07/06/24 02:01:49 u9HZk1A/0
これがJR東日本だ。
列車の80%は超満員だ。
市民は快適通勤に飢えている。
JR東日本にあるのは運転見合わせと立ち往生ばかりである。
一方、こちらはJR東海。
ここには架線切断は無い。
そのかわり、新幹線にはN700系が走り始めている。
これが、本当に自由な建設の成果である。
―映画「二つのJR」より
908:水先案名無い人
07/06/24 06:47:08 urXLYxtG0
あなたの雑誌「ジェイアール・オピニオン」を受け取りました。
そこに書かれている無抵抗乗客の人々の事を知り、喜んでいます。
そこで、私の心に生まれた考えをあなたに聞いて頂きたくなりました。
それは、無抵抗と呼ばれていることは、通勤の法則に他ならないということです。
通勤は人間の生活の最高にして唯一の法則であり、このことは誰でも心の奥底で
感じていることです。
私達は中年男性の中にそれを一番明瞭に見出します。
通勤の法則はひとたび抵抗という名の下での乗車拒否が認められると、無価値となり、
そこには自動車という通勤手段だけが存在します。
ですから私は、この世の果てと思われるトウキョウでのあなたの活動こそ、
現在、世界で行われているあらゆる活動の中の最も重要なものと信じます。
―レフ・トルストイ「ガンジーへの手紙」より
909:水先案名無い人
07/06/24 08:03:31 s7UGC/Tk0
「列車の乗客がいつ降りてくるのか、とても心配でした。
だから、自分たちの役割はダイヤのための救済者だと確信していました。
列車の中からから酷い言葉で罵る乗客を見ると、それは正に
『JRの敵』
という言葉がぴったりでした。
彼らが汚い手足で、我々の清潔な線路に来ることは、
何としてでも阻止せねばなりませんでした。」
―JR東日本保線員の回想より
910:水先案名無い人
07/06/24 21:13:42 I6dGogAt0
私たちは牛挽き肉に豚肉などを混ぜ込むという恐ろしい仕事をやっていた。
それはつまり食品などの正しい表示を定めた不正競争防止法に背く、てことだ。
私の中の野蛮な声がしつこく囁きかける・・・
「表示なんか・・・会社ぐるみで偽装してしまえ!」
―食肉加工会社の担当者の回想より
911:水先案名無い人
07/06/24 21:30:52 Tg8Ultz30
私はこの目で見てきました。
日本の市場では、公然と豚肉が混入にされた牛肉ミンチが売られています。
数百万もの人間が、飢えと寒さで死は迎えないけど騙されています。
今、我々は一人になって考えるべきです。
何もしないで黙って見ていることが、はたして許されるのでしょうか。
コロケの凄まじい賞味期限切れは、刻一刻と近付いています。
もう一刻の猶予もないのです。
―ナンセンの語録より
912:水先案名無い人
07/06/24 21:34:15 j3OyWP9y0
私は、豚肉を牛挽き肉に黙って使用することが禁止されているのを知っていました。
しかし、いっしょに牛肉コロッケを開発したハーバー博士は
「どこの食品会社も似たようなことをやってるようだ。
消費者を謀ろうとしているのはわが社だけではない。
この挽き肉があれば、何よりも安く製品を作ることができる。
それに、どうせばれっこないし」
と言いました。
食肉加工会社員
―――――――
オットー・ハーンの自伝より
913:水先案名無い人
07/06/24 23:00:31 s7UGC/Tk0
コロッケにはじゃがいもとひき肉しか入れることはできない。
私は貧乏な人から普通の家庭そして小学校にいたるまで綺麗にだますつもりだ。
私が牛肉コロッケの格好をしているからといって豚肉が入ってないと思ったら大間違いだ。
私は味のわからない者は何でもだましてやる。
それがたとえメンチカツが好きな人であっても
味音痴たちは黙って食わなくてはならないのだ。
―コロッケの証言より
914:水先案名無い人
07/06/24 23:10:55 yzlVIguJ0
ミートホープ社長の記者会見は、偽装問題幕開けに起きた
会社の重大事でした。
残された映像から、何台ものカメラが様々なアングルで会見を
捉えていることが分かります。
映像を拡大すると、この小太りで眼鏡をかけてるのが取締役田中等。
特徴のある社長への進言によって分かります。
彼はミートホープ社長の長男です。
915:水先案名無い人
07/06/24 23:25:41 1/TSXsJG0
これ以上何ヶ月もかけて議論するのは止めていただきたい。
こうしている間にも偽装牛ひき肉は出荷されているのです。
みなさん、あるいはその知り合いや身内にも豚肉アレルギーの人が居られることでしょう。
自分の妻や子供たちが知らずに食べて死ぬのを見るのはどんな気持ちでしょうか。
それでもミートホープを潰すくらいなら二千万人の人々が死んだほうが良いと
言い切れる人がいるでしょうか。そうだというならこの場ではっきり申し出ていただきたい。
―ナンセンの演説録より
916:水先案名無い人
07/06/25 00:15:59 DVcSTium0
第 8集 ミートの中の平和
917:水先案名無い人
07/06/25 00:19:29 NdG/ZQlT0
その日は絶望がちらついていて、身を切るようなだるさだった。
蛇が見える・・・生け捕りにされて傷ついた者の、長い長い蛇だった。
くねくねと長いやつ 。
