07/01/15 20:13:11 w11/L6hO0 BE:182835825-2BP(0)
ガチムチスレを見ようと思い、とどまる。
今日から俺はノンケの真人間だ。
ガチムチスレなんてもう覗いてちゃいけねぇやな。
これからは常に議論コテとして常駐するか!
帰り道、デスクトップのゴミ箱に六尺スレのログを捨てた。
脳に食い込む資本論が、気を引き締める。
畜生、また知識が溢れてしょうがねぇぜ・・・
辺りを見渡す。この2chには経済学板がある。
武は真っ直ぐにお堅いスレの森の中に向かった。
人気のない過疎スレの中、武は服を脱ぎ、丁寧にたたむ。
六尺一丁になり、鞄の中から鉢巻を取り出して締める。
そして腹から大声を張り上げる。
「俺は知識人だ!経済学の博士過程だ! マルクス一匹、経済経済ど経済!」
そしてその場で四股を踏み始める。
「マクロ!ミクロ!マクロ!」
足底が土を踏みしめるたび、押忍と声を張り上げる。
やり場のない男の精力を、脳の鍛錬で発散させる。
「押忍!押忍!押忍!」
額から冷や汗が噴き出しては零れ落ち、足元の床の色を変えていく。
マウスもキーボードも冷や汗でびしょ濡れになってくる。
「くそ!きついな」
禁断症状出過ぎて、ディスプレイを突き破らんばかりの自分を見て言う。
そして、ゴミ箱から六尺ログとまとめスレを引っ張り出した。
700を超えたレスは職人の汗と我慢汁で光っている。
「よっしゃ、楽になった」
そして再び四股を踏み始める。
誰もいない部屋に、武が地面を踏む音と押忍の叫び声が延々と響き渡った。