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森祇晶が語る 監督落合博満
プロ集団のリーダーにふさわしい
しんの強さ
球団が新監督を選ぶ際によく聞かれるフレーズに、違和感が
ある。「さわやか」「好感度」「生え抜きスター」「人気」。監督に
よる観客動員を狙う球団も多いと聞く。
そうした考え方と、中日落合博満監督(53)は正反対にいる。
愛想はよくない。華やかで絵になるタイプではないだろう。シャ
イな男だから「オレはこうやっている」などと、自分の宣伝はしな
い。どれだけ批判されても言い訳もしない。これらは彼の優れた
点なのだが、どうもマイナス面としてとらえられている。メディア
は「オレ流」など、変わり者のように描く。地元メディアでは足を
引っ張る動きもあると聞く。
落合監督は奇をてらった采配をしない。いわゆるオーソドック
スなタイプの監督だろう。パフォーマンスや人気取りもしない。現
役時代に3冠王を狙って取るなど数字にこだわったように、監督
としてはチームの勝利に徹する。つくづくしんが強い男だと思う。
しかし、メディアは監督にもパフォーマンスや華やかさを求める。
監督が目立とうと格好をつけたら、チームが機能するはずがない。
采配だけでなく、選手育成、チーム管理にも力を発揮している。
森野、朝倉ら若手を甘やかさず、谷底へ落とすような厳しい練習、
評価を課してきた。その中から2人とも中心選手になった。森野
など、落合監督でさえ「死んじゃうんじゃないか」と思うぐらい厳し
い練習をしてきたという。それでも簡単に定位置を与えず、今季
も中村紀を獲得した。森野が腐ったりせず奮起する選手と見てい
たからだろう。