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【楽天の１２月期の再収益８６％減で２７億円】
楽天が１５日発表した２００６年１２月期決算は、信販部門における事業整理損などが響
き、最終利益は前期比８６・１％減の２７億円と大幅な減益となった。
また、経常利益も１５・１％減の３０４億円と創業以来初の減益。
売上高は電子商取引分野の伸びなどを背景に５６・６％増の２０３２億円と大幅増収なが
ら、営業利益は１６・４％減の２９１億円にとどまった。
部門別では、仮想電子市場「楽天市場」を中心とする物販関連事業は、出店数が２３％増
と大幅に伸びたほか、１人あたり購入総額も拡大した結果、売上高は６８・７％増の５９
１億円となった。
一方、クレジット関連事業は、営業損益が６１億円の赤字、経常損益が５４億円の赤字と
なった。
特別損益段階では、信販子会社の自動車ローン事業を売却したことや、貸し倒れ引当金の
計上基準を厳格化したことなどを背景に特別損失が膨らんだ。
また、プロスポーツ事業は、放映権販売が不調で営業損益は１３億円の赤字に陥った。
（2月16日）
【記事のポインヨ】
①経常利益も１５・１％減の３０４億円と創業以来初の減益。
これが今期の楽天決算の肝だな。つまり、新興企業なのに成長性が頭打ちになったということ。
そうなると成長性だけで買われていた楽天株は下がるのは自明のこと。
②営業利益は１６・４％減の２９１億円
営業利益もナイナス。楽天の成長性ｵﾜｯﾄﾙ。
③最終利益は前期比８６・１％減の２７億円と大幅な減益
大幅減益の上、無理矢理黒字にしたような印象だな。成長性頭打ち＆赤字なら売り叩かれる。
これを一番よく知っているのは三木谷と楽天の経営陣。粉飾決算の可能性が濃厚だな。
④特別損益の額が楽天の発表済みの公式ＩＲより少なすぎる。
まだまだ特別損益は出てくるぞ。