07/12/27 00:27:55 lfuZ6hm+O
～～帰宅中～～
愛子「はぁ…。…今の愛子じゃサンタしゃんは来てくれましぇんね…」とぼとぼ
男の子「うるせーな！クリスマスの歌なんか歌うなよ！」
女の子「そんな事言ったらサンタさん来なくなっちゃうよ！？」
愛子「二人共ケンカしちゃダメでつ。どうしたんでつか？」
女の子「だってお兄ちゃんがサンタさんなんかいないって言うんだもん」
男の子「そんなのいるわけないだろ！？本当はお父さんとお母さんがプレゼントを置いてるってみんなも言ってた！」
女の子「違うもん！サンタさんは本当にいるもん！ね、お姉ちゃん！」
愛子「…もちろんいまつよ。でも、いい子にしてないとサンタしゃんは来てくれましぇん」
男の子「ふん！お姉ちゃんもサンタがいない事知ってるんだろ！？子供だからってバカにすんなよ！」スタタタ…
女の子「あ！待ってよ～」スタタタ…
愛子「……」
～～その頃～～
彩「……。…何やってるの？」
美奈子「…愛ちゃんのクリスマスツリー…飾り付けまだ途中だったみたいだから。…いつ以来だろう…懐かしいなぁ…。……。…彩さん……さっきはすみません…あたしついカッとなって……変な事言っちゃって…」
彩「ううん…あたしの方こそごめんね…。……ねえ美奈ちゃん…子供の頃覚えてる…？サンタさんがいないって知った時…どんなにショックだったか…」
美奈子「…」
彩「周りの友達がサンタの存在に疑い始めた頃…まだあたしは絶対にサンタはいると思ってた。…ふふっ、今の愛ちゃんみたいにね。…いつかは知らなきゃならない現実だけど…サンタを信じてる人にとってクリスマスは特別な日なんだよ」
美奈子「…あたしも子供の頃サンタからいっぱい夢を貰ってきたのに……あたしは嫌な大人になったかも知れませんね…。愛ちゃんの夢を壊しちゃって…」
彩「でもあたしはこう思うんだ…本当は誰でもサンタになれるんだって…。いつかあたし達がサンタになって…次の世代に夢を与えて行かないといけないね」
美奈子「…。…そうだ！彩さん、今夜愛ちゃんと一緒にクリスマスパーティーをしませんか！？」
～～その頃～～
愛子「…サンタしゃん……さっきの男の子や美奈子しゃんが言った通り……本当にサンタしゃんはいないんでつか…？…教えてくだしゃい……愛子…何を信じたらいいんでつか…」うるうる