に励んでいた。

64:無名武将@お腹せっぷく
07/11/27 18:12:24
信長に吹っ飛ばされた人々

                  朝倉義景                  
              浅井長政                  
        足利義昭         斎藤龍興
本願寺                            武田勝頼       
   三好三人衆    六角承禎
                 伊賀忍者     
        松永久秀           織田信勝
                                 今川義元
                   北畠具教




65:佐倉広夢 ◆IENTwyoWGs
07/11/28 21:13:14
保守しときましょう。

66:無名武将@お腹せっぷく
07/11/29 20:01:07
良スレここにいるぞ!

67:無名武将@お腹せっぷく
07/12/14 17:22:09
消えたか

68:無名武将@お腹せっぷく
07/12/15 23:30:13
亞北ネル

69:無名武将@お腹せっぷく
07/12/18 08:44:59
発達障害と定型の間って境界線が無いみたいに聞いたんですけど
自分はどの辺りにいるんでしょう。
この後の人生で自分はあくまで定型だと思って生きた方がいいのか
発達障害的な部分にも注意を払いながら生きた方がいいのか。
その辺のことが聞いてみたいです。

70:無名武将@お腹せっぷく
07/12/18 08:47:53
なんか急にちゃんと生きるみたいな文章になってるけど
医者からの質問に回答ということになるとこう答えるしかないです。
投げて生きますとかそういう答えなら回答しないのと同じことですし。
こういう部分は一度聞いてみたかったので。

71:無名武将@お腹せっぷく
07/12/18 08:53:05
ああそうなりますか。
もういいから俺のことはほっといて解除してください。

>>69の回答はほしいです。

72:無名武将@お腹せっぷく
07/12/24 02:50:05
>>69-71
自演?

73:無名武将@お腹せっぷく
07/12/28 19:18:53
聖夜の奇跡

74:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
07/12/30 02:33:14
今の三戦で唯一と言っても過言ではない良スレ。
職人さん、がんばってください。
楽しみにしています。

75:無名武将@お腹せっぷく
08/01/01 11:57:22
袁紹は相国に就任。独裁体制を固めた。
司徒は田豊、司空は袁術、太尉は審配が担うこととなった。

袁紹「田豊先生には、荒れた漢土の秩序を回復し古の繁栄の取り戻すべく、
官僚たちの再教育をお願いしたい。汚職は厳罰をもって処置してくだされ。」
田豊「お任せあれ、相国殿」

袁紹「審配、そちは今だ漢土にのさばる賊どもを討伐せい」
審配「御意、期待にこたえて見せます。」

袁紹「袁術!」
袁術「はっ!」
袁紹「お前は何もするな。」
袁術「・・・・・・・はっ」

こうして袁紹は人事を一新し漢朝の建て直しに邁進するのであった。
「漢室の復興」という大事業は袁紹の自尊心を満たし、大いに自身となったのである。


76:無名武将@お腹せっぷく
08/01/01 12:10:23
袁紹から太尉に任命され官軍の監督を任された審配は悩んでいた。

審配「黄巾の残党に黒山賊、甘寧党にひょーりみ一派。韓遂、張魯・・・・・・まさに
賊だらけじゃ。おまけに現体制を袁家独裁と非難する知識人も多い・・・。」
顔良「審配どの。拙者に賊の討伐を命じてくだされ。」
文醜「何を言うか!わしじゃ!わしに命じてくだされ!」

審配はうんざりした様に言った。「誰でもいいとりあえず、逆賊甘寧を討って来い
戦功第一の者にその他の賊どもの討伐も命じてやろう。」

文醜、顔良、「御意っ!!!」

こうして両将軍は南方の賊の平定に乗り出した。

77:無名武将@お腹せっぷく
08/01/01 12:51:18
さて、甘寧党は本日の略奪も無事終わり、お楽しみの時間のとなっていた。
甘寧党員1「いや~今日は結構、金持ちの家襲ったせいで、食いもん美味いし、
ねーちゃんは可愛いしたまらんな~?」
党員2「学徒兄貴は女は要らないんですかい?興味なしでっか??」

学徒「ボケッ!そんなわけあるかい!!だがな俺はこれでも結構金持ちの
生まれだし、良い物を知っているからな、このレベルで狂喜などせん、せん。」
党員2「おおっ!さすがは兄貴。やっぱり俺らとは違うな~。」

そのとき~ドーン、ドーンと太鼓と音が響き渡った。
「お頭の幹部召集太鼓だな、なんかあったのか?」そういうと学徒は
甘寧のテントに向かっていった。


「官軍の馬鹿どもが来ている!」と甘寧は大声で叫んだ。
「尻尾を巻いてづらかるか、皆殺しにしてやるかてめーらで選べ。」

「皆殺しだ!」「ぶっ殺せ!!」と河賊たちは叫んだ。

こうして歴史上名高い、赤壁の戦いは始まったのである。

78:無名武将@お腹せっぷく
08/01/01 14:07:14
さて、烏林で官軍と甘寧党の両軍は合間見えることとなった。
官軍は文醜、顔良、両将軍が率いる1万ほどの大軍である。それに対し甘寧党
は1万5,000名(非戦闘員も含む)ほどのこれまた大軍であった。

「たかが河賊、俺が自ら出向くこともない」と余裕の文醜は方悦を呼びつけた。
「方悦よ、そなたほどのツワモノには軽すぎる仕事かも知れぬが甘寧の首を
とってきてもらいたい」「はっはっはっ、我が槍捌きで賊を軽く討ち取って参りまする」

武安国「待て待て!ここはこの北海一の暴れん坊、武安国の出番じゃ。方悦殿
手柄の独り占めはいかんのう。」
八戸のぶなが「い~や!ここはこの八戸がゆきますぞ!」
方悦「え?ちょっとお待ちを、八戸って宦官どもの手先だったあの八戸ですか??」
文醜「うむ。なんでもこの八戸とやらは倭の第六天魔王とかいうそれはすごい豪傑
だそうじゃ。あの騒ぎの中で生き残っておったんじゃからのう。しかも甘賊の幹部に
学徒なる者がいることを知ると、参戦を志願してきたのじゃ。何やら因縁があるようじゃ。」
と話してから一息ついて「よし!方悦、武安国、八戸よ順番に甘寧党に突撃し
賊を殲滅するのじゃ!」

方悦、武安国、八戸「御意!」

79:無名武将@お腹せっぷく
08/01/01 15:03:50
時の声があがり、両軍は烏林にてついに激突した。
「われこそは河内の猛将、方悦!!賊将覚悟!!」方悦は名乗りを上げ甘寧に
向かっていった。甘寧と方悦15合ほど激しく討ちあった。

「へっ!官軍の将ってのはこの程度でなれんのか?これなら俺でも簡単に大将軍に
なれそうだな。」と甘寧が挑発すると方悦は「ほざけ~!」と突っ込んでいった
甘寧が横に振った一撃で、胴が真っ二つとなってしまった。

文醜「何!?方悦が討たれただと!?武安国!敵をとって来い!」
武安国が甘寧を討つべく1000騎をつれて出陣した。「我こそは北海一の暴れん坊
武安国なり!甘賊覚悟!」

甘寧「さっきは体がなまってからちと苦戦したが、準備運動は済んだんでな。恥かきたく
なきゃ帰んな。」武安国「ふん!方悦と一緒にするな!!」
武安国は威勢だけはよかったが、結局5合と持たずに首をとられた。

文醜「武安国まで討たれたか!八戸!八戸はおらぬか!」
「いない、八戸いないよ~」と八戸は言ったがすぐに文醜に見つかった。
「八戸おぬしの武勇にはきたしているぞ。倭国に響き渡る、第六天魔王にして
コテキングにして三戦板の支配者とか言うよくわからんがとにかくすごいらしい
そちの武勇を見せてくれい。」
八戸「え~とそうでしたっけ…しかし今日は胃腸の調子が…」

80:無名武将@お腹せっぷく
08/01/01 15:07:46
文醜「いいから早く言って来い。そちには兵卒50人分の俸禄を支払っておるのだ、
甘寧ごとき弱将と戦うのが、そちのプライドが許さないのはわかるが、方悦、
武安国の敵をとってきてくれい。」

八戸「は、はぁ…」
八戸はガクガク震えながら甘寧に向かっていった。

八戸「わ、わ、わ、われこそは、は、はちのへ~」


甘寧「あ~!?」


八戸のぶながは一刀両断された。

81:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/01/01 17:56:58
職人さん、復帰、読者サービスありがとうございます。
袁紹ファンとしては袁紹軍の活躍は嬉しいです。
これからも、楽しみにしています。

82:無名武将@お腹せっぷく
08/01/01 18:09:12
>>81
ありがとうございます。

83:無名武将@お腹せっぷく
08/01/01 18:21:49
甘寧によってあっけなく2人の豪傑と雑魚1名が倒されるさまを見て学徒は背筋が
凍るようであった、以前、甘寧とき、運が悪ければ自分がああなっていたのである。

甘寧党の士気は大いに高まり、官軍は一時本陣へと退却した。

「八戸ほどの豪傑が討たれるとは、よほど胃腸が悪かったのであろう。
気の毒なことをしてしまった。」お人よしの文醜は無理に八戸を戦わせたことを
深く後悔していた。
一方、甘寧の戦ぶりを見ていた顔良はすっかり甘寧にほれ込んでいるようだった。
「あれほどの精鋭が敗れるとは、甘寧という奴は河賊にしておくのは惜しいな、
文醜よ懐柔はできんのか?」

「ならん!」と文醜は叫んだ。「賊の分際で俺の部下を・・・かならずや甘寧の首を
諸将の墓前に供える、今度その台詞を言ったら、顔良といえど許さんぞ。」
文醜は荒々しく自分の陣へ引き上げた。

顔良(まったく・・・部下思いなのは良いが、あれでは良き将は集まらんぞ・・・)

84:無名武将@お腹せっぷく
08/01/01 19:05:37
翌日、再び甘寧党と官軍が激突した。文醜が自ら兵馬の先頭に出て甘寧軍に
襲い掛かった。

文醜「甘寧!首を叩き落してやるから出て来い!」
「おっさん!そんなデケー声ださなくても聞こえてるよ!」と余裕の表情で
甘寧は出てきた。しかしはじめの1合目で甘寧の表情が変わった。
「官軍の文醜は化け物か!」
両者は激しく討ち合ったが、腕はまったくの互角であった。そこに顔良も
現れ戦いは官軍に優位となっていった。

戦いの嗅覚に優れる甘寧は勝算なしと見て急いで兵を引いた。

85:無名武将@お腹せっぷく
08/01/01 19:18:18
その夜、甘寧党の本陣では珍しく、軍議がおこなわれていた。

甘寧「とにかく、官軍の将は強い。まともにやったら勝ち目は薄い。お前ら、いい案が
ねーかその足りない頭で考えてくれ。」
学徒「ふっふっふっ・・・お頭、俺様はこう見えても良家の生まれでな。学もあるんだよ。」
「おおっ~さすがは兄貴!」と学徒の直属の手下からは歓声が上がった。
学徒「史記って知っているか?」
陣内がざわめいた。「シキ?よくわからんがさすがは兄貴」と学徒に心酔している学徒派は
うなずいている。

学徒「よく聞け、長い話になるが今から400年も前に韓信って奴がいたんだ・・・」


■この後、学徒は2時間も永遠に韓信の話をしているのでカット!!!■


学徒「・・・そこで韓信は川をせき止めていた堤を崩したんだ。川の水は一挙に
竜且軍に襲い掛かり、20万の大軍も壊滅させたのだ。」
「うおおおおおっ!」と歓声が上がる。「さすがは兄貴だ!そうか川をせき止めて
官軍を流しちまえばよかったんだ!」「学徒兄貴は天才だぜ!!」
学徒「がははははは、そんなにほめるな」

甘寧「長江をせき止められるわけねーだろバーカ!」

その日の軍議は打ち切られた。

86:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 02:08:27
久しぶりに延びてると思ったら神が降臨してる!
乙です!

87:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 14:23:47
百姓たちが梁山泊へとやって来た。
「春華さま、ひょーりみさま。村を代表してお願いに参りましただ・・・。」

春華「きゃは!こんなに頼りにされちゃって、仲達さま褒めてくれるかな~?」
百姓「???」

ザビエル「春華さんは、お困りの皆さん。悩みを言ってみなさいと言っております。」
百姓の長「そうでしたか。実は損権、孔明なる荒らし者が村で悪さをしているのです、
お役人に頼んでも頼りにならないので、是非とも梁山泊の皆様に懲らしめていただこうかと」

春華「どーーーーーーーーーーーーーーーん。そうそうなんだ!!」
ザビエル「それは大変、すぐにならず者を退治しましょうと申しております。」
長「はぁ・・・そうですか。」

こうして梁山泊の面々は損権、孔明なる荒らし者を退治にしいった。

88:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 14:30:45
「うわ~本当に荒らしているなぁ。」とザビエルは呆れ顔。
「こういう殺伐とした雰囲気はいいね。本来こうであるべき。」と嬉しそうな
小銀玉であったが、しばらくすると、荒らし者がこちらに気づいて向かってきた。

損権「ここは俺たちの島だ!さっさと・・・」
春華「きゃー仲達さま~荒らし者がいる~」

といった瞬間、損権は春華ぶっ飛ばされて気絶した。

一方孔明は有名なあの孔明とは違い、智謀も何もあったものではないので、
何もできずそのままは逃げ去ってしまった。

こうして村の一件はあっけなく片付いてしまった。
損権はこの後、梁山泊に帰順し、損権を慕う荒らし者どもも梁山泊入りした
ためその勢力は大いに膨らんだ。

89:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 14:39:05
数日後、梁山泊に果物キラーなる馬商人がやってきた。

「この見事な鹿毛を見てください。名馬の証です。ディープインパクトはまさに
高貴な方が乗られるために生まれてきたのです。」と果物キラー

小銀玉「おおっ~これいいな~」

「そしてこれが、オグリキャップ、こっちが赤兎馬です。」

損権「でそのトロそうな馬は何?」
果物キラー「それはハルウララ。まあ、気にしないで。それでですね。おすすめは
この黒王号ですよ。まさに最強の軍馬です。たちまち、敵を踏み潰してしまいます。」

小銀玉「名馬ぞろいだな。」
果物キラー「どの馬にいたしますか?」

張春華「全部」
果物キラー「おおっ!全部買っていただけますか!一括払いですか?ローンを
組みますか?」
春華「ちょっと高いから36回ローンだね」

果物キラー「左様ですか。それでは後ほど代金は回収に参ります。」

90:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 14:45:55
春華「だから全部だって。全部買うの。」
果物キラー「はい?」
「君も買うからずっと梁山泊にいようね。」と平然と言う春華に果物キラーは
青ざめた。「私は行商人でござますからずっとここにいるわけには」

春華「今日から君も梁山泊の一員だからね、いいね!逃げたら・・・ただじゃすまないよ(^^)V」

こうして強引に果物キラーは梁山泊の一員にさせられた。以後、梁山泊は名馬に困らなくなったという。

【主な武将の愛馬】
ディープインパクト ⇒ 小銀玉
黒王号 ⇒ 張春華
赤兎馬 ⇒ ザビエル
オグリキャップ ⇒ 損権
ハルウララ ⇒ ひょーりみ

91:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 16:34:47
「おらっ!孫権、さっさと飯持って来い!!」

甘寧の一日は孫権を蹴り飛ばすところから始まる。孫権は以前、甘寧党がさらって来た
青年で、動労奴隷として甘寧の陣地で働かされていた。

「汚ねー紫髯つけやがってコラ」といつものように甘寧が孫権を虐めていると、
そこに甘寧の無二の友であった蘇飛がやってきた。
「おおっ心の友よ~」と甘寧は目を輝かせて歓迎した。

「官軍との対陣からもう二ヶ月もたつ。」
「だがな蘇飛、なんかこう突破口が見えなんだよな。顔良、文醜とガチンコ
じゃ勝てそうに無い。」

孫権「この時期は、火計が有効なのでは?」
甘寧「ナマ言ってんじゃねい!」

孫権はまた甘寧にどつかれた。

92:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 16:42:01
さて甘寧党大幹部の学徒出陣の陣地に怪しい風体の男が捕らえられていた。

学徒派1「怪しい男を捕らえました。文醜の密偵ではないでしょうか?」
学徒派2「まったくです。厳しく追求すべきです。」

最近、学徒直属の配下は盗賊であるにもかかわらず言葉使いがよい。粗暴な
言葉を学徒が禁じているからである。もっとも本人は「ボケッ!」を連発
しているのだが…。

「私は魔法剣士情熱的と申します」と男はいった。

学徒「ほう。魔法とな。じゃあ魔法使ってみろ。」
情熱的「それでは…イオナズン!!」

「・・・・・・・・・・・・」

情熱的「運がよかったな。MPが足りないようだ」

学徒「それは呪文だボケッ!!」


よくわからないが、こういう経緯で情熱的は学徒派の一員となった。

93:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 17:46:33
>>86
ありがとうございます。しばらく投稿規制がかけられていました。今度は
ちゃんと続けます。

94:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 18:43:29
烏林で官軍と甘寧党が対峙してから70日が過ぎようとしていた。
「火事だ~!」
文醜「なんだ~?こんな真夜中に?兵卒が火の始末を怠ったのか?あれだけ注意しておいたの
だがな」

しかしあちこちで次々に火が上がるのを見て文醜の顔色が変わった。

「顔良!賊の火計だ!起きろ!!」
そのとき、文醜の首に毒矢が命中し、そのまま倒れこんだ。
顔良の陣にも甘寧党が殺到。顔良は寝巻き姿で奮闘するも、蘇飛隊の弓兵に
遠巻きにして毒矢を射られ絶命した。

「それっ!皆殺しだ!!」甘寧軍は官軍の陣中を焼き払った勢いで、官軍の
将兵を片っ端から惨殺した。
学徒隊はそれをやや離れたところから見物していた。
情熱的「我々は加わらなくてよいのですか?」
学徒「お頭の悪いところまで見習うことはない。わが隊は虐殺に加わった者は
斬ると厳命しておくぞ。」

この日、6000名の官軍が討たれたという。袁家一の精鋭が河賊ごときに敗れた
ことは袁紹の威信を大いに傷つけたという。

95:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 18:55:40
「馬鹿者!!」「本当に申し訳ありません」

烏林での大敗に袁紹は激怒し審配をきつく叱責した。
田豊は何とか取り成そうとしたが、聞き入れられず、審配は太尉を解任され、
許攸が後任となった。

「けけっ、馬鹿が。」袁術は含み笑いを浮かべていた。

田豊「それにしても甘寧党は勢いに乗り、近隣の村々を征服しているようですぞ。
税まで取り立てているそうです。」
袁紹「誰か、賊を討ち果たす者はおらんのか?」
田豊「それならば益州牧の劉焉はいかがでしょうか?馬相を討ち、漢中の邪教徒
たちをも懐柔している勇者ですぞ。」
袁紹「そうだな、劉焉ならばやってくれるであろう。すぐに賊討伐の使者を出せ!」
田豊「御意。」

96:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 20:16:36
益州

劉範「父上、都より書状が届いておりますぞ。」
劉焉「何々、荊州にいる河賊を討てだと?」
劉範「いかがなさいますか?」
劉焉「今は益州経営だけで精一杯じゃ角が立たぬようにお断りするしかあるまい。
そちには使者として洛陽に行ってもらいたい」
劉範「かしこまりました。早速、都へ向かいます」


こうして劉焉は動かず、益州で力を蓄えてゆくのだった。

97:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 20:23:29
会稽の学徒家ではお抱え学者のこうろぎ先生が天文を見ていた。

「ふむう・・・魔玉たちは今に学徒出陣坊ちゃんを見つけられるようだが、天文を
みるに坊ちゃんは生きてらっしゃるのう。それどころか、いよいよ運気に満ちて
いるようじゃ。機を得れば、沼に潜む竜のごとく一気に天へ駆け上るやもしれん。」

「じゃが・・・あの巨星の輝きを見よ、そう簡単にあの袁紹の天下を覆せるものかのう?
それにもうひとつの巨星、劉焉。こちらも厄介じゃ。だが気がかりなのはそれではない、
あそこに見える小星。今は薄暗いが、あの星には天命ありと見た。いったい何者なのか??」

こおろぎ弟子「こおろぎ先生はまた夜、徘徊して独り言を言ってらっしゃる。」
こおろぎ弟子2「まだお若いのに・・・お気の毒に・・・」
こおろぎ先生「そこっ!聞こえておるぞ!!」


こおろぎ先生は地獄耳であった。


98:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 20:29:16
益州からの討伐軍も派遣されず、荊州で甘寧党はやりたい放題であった。
毎日1村を征服するありさまであった。

さて、学徒出陣の手先の中に金宰陽という者がいた。
金は馬鹿の癖に知恵もあるので実に厄介な人物である。
学徒派は礼儀正しくするように教育されているのだが、金だけは口調の悪さは
変わらなかった。

情熱的「ところで学徒殿、金殿はほっといていいんですか?」
学徒「あれはどうにもならんし、厳しく言うと逆ギレするタイプだから放置
しとくしかあるまい。」

そんな学徒に転機が訪れたのは、官軍に大勝利してから2ヵ月後のことである。

99:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 20:33:50
■甘寧の本営■

「おらっ孫権!ぼっけっとしてんな!」といつものように孫権を虐めていた甘寧
であったが、「お前の頭、紫で不気味だな」といったとたん。孫権が怒り狂った。

孫権「変な髪形だと!!!」といってすごい力で甘寧につかみかかる。
孫権「今どきリーゼントなんて古いだと!さざえさんみたいな髪型だと!」
甘寧「そんなこと言ってないって・・・」

ドララララララララララ・・・・

甘寧はボコボコにされ死亡。そばにいた蘇飛もとばっちりを受け死亡した。

100:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 20:39:40
情熱的「大変です!お頭が孫権に殺されました!」
学徒「何だと!?それで孫権は取り押さえたのか?」
情熱的「それが、孫権のほうが強くて頼りがいがあると、あっけなく寝返りました。」
学徒「所詮、賊か・・・」

金「まったく。幹部クラスは儒で洗脳して頭をガチガチにしとかなきゃ
いかんだろうが、甘寧もその程度の男だったということだろうな。」

学徒「とにかく、ボケッとしている暇はないぞ!すぐにお頭の敵をとるんだ!」

学徒派は一気に孫権派に突撃した。孫権は人数は多いが所詮、烏合の衆であった。
あっけなく孫権は討ち取られた。

「抵抗は止めろ!これからは俺様が一党を率いるいいな!!」学徒の一括により
混乱は収拾され、甘寧党の大部分は学徒出陣の軍団に吸収された。

101:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 20:48:40
学徒一党は荊州の平定に乗り出した。学徒は名門出身だけあって、各地の豪族も
参加に加わるもの多く、20日後には襄陽を無血占領。州をほぼ統一した。

