07/09/17 11:53:53
>「おっちゃん」と題した日記で、カミングアウトする側のお話しを書きました。
今日、母とも話したのですが、それを「受け入れる側」の戦いも、凄まじいものがあったのです。
わたしが生まれ育ったところは、岩手県の片田舎で、町中の人間の事情が知れているようなところでした。
人々はみな、噂を恐れ、波風が立たぬよう、平々凡々を常として暮らしています。
はみ出したものは、異物以外の何者でもなく、排斥されてしまうようなところです。
父も母も、学生当時のわたしのような、枠外の生き物の取り扱いに、日々疲れきっていたそうです。
「地獄だった」
と、母は口癖のように言います。
今ですら、「おやじさんと別れるようなことがあっても、田舎には帰って来ないで頂戴ね。シゲルの生活にも悪影響だから」
と、言います。