07/08/16 18:51:09 +XLah3j10
続きwktk
22:実況厳禁@名無しの格闘家
07/08/16 19:45:15 FNpGZFfSO
試合開始。
俺は、妹の仇とグローブを合わせた。
今、目の前にいるこいつが、妹の人生を滅茶苦茶にしたのだ。
……
格闘技経験ゼロの俺が、このイベントに出場することにしたのは、純粋に報復のためだ。
23:実況厳禁@名無しの格闘家
07/08/16 19:47:07 FNpGZFfSO
相手の放ったローキックが、俺の膝を直撃する。
激痛。
これまで何十人もの選手を葬ってきたローだ。
思わず、心を折られそうになった。
俺は自分自身を奮い立たせるため、
廃人のようになってしまった妹のことを思い浮かべた。
俺にそっくりな、双子の妹……
半年前の試合で負けて以来、心の病を患うようになってしまった妹。
俺が胸に詰め物をしてまでここにいるのも、妹の代理でリベンジ
マッチを戦うためだ。これは文字通りの報復(リベンジ)なんだ。
女のロー一発で、心を折られてどうする!
24:19続き
07/08/19 21:24:00 QnufAXhE0
オレは愕然とした・・・
「まさか投げが通用しないなんて・・・
総合のジムでもプロシューター何人かを相手に、投げたこともあるオレの投げが
オレの投げがー!!!!!!!」
相手はお構いなくミドル、ローを使い分け、オレを蹴り続ける。
オレはまるで金龍飛のチョムチョムを喰らってるような気分だった・・・
「このままでは、明らかに判定負けだ。こうなったらタックルで突き放されても強引に
いくしかない」
オレはそう思って低空タックルを仕掛けた。
・・・その瞬間、メキィィイ!と鈍い音がした。アダルトの膝がオレの顔面にヒットしていた。
「お、おかしいな・・・禁則事項で顔面にあてちゃいけないん・・じゃないるれ?」と審判の顔を
見たが、まるで何もなかったような表情だった・・・
「は、はめられた・・・やつらはグルだな。オレはやつら、つらららにはめられたんだ」と勝手に
被害妄想に陥っていた。
・・・しかし、この瞬間がピンチでもありチャンスでもあった。
相手も一瞬躊躇し、膝をあげた状態でバランスが崩れてたのだ。
「逃がさん、逃がさんぞ~」とアダルトの足をつかみて全身全霊を込めてTAKE DOWN!!!!!!!!!
25:実況厳禁@名無しの格闘家
07/08/19 21:25:24 QnufAXhE0
sage
26:24続き
07/08/19 22:19:59 QnufAXhE0
第六話「すっごい滑るよ」
「フヒヒヒヒ、よくもオレの顔面を蹴ってくれましたね。今のは痛かった。
痛かったぞー!!!!」
オレはすぐにパスガードを試みた。アダルトはガードポジション状態であり
オレは即座に、相手の右足のもも当たり地面に押し付け膝を入れ、自分から
見て左からパスするようにフェイントをかけ、逆に相手の左足を担ぎ右からパスガード!
「ストライカーとは違うのだよ、ストライカーとは」と思いながら、絡みつく足をほどいてサイドへ移行。
ここまでくれば、まな板の上の鯉である。相手は打撃能力に関しては特化していたが、寝技に関して
はオレから見ると素人同然であった。「さて、どうやって料理しようかな。マウントへ移行しようかな?
ニーオンザベリー(腹の上に膝)に移行して腕十字を狙おうかな?」と頭の中で色々考えていた。
寝技で上の体勢をとってると気持ちが楽になる。さっきまでの不安感が嘘のようだった。
「よし、君に決めたサイドからの腕がらみだ!」
即座にオレは腕がらみで極めにかかった。
「ギ・ギギギギ」相手が奇声を発する。しかしお構いなく相手の腕を締め上げる。
・・・しかしあと少しという時に、相手の手が汗ですべって離れてしまった。まるでドジョウのようだった。
そして、オレのサイドからの体重のかけ方が悪かったせいか、相手がブリッジでおれを跳ね除け
再びスタンドへ・・・
アダルトがオレを見てニヤッと笑う。「今度はあっちがフ、フリーザ様か・・・」とオレはフルボッコされることを
予感しながらそう思った・・・
27:実況厳禁@名無しの格闘家
07/08/21 15:16:13 aySFbXJKO
不遇のスレ
28:1
07/08/21 18:20:23 GQCyODQs0
コメントサンクスです(´∀`*)
まあスレのタイトルがあれだから、このスレを活性化させるのは無理だと思いますが(´-д-;`)
ブログ感覚で不定期的にカキコしていくつもりです。
他にオリジナルストーリーを考えてくれる人、どんどんカキコしていってください。
29:26続き
07/08/21 19:30:36 GQCyODQs0
「顔面を殴ることができれば、こうも一方的にやられることもないのに・・・」
オレは、右足をひきずりながらそう思っていた。
一応、オレはボクシングジムで三ヶ月やっていてスパーリングにおいても、右ストレートで
相手をダウンさせたことがあり、顔面打撃に対しては自信があった。
しかし、顔面打撃がないこの試合では、ボクシングテクニックだけでは非常に不利である。
強力な中段蹴りがオレのわき腹に突き刺さる。オレの額から脂汗が流れ落ちる。
