07/12/18 23:41:02 LPzL6TiQ
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「小説の中の絵」は千尋の日記で、絵の中の女性は「日記に記述された千尋」でしょ。
ただの風景(何時に何を食べた何点etc.)に男の子(蓮治=他者)が加わり、さらに女の子(千尋=自意識)を描き込む。
それは神様である自分が描いたものだけれども、決して届かずぼやけ、薄れていくだけ。
面白いのが、
千尋は「絵=日記」の女の子になりたかった
蓮治は「絵=日記」の男の子ではなく現実の導き手になりたかった
これは出会う前の二人の、それぞれの有り様の裏替えしになってる