07/10/22 14:21:41 IrKUt08h0
松尾由美子の恋
去年のクリスマス、由美子は恋に落ちた。
相手は北海道在住の、売れない無名の詩人だ。
この時のクリスマス、由美子は、彼から、クリスマスプレゼントを贈ってもらった。
それは、ドイツの製図機器メーカー、ステッドラー社のピンク色のとても可愛らしい
高機能ペンだった。
そして、これに添えられていた手紙に由美子は酔った。
手紙は、光あふれる緑の森の中の木の枝にとまった梟の写真、
そのハガキ大の写真の裏側に書かれていた。
その手紙の英文の文字、一文字一文字は、製図用のテンプレートの斜体の文字でくっきりと
書き出されていた。
全文はこうだ