06/11/16 23:02:01 UJTrV2DJ0
先日、電車に乗っていると聞こえてきた二人組の若いサラリーマンの会話に耳を疑いました。
「やはり今の政府の増右勢政策はとどまることを知らないな」
『増右勢』とは文字通り『右翼勢力を増強する』という意味でしょう。
確かに愛国心を求める教育基本法改正等は保守右翼の構図そのもので、その衝撃にへたりこんでしまいました。
この国はいったい何処に進んでいくのかと目の前が真っ暗になってしまいましたが、そこに救いの手が現れました。
サラリーマンのもう一人が「こうなると、脱右勢するのも分るな」とつぶやいたのです。
そう『脱右勢』、この新聞の社説のような鋭い標語に感心し、思わず座席から立ち上がり「皆さんも、脱右勢しま
しょう」と大声で呼びかけてしまいました。
すると、私の前にいるサラリーマン達が少し戸惑って「いや、No右勢は国民の義務だから」「そう、憲法にも書
いてあるし」と話しかけてきたのです。
そうです、平和憲法は『No右勢は国民の義務』と定めて、既に右翼勢力を禁止していたのです。
平和憲法に対する自分の無理解に恥ずかしくなりながら「そうね、確かにNo右勢は国民の義務ね」と言って座席
に座り直しました。
そして、改めて平和憲法の素晴らしさをかみしめながら、次の家族会議の議題は「No右勢の為にまず脱右勢」に
しようと心に決めたのです。
58歳主婦