06/11/16 23:40:25 gowZCvXA0
先日、台所で家事をしていると、玄関を荒々しく叩く音が響きました。
不審に思いながらもドアを開けると、数人の男が立っており、
その男たちが発する言葉に耳を疑いました。
「脱右勢容疑で貴家に礎右左苦の励状がでている。」
私はその言葉の禍々しさに眩暈を覚えました。
「礎右左苦励状」とは文字通り「左派を苦しめて、右派の礎とすることに励め」とする
意味に違いありません。
そして、不審な男たち(提示した黒い手帳は戦前の特高警察を意識したに違いありません)が
続けて発した言葉に耳を疑ったのです。
「狩右姦はしません。多分、奨涙訴右権になるでしょうね」と言うのです。
右派狩りや右派への辱めはない、右派の覇権を認め涙を浮かべて訴えて回ることを奨めるというのです。
時代遅れの国粋主義的表現に笑ってしまいましたが、
こういうところから脱右勢弾圧が始まるのかと思うと薄ら寒い気がします。
このような場面を孫に見せる男たちの非情さが非常に心配です。
この家は一体何処に進んでいくのでしょうかと思いつつも、
男たちに飛び掛かる時機を見ながら右手の包丁を握り締めたのでした。
58歳 主婦