07/10/09 22:16:31 GhN7S8nx0
ドラマでも小説でも説明不足だったけど、付け足すと
西野屋の話は、金融庁が金融検査マニュアルを導入して、銀行の不良債権隠しを徹底的に洗い出した頃
正常先・要注意先・破綻懸念先・実質破綻先・破綻先に分類されて、懸念先に分類されると不良債権になる。
銀行は不良債権になると担保を除いた分の債権金額の50~70㌫の貸し倒れ引当金を積まなければならない
西野屋の183億の正常債権の積み立ては担保価値を除いた金額のおよそ3億6600万円以下で収まる。
しかし破綻先になれば土地建物の担保価値、仮に時価で100億あったとしても査定額は7掛けの70億円。
そこから引いた金額。最低56億5000万円積み立てを用意しなければならない
芝野も提案していたけど銀行も火の車だから、西野に返済や再建計画を度々進言していたと思う。
バブル絶頂の西野カントリークラブ、西野観光ビルの土地の評価格は200億あったとしても
98年11月以降株価の下落に続く地価の下落で担保価値を下げたことが大きいし
以上の理由で、銀行にとっては莫大な引当金を積むよりは、損をしてもホライズンに売却したほうが良い。
ただし、普通の企業はそんなことをしたら税制上は損益が利益になるので税金を払わなければならないけど
金融庁が、不良債権処理を急がせるために、確か銀行は税制上も救済策があったように思う。
いづれにしても、銀行は倒産するぐらいに貸し付けたということ