06/06/21 03:44:14 GCZ26nBT0
「そくたつよ！」後は無言。以前愛人で、だが別れた悪女からだ。
背のびだったと、悔いはした。手紙は見慣れた筆跡。妻は気がついたらしい。
悪女が、たより等は寄越すなと言ってきたのだ。お前が来いと。ついにこの時が来た。
妻は泣き俺たち、死ぬしかないと話し合った。誰かに知られたろうか。あの日
心ばかりがとがめて離婚を言い出さないため、女は怒った。不美人の妻を笑った。
逆らった猪首絵になると。俺は突然いかりにおそわれて妻を庇い女を殴った。
燃したイタを手にいく度も打った。罪悪感？いや感じた事はない。だが年貢の収め時のようだ。
手紙は脅迫状だ。俺は自分で身の始末をつける事にした。だがあの事を、誰が知っていたのだろうか？