07/01/07 16:43:28 ArItVvwY0
この前書き初めしたことを書くぜ。
畳に書道セットを並べまずは正座、腕組み硯取り出し墨を擦る、
右手で毛筆と半紙用意して、達筆比べだ。
凛とした姿勢で文鎮を置く。腰突き出し筆を振り回し、
呼吸を整え興奮を抑える。
やわら墨汁をタップリ仕込んで、いよいよ書き初め開始だ。
謹、賀、新、年。
野郎一筆責め、腰砕けのトメ・ハネ、野郎泣かせのハライ責め。
片手技と両手技の競り合いで、字の上手さと勢いを比べ合う。
書道魂丸出しでな。
一息入れる時にゃ、横に置いた硯めがけて、墨摺り。
ビシバシ痛ぇくらいに、筆入れすりゃ、雄の征服感が全身を
快感となって駆け回る。
さらに墨汁を仕込んで2R。
今度は自分の名前書くための小筆攻撃さ。
墨汁飛ばして、ド達筆野郎に変獣し、学年・名字・名前の連呼。
俺はまさに、字の上手さ、バランス、男意気を激しく比べ合う戦闘士だ。
背筋をピンッと伸ばした正しい姿勢も奇麗な字を書くための神業、何度も書く度に足の
シビレさえ新たな快感に変わる。
その時、ほんの少しの気の緩みで俺は筆のコントロールを失い
半紙の上に墨汁がたれる。
毛筆を押し分けて、黒い墨汁がしゃくり出される。
真っ白い時間が過ぎ、目の前が書き直しの現実に戻る。