そこへ朝廷からの使者が訪れた。

使者「皇帝陛下は学徒殿を荊州牧に任じられた。心して受けよ。」
学徒派「おおっ~!学徒さま万歳~!万歳~!」
学徒派の将兵から歓声が上がった。

情熱的「これで正統なる荊州の指導者ですね。オメデトウございます。」


「ボケッ!!こんなもんいらん!とっとと帰れ!」と学徒は使者を手荒く
追っ払ってしまった。

「なんと無礼な!どうなっても知りませんぞ!」朝廷の使者は捨て台詞を吐いて
さっていった。

あまりのことに城内は静まり返った。

「これより!第二次黄巾の乱を開始する!!!全土に檄文を送れ!漢を叩き潰す!」

102:無名武将@お腹せっぷく
08/01/02 20:55:13
>>97
「未だに見つけられぬようだが」の間違い。

103:無名武将@お腹せっぷく
08/01/03 01:41:02
超乙!
今の三戦でこれだけ書ける人は貴重だ

104:無名武将@お腹せっぷく
08/01/03 23:46:17
【これまでのあらすじ】

後漢末期、会稽の名門に学徒出陣というどうしょもないどら息子がいた。
そんな息子を心配した母親は、学徒を無理やり洛陽の蔡ヨウ先生のところ
へ勉強へ行かせたのだが、旅の途中で甘寧という賊と決闘したが、コテンパに
やられ、学徒は甘寧の舎弟となってしまった。
もともと兄貴肌の学徒は甘寧党のなかで有力な人物となり、一大派閥を形成した。
甘寧党は討伐にし来た官軍の顔良、文醜を返り討ちにしその勢力を大きく拡大した。
しかし甘寧はパシリの孫権に殺され、その後を学徒が継ぐこととなった。
一大勢力を手に入れた学徒は荊州を平定。その力を恐れた朝廷は学徒を州牧に
任命し懐柔を図ったが、何を思ったのか学徒は朝廷の使者を追い返し、漢朝打倒を
宣言するのだった。

105:無名武将@お腹せっぷく
08/01/04 14:48:46
学徒は全土に漢朝打倒の檄文を発した。

■洛陽
袁紹「なんという大うつけ者だ!太公望気取りの大うつけめが!」

■成都
劉焉「ふむう・・・またも張角が現れるとは思わなんだ。どうしたことやら・・・」

■常山
張燕「我らは学徒殿に味方いたす!者どもよいな!」

■涼州
韓遂「乱だ!乱をおこす好機ぞ!」

■汝南あたり
魔玉「学徒坊ちゃんが反乱!?とにかく所在はわかった。すぐに荊州へ向かわねば。」

106:無名武将@お腹せっぷく
08/01/04 14:56:14
■学徒の檄文は会稽にも送られていた。

こおろぎ「奥様。出陣坊ちゃまが漢朝に反逆いたしましたぞ。県の役人が報復するや
しれません。ここは危険です。とにかくお逃げくだされ。」

学徒ママ「といっても、どこへ逃げたらよいものか・・・」

こおろぎ「学徒家ともつながりの深い、豪商中野区のところがよいでしょう。」

こうして、学徒家一党は中野区のところへ厄介になるのである。
一方、学徒出陣は会稽方面にも金宰陽率いる一軍を派遣し、一族郎党の保護を
図ろうとしていた。

107:無名武将@お腹せっぷく
08/01/04 23:36:07
ここまで出てこないコテの潜伏が書いていると見た

108:無名武将@お腹せっぷく
08/01/05 10:49:26
【学徒出陣】統率91 武力83 智謀80 政治86 魅力95(能力値上昇中)

この物語の主人公。会稽の大金持ちの息子で任侠的な親分肌の持ち主。
一応、良家の子息としてそれ相応の教養などは持っているが口は悪い。
天命を持っている・・・かもしれない。

109:無名武将@お腹せっぷく
08/01/05 16:32:59
そのころ、朝廷は逆賊、学徒出陣が会稽の名門であることをつきとめた。
袁紹は呉郡太守、許貢に学徒一門を捕らえるように命じた。

しかし、会稽の町で学徒一門および中野区家の信望は高く、その上役人も
買収しているため、彼らを捕らえることは容易ではなかった。

そんなときである。「俺の名は狂気、中野区に怨みある」と一人の狂人が
許貢の前に現れた。
許貢「その中野区とは、逆賊学徒氏を匿う、ふとときな中野区民憲章のこと
であるか?」
狂気「そうだ…。」
許貢「それはよい。我々が直接会稽に踏み込むといろいろ面倒でな。お前が
中野区を始末してくれないか?見返りは十分に用意する。」
狂気「俺は中野区への復讐さえ許されれば十分だ。さっそくやってくる。」

そういうと狂気は真夜中の会稽の町に消えていった。

110:無名武将@お腹せっぷく
08/01/05 17:10:48
「俺の名は狂気」
「やかましい!」

ドカッ!! 狂気(享年31才)

中野区民憲章「まったくこのような怪しげな者がうろついているとは、危険
極まりない。早く、学徒ママを襄陽にお連れせねばな。」
こおろぎ「しかし、会稽から襄陽まで役人を避けながら行くのは至難の業ですぞ。」
中野区「うむ…誰か協力者がおらねば難しいのう」

そんなときであった。
「だんな様。学徒出陣殿の使いと申す者が来ています」
中野区「何?学徒殿の?とにかくお連れいたせ。」

渦中の司馬懿「私、学徒様の使者で渦中の司馬懿と申します。近くまで学徒さまの
軍勢が来ておりますので、ともに会稽を脱出し合流いたしましょう。」

こおろぎ「待て待て、そちが学徒坊ちゃんの使者であるという証拠はあるのか?
見ず知らずのそなたを軽々しく信用はできぬのでな・・・。」

渦中の司馬懿「学徒さまの書状があります。ご覧ください。」
こおろぎ「う~む、何々…読めん、何と言う悪筆だ。間違いなく学徒坊ちゃんだな。」
中野区「たしかに、このような文字を書けるのは学徒殿くらいしかおりませんからな。」
こおろぎ「よしわかった、我々は会稽を脱出しよう。学徒一門と中野区家あわせて
300名ほどおるが大丈夫だな。」

渦中の司馬懿「ご安心ください。2000の兵馬でお守りしますのでまったく問題ありません。」

こうして学徒、中野区両家の一族は住み慣れた襄陽を離れ、避難すること
となったのである。

111:無名武将@お腹せっぷく
08/01/05 17:36:25
梁山泊にも檄文学徒の檄文(無論代筆を使っている)が届いていた。

「学徒軍につく!?駄目駄目!逆賊になるじゃん。それに俺は漢朝と戦うつもり
なんてこれっぽっちもないよ。」とひょーりみは大反対。ザビエルもさすがに
危険すぎると仲間を諭したのだが、春華らは中常侍うんこの敵を討つため、漢朝
と戦うと威勢をあげていた。

春華にとって重要なのは侠者としての生き方を全うすることであって、そのため
ならどんな危険も望むところであった。一方、ひょーりみ、ザビエルはれっきと
した良家の儒者青年、朝廷に逆らえるはずも無かった。

ザビエル「そもそも十常侍うんこなんて何のかかわりも無い他人だよ。どうして
無関係の人のために戦わなきゃいけないの!」
ひょーりみ「そうそう!そもそも漢朝がつぶれたら、世の中今以上に混乱して、
苦しむのは民なんだよ。そんなこともわかんないの!?」

春華「マジ、馬鹿だろm9(*^ヮ^)キャハハ」
春華「はいっ!多数決!」

と春華は強引に多数決をおこなったが、春華配下が過半数を占める梁山泊である、
簡単に学徒への加勢が決まってしまったのである。


112:無名武将@お腹せっぷく
08/01/05 21:12:33
光熹2年(190年)2月18日、袁紹は諸侯を招集し洛陽に総勢10万の大軍を集結させた。
袁紹を盟主とする大討伐軍である。

先方を曹操、別働隊を丁原とし、主力は皇甫崇、朱儁ら黄巾の乱の功労者および、
袁紹子飼いの将が占めていた。目指すは逆賊と裏切り者の巣窟、襄陽である。

同日、襄陽では学徒出陣が勾践の末裔を名乗り越王に即位。正式に漢朝への叛意を示した。
恩師であるこおろぎを丞相に任じ、地元の賢者として知られる朝倉渦中を礼を尽くして
招聘し顧問とした。

情熱的、金宰陽、中野区、さらに合流した魔玉、宇喜多、ぷらっとらにそれぞれ高位を
与えて体制を固めた。

113:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 16:00:46
官軍の先方の高覧、曹操の軍は博望坡で荊州軍のぷらっとの部隊と衝突した。
ぷらっとは自ら前線に出て官軍の勇将、高覧を探していた。そこに一人の騎馬
武者が現れた。
ぷらっと「お前が高覧か!?」
曹操「わしが曹操よ」
ぷらっと「曹操なんて知らん知らん、高覧を出せ、高覧を」
曹操「わしの手並みを見てからほざけ!」

曹操はぷらっとに襲い掛かったが、宦官の孫など、武勇ではぷらっとの
足元にも及ばない。あっという間に討ち取られた。

ぷらっと「こんなんじゃ物足りないぞ。高覧を探せ!」

だが結局ぷらっとは高覧を撃つことができなかった。高覧は流れ矢にあたり
あっけなく絶命したからである。

こうして緒戦は荊州軍の圧勝に終わった。

114:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 16:05:45
袁紹「何!?高覧、曹操が討たれただと!」

開戦早々の敗北に官軍陣営には動揺がはしった。

田豊「曹操殿は殿の幼馴染でしたな。」

袁紹「うむ。わしと異なり、容姿は今ひとつで評判も悪い哀れな男だった。
手柄のひとつでもたてさせてやりたかったのだが・・・。」

田豊「死者に鞭打つようですが、両名はやや功に走りすぎたようです。これを
戒めとして気を引き締めて賊にあたらねばなりません。」

袁紹「まったくだ。戦いはまだ始まったばかりだ、諸将よ以上だ。」

115:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 16:16:14
袁紹軍と学徒出陣のにらみ合いが続いていたその頃。
梁山泊軍は兵馬を整え、いよいよ出陣のときを迎えていた。

「目標は洛陽だよ~m9(*^ヮ^)」と春華が叫んだ。

ザビエル「えっ?あれだけ袁紹を討つことにこだわってたのに・・・」

春華「にらみ合いが続く新野方面より守りの薄い、洛陽のほうがずっといいって。
洛陽に敵軍が来ていると知ったら、官軍も大慌てでしょ。私、間違ったこと
言っている?(*・ヮ・*)?」

ザビエル「ものすごく真っ当なことを言っていると思うけど、春華さんって
よくわかんないなぁ・・・。」

春華「それと総大将はひょーりみ君だからね~頑張って~m9(*^ヮ^)」

ひょーりみ「俺なの!?!?・・・何で???」

春華「女の感ってやつ。」

116:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 16:23:55
嫌がるひょーりみを強引に大将として梁山泊軍は出陣し、洛陽を目指した。
その途中、陳留を通る途中、土地の有力者、桜龍氏に呼び止められた。

桜龍氏「私、以前より、ひょーりみ様の威徳は聞き及んでおります。どうか
我々にも世直しの手伝いをさせてくださいませ。」

ひょーりみ「え?俺、なんでそんなに有名なの?・・・ザビエル何かやった?」
ザビエル「まあ少し、宣伝みたいなことはしたかなぁ」
ひょーりみ「まったくもう・・・」

桜龍氏「ところでひょーりみ様。お願いがあります。」
ひょーりみ「何?」
桜龍氏「私の19になる娘を娶ってはくださいませんでしょうか?」

ひょーりみ「へー娘さんがいるんだ。ん??、ちょっと待った!俺16だよ、なんで
結婚せにゃいかんの!?ムグ!」

そのときザビエルはひょーりみの口を押さえ込んだ。
ザビエル「すばらしい、お話です。是非、娘さんとひょーりみ様を結婚させましょう!!」


117:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 16:30:57
ザビエル「(小声で)ひょーりみ君!梁山泊の戦力、物資はたかが知れているんだよ。
今のままじゃ、洛陽入場なんて無謀もいいところなの!」

