07/03/20 13:10:22 IW2q691V0
(つづき)
今日も東京には、
どこからか人が集まり、溢れ返っている。
それぞれが一人で生まれ、一人で生きているような顔をしている。
けれど、当然の事ながら、その一人一人には家族がいて、
大切にすべきものがあって、そして、母親がいる。
この先いつか、あるいは既に、
この全ての人達が、ボクと同じ痛みを経験する。
今までだったら、単に街の風景でしかなかったその一人ずつが、
とても、大きく見えた。
みんなすごいなぁ。 がんばっているんだなぁ。
オカン…。
あれから何年か経ったけど、今でもボクは寂しいでたまらんよ。
なんかっちゅうて、いーっつもオカンの姿思い出しよる。
もっと、いろんな話したら良かった…。
いろんなもん、食わせてあげれば良かった…。
たくさん、旅行させてあげれば良かったっち、
いーっつも後悔してから、涙がでよる。
いつでん出来たのに…。
なんで、せんかったんやろか…。
オカンの毎日は、楽しかったんやろうか…?
(つづく)