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【伝説の海賊】新聞系電波フレーズ6【同じにおい】 - 暇つぶし2ch114:水先案名無い人
07/08/06 17:21:53 X2w5jcYp0
支局長からの手紙:大津事件に危機管理を学ぶ /滋賀

 「大津」の地名が世界中を駆け巡った出来事といえば、1891(明治24)年に起きた大津事件
でしょう。来日中のロシア皇太子が、大津遊覧の帰途、警備中の巡査津田三蔵に斬りつけられた、
あの驚天動地の大事件です。大津市歴史博物館で「津田三蔵と大津事件」展が開催中(9月2日まで)と聞き、訪れてみました。

 会場には、血染めのハンカチや刃こぼれが残るサーベルをはじめ、現場検証の写真や調書など
裁判資料の数々……。事件を生々しく伝える超一級の歴史資料を前にすると、当時にタイムスリップ
したような錯覚を覚えます。

 大津事件というと、政府の圧力に屈せず「司法権の独立」を守ったことで有名ですが、
トップの「危機管理」のあり方を考えるうえでも実に興味深いケーススタディです。

 明治天皇は一報に接するや、事態の重大性を明察し、すぐさま京都に行幸して皇太子を見舞って
います。さらに後日、拉致の危険性を指摘する重臣たちの反対を押し切って、ロシア軍艦に乗り込み、
療養中の皇太子と会食までしているのです。明治天皇のこのような果断な行動が、一触即発の日露関係
を救ったともいえます。

 ひるがえって参院選で歴史的大敗を喫した安倍晋三首相。早々と続投を決めた理由が「政権の基本
路線は多くの国民に理解いただいている」では、世間が納得しません。さらに首をひねったのが、
赤城徳彦前農相の突然の更迭劇。タイミングを失したために、決断力の欠如だけが浮き彫りになって
しまいました。

 年金、政治とカネ、閣僚の失言など自民党の敗因はいくつかあります。しかし、それ以上に、それぞれ
の局面で露呈した安倍さんの危機管理能力の危うさを、国民は敏感に感じ取ったからではないでしょうか。

 安倍さんが赤城前農相を官邸に呼びつけ、引導を渡した時の次の言葉は、そっくり安倍さんにも当てはまります。

 「あなたは若い。一から出直してはいかがですか」【大津支局長・黒川昭良】

毎日新聞 2007年8月6日
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)


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