07/11/22 23:29:28 ROUArjmx0
ルイズの唇が水銀燈の指輪に触れた瞬間、赤い光がほとばしった。
ル「きゃ…何よこれっ!」
銀「…………」
ル「ちょっと、スイギントウ!?これは何!?指輪が私の指にも……」
銀「面白い人ぉ……こんな簡単に口車に乗ってくれるなんてぇ。……っく、アハハハハハハハ!」
ル「なんですってぇ……!」
キュルケ「どうなってるの!?」
タバサ「……あの人形は危険」
銀「もうこれで、あなたは私のミーディアム、下僕よぉ。ルイズ。
せいぜい力を絞り取ってあげるわぁ。まぁ、殺しはしないから、安心しなさぁい」
コルベール「はわわ…」
ル「いくらなんでも無礼過ぎるわ。スイギントウ、お仕置きよ!」
ルイズは杖を構え、呪文を詠唱しはじめた。しかし…
ル「うあっ……!?何これ、力が抜ける……?」
銀「何をする気かわからないけど、無駄よぉ。力、いただくわねぇ♪」
銀「それにしても……すごい力を持ってるわねぇ、あなた。
うふふ……これが全て私の力になるなんて、興奮しちゃうわぁ」
ルイズの身に起こった異変を受けて、コルベール、キュルケ、タバサなどは、すぐさま行動を起こした。
すなわち、この美しいが、危険な人形に対して、攻撃を仕掛けたのである。
だが、黒い羽が人形の体を包み込み、全ての魔法攻撃を無力化した。
コルベール「しょ…しょんなぁ」
キュ「あの攻撃をいとも簡単に……」
タ「強い……」
銀「ふぅん、魔法なんて使えるのね、あなたたち。
この世界に興味が湧いてきたわぁ。」
ル「何をするつもりなのよっ!」
銀「別に何もしないわぁ。ちょっとした観光よぉ。魔法の世界なんて、面白そうじゃなぁい」
ル「は…はぁ!?」
銀「というわけでルイズぅ?貴女の部屋に案内しなさぁい。
すべて私がもらうわぁ」
ル「ふざけないで……!従うと思って……!?くっ、また力が……」
銀「下僕が主人に逆らっちゃダメよぉ。ふふ……」
キュ「ルイズ、今は従うしかないわ。あの人形にはタバサやコルベール先生でも敵わないのよ!?」