07/07/07 17:49:49 d4TN2UAr0
心に棲む“永遠の少年”がうずいた。リーグ中断期間を利用してのバカンス。ロサンゼルスに
向かう飛行機を待つ成田空港で、満面の笑みを浮かべたカズが言った。
「(MLSは)ロスには2チームあるんだけど、そのうちの1チームに見学に行こうと思ってる。
オヤジ(宣雄さん)とすごく仲がいい人が監督補佐だかなんだかをやっててね。
見学させてもらえそうだから」
MLSといえば、イングランド代表のMFデビッド・ベッカムがレアル・マドリード(スペイン)から
ロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍を発表して話題になったばかり。そのギャラクシーと
同じロスに本拠を置くのがシーバスUSAで、カズはその関係者と現地で会う約束を交わしている。
マリナーズのイチローやレッドソックスの松坂がプレーする野球のメジャーリーグ観戦にも
意欲満々だが「日程が合わなくて無理かも。でも、メジャーリーグサッカーは見てきたいね」と言った。
15歳で単身ブラジルに渡ってから25年。カズはその後もイタリア、クロアチア、オーストラリアの
チームに移籍し、プレーを続けてきた。Jリーグでも数々の記憶と記録に残るプレーを披露。
今季は日本人最年長となるゴールもマークした。そのカズが次なる夢に米国でのプレーを挙げた。
「米国(に自分が行くイメージ)は常にあるね。MLSもだけど、米国で生活することに興味がある。
15でブラジルに行った時、ロスに10日間滞在して、いいなあと思った。僕の仕事はサッカー
選手だから、それで行けたら一番いい。まぁ、40歳の僕が売り込むのは難しいでしょうけど、
サッカーで(米国に住むという夢が達成)できたら、おもしろいね」
05年には横浜FCからシドニーFCに期限付き移籍。頭の中に常に挑戦の2文字があるカズは、
自分のプレーを集めたDVDもひそかに作製しており、今回の手荷物の中にしのばせている
可能性もある。もちろん、今は最下位に低迷する横浜FCのJ1残留に全力を尽くすことしか
考えていない。だが、残留が決まった場合には、自ら米国行きを選択する可能性は十分ある。
カズの夢の続きは、太平洋を渡った先の米国にある。
ソースはURLリンク(www.sponichi.co.jp)