07/04/20 07:52:19 GXT61+Uy0
<鳥取野球の特徴>
・弱い(戦前など、強かった時代の勝利数でごまかしているが、現在はおそらく最弱)
・全国一、予選出場校が少ない(30に満たない)
・「下駄」「スポーツ推薦」を嫌う。その結果、戦力が分散する。
県民は伝統進学校(鳥取西・米子東・倉吉東)を応援する傾向がある。
また、
上記三校のうち、鳥取西vs米子東は、かつては「山陰の早慶戦」と呼ばれ、今でもその名残りが
強く残っている。
また、その反発勢力もある。典型的なのが、倉吉北である。
倉吉北は、茨城の江戸川学園と共に「県外選手を受け入れる」ことを全国に先駆けて行った高校である。
反発勢力の第二は、八頭である。
八頭は、80年代後半に、強打を武器に県内を圧倒した。
が、八頭が甲子園に出場しはじめた頃、すでに全国は強豪私立の時代に入っていた。
「普通の部活」の枠内で野球が行われている鳥取県勢力ではもはや対応できなくなり、その結果、
「弱小」の象徴として八頭は全国に認識されてしまった。非常にタイミングが悪かった。
しかしながら、八頭地区では非常に尊敬されており、県民も一目置いている高校であることに変わりはない。
<代表的な高校>
鳥取西→夏22回、春4回出場。夏の大会の第一球を投じた高校である。沢村に打ち勝った伝説も持つ
(同年、沢村はメジャーを相手に投げる)。沢村に勝ったときのラジオ放送を聴いた県民の
騒ぎは相当のものだったらしい。夏の予選の皆勤高校。
八頭→近年の常連高校である。
鳥取城北→川口和久(元広島・巨人)・能見篤史(阪神)を輩出。県内の強豪で期待も大きいが、甲子園出場はない。
米子東→夏13回、春8回出場(準優勝一回)。鳥取西が「巨人」だとすると、こちらは「阪神」である。
米子市民の期待の星である。また、鳥取西が夏の全国大会第一試合出場の権利を射止めた背景には、
米子東の応援団が竹やりを持って起こした暴動事件がある。この事件がなければ、鳥取西は第一試合
の座を射止めることはなかった(詳細はネット等で検索されたし)。夏の予選の皆勤高校。
倉吉東→甲子園出場あり。倉吉市民が待ちに待った倉吉東の甲子園出場が88年の春に叶った。が、実はこの出場は、
島根の江の川高校を飛び越えての疑惑の出場である。しかし、批判の中、この大会で倉吉東は
爽やかさを前面に出した野球で県民を安心させた(この大会で二勝)。
倉吉北→常連。最高成績ベスト4(春)。名前からは想像つかないが、私立高校である。県外の選手を入れて出場
しはじめた当初、「ソリコミ、唾吐き」の模様がテレビ中継で全国放送され、県で大批判を浴びた。
が、子供達には人気があった。
その後、県民による倉吉北つぶしが始まり、素行の悪さを理由に何度も出場停止に至らせた。
その歴史は非常に悲しいものがある。
現在は、かつての「山陰の暴れん坊」ぶりはなりを潜め、それをオールドファンはもどかしさを感じて見ている。