07/06/18 13:42:02 qbdHkf010
今回はジダンのキープが試合の流れにどのように作用するか、
考察して行きます。
ジダンが中盤でプレーを行う場合、他の選手には無い、独特のプレー
をすることがあります。
それは、厳しいプレッシャーの中、時間を掛けてキープした後の近い距離の味方とのパス交換です。
本来であれば、厳しいプレッシャーをいなした後ならば、そのままスルーパスや、ドリブル突破へと
移行したいところですが、ジダンはしばしば近い距離の味方に平凡なパスを送ります。
具体的に例を挙げます。
中盤のやや左でジダンがボールをキープするとします。
DFはジダンの意図がつかめません、と、同時に味方もジダンの意図がわかりません。
これは、ジダンがパス・ドリブル・シュートがすべて上手な上に(選択肢が広い)、
2軸動作による暗黙的なフェイントと、ジダン自身が明示的に行うフェイントによって、
行動の予測が困難になっているためです。
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