07/10/16 11:54:32 Pbyt4fVZ0
先日、都内某所で亀田大毅選手と会談することができた
指定された場所はオーガニックなフードやドリンクで知られたカフェだった
カフェに入ると奥の席にひっそりと大毅が座っていた
私が席に着き、人気の無い静かなカフェで大毅はフルーツジュースを注文すると、ゆっくりと口を開いた
「カフェインは摂らないようにしてるんですよ」と微笑した
セルフレームの眼鏡をかけベージュのジャケットを着た姿は私の想像と違いゆったりしてリラックスしているように見える
まさかの敗北である
相手方のレフェリー買収も噂され、反則ギリギリのラフプレイに翻弄された試合である
「この前の試合はひどかった。まったく自分のボクシングが出来ませんでした」
しかし、相手の反則に悩まされたではないか、と私が反論すると
「内藤さんの勝ちへの執念はすごかったですね。試合前からの僕や家族への嫌がらせ…
試合当日のラフプレイ…絶句しました。しかし見習うところはあります。僕みたいに恵まれた環境で
ボクシングを始められた方じゃないですからね」
しかし内藤選手の態度には批判的だ
「アスリートがあんな言葉遣いはちょっと…僕にも後輩とはいえテレビで『おい、大毅』っていうのは…」
メディアには複雑な思いがあるようだ
「僕たちがアスリートとしての今があるのも、メディアのおかげです。しかし偏向した実況はファンのためにも問題あると思います。
アジアの歴史問題を直視しない姿勢にも疑問を感じます」
兄・興毅選手への気遣いもある
「兄もね、学生生活とボクシングの両立は大変だと思います。特に司法を目指してるから尚更です」
父・史郎氏への批判も飛び出した
「父はインテリすぎるんですよ。理論ばかりでリングで何が起こっているか見ようとしない。
その上、父は尊敬する諸先輩方に気を遣うあまり、何をしたいか見失っているようですね」
「今は敗北を噛みしめて、再起にかけたいですね。内藤さんは僕に『負け犬は切腹しろや』と言いいましたが
チャーチルは『成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである』と言ったそうです。
まだ何があるかわかりませんよ」とにやりと大毅はさわやかに笑った