07/01/12 03:40:17 gGJbBfd+0
田舎道。一本の木。夕暮れ。
エストラゴン「待つの!?これ、待つの!?ねぇ!ゴドー!ゴドー来る!?」
ウラジミル 「あぁ、来るよ」
エストラゴン「本当!?大丈夫なの!?ポッツォじゃない!?」
ウラジミル 「あぁ、ゴドーだから大丈夫だよ」
エストラゴン「そうかぁ!心配だから!ここが正しい場所で正しい時間かわかんないから!」
ウラジミル 「そうだね。わからないね」
エストラゴン「うん!でもゴドー来るんだ!そうなんだぁ!じゃぁここで待ってていいんだよね!」
ウラジミル 「そうだよ。ここで待ってていいんだよ」
エストラゴン「よかったぁ!じゃぁ待とうね!ここでゴドー待とう!」
ウラジミル 「うん、待とうね」
男の子 「ゴドーさんが、今晩は来られないけれど、あしたは必ず行くからって言うようにって。」
エストラゴン「あぁ!明日ゴドーが来るから待ってられるね!ね、ウラジミル!」
ウラジミル 「うん。待ってていいよ」
夜がやってきて、首吊りを試みるふたり。しかし紐が切れてしまい、死ぬことさえできない。
エストラゴン「あぁーウラジミルと僕は今ゴドーを待っているよー!いったいこれは何幕目なんだろうねぇー!」