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スポニチコラム
◎桜井は24歳にしては珍しい男気ある男
あれはプロ初昇格する5月17日の夜のことだった。初の1軍を前に向かった先はレンタルビデオ店。
手にしたのは戦争映画のDVDだった。それを虎風荘の自室で一人で鑑賞して眠った。
「先輩!昨日な戦争映画を借りに行ってん。それはな、あいつらな、戦って死ぬんやで。
そんなこと思えば、1軍なんか楽に思えるやろ」。
こいつはアホか?僕はそう思った。しかし、それが桜井だ。幼い頃から血気盛んで、強い者には一人でも立ち向かう男。
学生時代は友達をいじめていた年上の先輩にも一人で立ち向かった。
「1軍の怖さはある。でも、命までは取られへんやろ。オレな。気持ちが8割で技術が2割や」。
24歳にしては珍しい男気ある男だ。こんな桜井が大好きだ。初打席はクルーンとの対戦。
「打ったらヒーローやと思っていた」。決して動じない性格は大打者の秘訣だと思う。