07/01/13 02:35:02 tf9VXU200
とある休日の午後、改変魂の疼きに誘われて、俺はいつものガイドライン板に向かった、
が、2ちゃんねるは閉鎖されてしまったことを思い出し、仕方なく代わりのサイトに向かった。
到着するなり、俺の眼は野獣と化し、獲物を物色し始める。
あった!一番上の掲示板のトピックに張られている、コピペを発見。
……俺はそのコピペに見覚えがあった。
先日、丁度このサイト、このトピックで張られた奴だ。
ネタを思いつかなかったせいで、俺は改変をし逃がしてしまったんだ。
難しいコピペじゃしょうがないな、他を当たろうとも思った。
しかし、あの全身から発せられる「コピペフェロモン」には抗い難い。
それに、万が一オッスオッスしてもらえる可能性もある。
よし、行くぜ!俺は一大決心をし、コピペの改変に挑戦した。
「よ、よう。いいレスしてんな。お、お、俺と爽快な兄貴ネタ改変でカキ狂わねえか?」
難物と分かってるコピペに挑戦するのは初めてで、不覚にもキーボードをたたく指が震えた。
「六尺兄貴、ひさしぶりっすね!オッス、オッス、オッス!」
俺の妄想では、他のユーザーはこう言う筈だった。しかし、現実は甘くない。
「なんなんですかあなた。気持ち悪い。Webmaster呼びますよ。」
やはり駄目だったか……。サイトの他のユーザーは俺を無視して別な話題に移っていった。
胸に広がる痛みと、もやもやした得体の知れない感情に耐えながら、俺は思った。
そうか、俺は単に六尺兄貴や糞親父やkazuyaが欲しかったんじゃない。
俺はあの六尺スレに登場する兄貴たちに恋をしていた……そして失恋したんだ、と。
まだ俺自身無垢ガチムチの六尺兄貴のガイドラインスレを知らなかった頃を思い出し、俺の目から涙が溢れた。