07/02/03 14:19:27 SQeLpVlO0
山田週 :如何したきょう…。息が上がっているぞ…?
山田きょう:くっ…!
山田週 :…譬え新聞配達と雖も、矢張り此の辺りが限界のようだな…。
山田きょう:何故だ…。如何してこう成って仕舞うんだ…!
山田週 :知れた事よ。貴様が弱いからこう成るのだ。
山田きょう:…私はそんな事を言っているのではない…。
如何して、貴様のような人間のクズばかりが力に恵まれて仕舞うのか…。
鉄人博士然り、経団連然り…。
人の心も持たないような奴が力に恵まれ、私利私欲のために多くの人間を犠牲にする…。
其れとも、此れが摂理だとでも言うのか…!
??? :其の答えなら、私達自身の中に在るさ。
山田あす :クソ野郎が力に恵まれる訳じゃない。力に呑まれた奴が、クソ野郎に身を堕とすんだ。
現に神様だって、力を与える人間の内面を何よりも重要視していた。
力に呑まれるような奴が、適当な神を気取って戦乱を招く事を、身を以って知ってたからだ。
そして其の力に呑まれる奴というのは…。例えば、以前の私だ。
憎んだり蔑んだりする事でしか自分を確かめる事が出来ない奴。
何にも揺るがない光や温もりを、心に宿さない奴。
そんな奴に力が巡った所為で、悲劇は繰り返されて来たんだ。
カルト教団が跋扈し、嘗てアルカイダのテロが勃発して…。
そしてお母さんの生命が冷たく消し去られた。そして今も、続いている悲しみが在る。
私はもう、うんざりだ。だから、私は絶対に許さない。貴様のような奴は、一人残らず叩き潰す!
山田週 :戯言を抜かしおって…。此の世は所詮、選ばれたものだけが
至福を得られる仕組みに成っているのだ。
特に年功序列・家父長制社会に於いては、力在る者にとって此の世は楽園にも等しい。
只唯一力こそがルールと成る世で、私は実に愉快な日々を過ごさせて貰ったぞ…。
数多くの生活保護を貪ったりもしたな…。…鉄人博士と共に…。