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世界の強豪出場、V賞金破格の2億4000万円親善大会「ピース杯」
J数チームに出場要請、レアルと対戦も。ナビスコ杯1次敗退が条件。
7月12日開幕で皮肉な日程(5/9日刊スポーツ紙面)
ナビスコ杯敗退クラブにビッグチャンス?J数クラブが、韓国で7月12日に
開幕するピース杯への出場要請を受けていることが、8日までに分かった。
優勝賞金は親善試合としては破格の200万ドル(約2億4000万円)。
同じ時期に準々決勝を行うナビスコ杯の1億円を軽く上回る。
「魅力のあるオファーだとは思う」と、あるクラブの関係者は言う。
今年初めから横浜、千葉、G大阪、鹿島といったタイトルホルダーを中心に
出場要請が届いていた。だが問題は開催時期。ナビスコ杯準々決勝の時期と重なるため、
同杯1次リーグ敗退が日本からの出場条件。国内で涙をのんだクラブが、
賞金、対戦相手ともに上回る国際大会に出られるという、皮肉な状況が生まれた。
問題はそれだけではない。7月7日開幕のアジア杯とも時期が重なるため、
アジアサッカー連盟も開催を快く思っていない。日本代表を多く抱えるG大阪などは、
日韓共催も視野に入れる大会側から開催地としてのオファーも受けていたが、早々に断った。
ただ、賞金額もさることながら、世界の強豪と試合ができるメリットもある。
ある関係者は「ビッグクラブも出てくるようですし」と興味を示す。オファーを受けている
レアル・マドリード、リヨン、PSVなどは、来季の欧州チャンピオンズリーグ出場が
9月の本戦からで日程に余裕があり、出場に前向きだという。Jリーグ側も「理事会に
申し出てくれさえすれば、参加を止める理由はない」と容認する構えだ。