06/12/20 15:44:11 Z3HN8apT0
先日、ビデオを見ているととんでもない言葉に耳を疑いました
「オッス オラの 後腔・・・」主人公はその後絶句しますが、腹膜後腔に膵癌か何かがあり、痛みのためにそれ以上
話すことができないという、痛々しいアニメで医学生にしか見せられる内容ではありません
また主人公がピンチになると金髪で青い目に変化しますが、これは急性のストレスによる自己免疫性の色素細胞の
破壊が起こっているものと考えられます。(元々の主人公は黒髪で黒い目をしています)
しかしながら虹彩の色は完全には消失していないところに、未知の免疫機序が作用しているのでしょう。
こういう所から子供への医学教育が行われていると思うと、その巧妙さに思わず感心してしまいました。
そして、最後の必殺技は、全ての人々から元気を少しかけてもらい巨大なエネルギーにするというものなのですが、
それはすなわち献血、輸血を表しています。
多数の人の善意により献血を行い、それを元に血液製剤を作る図式は日本赤十字社の構図そのものでその感動に
むせび泣いてしまいました。
また、「潰瘍検」という技は、主人公が数倍の速さとなり敵を打ち負かすものですが、これはより多くの人に
消化器検診を受けていただきたい、胃癌を早期発見して健康な体に戻ろうというメッセージに違いありません。
このような番組を見て育つ子どもの将来が非常に楽しみです。
この国は何処までも進むことでしょう。
45歳 医師