07/03/24 03:05:49 KD4ak1FZ0
審判が最後のホイッスルを吹いた瞬間、オレンジのゴール裏は怒号に包まれ、
それと同時に田坂と浦上はピッチに飛び出し、荒れ狂う西部を止めた。
「やめとけ、審判もJ2上がりだぞ!」
その夜の三保―。
「…また風が吹いてきたな」
少年のような寝顔で傍らで眠る和道に優しく語りかけるように健太は呟いた。
「逆風か…」そんな時期が2年前にもあった。
そんなとき、いつも和道が傍にいたじゃないか。
健太は久々に胸の高まりを感じていた。
「言わせておけばいいじゃない」
いつの間にか目を醒ましていた和道が言う。
「…こいつ」
健太は清水愛を確認するように和道を強く抱き締めた。