08/03/26 08:18:27 vY/mTwWk0
>>554
この種の問題に関する僕のスタンスは二つの立場へのアンチテーゼから成立している。
1 プロレス信者崩れの自称格闘技ファン
彼らにとって大切なのはプロレス村的会話の延長で格闘技を語ること、
つまり「関係者の裏話」みたいな、くだらない、ワイドショー的なネタを「通ぶって」語ること。
この種の人たちの滑稽ぶりは、「裏話」が八百長(プロレス)のほうに向かえば
「みんな騙されていましたが(騙されていたのはみんなじゃなくおまえ)真実はこうでした」みたいに一斉に語りだし
逆に「真剣勝負だった」みたいな「裏話」が出てくると「僕は信じていました」みたいに論調を変える恥知らずっぷりと
何処にも「自分の判断基準」がなく、その事象について利害関係のある「関係者」つまり「証言者」としては
非常にスタンスの危うい人たちの言うことを鵜呑みにしては裏切られることの繰り返しにある。
そのくせ「観戦歴」だけは長いのが多いから妙なプライドがあるのも厄介だ。ブレーンバスター信じてたくせに。
これはプロレスそのものの否定ではない。プロレスと格闘技を曖昧にすることの害(双方への害)について述べている。
2 「真剣勝負」信者
修斗関係者とか所謂「コアなマニア」を自称する人に多い「過去の疑似格闘技」絶対否定派。
勿論この人たちの競技運営とか現在の格闘技界における影響力は、なくてはならないものだ。
ただしここで扱っているような問題に関してだけは1にカテゴライズした人々と同じくらい害があると思えてしまう。
彼らは、過去のブレンド興行や疑似格闘技を論理的にとか倫理的にではなく感情的に批判しがちだ。
過去の疑似格闘技等々を頭ごなしに否定したり皮肉ったりするコメントを出す割には
どの試合が疑似だったのか、それはどういう根拠によるのか、という細かい話は一向に出ない。
そういう態度は「裏話」だけで成立しているプロレス村的「ヤオガチ論」とまったく同質だと思う。
「競技」の側の立場としてそれらを「フェイク」だと言うなら、当然根拠を書かなければならない。
それをしないと「格闘技とは」「真剣勝負とは」ということを責任ある言葉で表現したとは言えないと思う。