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韓国・現代自動車会長、横領で懲役３年の実刑判決
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【ソウル＝中村勇一郎】
系列会社を通じて多額の不正資金を捻出（ねんしゅつ）したとして、特定経済犯罪加重処罰法違反
（横領、背任）などの罪に問われた韓国の自動車メーカー最大手、現代自動車グループの鄭夢九
（チョン・モング）会長（６８）の判決公判が５日、ソウル中央地裁で開かれ、聯合ニュースによると、
同地裁は懲役３年の実刑判決を言い渡した。鄭会長は控訴の方針。
鄭会長は現代グループの創業者、故鄭周永（チョン・ジュヨン）氏の二男。会社の資金約９００億ウォン
（約１２０億円）を横領し、結果として系列会社に約２１００億ウォン（約２７０億円）の損害を与えたとして、
昨年５月に起訴された。
同地裁は判決で「会長の地位を利用し、企業経営の公正性を傷つけた」と指摘し、
「先進国経済に向かうために不法な慣行は根絶しなければならない」として実刑判決を言い渡した。