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欧州CL優先…パルマ会長明言「中田は手放さん」
【パルマ(イタリア)23日=佐藤春佳、坂本万里雄】MF中田英寿(26)が所属するセリエA、
パルマのカリスト・タンツィ名誉会長がラツィオ戦後、
チームの欧州チャンピオンズリーグ(CL)進出(今季セリエA4位以内)を条件に「ナカタは絶対に手放さない」と明言した。
パルマは4位ラツィオに2-1で勝ち5位に浮上。来季プレミア移籍を希望する中田は、チームが勝ち進むほど、移籍が遠のくというジレンマに苦しむ。
中田が底なしのジレンマにおちいった。欧州CLを射程圏にとらえる勝利を収めたラツィオ戦後、パルマ最高権力者のカリスト・タンツィ名誉会長が言い切った。
「ナカタの来季? 何で彼を売らなければならないんだ。もしチャンピオンズリーグに進出できれば、絶対に彼を手放すつもりはない」
厚い信頼を寄せる言葉も、ありがた迷惑?
来季プレミア移籍を熱望する中田にとっては複雑に響く。現在、中田にはプレミアシップの名門アーセナル、チェルシーなどが興味を示し、相思相愛。
高額な移籍金に加え、中田の保有権を持つパルマ側が放出を断固拒否すれば移籍話は暗礁に乗り上げる。
今季セリエA4位以内に権利が与えられる欧州CL進出も夢物語ではない。
勝ち点3差の4位ラツィオは、経営難でクラブ消滅の危機。売却先が見つからず、クラブ側は先週、
滞納している給料をクラブの株券で支払う案を選手会に提案したほどだ。
ラツィオ解散となれば、パルマは現状維持の5位でも権利を手に入れることになる。
この日は後半27分に交代するまで右MFで奮闘し、確執がうわさされたプランデリ監督にも「精神的にも進歩している」と称賛をうけた中田。
自らが活躍すればするほど、夢の英国が遠のくジレンマを抱え、きょう25日代表合流のため帰国する。