07/04/18 07:18:16 +QGxh9gV0
203 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/04/18(水) 03:41:11 ID:UffQAbMI0
朝日朝刊社説キターーーーーーーーーーーーーーーーーー
史上最悪の事件が起きてしまった。
米バージニア州のバージニア工科大学で16日午前7時15分ごろ、学生寮で2人の学生が射殺され、
犯人の男は逃亡。 約2時間半後に工学部のドイツ語の授業が行われていた教室に男が現れ、
教授、学生を含む30人を殺害した。
捜査当局は17日朝記者会見を開き、銃は22口径で、2つの事件で使われていたことが
弾丸検査の結果、明らかになったとした。そして容疑者は23歳の韓国人学生であると発表された。
これを聞いて、胸をなでおろした向きもあるだろう。犯人はアジア人の疑いがある、という発表に
あるいは日本人の仕業だったら、と戦々恐々としていた人々もいるだろう。
しかし、ちょっと待って欲しい。犯人が日本人ではないとわかった瞬間、他人事だと事件から
急に背を向けるわたしたちに、この事件から何かを学び取ることができるのだろうか?
容疑者をここまで追い詰めたものは何なのであろうか? そして、容疑者が手にした拳銃は、
どこでどのように手に入れたものなのだろうか? 問い直す必要があるのではないか?
もし、彼ら韓国の人々にとっての「隣人」が、世界でも最高の教育水準を誇る島国の人々が
彼らに寛容であったなら、手を差し伸べていたなら、教育を必要とする彼がアメリカへ留学する
必要があったのだろうか?
アメリカの中でも排他的な地域でひとり学んでいた彼に「思いを致す」ことも必要なのではないか?
そして、彼が悩んだ末手にした凶器は、彼の留学先では誰にでも、当たり前に手に入れることが
できるものだった。繰り返される乱射事件のたびに見直し議論が起き、そのたびに却下される
銃規正法を、わたしたちはどのように受け止めればよいのだろうか。
60年前までの36年間、軍国日本に支配されすべてを奪われ続け、日本敗戦後は自由主義陣営と
社会主義陣営のはざまで翻弄され、国土を破壊され、今なお駐留米軍に脅かされ続けている、
そんな国に生まれ育った青年がなぜ両手に銃を握ったのか、わたしたち日本人にも突きつけられた
課題として、考え続けなければならないのではないか。