07/12/02 22:56:03 VEzdWBko0
中学校1年のときのこと
授業中に隣の席の女の子がおしっこを漏らしていた。
休み時間まで我慢できなかったのだろう。
その子の席は一番後ろのはじだったので他には誰も気がついてない様子だ。
オレはおもむろに席を立って無言で廊下へ出た。
当然、担任教師が後から「どうしたんだ?」と追いかけてくる。
オレは無視して手洗い場でバケツに水をたっぷり汲んで教室に戻ろうとしたその時、
教室の方から「うわ~○○がションベン漏らしてる!!」というクラスの悪ガキの声が響いた。
担任も踵を返して教室にすっ飛んでいった。
教室からは、悪ガキ共の囃し立てる声と、それを叱る担任の怒号、
女子の悲鳴と悪ガキへの非難がうるさく聞こえていた。
彼女はきっと泣いていただろうが、周りの騒ぎに掻き消されていたようだ。
オレは手に提げたバケツを見つめ、何も考えることなく、水を被った。
水がこれほど冷たいとは知らなかった。