06/11/17 19:02:03 +F/znx+d0
小笠原:
愿監督は物事の分かる男だ。
わしに送られて来た手紙には、先ず契約金と報酬の事が書いて在った。
時候の挨拶すら言わずにだ。
ヒルマン:
金が目当てか…。
小笠原:
そうとも。チームなんぞ何処でも良い。
わしは金が欲しかったのだ。
バレンタイン:
何て卑しい魂…。
貴方、その自分の行いが如何なる結果を招いているのか分かってるの?
小笠原:
百も承知だ。その上で、わしは繰り返し言おう。
金の為なら、何でもすると。
清原:
終わったな…。
小久保:
ええ、もう引き返せません。
江藤:
それで? 金が手に入って幸せかしら?
小笠原:
"本当の幸せは金で買えるものではない"と…。そう言いたい訳か?
ペタジーニ:
ええ。
小笠原:
馬鹿がっ…!
確かに…幸せは金では買えない…。
だがわしが買いたかったのは、"幸せ"ではない。
"妻のご機嫌"だ。