07/07/07 16:14:17 ZFMjQ/jJO
富井が胃潰瘍で入院したので見舞いに行ったとき
偶然 通りかかった病室の前で偶然耳にした会話…
父親「ホラ、ママにプレゼントあげなきゃ」
息子「ママ、ぼくホットケーキ作ってきたの」
母親「まぁ!お兄さんになったわねぇ…美味しいわぁ。早く元気になるからね」
息子「お病気治ったら遊園地行こうねママ」
母親「ありがとう…ほんっとにおいしい…ママも早く退院できるように
山岡「やれやれ、こんなホットケーキをうまいと言っているようじゃ、
ほんとに治るかどうか怪しいもんだ」
俺はそう感じたが口にはしなかった…
こらえきれず病室の中に入ってしまった
父親「な、何だあんたは!…」
山岡「明日もう一度この病室に来てください
このホットケーキよりずっとうまいホットケーキを
ご覧に入れますよ」
思わず口にしてしまった。
父親「せっかく息子がホットケーキを
山岡「ええ。明日もう一度息子さんと俺で究極のホットケーキを作りたいと思います。」
父親「…」
今は新聞社に勤めているが所詮おれも料理人だった
見たいのは他人の笑顔だ…父親ゆずりの料理人の血がさわいだ
山岡「なぁ。ボク、明日またお母さんの喜ぶ顔が見たくないかい?」
息子「うん!!見たい!!」
病室が感動に包まれた。病床についてる母親にはなによりも嬉しい言葉だった。
「明日への希望」それは生きる為に必要な力だった
やってやる!絶対に美味しいホットケーキを作る! 昔、自分に料理の腕を厳しく仕込んでくれた父の顔が一瞬浮かんだ。