07/06/12 17:19:55 G8E6qQ8h0
>>55
それは、HANS(Head and Neck Support)ハンズまたはハンスと呼ばれるものです。
頚椎等の骨折から守る為の装置です。
身体はハーネス(シートベルト)で固定されていますが、頭部は固定されていません。
衝突時にはもの凄い力で前方へ押し出されます。急ブレーキ時を想像してください。
掛かる衝撃は数tにも達しますが、前述のように固定されていない頭部だけが慣性力で
前方へ引っ張られます。この際に頭蓋骨底部を骨折する事が死亡原因の大半とされています。
その衝撃から頭部を守る為の装置でヘルメットとケーブルで固定するものです。
開発は1980年頃からあったと言われているが、実際には90年頃から普及しました。
当初ドライバーからは首が固定されて逆に危険である等批判がありました。
アメリカNASCARでの普及活動では超大ベテランのデイルアンハート氏もこれを批判し
着用の拒否をしていました。
が、その本人が2001年デイトナ500のレースで残念ながら死亡するという事故が起き
てしまいました。
その後、一気に普及が進みF1でも装着が義務とされました。
尚、余談ですがアメリカのサーキット等では200マイル(320km/h超)でのレースとなる為、先進的な
救急医療体制が整っており来週F1が開催されるインディアナポリス・モーター・スピードウェイは
世界で最も救急医療体制が整った所と言われています。