ひょーりみ「だからって何で、俺が結婚しなきゃいけないのさ!」

ザビエル「大豪族の桜龍氏の援助があれば、梁山泊は安泰!万々歳でしょうが!」

ひょーりみ「そんな理由で・・・」

桜龍氏「これが娘の紫玉です。」
桜龍紫玉「紫玉です。ひょーりみ君、よろしく。」

ザビエル「び、美人ですな~ひょーりみ殿、よかったね~」
果物キラー「美人か?まあ見る人によっては美人に見えるかもな・・・」

「ちょっと待て!」そこに小銀玉が現れた。
「俺はひょーりみとはバラ園で結ばれた仲だぞ!そこら辺の女になんか俺の
ひょーりみをやれるか!」

118:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 17:44:32
紫玉「ふーん。で、したの?」
小銀玉「は・・・?」
紫玉「Hはしたの?」
小銀玉「アホか、してねーよ」
紫玉「へーホモのくせにHする勇気もないんだ。」
小銀玉「そうじゃない!俺とひょーりみはもっとプラトニックのだな」
紫玉「プラトニックな愛なんて偽善だよ、好きだったらHしたくなるし、
股間は○○するでしょ!」

ザビエル「向こうで取り込んでいるみたいだが、とにかくこちらでどんどん
進めてしまいましょう。桜龍氏、約束の物資をお願いしますぞ。」

桜龍氏「それはもちろんでございます」

ひょーりみ「俺の無視して話を進めるなよ~!」

こうしてひょーりみは姉さん女房をもらった。これが後の悪女列伝に名を残す
紫玉皇后である。

119:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 17:50:31
その後、梁山泊軍は張燕、勇魚の軍と合流し3万の大軍となって洛陽へ進軍した。
途中、官軍の董卓軍と遭遇した。

たちまち、春華が黒王号で官軍を蹂躙する。象のような巨大な馬は、見るだけで
官軍の戦意をたちまち奪ってしまった。

華雄ら董卓軍の勇将が春華に挑んだが、無敵の春華に勝てるはずもなく、たちまち
討ち取られた。

ひょーりみ「あまりにも一方的すぎる。ザビエル、早く降るように説得して」
紫玉「ひょーりみ、やさし~」

結局、勝負らしい勝負にもならず、一方的な梁山泊軍の勝利であった。

120:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 18:01:12
官軍は梁山泊軍が洛陽に近づいているため、丁原軍を迎撃のため派遣した。
両軍は虎牢関で激突した。

丁原「呂布よ。そちの武勇は天下一じゃ、賊を打ち破りその名を天下に知らしめよ」
呂布「御意。義父ご期待くだされ!」

呂布は関から出ると大声で叫んだ「春華出て来い、お前と勝負したい。」
春華「ほえ?春華ですが何か?(*・ヮ・*)」

呂布「むむ、女っぽい名前とは思っていたが、天下無双の豪傑が本当に女だった
とは・・・とにかく勝負だ。本当の武勇というものを見せてやろう。」

呂布と春華は激しく討ち合った。その壮絶な戦いに両軍の将兵は目を釘付けにした。

100合討ちあっても勝負がつかない。すると呂布は「春華、お前は馬が良すぎる!
俺にもお前くらいの良馬があれば、とっくに討ち取っているわ。」といった。

春華「そ~お~?ザビエルくん。君の赤兎馬、貸してあげてよ~」
ザビエル「なんで、赤兎馬を敵に・・・」
春華「いいから早く!」

121:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 18:07:59
こうして呂布は赤兎馬を借りて春華と再び戦ったが結局勝負はつかなかった。
結局その日は、そのまま両軍とも陣に引き上げた。

関に引き上げた呂布であったが、彼は赤兎馬のことが忘れられなかった。
呂布「赤兎・・・いい馬であった。あれほどの名馬が俺のものであれば・・・」
その真夜中、一人の男が呂布の元へ訪れた。「もしもし、呂布どの~」
呂布「おまえは春華!?殺されに来たか?」
春華「敵地への侵入は得意中の得意だからね。それより、赤兎馬ほしくない?
丁原の首を取ってくれれば、赤兎馬に美少女の2~3人もおまけにつけちゃうけど。」
やる~?

呂布「やるやる!今すぐ丁原を殺してくるぜ!わははははは!」

こうして呂布は丁原を殺し、梁山泊へ降った。

なお、赤兎馬の話は持ち主のザビエルには無断で進めたため、後での彼の怒り
はすさまじいものであったという。

122:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 18:16:49
梁山泊軍は、丁原軍を打ち破りいよいよ、洛陽入りしようとしていたその頃、
学徒出陣は朝倉渦中の計により袁紹軍の兵糧を焼き払い、総攻撃に転じていた、
圧倒的な学徒軍の前に袁紹軍の将兵は次々に討ち取られ、血の海となった。

袁紹「田豊が討ち取られただと!?許攸の奴は裏切っただと!?もうおしまいじゃ!」

そこに学徒兵が殺到する。「袁紹だ!奴を討ち取れば万戸候に取り立てられるぞ!」

袁紹「貴様ら下郎に討ち取られはせんわ!」そういって自ら剣を振るって、
雑兵を討ったが、敵兵は後から後から現れる。

袁紹「もはやそれまで・・・。はぁぁぁ!!!わが生涯一片のくい無し!!!!!!!!!」



こおろぎ「巨星乙か・・・。漢朝最後の番兵、袁紹死して学徒様の天命は成った・・・
ということに成るのであろうか・・・」

123:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 18:26:47
うんち!

124:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 18:28:51
袁紹が討たれた翌日。ひょーりみらは洛陽に入城した。

「惰弱な皇帝弁を捕らえましたぞ。」と兵士から連絡があった。

ひょーりみは弁に会ったが、人のよいちょっとナイーブな青年であり、自分に
似ているな~と好感を覚えた。
ひょーりみ「陛下、ご安心ください。陛下はこのひょーりみが守りますから
何の心配もありません。」とニッコリ微笑して言った。
その言葉に青年皇帝も安心したようで、表情がやわらんだ。

しかしこの話を聞いて激怒した人物がいた。反漢朝連合盟主学徒出陣である。

学徒出陣「ひょーりみがどさくさにまぎれて洛陽を制圧し、皇帝を擁立しているだと!!
これは漢朝打倒のための戦いぞ!おのれ!ひょーりみを討つ!洛陽に進軍だ!!」

官軍の降伏兵と新たに集めた兵で30万の大軍に膨れ上がった学徒軍は洛陽へ
進軍を始めた。

125:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 18:34:15
洛陽

ザビエル「ひょーりみ殿大変ですぞ!学徒将軍がお怒りのようです!大軍勢で
接近しており間する!」
ひょーりみ「え?何で俺が???」
ザビエル「ひょーりみ殿が弁陛下を保護していることが誤解されているようです。
すぐに謝罪の使者を送り、弁陛下を学徒将軍の陣へ送りましょう。」
ひょーりみ「でも、弁陛下は守るって言っちゃったし今更…」

ザビエル「小事にこだわって、3万の味方を巻き添えにするつもりですか、
とにかく弁陛下は学徒殿へ引き渡しますよいですな!」
ひょーりみ「じゃあ、俺が直接、学徒殿に謝罪に行くよ、いいよね。ザビエル
が止めても絶対行くからね!いいね!」

126:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 18:41:10
翌日、ひょーりみ、劉弁、春華、ザビエルらは学徒出陣への陣を訪れた。

劉弁「はぁ…朕はこのまま殺されるのかのう?」
ひょーりみ「そんなに粗暴なことはされないと思いますが、帝位は奪われて
しまうかと思います。」
劉弁「朕は命さえ助かればよれでよい。皇帝の位などそもそも朕には合わぬ」
ひょーりみ「そんなこと言ったって・・・俺だって怖いんだよ~うわわわん」

学徒警護兵「学徒さまがお待ちである、入られい!」

テントに入ると、学徒出陣、朝倉渦中、金宰陽、こおろぎら、荊州の重鎮たちが
勢ぞろいしていた。

「梁山泊総大将、ひょーりみでございます。」とひょーりみは学徒に深々と頭を下げた。

127:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 18:48:14
学徒出陣「そっちにいるのが、弁帝だな。」
劉弁「は…劉弁でございまする。」

「そちにはうらみは無いが、玉璽と帝位をいただくぞ。禅譲ってやつだ。
それで終わりだ、後は封地を与えるから静かに余生を過ごせ。」
そう言うと、学徒は劉弁を下がらせた。

学徒「さて、ひょーりみ。久しぶりだな。覚えているか?」
ひょーりみ「学徒様は我が命の恩人。そのことはよく覚えております。」


「そうか…論功行賞などは洛陽入場後におこなう。そちは先に帰り、洛陽の
人心を落ち着かせていよ。」そう言って、ひょーりみも解放された。

128:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 19:06:41
聖天使ザビエル「ひょーりみ殿、何事も無くてよかったですね。」
ひょーりみ「寿命が20年くらい縮んだ。しかしこれで学徒出陣殿は皇帝か…
すごいなぁ…。まあいいや、とりあえず帰ろう。」

こおろぎ「むむむ、あれがひょーりみか…なんという運気!あれは学徒様と
同等、いや、それ以上かも知れぬ。それにあの梁山泊とやらあまりにも危険だ、
いずれ始末せねば、学徒様の未来を暗くするやもしれぬ・・・」

それから2日後、洛陽には学徒出陣、ひょーりみ、張春華、張燕、勇魚、韓遂ら
第二次黄巾軍の首魁の面々が一堂に会した。

世に言う大酢令会合である。

129:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 20:38:39
コテ強すぎる

130:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 20:51:31
曹操弱すぎw

131:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 20:54:46
八戸はどうなった?

132:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 20:58:55
少しは狂気が死んだことも思い出してあげてください。

133:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 21:21:07
実は男塾方式で生きてるんだよ。

134:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 22:00:10
俺は正気

135:無名武将@お腹せっぷく
08/01/06 23:35:28
2年ぐらい前のコテが出てるね懐かしいな

136:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 13:56:59
小魔玉が何故出てない?

137:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 20:26:00
小魔玉は後々で重要な役で出てくるんじゃね?
俺が考える話だと、劉弁から帝位を奪い取った学徒出陣は新たな国を建国する。
その国の名は《新》で、学徒出陣は最初、善政をひくも次第に豹変していく。
君臣や民に対して「ボケ!カス!俺様に従え!」などの暴言を吐くなど、新は次第に悪政になっていくのであった。
そのころ、建国当初に司徒(自治新党頭首)に任命された小魔玉はこの惨状を憂いていた「このままでは国はだめになってしまう」と。
時を同じくして司徒小魔玉の耳にある一団の噂が聞こえてくるのであった。
その一団とは都より遠く離れた益州成都に拠を構える雀軍団。
雀軍団の総帥には劉一族と同族の劉文淑(後の光武帝)が付き、
その配下には学徒出陣とは距離を取っていた一癖も二癖もある知識人たち
ぷらっと。宇喜多。九龍。九條(正体は中野区民)。八六零八。エクボ。そして先の乱で亡くなったと思われていた八戸のぶながもいたのであった。
司徒小魔玉はこの一団に大きな期待を掛けたのであった「彼らならきっと・・・きっと・・・」
そしてある一計をこうじたのであった。

138:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 20:39:14
三戦板唯一の厨房中山幸盛も入れてあげてください

139:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 20:44:41
驚きの新展開!!!!!!!


140:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 21:14:45
続きが気になってる

141:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 22:21:25
ついに自治新党VS麻雀党の戦いの始まりだな?
つか八戸がしぶとく生きていたことに感動した

142:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 22:48:46
いやそれは予想だろ
実際は書いてもらわないと

143:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 22:57:13
学徒出陣は威厳に満ちていた。

学徒「諸侯よ。よく集まってくれた。余は大越国を建国し帝位につく。」

「おおっ~~!と諸侯に歓声が上がる。」

学徒「また、我が将兵たちには漢朝によって弾圧されていた、太平道、五斗米道の
信者が多いが、新たな越王朝ではこれらの教団を十分に保護することを約束しよう。」

「大越皇帝万歳!万歳!万々歳!!」と諸侯から歓声があがった。

学徒「ところで、諸君らは王となってもらう。これより、封地を発表する。こおろぎ先生
お願いします。」

こおろぎ「御意。それではよくお聞きなされ…」

144:kouu
08/01/07 23:03:56
URLリンク(chincyosu.myminicity.com)

145:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 23:08:28
こおろぎ「張魯殿、そちは漢中王じゃ。これまでどおり、漢中の地を治めてくだされ」

張魯「ははぁ~!」

こおろぎ「次に張春華殿、そちは斉王じゃ。頼みましたぞ。」

張春華「はぇ?(*・ヮ・*)」

こおろぎ「次、張燕殿、そちは晋王であるぞ。」

張燕「ありがたき幸せ!!」

このように次々に王が定められていった。
その後、呂布は遼東王、劉壁は代王、韓遂は涼王、中野区民憲章は秦王、
金宰陽は韓王であった。

こおろぎ「最後にひょーりみ殿は、蜀王である。」

場内がどよめいた。

ひょーりみ「あの…益州は今だ、劉焉が割拠しておりますが。」

こおろぎ「そうじゃ、今だ漢朝復興などと不届きな企みをしている劉焉を討ち、
封地を安定させるのじゃ。以上、本日は解散じゃ。」

146:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 23:15:44
ザビエル「こりゃ、どうみても陰謀だな。梁山泊の戦力を分断させ、さらに
ひょーりみ殿に無理難題を押し付ける。どうやら、越帝さまかその側近あた
りにマークされているようだな。」

小銀玉「まったく兄貴は洛陽、一番乗りの大手柄を立てた男だぞ。馬鹿にしすぎだ。」

ひょーりみははっきり言ってどうでもよかったらしく、「俺は元々、王になる気
なんて無いし、どうでもいいよ。というよりさっさと故郷に帰りたいんだけど。」
などと言っていたが

ザビエル「とにかく、兵を整え、益州入りしないとな。」
小銀玉「腕が鳴るな。」
紫玉「ひょーりみが蜀王になれば王妃だよ王妃、ふふふふ。」

ひょーりみ「俺を無視すんなよ。」

147:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 23:22:51
「え~!200!?」ひょーりみは唖然とした、梁山泊軍総勢3万のうち、ひょーりみ
についてくると言ったのは、200名ほどだけであった。その他は全員、春華について
言ってしまったのだ。

ザビエル「もともと、殿には任侠的な人気はないからね。ちょっとインテリ受けは
するみたいだけど、戦争も強いわけでもないし、度胸も無いし、こんなもんでしょ。」

小銀玉「まあ200人も物好きがいれば十分だろうが。」
ひょーりみ「はあ…」

春華「大丈夫だって、兵たちにはひょーりみについていく様に説得するから」

春華の半ば脅しに近い強引な話し合いにより、どうにかひょーりみは5000の兵を
手に入れた。その夜は、春華たちとの別れを惜しむ酒宴が開かれたという。

翌日、ひょーりみは兵を率いて封地、巴蜀の地へと向かった。

148:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 23:33:43
続きキタ―

149:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 23:33:53
蜀王、ひょーりみと共に入蜀を目指すものは、王妃紫玉、軍師のザビエル、
義兄弟の小銀玉、将としては損権、果物キラーなどがいた。
ほかにも越帝の臣である渦中の司馬懿が監視役としてついていた。


それから1ヵ月後、ひょーりみ軍は高沛と楊懐の軍と激闘を演じていた。

ひょーりみ「いや~高沛と楊懐ってのは本当に強いね。今までで最強クラスじゃない?」

ザビエル「蜀王、彼らが強いのではありません。我々が弱すぎるだけです。というか敵は
我が軍の半分程度の数ですぞ。」

ひょーりみ軍は梁山泊の荒くれ者が多く、はっきり言って兵の質、数共にまさっているのだが
、春華に言われて嫌々ついてきた兵ばかり士気は一向に上がらなかった。
そもそも春華がいた頃は、黒王号にまたがった春華が前線で暴れるだけで、敵は脅え、
味方は大いに鼓舞されそれだけで勝敗が決してしまったほどであった。
実質大将であった春華が抜けた穴はあまりにも大きかった。

150:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 23:43:18
ひょーりみ等は、張魯の支援を受けつつその後も戦い続けたが、あまり事態は
好転しなかったようだ。元々、戦争嫌いで根性無しのひょーりみも嫌気がさし
ていた。

そんなある日、ひょーりみは張任隊の待ち伏せに合い、数百の矢を射掛けられたが、
どういうわけか、一本も矢は当たらなかったのである。果物キラーによると、愛馬の
ハルウララの力によるものらしい。決して当たる事の無い馬であるということだ。

ほかには特に特筆することは何も無い戦いが続いた。というより、ひょーりみ隊は
兵力の消耗を避けるため戦いを回避し始めていた。ザビエルはもはや蜀平定は不可能
と考え始めていたのである。

しかし意外な展開によりこの事態が打開されるのである。

151:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 23:46:07
何故損権厨房様がザビエルごときの下になるんだよ

152:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 23:53:59
あくまで創作だろう

153:無名武将@お腹せっぷく
08/01/07 23:57:18
学徒らは新たに大越帝国の帝都となった襄陽に久しぶりに帰還していた。

学徒「渦中の司馬懿からの報告を読んだが、ひょーりみは全然駄目みたいだな。」
こおろぎ「わしの見込み違いであったようですな。所詮、星占いと人相占い
ですからな。」
学徒「ボケッ!たかが占いでひょーりみを苛めたのか。そもそもどう考えても、
梁山泊のボスは張春華であったぞ。斉王は無能のひょーりみに任せたほうが
はるかに安全であった。」

こおろぎ「左様ですな。しかし…北部に封じた王どもはいずれは除かねば
なりません。とりあえず、学徒殿の天下を形にし諸侯を納得させるために
やむおえず王にしたに過ぎません。これから王たちの力を削減し、完全な
る統一体制を築くのです。古の項羽の失敗を繰り返さないよう慎重かつ
大胆に諸王を処分していかなければならないのです。」

学徒「まったく…先生の話は長すぎるぞ。それにしても越の版図は実質、荊、楊の
2州に過ぎん。それにテロリストどもも暴れているみたいだしな」

こおろぎ「袁紹の子らを担ぎ上げる審配、新鋭のテロ首領、劉備などですな。
あやつらは劉焉の援助を受けているとも言われますし、始末には今しばらく
時間がかかりそうですな。」


154:聖天使ザビエル∬》^_ゝ^》つ† ◆llkBnTV0DI
08/01/07 23:57:45
>>151 そもそも私は損権厨房さんを知らないです

155:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 00:08:13
そのとき、情熱的がすごい勢いで駆け込んできた。

学徒「ノックくらいしろ!ボケッ!!」
情熱的「それどころじゃありません!涼王韓遂めが謀反でございます!」

学徒「はやっ!早すぎるだろ!まだ一ヶ月もたっとらんぞ。」

こおろぎ「韓遂は元々そういう男です。好都合ではありませんか、涼州を接収し
直轄領としましょう。」


だがこおろぎは反乱の規模を大いに勘違いしていた。野心家たちによる新たな大乱が
始まろうとしていた。

156:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 00:12:26
どうなるんだw楽しみだ

157:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 00:18:35

涼王韓遂率いる反乱軍の秦の王都、長安に迫った。それを迎え撃つため秦王
中野区は渭水に陣を敷き迎え討った。

涼軍の先方は馬超という若武者であった。

その蛮勇により秦王中野区民憲章の軍勢は次々に討ち減らされた。

馬超「馬休、馬鉄!」
馬鉄「ジェットストリームアタックですね!兄上!」
馬超「気味の悪い台詞を吐くんじゃない、普通に突撃しろ」

秦軍将校「秦王さま!馬超の軍が迫ってきておりまする!」

「後は、お前等に任す!俺は逃げるぞ!!」そういうと中野区は部下を見捨て
長安城に逃げ込もうとしたが、秦の兵士たちも狭い城門に殺到したため、大混乱
となった。この混乱の中、秦王は仲間の兵馬に押しつぶされ絶命した。

この後、韓遂らは悠々と長安に入城したのである。

158:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 00:42:09
中野区がああああああああああああああああああああ

159:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 12:06:03
【これまでのあらすじ】

後漢末期、会稽の名門に学徒出陣というどうしょもないどら息子がいた。
そんな息子を心配した母親は、学徒を無理やり洛陽の蔡ヨウ先生のところ
へ勉強へ行かせたのだが、旅の途中で甘寧という賊と決闘したが、コテンパに
やられ、学徒は甘寧の舎弟となってしまった。
もともと兄貴肌の学徒は甘寧党のなかで有力な人物となり、一大派閥を形成した。
甘寧党は討伐にし来た官軍の顔良、文醜を返り討ちにしその勢力を大きく拡大した。
しかし甘寧はパシリの孫権に殺され、その後を学徒が継ぐこととなった。
一大勢力を手に入れた学徒は荊州を平定。その力を恐れた朝廷は学徒を州牧に
任命し懐柔を図ったが、何を思ったのか学徒は朝廷の使者を追い返し、漢朝打倒を
宣言するのだった。
学徒出陣は全土の反朝廷軍を糾合し盟主として、戦いを推し進めるめついに漢朝の
巨星、袁紹を討ち破る。
さらに皇帝から禅譲され大越皇帝に即位する。しかしその実態は軍閥たちの盟主的
な存在であり、実質的な版図は長江以南に限られていた。そんな中、はやくも反乱
勃発、天下の趨勢は未だ定まらず。

160:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 15:55:14
楚漢戦争からやり直しですか。

161:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 16:54:46
「中野区どのが討ち死にじゃと!」秦王死す。の一報が襄陽に届いたのは
ちょうど、学徒による親征軍が出陣式を終えたところであった。

こおろぎ「中野区殿はわれ等、学徒一門にとって命の恩人でありました。」

学徒「韓遂め、生かしてはおけん。先発隊のぷらっとにもよく伝えておけ。」

そのころ、先発隊のぷらっとは揚州より北上して豫州を通るところであった。
ぷらっとは学徒一門が会稽にいた頃から仕え、袁紹との戦いで活躍した越きっての
猛将である。そんなぷらっとは親友でもある、韓王金宰陽の軍と合流し、韓の
王宮で金と再開した。

162:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 17:07:34
ぷらっと「俺の精鋭五万と金の韓軍を合わせれば、反乱軍を討ち破るのもそう
難しいことではあるまい。」

金「そうだな。ところで、ぷらっと大事な話があるんだが。」
ぷらっと「なんだ?戦の話か?」
すると金はとんでもないことを言い出した「このままずっと越王に仕えている
つもりか?」ぷらっとは唖然として言葉が出ない。
金「俺と天下を狙わないか?俺が正帝、おぬしが副帝。その逆でも俺は一向に
かまわん。韓遂を討つよりいい話だろう?」
ぷらっと「何を言い出すんだ?つまらん冗談だな。」

すると金は手を上げ合図らしきことをした。すると韓の将兵が踏む込んできた。

金宰陽「今回の乱の首謀者は俺だ。越王方につく諸王も始末する手はずになっている。
そして、越の先方である、おまえをここで引き止める手はずもな。」

ぷらっとは金が冗談を言っているわけではないことを悟り、顔色が変わった。
ぷらっと「お前酔っているな。」
金「いや、俺はしらふだ」
ぷらっと「いや、酒じゃない血の匂いにだ。冷徹な知略を持つお前らしくもないな。
親友だと思っていたのだが残念だ。これから戦わねばならんとはな」

金「それは無理だな。お前の兵はとっくに武装解除している。越王の名を使ってな。
とにかくお前を傷つけるつもりはない。俺が天下を取るまでそう時間はかからん、
それまで軟禁させてもらうが悪く思うな。俺たちの栄華はすぐそこまで来ている。」