月曜日に向かって一列に進んでゆく。どれが先頭なのか見分けがつかない。
列の後ろの方に、道に倒れて動けなくなった日本の厨房がいた。
厨房は狼のような声で泣き叫ぶんだ。
土曜日、待ってくれ。日曜日、見捨てないでくれっ。
休日は肩を竦めて歩いていく・・・ 。一度も振り返らずに。
―ソ連兵の回想より
918:水先案名無い人
07/06/25 00:22:49 DVcSTium0
>>916
うー、なぜか平和=ホープと思って書いてしまった。
久しぶりにヴォルガ河へ飛び込んでくる・・・
919:水先案名無い人
07/06/25 15:19:25 kHiyf+j60
CMの瞬間、辺りは真空状態の様に感じられた。
全てが死に絶えたように静まり返った。
そして猛烈に明るい黒人。
僕はとっさに手で目を覆った。
だがまるでX線を浴びた様にビリーが白く透けて見えた。
その後ワンモアセッの声と共に地面が激しく振動した。
耳を塞いでも轟音が響き、頭が破裂しそうだった。
上を見上げると巨大筋肉の塊が僕達ちょうどの真上にあった。
ビリーズブートキャンプを知るまで僕は健康的で無邪気な17歳の若者だった。
しかしCMの瞬間、僕はビリーの存在を想い以前の自分では無くなってしまった。
この世はマッチョの世界とガリの世界からできている。それらは薄い膜で隔てられている。
僕はその膜を突き破り、マッチョの世界を覗いてしまったのだ。
僕達はCMの後電話し、ブートキャンプの世界に入っていった。
この演習からまもなくして、僕の腹筋は割れ始めた。
--流行に乗り遅れた兵士の回想より
920:水先案名無い人
07/06/25 19:16:06 y5JkYgc60
私がブートキャンプを購入したのは、この商品なら確実に効果があると聞いたからでした。
しかし開封して三つのことを知りました。
まず第一に、
ダイエット以前に基礎体力が必要であるということ、
次に、
そもそも私に基礎体力はまったく備わっていないこと、
そして最後に気付いたのは、
ブートキャンプのために毎日ジョギングする役目は私に課せられているのだということでした。
―イタリアデブの手記より
921:水先案名無い人
07/06/25 19:39:45 CxTotWC40
デブがジョギングするとひざをやるぞ
ヴォルガ河に飛び込んだ方がいい
922:水先案名無い人
07/06/25 19:53:52 88/yMxw20
まずウォーキングからということでした
923:水先案名無い人
07/06/25 20:29:06 Qev5Zl4Q0
何ということだ。
ミートホープ社は挽肉にパンまで加えている。
見境の無くなった食品会社がいろんなものをぶち込むのを
農水省も阻止出来ない。
挽き肉は沸々と沸き立ち、発酵しつつ、爆薬を用意している。
お役所仕事や行政の連絡不備や責任の押し付け合い、告発者の無数の苦悩が蔓延している。
―詩人ジャン・コクトー 占領下日
924:水先案名無い人
07/06/25 21:16:22 CxTotWC40
今朝、ミート社は全従業員に解雇通告を渡しました。
我々は路頭に迷うことになります。
偽装への最後の努力が水泡に帰し、痛恨の極みであります。
925:水先案名無い人
07/06/26 00:34:34 enJaUckl0
網島志朗 ジンキ・エクステンドより
第 1集 人機の連載:綱島はガンガンの断片をとらえ始めた
第 2集 モリビトの完成:ガンガンの読者たちは凄まじいロボットマンガの出現を見た
第 3集 それはお家騒動から始まった:噴き出した漫画家の欲望が時代を動かした
第 4集 コミックブレイドの野望:離脱組は漫画の復興を掲げたマッグガーデンに未来を託した
第 5集 カラカスは地獄を見た:虚無台頭、アサルト・ハシャ出撃、そして原爆
第 6集 綱島の旗の下に:人機復活に向けて,綱島は苦難の道を歩んだ
第 7集 ロボの勢力分割:人機の休載はロボ権軽視から始まった
第 8集 ドラゴンエイジPureの中の平和:綱島志郎は原稿60ページを携えて離脱した
第 9集 綱島離脱の衝撃:マッグガーデンが揺らぎ始めた
第10集 ブレイドの悲劇果てしなく:絶え間ない休載、さまよう作者の慟哭があった
第11集 JINKI:ファンが見たガンガン・マッグ・萌王
926:水先案名無い人
07/06/26 20:13:36 BdFVQfRe0
我々は独自のコロッケを建設している。新しい理想食を建設するのである。
したがって伝統的な形をとる牛肉も豚肉もいらない。ジャガイモもいらない。
たとえ消費者であっても、社会の毒と思えば微笑んで殺せ。
今住んでいるのは新しい故郷なのである。
我々はこれより過去を切り捨てる。
泣いてはいけない。泣くのは今の挽肉を嫌がっているからだ。
笑ってはいけない。笑うのは昔の挽肉を懐かしんでいるからだ。
当時ミト・ホプが子供たちに掲げていたスローガンです
―ミト・ホプ政権の指令文書より
927:水先案名無い人
07/06/27 00:48:10 mYpBdFYn0
クリス・ベノワは世を去った。
彼の死は恐ろしい悲劇のように思われた。
私は何か悪いことが後に控えているのではないかと恐れていた。
我々は非常に弱い立場になった。
TNAは当時、WWEに対して攻撃的な政策を取り、
優越さを示す機会を絶対に逃さなかった。
TNAの全力を挙げての攻撃が、今にも始まりそうに思われた。
―ビンスの回想より