先ほど喰らった膝蹴りで、鼻と口の間の部分がヒリヒリして、鼻から血がわずかに流れでる・・・
「こうなったら、中段に合わせてカウンタータックルでいくしかない!」
相手が中段を打った時、俺は胴タックルにいったが相手の突き放しを受け、足の踏ん張りが利かなく
足の勢いで転んでしまった。
30:29続き
07/08/21 19:31:18 GQCyODQs0
相手が上でオレが下。今度は相手も寝技で仕掛けてくる。
「山田、残り時間30秒だぞ!!」仲間の声が聞こえた。
「応援に来てくれた仲間のためにもオレは勝ちたい。」とオレは相手のパスを防ぎながらそう思った。
オレはクロスガードの状態で、相手の首を左手で押さえへ、右手で相手の左腕を掴んだ。
そしてオープンガードの状態に持っていった瞬間、首を押さえていた手の力をゆるめ相手の状態が浮き上がった・・・
その瞬間、オレは即座に相手の首に右手の手の平をかけ、それを軸にして腰を回転させ右足を相手の首にかけ、
左手で相手の肘辺りをもち腕十字の体勢へ。
そして相手の首においた右手を戻し完全な腕十字へ。(つまり、下からの腕十字)
「完全に決まった。」オレはそう思った。アダルトは最後に上体を上げようと試みたが、オレはすぐに首に掛かってる
足で刈り倒して寝た状態での腕十字へ移行!
バンバン!!静まりかえった会場に畳を二回叩く音が鳴り響いた。アダルトがタップアウトをしたのだ!!
審判は即座に試合を止めた。そして場内から歓声が聞こえた。
俺は嬉しくなり軽くガッツポーズをした・・・・・・・・
END
31:29訂正
07/08/21 19:34:22 GQCyODQs0
足の踏ん張りが利かなく 足の勢いで転んでしまった。
↓
足の踏ん張りが利かなく 転んでしまった。
32:エスペが死んでいる(旧題:三色旗殺人事件)一
07/08/21 21:30:24 aySFbXJKO
日本の埼玉とかいうところでは、
熱中症で死者が出たそうだ。
ブルックリンもやはり暑かった。
日系3世のマスダ刑事とスミオカ刑事は、冷房が利いた車の中、
仕事そっちのけで宗教談義に華を咲かせていた。
小さな窃盗事件など、調査する気がしない。街路に違法駐車して駄弁っているだけで、
一日の半分を過ごしてしまった。
スミオカが近くの店でチェリーパイとアイスコーヒーを
買って戻ってくると、
マスダがうんざりしたような顔をしている。
スミオカのいない間に、無線連絡が入ったようだ。
「三ブロック先で、男の死体が見つかった。
どうも殺人みたいだ。やれやれ、仕事をせんといかん」
33:エスペが死んでいる(旧題:三色旗殺人事件)二
07/08/21 21:34:20 aySFbXJKO
午後五時過ぎ。
学校から職場から、
好奇心旺盛な連中が沢山沸いて出てくる時間だ。
現場はさぞかし暑苦しいことになっているのだろうな、
とマスダはげんなりした。
ところが、二人が着いてみると、
現場には警察の人間しか見当たらない。
封鎖が早かったようだ。
仲のいいパトロール警官を見つけると、マスダは声をかけた。
「野次馬が一人もいないな。
いい仕事してるじゃないか、おい」
「たまたま早く到着できただけですから」
スミオカが怪訝そうな顔をして言った。
「おい、あいつは誰だい?」
スミオカが何のことを言っているのか、
マスダも遅れて気が付いた。
現場に、警察関係者以外の人間が一人いる。
チンパンジーのような顔をした少年だ。
いや、少年ではあるまい。
やせ細って貧相な体つきをしているから、幼く見えるだけだ。
実際の年齢は、二十代半ばといったところだろう。
「ああ、あれは……第一発見者です」
「現場に残しておく意味は?」
「それが、本人が……」
ここで、チンパンジーが前にしゃしゃり出てくる。
34:エスペが死んでいる(旧題:三色旗殺人事件)三
07/08/21 22:50:25 aySFbXJKO
「あんたら二人、殺人課の刑事さん?」
マスダは、面倒臭いので嘘をつくことにした。
「ああ、そうだよ」
「俺が、この殺しについての重要情報握ってる、って言ったら
どうするよ?」
「へえ?」
それにしてもこの男、本当にチンパンジーに似ている。
NYのダウンタウン以外の場所で出会っていたら、
俺はこいつが人間だと気付かなかったかもしれない、
とマスダは考えた。
「ちょっと刑事さん、聞いてるか?」
「ああ、聞いてるよ。ところでお前、
名前はなんていうんだ?」
「え、名前? ……皆は細身って呼んでるな。柔道初段だよ」
35:エスペが死んでいる(旧題:三色旗殺人事件)四
07/08/21 22:52:21 aySFbXJKO
こいつはただ誰かに構ってほしいだけだろう。
重要情報など、持ち合わせてはいまい。
「俺は殺された奴の知り合いなの。
ケータイで呼び出されてここにきたんだけど。
びっくりしたよ。
死んでるんだもんな!」
細身のとりとめのない話を要約すると、
死体発見は五時半頃。直後に通報。
また、細身が来た時には、
もう誰も現場にはいなかった、とのことである。
スミオカが、細身の肩を叩いて言った。
「よし、ご苦労様。
あそこで住所氏名書いたら帰ってよし」
すると、細身はムッとした様子で、
「ちょっと。
俺は、殺人課の刑事さんに会うために、
わざわざ待ってたんだぜ?