こうしてぷらっとは金に捕らえられ、さらに越の先方隊はここで解体されてしまった。

163:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 17:14:34
越の先方は消滅したため、韓遂らはやりたい放題暴れることができた。
さらに学徒の甘寧党時代以来の仲間である金の裏切りは大きな動揺を生んだ。
当初は韓遂の単独の反乱であると思われていたのが、どれほどの裏切り者が
潜伏しているかわからなくなったからである。

そんな中、越帝はひょーりみに涼州攻撃を命じた。また越の監視も緩くなった。

ザビエル「逆賊、韓遂が留守である涼州制圧を命じる。これに成功した場合、
涼王の位を授けるか・・・。」

紫玉「なんか、越も切羽詰っているみたいだね。あたしらのことなんてもう
眼中に無いみたいね。」

ザビエル「ん~。まあ涼州はここと違って、越帝の強さはよくわかっている
だろうし、結構簡単に手に入るかもね。」

164:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 17:47:20
そのときである「動くな!」と損権が叫んだ。見ると剣を抜いた兵士たちを
つれている。

損権「皆の者!よく聞け!これから俺たちは、金宰陽殿に味方する!文句のある
奴は前に出ろ!」

ザビエル「ちょっと待て、なんでそうなるんだ!?」

損権「俺は、春華殿に言われて仕方なくついてきただけだ。ここにいる兵の
大半も同じだ。春華殿の命令でなくちゃ聞けんな。」

「まったくだ」と孔明も出てきた。

ひょーりみ「孔明さん、生きてたの・・・」

孔明「金殿の書状だ。ここで一手柄たてれば2州が与えられる。ここにいる
兵たちにも十分すぎるほどの恩賞が与えられるぞ。」

「おおっ~!」と兵士たちから歓声が上がる。そもそも荒くれ者にうける、カリスマ性
では損権、孔明はかなりのものである。春華という強力な押さえがなくてはこの集団を
抑えること用意ではない。

だがここでひょーりみらは越帝の名を出し、春華、呂布、勇魚の名を出しまくった。
他人の名を借りて説得しまくったのである。越帝の強さは第二次黄巾の乱に参加した
者であれば誰でも知っているし、春華の強さもよく知る兵士たちは恐怖に凍りついた。

ザビエル「あの越帝、斉王(春華のこと)に勝てると思うのか?はっきりいって死ぬよ。絶対。」

越帝らの威を借りて、ひょーりみらは兵士たちの説得に成功。ただちに反逆者として損権、孔明
を捕らえた。

165:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 17:55:54
ひょーりみ「両名は法によって厳正に裁かれねばならない。ザビエル、両名は
どのような刑罰に服すべきか?」

ザビエル「法によれば、反逆扇動者は100叩きの刑であります。」

ひょーりみ「よし!すぐとりかかれ!」

こうして、両名は100叩きの刑となった。「1!2!3!・・・」

渦中の司馬懿「あの~普通、こういう場合は極刑では?刑罰が軽すぎるのでは?」

ひょーりみ「法を厳格に執行することが大事だからね。できもしない刑罰を定めて
後々、困るようなことは止めようと思ってね。」

ザビエル「わが隊では、極刑はめったなことでは用いられませんから。もっとも
甘いわけではありませんよ。情状酌量などは一切認めない方針ですから。」

渦中の司馬懿「左様ですか」

こうして、損権らは100叩きの後、放逐された。そして改めて、ひょーりみ軍は
益州を出て、漢中を抜け、涼州へ向かったのである。

166:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 18:10:47
さて、ひょーりみはそのまま北上して行き、涼州へたどり着いた。涼州を
守る馬玩らと激戦が続いたが、戦いの合間にザビエルらが越帝の恐ろしさを
説いて県令らを説得した。
まず、越帝への反逆を無謀と知る県令が降り、次に取るべき姿勢に迷う県令
が降り、やがてドミノのようにひょーりみ方になびいていった。
こうして涼州は意外にあっけなく平定されたのである。

ここにひょーりみは正式に涼王日和見を名乗り、紫玉を涼王妃、小銀玉を
涼公玉。ザビエルを涼国丞相、果物キラーを上将軍とした。

こうして日和見は地盤を得たのであるが、すでに戦いの前線は長安、洛陽
方面に移っており、それほど戦いを左右するものでもなかった(反乱軍主力
にとっては、日和見軍など恐れるほどのものでもなかった。)のだが、本国を
占領された精神的なダメージは大いに与えた。

167:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/01/08 19:17:35
大好きな袁紹が討たれている…袁紹の子らを担ぎ上げる審配、の活躍を期待したりしています。
ちなみにここの「これが後に~」の口調が好きです。続き楽しみにしています!
勝手に予想

だが、ひょーりみの行く手を拒もうとする一人の美しい中年がいた。
主、董卓を討たれた漢朝一の謀臣、李儒である。李儒は己の弟子の
カクと単福をひょーりみと学徒の軍師として送り込み、再び混乱の世を
作ろうと画策した。だが、師匠の思惑を他所に元々仲の悪いカクと単福は己の使命も
忘れ、本気で戦を始めた。これが、後に言う「カク福戦争である」。

168:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 20:33:43
>>167
職人の邪魔すんな!誰もオメーの妄想話なんか聞きたくねーんだよ!


169:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 20:45:00
>>168
邪魔なら大人しくスルーしとけよ

170:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 20:59:23
>>170
まったく邪魔じゃありませんので、気にしないでください。
それと、ごめんなさい。李儒は出ないと思います。

171:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:00:56
>>167
失礼、渦中の司馬懿殿向けでした。

172:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:25:42
さて、果物キラーの名が史書に頻繁に登場するようになるのは、涼王(日和見)が
涼州入りしてからのことである。果物キラーは、幽州の北外れで生を受けた。
父は宦官に媚を売り、財を成した人物で評判は悪かったといわれる。

果物キラーは父の財産を元手に、鮮卑と取引をし貴重な汗血馬を仕入れ
その商いは大いに繁盛し財産を倍にした。彼はよく史書を読み、それなりに
習得していた。またそろばんの名人であったとも言われ梁山泊時代には
物資の管理などをしていたという。

その果物キラーが上将軍に抜擢されたのは、単に日和見にとって信用で来る
人材が少なかったからである。特に果物キラーが軍事的才能を期待された
わけではなく、ただ裏切る危険がないという理由だけで選ばれたのである。


日和見は涼王に即位したものの涼州には今だに馬玩ら韓遂の配下たちの軍が
おり、また長安を占拠していた反乱軍本隊からも救援部隊が放たれていた。
果物キラーはとりあえず、馬玩隊を足止めするためにわずかな兵力で出撃した。
彼の役目は、日和見が兵力を整えるまでただ、耐えることであった。

173:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:36:39
「明日、果物キラーの陣に夜襲をかける!」と馬玩は意気込んだ。
李堪「確かに今日は新月、必ずうまくいくだろうな」

その頃、果物キラーの本陣では・・・
果物キラー「とてもじゃないが、涼王が来るまで守るなど不可能だ!敵は
こちらの倍はいるんだぞ。」

将校「仕方ありませんな。ここは思い切って引きましょうか?わが国の軍法
ではたとえ敵前逃亡とみなされても、解任程度ですみますしね。」

果物キラー「逃亡ではない。戦略的後退だ。とにかく後退するぞ。」

こうして果物キラーらは陣を捨てて新月にまぎれて撤退したのである。しかし
その途中で、渦中の司馬懿にばったり出くわしたのであった。

渦中の司馬懿「果物キラー殿。こんなところで何をしております?」

果物キラー「渦中の司馬懿こそ、こんなところに何用か?」

渦中の司馬懿「わたしは涼王の書状を持ってきたのござるが。」

174:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:45:12
果物キラー「涼王の書状・・・?え~と、死んでも陣を死守せよ・・・」

渦中の司馬懿「お分かりいただけましたか?今すぐ陣へお戻りなされ(ニッコリ)」

果物キラー「はぁ・・・まったく、わかった、わかった。何とかやってみるよ。
それから渦中の司馬懿は一刻も早く戻って殿の救援軍を催促してくれ。そんなに
長くもたないから。」

こうして果物キラーはとぼとぼと放棄した自陣へ戻るのであった。その頃、馬玩軍は
大混乱に陥っていた。

馬玩「なんだ!?敵陣に誰もおらん!おのれ!空城の計か!!」

そのとき闇夜から雨のような矢が降ってきた、どこに敵がいるのかも分からず、
うろたえるばかりの馬玩軍は壊滅した。

果物キラー「ふー怖かった。いきなり陣地に敵がびっしりいるんだもんな。
あれ?これって馬玩じゃん。何で死んでるの??」

こうして果物キラーは馬玩軍を大敗させたのである。

175:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:52:28
李堪「何!?馬玩が討ち取られただと?おのれ果物キラーめやってくれる!」

武官「しかし、敵の本陣はめちゃくちゃですぞ。空城の計に十分に警戒しながら
もう一度、夜襲をかけるべきでございます。」

李堪「おう、馬玩の敵は必ずとるぞ。」

その頃、果物キラーの陣では、大急ぎで防衛設備の柵、矢倉、石垣などが
築かれていた。しかしあまりの突貫工事で施設はあまりにもぼろぼろであった。

工作兵長「上将軍!工事を急ぎすぎです!このような柵は役に立ちませんぞ!
それにこの石垣などひとりでに崩れてしまいます。矢倉も大風ひとつで倒れますぞ!」

果物キラー「時間がないんだからしょうがないだろ!とにかく急げ、それから
穴だらけだろうが!地形をぼろぼろにするな!」

工作兵長「むちゃくちゃだ・・・これじゃ夜襲をかけられたらひとたまりもない・・・」

そしてその真夜中、李堪らは果物キラーの陣に夜襲をかけたのである。

176:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:56:21
李堪「よし・・・音を立てるなよ、一気に陣を制圧する・・・」

「よし突撃!!」李堪の掛け声と共に時の声が響き渡り、将兵は突撃した。
「うわわわわ!なんだこの穴は!?」地形がめちゃくちゃなので次々に
穴に落ちる将兵、ひとりでに崩れる石垣に李堪の兵は恐慌をおこした。
李堪「馬鹿者!慌てるな!」

そのとき風が吹き、たちまち矢倉は倒れた。
「うわわわ!!!」李堪は矢倉の下敷きになり即死。
李堪軍は壊滅し、ことごとく果物キラーに降ったのである。

177:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 22:07:44
李堪、馬玩軍が壊滅した後。救援軍の梁興が到着した。

果物キラーは、二連勝で天狗となっていた。
果物キラー「梁興は疲れきっている!夜に夜襲をかけるのだ!」

将校「また夜襲ですか?梁興は名将ですぞ。そんな策にはかかりますまい。」

果物キラー「とにかく夜襲だ!俺を信じろ!」

果物キラーは夜襲の準備を進めたが、所詮は素人である詰めが甘い。飯炊きの
煙を大量に出してしまったのである。

韓遂軍将校「梁興さま、飯炊きの煙です。夜か明日の朝に仕掛けてくるに違い
ありません。」

梁興「馬鹿者!果物キラーは馬玩、李堪を赤子の手を捻るがごとく葬った名将
だぞ!そのようなミスを犯すはずがない!あれはわざとだ!到着したばかりで
疲れのたまっている我が軍をさらに緊張状態に置き消耗させるための策略である。
そんな手に乗っては成らん。果物キラーほどの将になると孫子の常識など通用せんのじゃ!!」

韓遂軍将校「さすがは梁興殿!」

しかし梁興の読みに反して、果物キラーは夜襲をかけてきたのである。

梁興「むう!さすがは果物キラー!裏の裏を読んで夜襲とは!まさに軍神・・・
グフ・・・」

こうして果物キラーは梁興も討ち取った。彼はその後、国士無双と呼ばれ
その名は全国に響き渡るのである。

178:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 22:15:04
何たる剛の者w

179:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 22:25:01
ワロタw

180:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 22:33:08
ぷらっとがどうなったか気になる

181:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 00:07:29
俺も

182:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 11:44:51
痔痴元年12月(西暦191年)

国士無双果物キラーの活躍により日和見の涼州支配は確実なものとなった。
その頃、馬超らは優秀な一族を引き連れ、破竹の勢いで潼関を突破。
さらに洛陽を攻略しその雄姿は錦馬超と称えられるまでとなった。

馬休「さすがは兄上の武勇!涼州から洛陽まで、まさに敵なしですね」
馬超「だが、虎牢関の向こうには、天下にその名が轟き竜兵を恐れられる
張春華がいる。」
馬休「えっ?上島竜兵?」

馬超「(無視)ほかにも斉王は飛将軍呂布をはじめ、各地の英傑を従え西進
してきている。俺に・・・勝てるだろうか?」

馬休「兄上にしては、弱気ですね。って震えているんですか!?兄上!?」

春華、呂布・・・まさに絶対的強者による一方的な殺戮。馬超は自分の力量を
よくわかっている。勝てるはずがない・・・!齢25の若武者の震えはその夜、
泥酔しても止まることはなかったという。

183:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 11:59:54
その頃、越の親征軍は20万の大軍で襄陽を出て、韓の王都、南陽を包囲していた。

朝倉渦中「さすがは、金宰陽。南陽を落とすのは並大抵なことではありませんな。」

学徒「だが、確実に戦局はこちらに傾き始めている。金に呼応した勢力は思ったほど
ではなかったからな。」

朝倉渦中「各地からもたらされる情報を総合しますと。韓王の計画は8割がた成功して
いたようです。あきらかなミスは日和見殿の軍を奪い、馬玩らの部隊と共に漢中を制圧
する策が不発に終わった点、その後の日和見殿の破竹の勢いを予測できなった点ですな。」

学徒「ふむ。すると金のミスは日和見関係だけなのか?」

朝倉渦中「はい。そのとうりでしょう。このミスがなければ、今頃反乱軍は漢中、西涼、
洛陽、長安、南陽を抑えており、元々、陛下への忠誠に乏しく野心多き、呂布、張燕らも
容易に引き入れられたとおもいまする。そうなれば、益州の劉焉もここぞとばかりに我らに
牙を剥いていたことでしょう。」

学徒「そうか、随分と危うい情勢であったのだな。さすがは金。天下の策士ということか。
それにしても日和見に救われるとは・・・あの時、八戸を犠牲に助けたかいがあったというものだな。」

朝倉渦中「おおっ。八戸といえばいくつか目撃情報がありまして、どうも生きている可能性が濃厚だ
そうで」

学徒「くくくっ、まったく八戸のしぶといな。」

朝倉渦中「陛下、なんだか嬉しそうですな。」

184:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 12:07:56
学徒「それはそうと、今後はどのように賊を平らげればよい?」

朝倉渦中「そうですな。賊は長安、洛陽、南陽の比較的狭い区画に(といっても
結構広い)閉じ込めて、圧殺してしまうのが良策でしょう。」

学徒「長安の韓遂、洛陽の馬超、南陽の金宰陽か・・・。どれも難敵だのう。」

朝倉渦中「すでに我ら帝国軍は南から、斉王と諸王の軍は東から賊を攻め立てて
おります、これに涼王が西から攻撃を加えれば、韓遂、馬超、金宰陽の三角形を
より巨大な三角形で方位するととなりましょう。もっとも涼王にそれだけの大役
が勤まるかどうかは少々、不安ではありますが。」

学徒「そうか、よくわかった。情熱的を涼王への使者に出せ、すぐに韓遂を討つように
命じるのだ。」

こうして、情熱的は涼へむかったのである。

185:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 12:44:00
情熱的が涼の都、武威へ入ったのは、ちょうど痔痴2年の元旦であった。

従者「情熱的様。つい最近まで戦場であったというのに、ずいぶん安定して
していますな。」

情熱的「うむ。よく統治されているようだ。それに兵備もかなり整っているようだ。
涼王もなかなかの者であるようだ。」

情熱的は武威の王宮で涼王らと面会した。

涼王「越帝の御使者ですか。遠路はるばるご苦労様です。あっ、別に皮肉とかじゃ
ないよ。」

聖天使ザビエル「それで越帝はなんと?」

情熱的「帝は涼王自ら軍を率いて、西から韓遂を攻めよとのことです。」

涼王「よくわかりました。準備は整っております。すぐに出発しましょう。
御使者殿はお休みになられてはどうでしょうか?元旦ですしね。渦中の司馬懿殿、
使者殿をご案内して差し上げて。」

渦中の司馬懿「御意。」

186:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 12:58:20
情熱的は、渦中の司馬懿につれられて個室に案内された。

情熱的「ところで渦中の司馬懿殿。涼王はこの地を治めてまだ日は浅いというのに
ずいぶんと人心を得ておられるようだな。」

渦中の司馬懿「まあそれも、涼王のお人柄ゆえでしょうな。」

情熱的「軍は随分と装備は充実しているようだが、どこからそんな予算が出て
おるのだ?」

渦中の司馬懿「はははは、実はのう、豪族たちがたんまりと富を蓄えておってのう。」

情熱的「なるほど、豪族が不当に蓄えた富を没収したのだな。」

渦中の司馬懿「逆でございます。涼王は豪族の資産をよく保護しております。豪族たちは
漢や韓遂らの時代には、突然の挑発などに悩まされていましたが、涼王は一切の挑発は
しないと宣言されました。また、市政を縛る法の数が多すぎると、不要であると思われる
ものは、学者の意見を参考にして廃されておりまする。その一方で、酷吏を用い、厳格な
法家思想のもと、一切の容赦のない刑の執行が行われており間する。これに関しては異論も
ありますが、すでに極刑、肉刑はめったな事では執行されませんし、財産没収も法からは
削除され・・・」

情熱的「もうよい!」

渦中の司馬懿「は?」

187:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 13:03:33
情熱的「もうよいといったのだ。」

渦中の司馬懿「何か気に触りましたか?」


情熱的「渦中殿・・・しばらく見ない間、随分涼王の肩を持つように成りまたな。
ちゃんと涼王の監視はしておられるのか・・・?」

渦中の司馬懿「はぁ・・・・そうでしょうか?」

情熱的「渦中殿は越帝と涼王はどちらが優れていると思われますかな?」

渦中の司馬懿「はぁ・・・・そうですな・・・」

情熱的「何故即答できぬ!渦中殿は越帝に対する忠誠心が薄らいできているようだな。
このことは帝に報告しておく、渦中殿はこのまま涼王に仕えなされ!」

そう言うと、情熱的はさっさと涼王宮を後にした。

188:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 13:07:08
涼王「それにしても豪族のほうから資金を出してくれるとは思わなかったのう。」

ザビエル「それだけ韓遂ら粗暴な軍閥の統治が復活を恐れているのです。さて、
長安に向かいますか。」

こうして、涼軍は5万の軍勢と共に、長安へ向かった。

その頃、陳留には斉王春華らの大軍が集結。いよいよ虎牢関にこもる馬超ら
との戦いに挑もうとしていた。

189:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 16:19:38
張春華は并州の生まれで、漢人ではないと言われる。その生涯は任侠的な
伝説に包まれている。すでに10歳にして人を斬り、17歳のときには荒くら者たちの
巣窟である梁山泊の女首領として君臨していたと言う。
正史にその名が現れるのは、ひょーりみが霊帝に監禁されたとに、その救出に現れた
ときからであるが、すでにその頃には全国的にかなりの知名度得ていたことが判明
している。

痔痴2年1月27日、張春華は陳留の地に大軍勢を集結させていた。
当時、その様子を見ていた、向こうの888という名の地元の長者は
当時の日記にこう記している。

「まるでアイドルの集会のようだった。斉王が一言、言葉を発するたびに
将兵から大歓声が上がり、興奮の坩堝であった。斉王は見事に諸王を統率
し遼東王、代王、晋王、趙王も、自らの地位が王位であることを忘れ、
当然のように斉王に従った。彼等の主人は斉王であり、越帝など眼中に無いように
見えた。」

190:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 16:32:54
陳留、斉、遼東、代、晋、趙連合軍集結地点

「マジ、馬鹿だろm9(*^ヮ^)キャハハ 」
「うおおおお!春華さま~!春華さま~!春華さま~!」

越帝の使いとして様子を見に来ていた迅義は唖然とした。
迅義「なんだこれは…まるで斉王が盟主のようではないか…。」

迅義の部下「はっ、斉王はすでに連合諸侯軍の絶大な支持を得ております。
全軍が斉王の手足のごとく動く出ありましょう。」

迅義「代王劉壁、趙王勇魚はともかく、プライドが高く、野心家の遼東王、
晋王まで斉王の言いなりとは信じられんな。越帝陛下ですら手なずけるのに
苦労なされている虎狼だぞ。」

迅義の部下「はっ、それが遼東王呂布は斉王にすっかり見せられてしまって
いるようで…。」

迅義「呂布が!?あんな筋肉女を好むとはな。どうかしているぞ。」

迅義の部下「晋王はただ、斉王の力を恐れてしたがっているに過ぎないようです」

迅義「そうか、だかそれだけではあるまい。これが任侠的な人徳と言うものなの
だろう。虎狼たちを猫のように手なずけてしまっている。もし斉王に野心が芽生えれば、
我が越帝陛下といえども、窮地に追い込まれるに違いない。」


191:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 16:39:30
「は~い!進軍!進軍~!キャハハハハハ(*^ヮ^*)」

春華率いる5ヶ国連合の大軍勢は一路、虎牢関へ向かった。

馬休「兄上!斉王です!斉王が来ました!!!」

馬超「ついに来たか!!」

虎牢関からは斉王率いる見渡す限りの大軍勢が整然と並んでいた。5ヶ国の
旗がはためき、戦意はこれ以上はないというほど高まっているのが離れてい
ても感じられた。すると…

「ばちょ~くんいる?一騎討ちしない~?」

馬超「はぁ!?」

虎牢関の将兵は呆気にとられた。連合軍の総大将が黒王に乗ってのこのこと
現れたのである。

192:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 16:50:50
馬休「兄上、斉王に一斉射撃を加えれば討ち取れますが、いかがなさいますか?」

馬超「わざわざ了解を求めるとは…馬休、撃つ気は無いのだろう。ここで勝負に
応じねば、武士の恥であろう行って来る。」

馬超は虎牢関から単騎で出て、春華と対面した。春華は鎧を着ているが馬超には
その無駄なく極限にまで鍛えられた武人の直感で肉体が感じられた。

春華「それじゃ~いくよ」 馬超「応!」

勝負は一瞬にしてついた。馬超の槍はあっという間に吹き飛ばされ、次の
瞬間には馬から叩き落されていた。

馬超「なんという強さだ。まさに竜の化身。」

春華「降伏する??」

馬超「相手が人間であれば、敗北を恥辱とし死を選びますが、神仏であれば別です。
決して勝てる相手ではないと悟りました。」

春華「あ~よかった。虎牢関の守兵さんも降ってね~」

こうして春華は一滴の血も流さず、天下の要害、虎牢関を攻略したのだった。
このときばかりは趙王、晋王、遼東王、代王までもが春華を人ではないと感じたと言う。

193:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 16:59:48
その頃、長安の韓遂は涼王の軍勢を迎え撃つため。3万の兵で出陣した。
ところが

侯選「韓遂さま大変です!兵が脱走しております」

韓遂「なんだと!?我が精鋭がどうして?」

侯選「ひょーりみの間者が潜入しこんな物をばら撒いているようです」

韓遂「なんだ?父母の手紙??暴君韓遂から解放され、涼王の元で楽しく
暮らしています…って典型的なプロパガンダだろうが!大体、兵どもは字が
読めないはずだろうが。」

