08/04/29 12:38:41 Y1HTZucb
>>533
デストロイドは統合陸軍の提案に基き、宇宙防衛ライン上の惑星・衛星上における拠点直衛兵器として開発された。
海軍・空軍が汎用機(バトロイド)開発に絞りこんだのに対し、
陸軍はオーバーテクノロジーによる技術進化から、兵器体系を拡げる方針を採った。
このため、各軍事メーカーによる開発競争の末、じつに多様な機種が制式採用されることになり、
作戦展開用の強襲揚陸艦ダイダロスも建造された。
ゼントラーディ軍との開戦時、母艦ダイダロスごと宇宙に連れていかれたデストロイド部隊は、
もっぱらSDF-1マクロスの手薄な対空砲火を補う移動砲台としての任務に従事した
(艦内市街地の再建作業に駆りだされもした)。
巨大宇宙戦艦同士が砲火を交え、衛星軌道上からの砲撃で惑星ごと殲滅するような戦局において、
陸戦兵器本来の運用思想は意味をなさなかったのである。
唯一、マクロスの強攻戦術ダイダロスアタックにおいてはその火力を存分に発揮、
陸軍のプライドを満たす活躍ができた。
さらに後年、追加装備により可変戦闘機が火力と装甲を増すと、
機動力を欠くデストロイドは時代遅れの兵器となっていった。
2040年代には、土木重機に転用されたり射撃訓練の標的になるなど、ほぼ絶滅種の存在である。
対地攻撃用という概念は可変戦闘機の系譜に交わり、
可変攻撃機(バリアブル・アタッカー:VA)や可変爆撃機(バリアブル・ボンバー:VB)などの亜種として生きながらえた。