07/08/15 19:07:31 JoSUF8Tk0
あるサッカー選手が好きだった。
サッカーもファッションもライフスタイルもすべて含めて好きだった。
彼が出ている試合は、奇跡が起きるような気がして、中継に見入った。
仲間を、時には冷たく突き放し、時には熱く抱きしめる。
自分のレイルに乗らない人間がいると、それがチームメイトだろうが監督だろうが協会のお偉いさんだろうが、堂々と批判する。
本当の強さを身につけている人間としてそこに憧れた。
だけど、真実は、彼の所属する芸能事務所が作り上げた幻想を僕はそのまま飲み込まされてただけだった。
いや、僕だけじゃなく、彼のことを盲信し続けてきた多くの人々も。
真実は、彼は僕が信じ込んでいたほど強い人間じゃなかった。
いや、むしろ極めて俗な人間だった。
真実は違った。
僕は、モナコ公国の市民権を得るような人物を、激しく嫌悪する。
所得税も住民税もない、タックス・ヘイブン。
日本円にして10億円を手にした人間が住む優越天国。
もし巨額の富を手に入れて、モナコの市民権を手に入れて、自分が纏う偽善の慈善を手に入れて、そんな人間がいて。
そいつに「選挙に行こう!何かが変わる!」と言われたら、反吐が出るほど気分が悪い。
税金は払いたい。
日本を変えるために。
たとえ今は白蟻の餌になるとしても。
僕はもうサッカーを観ない。