侯選「はあ、しかし村の長のサインや大体の内容くらいはわかるようで、
十分に効果はあるようです」

韓遂「おのれ~!こんな古典的な策をつかいをおって!!!反逆者はどこだ!?
俺自ら尋問してしょっ引いてくれる!!」

侯選「……」

194:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 17:06:08
その真夜中。

小銀玉「侯選うまくいっているようだな。」

侯選「ははっ。韓遂めは父母の手紙の話を本気にして、兵士たちを疑っておりまする。
また無実の将が拷問を加えられ、自白を迫られておりまする。」

小銀玉「まったく、韓遂ほどの男がこんな手にかかるとは…それにしてもうちの軍師も
本当にやることが汚いな」

侯選「このままいけば、いずれ本当に脱走兵が現れるでしょうな」

その後もザビエルは韓遂方の将兵を買収し、あらゆる謀略をかけ続けた。
やがて、韓遂軍は自壊してゆき最期に韓遂は味方の兵に殺されて果てた。

涼軍もまた、悠々と長安に入場したのである。

195:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 17:19:33
壮大だな

196:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 17:37:57
越軍の大軍が南陽を包囲してから、2ヶ月が経とうとしていた。

こおろぎ「陛下、ぷらっと将軍救出計画ですが…むむっ!なんと酒臭い。」

越帝のテントに入ると、学徒は女たちや宦官の中山幸盛らと戯れていた。
こおろぎは顔を真っ赤にしてどなった。

こおろぎ「中山幸盛!また貴様か!陛下に駄目人間にするつもりか!斬り捨てるぞ!」

学徒「ボケッ!うるさいぞ、こおろぎ。たかが宦官、見逃してやれ。とりあえず
今日は下がってよいぞ。中山幸盛。」

中山幸盛「御意(こおろぎめ、いつか覚えていろ…)」

こおろぎ「そんなことより、例の計画ですが…」

学徒「ああ、くノ一を使う計画だったな。うまくいくのか?」

こおろぎ「ぷらっと将軍は我が軍の宝。必ず成功させまする」


197:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 17:52:06
更新早いな、楽しみだ

198:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 18:01:28
さて、南陽に軟禁されているぷらっとであったが、その真夜中。

「もしもし、ぷらっと将軍ですね。」と女の声が聞こえた。
「私、貂蝉と申します。将軍の救出に参りました。」

ぷらっと「なんだと?お前が??ところでそのシャカシャカはなんだ?」

貂蝉「シャカシャカ??ああこれですか。これはマラカスではございません」

そのとき、「貂蝉さま準備はできました。」と忍びが現れた。

貂蝉「城内の兵糧などはすべて焼き払います。洛陽、長安を失い反乱軍は、
士気が落ちております。警備も随分散漫となっておりますので安心して
ついて来てください。」

ぷらっと「そうか…」


199:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 18:02:13
孤立し、城内の兵糧を失った南陽軍はみるみる衰えていった。

朝倉渦中「そろそろじゃ。そろそろ金宰陽は根を上げ、場外へ脱出するはずじゃ。
主な脱出経路は二つある、宇喜多将軍、ぷらっと将軍はそれぞれの出口を固め
かならずや金を討ち取るのじゃ!」

「ははっ!」

それから数日後、ついに金は少数の兵を連れて場外への脱出をはかった。その途上、
ぷらっとの大軍とばったり遭遇した。

金宰陽「さすがだな。ぷらっと手抜かりはないな。俺の悪運もここまでか。」

するとぷらっとは兵に合図を送った。すると、ぷらっとの軍は二手に別れ、
道を明けたのである。

金「まさか、逃がしてくれるのか?…恩に着るぞぷらっと…」

こうして韓王金宰陽は少数の兵士たちと共に闇夜に消え去ったのである。
翌日、ぷらっとは軍法会議にかけられた。

朝倉渦中「ぷらっと将軍。今回の大乱の首謀者である金宰陽を故意に逃がしたこと
は最大級の罪である。理解しておるな」

200:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 18:03:27
ぷらっと「はい。」

朝倉渦中「ならば軍法により死罪を申し渡す。」

学徒「待て!ぷらっとは俺が一介の会稽の住人に過ぎなかった頃から仕えている。
それを処断などできるわけがなかろう。」

朝倉渦中「法は法です。身内だからと言って例外を認めれば、法の意味がありません」

学徒「それならば、何が何でもぷらっとを処断すると言うのだな。」

朝倉渦中「御意。」

学徒「おぬし何様のつもりだ。」

「なな!?」学徒の思いがけない台詞に場内はざわめいた。

学徒「朝倉渦中よ。そちは余に仕えて2年足らずであろう。それにひきかえ、
ぷらっとは10年以上も学徒家に仕えているのだぞ!そちには、学徒家の人情
はわからぬまい」

朝倉渦中「……陛下がそうおっしゃるのであれば、したがいまする。」

こうして、ぷらっとは一命を取り留めたのである。


201:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 18:24:50
越帝国建国早々の危機、金宰陽らによる大乱は平定された。

確かに、越帝に逆らうことは無謀であることは証明された。
だが、終わって見れば斉、涼の威信および勢力は大きく拡張され、越帝国の
立場は以前より弱体化していたのである。

もっともこのことは、朝倉渦中や聖天使ザビエルなど一部の賢者以外に気づくものは
おらず、表面的には平和な時代が訪れた。越帝は諸侯を呼びよせ、大々的な戦勝の祝宴
を開いたのである。

日和見「このたびの大乱の平定もすべて、皇帝陛下の大徳の賜物ですな。」
ザビエル(涼王もよいしょがうまくなったなぁ…)

学徒出陣「はははははは!当然だろう。それよりこの中に逆賊、金宰陽に通じ
ていた逆賊がおる!佐倉!!!」

佐倉「は~い♪了解で~す♪」

すると青年将校が現れ、張温の襟を掴むと、その華奢な体からは想像もできない
力で張温を奥の部屋に引っ張っていった。

日和見「……?」

ドカ!バキ!「ぎゃああああああああ!」と張温の悲鳴が聞こえ、祝宴城はいよいよ
静まり返った。

202:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 18:26:26
佐倉「特別料理をお持ちしました~♪」なぜかコックの格好で現れた佐倉が巨大な
盆にカバーをかけて持ってきたので日和見はいやな予感がした。

日和見(まさか…ね?越帝はそんなことしないよね…)

しかし日和見の願いもむなしく、カバーの中には張温の姿煮が現れたのである。
これには春華と呂布を除くすべての諸侯、側近は真っ青になった。

学徒出陣「何を驚いている。そなた等は、戦場でこれよりひどい遺体を見たことも
あろう。これくらいで腰を抜かすのは偽善者だ。今回の大戦で何千人もがこうなった
のだからな。張温もその一人に過ぎん。」

朝倉渦中(わたしは仕える主人を誤った…のか??)


痔痴2年6月、こうして酒宴は阿鼻叫喚のうちに終わったのである。

203:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 20:38:13
【これまでのあらすじ】

後漢末期、会稽の名門に学徒出陣というどうしょもないどら息子がいた。
そんな息子を心配した母親は、学徒を無理やり洛陽の蔡ヨウ先生のところ
へ勉強へ行かせたのだが、旅の途中で甘寧という賊と決闘しコテンパにやられてしまう。

学徒は甘寧の舎弟となり、兄貴肌の学徒は甘寧党のなかで有力な人物となり、一大派閥を形成した。
甘寧党は討伐にし来た官軍の顔良、文醜を返り討ちにしその勢力を大きく拡大したが、甘寧はパシリの
孫権に殺され、その後を学徒が継ぐこととなった。

一大勢力を手に入れた学徒は荊州を平定。その力を恐れた朝廷は学徒を州牧に
任命し懐柔を図ったが、野望に燃える学徒は朝廷の使者を追い返し、漢朝打倒を宣言するのだった。

学徒出陣は全土の反朝廷軍を糾合し盟主として、戦いを推し進めるめついに漢朝の
巨星、袁紹を討ち破り皇帝から禅譲され大越皇帝に即位する。しかしその実態は軍閥たちの盟主的
な存在であり、実質的な版図は長江以南に限られていた。

そんな中、金宰陽らの反乱が勃発するが、諸侯の活躍によりこれを平定する。
しかし反乱平定に活躍し、越の服属国に過ぎない涼、斉の国威は大いに高まり、越の内部は次第に
ギクシャクし始めていたのである。

204:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 20:43:16
【学徒出陣】統率99 武力87 智謀83 政治87 魅力96

越の大帝でこの物語の主人公。

元々は会稽の大金持ちの息子で任侠的な親分肌の持ち主。
一応、良家の子息としてそれ相応の教養などは持っているが口は悪い。

漢朝を滅ぼし、大越帝国を興して覇業を達成。帝王として居城、襄陽に君臨。

205:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 20:43:33
中山幸盛、佐倉が登場か

206:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 20:46:48
現役が活躍する一方、さりげなく過去のコテを出す演出がいいな

207:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 20:53:51
【張春華】統率80 武力100(+10黒王号) 智謀58 政治53 魅力99

斉王。この物語の準主役。女性である。

正真正銘の生粋の任侠の人(ヤクザ)。任侠もどきのインテリである学徒とは別物である。
女性とは思えないほど、肉体を鍛え上げているため筋肉女と陰口を叩かれることもあるが、
決してマッチョな化け物ではなく、かなりの美人である。呂布も惚れるほどである。
カリスマ性では学徒以上でもあるのだが、今のところ天下への野望は無いようだ。
なお学問などはいっさい無く。文字は自分の名の読み書きができるだけである。


208:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 00:44:44
最初から一気に読んだけど面白いなあ

209:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 16:17:37
金宰陽の大乱が平定されてから、3年が過ぎていた。

涼国は長安に遷都していた。涼王日和見には越帝、斉王のようなカリスマ性は
まったく無いので、早い段階から、法を整備し徹底的な法治主義が貫かれていた。
また、治安の維持に力をいれ、商人等の権利をよく保護したため、若干貧富の差は
広がっていたが、都は大いに反映し、市は頻繁に開かれていた。

涼国の尚書令の渦中の司馬懿の記録によると、長安の人口は37万を数え、越の襄陽、
斉の済南を上回る繁栄を見せていた。もっともよい面ばかりではなく、経済的繁栄と
共に腐敗や横領なども増加していたようではある。

涼の王妃紫玉はやりたい放題であった。無断で別荘を建て浪費激しく、丞相の
ザビエルとは口論が絶えなかった。また、涼王が極めて寛大なため、町人すら
涼王の優柔不断ぶりをからかう始末だった。
渦中の司馬懿によれば尭、舜の世もまた王を尊敬するもの無く、繁栄の証拠だと
記しているのだが。

210:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 16:26:02
その頃、越では皇帝が無気力な日々を送っていた。元々、乱世の申し子とも
いうべき学徒出陣にとって日々の地味な内務は苦痛以外の何のもでもなかった。

そうした中、越では派閥抗争が活発化、文治派の朝倉渦中、武断派のぷらっと、
宮廷派の中山幸盛らが中心となり無意味な党派拡大、中傷工作などをおこなっていた。

かつては厳しく皇帝を諫言したことも朝倉渦中であったが、近年では主君の機嫌を
損なわないように徹していた。

そんな中、越の丞相こおろぎは馴れ合いを嫌う性格から次第に孤立を深め、与党を
持たない裸の宰相と化していた。さらに中山からの讒言などもあり皇帝から疎んじ
られる存在になっていた。

211:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 16:31:59
しかし、腐っても鯛である。

痔痴5年7月(195年)、学徒出陣は二十万を号する軍勢を指揮し、今だ漢朝復興の
旗を掲げる益州劉焉を攻めた。皇帝自ら前線に赴き将兵を激励し、破竹の勢いで
成都を制圧し、劉焉の一族を滅ぼした。

こうして越による全国統一は果たされた。これを記念して越帝は年号を痔漢から
陀酢令に変更した。

それから6日後「天下の趨勢定まり、私の役目も終わりました」とこおろぎは
言い残して、越より去った。これより彼の名は二度と史書に記されることは
なかった。


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