07/04/29 22:27:01 V35sxj8U
阪神タイガースの井川は、試合を終え帰る準備をしていた。
彼が一人で駐車場に向かっていると、一組の夫婦が彼に話しかけてきた
夫婦は彼の今までの功績をたたえた後、自分の娘は重い病気にかかって死に掛けているが、
お金がないために、手術をする事ができないのだと彼に伝えた。
それを聞いて哀れに思った井川は「これが子供のために役立てば良いのだけど」
といって、千万円の小切手を夫婦に渡した。
翌週、彼がグラウンドでトレーニングをしていると球団の職員がやって来た。
「先週、駐車場にいたファンが、井川さんが中年の夫婦に会っていたと言っていましたが・・・」
井川はうなずいた。「実は」と職員は続けた。
「あの夫婦は有名な詐欺師で病気の女の子なんていないんです。井川さんはだまされたんですよ」
「じゃあ、死に掛けている女の子なんていないの?」
「そのとおりです」
すると、井川は笑いながらこう言った。
「そうですか。それは今週で一番の良い知らせですよ」