重要情報、聞かなくていいの?」
スミオカは露骨に面倒臭そうな顔をした。
「何だ、重要情報って?」
「ガイシャ、っていうの? 警察じゃさ。
その、ガイシャは柔術の達人だったんだよ。
それを絞め殺すってのは簡単じゃないよ」
36:エスペが死んでいる(旧題:三色旗殺人事件)五
07/08/22 00:06:18 YlqBBXz+O
“柔術の達人”の死体は、空き地の中央に、
仰向けの格好で横たわっていた。
マスダは、現場を破損しないよう気をつけながら、
死体に近付いていった。
鼻をつく悪臭。
マスダは、思わずむせ返った。
何だ、この臭いは?
夏場の現場検証なら、何度も経験がある。
しかし、これは死臭とかとは別種の臭いだ。
臭いの正体に思い当たった時、
マスダは、この柔術家の練習相手に心から同情した。
ハンカチで鼻を押さえながら、前に進む。……
柔術の達人は、頭が禿げあがった小男だった。
似合わないサングラスは割れ、着衣に乱れがある。
犯人と格闘した跡に違いない。
マスダも、
柔術について全く知識がないわけではない
(以前、バーで落とそうとした女に
逆に絞め落とされた事があった)。
犯人は、被害者の柔術仲間だろうか?
そうでもなければ、
一流柔術家と格闘して絞め殺すなんてこと……
いや待てよ、ロシア人なら……?
ああ、それにしても、ひどい臭いだ。涙が出てきそうになる。
もう限界だ。
スミオカたちがいるところまで戻ろうと
振り返ったマスダの視界の隅に、
あるものが飛び込んできた。
37:エスペが死んでいる(旧題:三色旗殺人事件)六
07/08/22 01:23:08 YlqBBXz+O
細身がスミオカと話しこんでいる。
捜査チームの一員にでもなったつもりのようだ。
「やっぱり柔術なんてストリートじゃ
役に立たないな。
絞め殺したのはすごいけどな」
「お前、柔道初段じゃなかったのか?」
「投げ技は相手にダメージ与えるだろ」
マスダが、二人の方へ歩いてくる。
スミオカが振り向いた。
「お、何かわかったか?」
マスダは、細身の手首を掴んで言った。
「こいつが犯人だ。しょっぴけ」
38:エスペが死んでいる(旧題:三色旗殺人事件)七
07/08/22 01:26:00 YlqBBXz+O
その後の細身の動揺ぶりといったらなかった。
泣くやら喚くやら
(「俺は、ジュースを買ってこいって電話で頼まれただけだ」)。しまいには暴れ出し、何もされないうちから
勝手に失神してしまった。
運ばれていく細身を見ながら、マスダはスミオカに言った。
「弁護士を呼ぶ手間が省けたな」
「なあ、あいつがやったってどうしてわかった?
何か証拠でも見つけたのか?」
「証拠? そんなものはない。
必要なら、これから作るよ」
当惑した様子で、スミオカは呟いた。
「そこまでして犯人を挙げる必要があるのか?」
マスダの顔から、表情が消えた。
「あるのさ。
死体のすぐ傍でこれを見つけた」
そして、先程からずっと握りしめていた右掌を開いた。
それを見たスミオカの顔からも表情が消えた。
マスダが言った。
「さあ、知恵を絞って猿を終身刑にしよう」二人は、死体の方に向かって歩き出した。
マスダは、血にまみれた数珠を右ポケットにしまいこんだ。
《了》
39:実況厳禁@名無しの格闘家
07/08/23 00:16:11 usU3sodAO
あげ
40:実況厳禁@名無しの格闘家
07/08/26 20:34:55 FP8dUVmIO
あげ
41:実況厳禁@名無しの格闘家
07/08/30 05:10:26 lgKqNhmFO
あげ