06/06/18 11:05:04 gDWR2bfe0
凄い小説を見つけてしまいました。
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この「素直な戦士たち」の母親、ジークベルトそのまんまです。
『素直な戦士たち』という小説が在る。 世界中で大ヒットした名作だ。
親の英才教育に遭った主人公英一郎は、東京の某家庭に生を享ける。
結局英一郎は18歳で優秀な成績を上げ執念の東大合格を果たす訳だが、
其れ迄の間に様々な人間と出会う。
気弱な父に不正の母親、自由奔放に育てられた弟健次と色々だが、
其の内の一人の叔父古川。
彼の辿った数奇な運命こそ、 私の興味を引き付けて止まない。
古川は長年、東大卒業後官僚として勤めていたが、
軈て数年の期間をを終えてアメリカから帰国した。
自由の身に仮の宿りとして斡旋されたのは、古いアパートの薄暗い一室。
其れでも東大の受験勉強に比べればずっと明るく手広い。
だが、彼は国鉄(旧JR)に飛び込んで氏んだ。 傍らの白紙に「我、此処に在り」とだけ残して。
"東大"は"彼"に何を与えたのだろうか。
矢張り何も与えなかったのか。其れとも逆に何かを奪って行ったというのか。
まあ要するに、私が言い度いのはこういう事だ。
ハッピーエンドは失われた。