07/02/18 21:03:38 GXJ/OHxu0
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Ｊ観客動員作戦（２） 飽くなきリピーター、浦和
Ｊ１浦和レッズ・サポーターは昨年、平均観客数４万５５７３人のＪリーグ新記録をつくった。
とにかくリピーターの定着率が高い。昨年のＪリーグスタジアム観戦者調査によると、
０５年の平均観戦頻度は１９．５回。この数値は、近隣の敵地にも乗り込みやすい
首都圏のチームが高い傾向はあるが、年間３４試合の半分以上とは、やはりすごい。
同伴者を「友人」と答えた割合が７７．６％で、Ｊ１、Ｊ２を合わせてダントツ。
半面、「家族」が３７．４％とＪ１最少だった。同伴者数が７．４人と最多。
友人同士がグループを形成しているのが特徴だ。
その原点には、ひとつの仕掛けがあった。発足当時から浦和には３人以上が集まれば
「サポータークラブ」として登録できる制度があり、今は３０００以上ある。
特典は、認定カードなどの配布だけ。「仲間と一緒に恥ずかしがらずに応援できる仕組み
づくりが目的だった。それが友人同士のグループの多さを生んだ」と畑中隆一運営部長はみる。
さらに、グループ間の横のつながりができれば、意気投合したり、応援の在り方など
議論したりするようになる。そんな交流で応援がさらに楽しくなり、熱くなれる。
観戦動機は「好きなクラブの応援に」がトップ。「レジャーとして」「スケジュールの都合で」
「対戦相手が魅力的だったから」は最低だった。外的要因に関係なく、もはや生活の一部と
してスタジアムに通い詰める層が多い。
そんなチーム愛を生み出す背景として畑中部長が挙げるのが、「ドラマチックなチーム史」。
最下位地獄、Ｊ２降格、そしてタイトル獲得。「サポーターにもそれぞれエピソードがある。
それが、チームから離れられない理由かもしれない」