中日ドラゴンズバトルロワイアル第六章at BASE中日ドラゴンズバトルロワイアル第六章 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト150:書き手A 02/10/20 00:41 25f26Lvr 145の書き直し版です。 -- 「孝介。わかった。よくわかった。俺はその頃の記憶がないんだ。…だから知らなかったんだな。 …そうか…荒木は誰も殺さなかったのか。そうか…」 悲しみに浸る余裕はない。こみ上げる涙を必死で堪えた。 泣くのは後でいい。全てが終わってからでいいはずだ。 今は一人でも仲間を増やして戦う時なのだから。奥歯を噛み締め、井端は涙の波をやり過ごした。 「俺、こいつしか信じられなかった…井端さんもここに来たら殺そうと思ってた… でももう、体に力が入らないんです」 「なぁ…孝介、俺と一緒に来ないか」 「…一緒に?どうしてですか?」 言葉とは裏腹に、福留の声は興味を引かれた風ではなかった。 むしろ、ほとんど投げやりな調子だ。自暴自棄になりかけているのかもしれない。 その気持ちは痛いほどわかるのだが…敢えて気付かぬ振りをして井端は懐からメモ帳を取り出し、 以下のように書き付けて示した。 『監督やスタッフと通じてる藤立さんが仲間にいる。プログラムを止められるかもしれない』 「ああ。死んでも嫌です」 途端に強い声が返ってきたのに少しだけ驚いた。一体どこにこんな気力が残っていたのだろうか。 「どうして」 訊くと福留が手を伸べたので、黙ってメモ帳とペンを渡してやった。 『荒木は運営側に殺されたんです。俺はスタッフと関係してる人とは一緒に行けません』 「孝介」 「行って下さい」 井端はもはや勧誘する言葉を失っていた。荒木を喪った悲しみの深さが理解できるからこそ、押し黙るしかなかった。 「わかった…悪かったな」 「いえ。俺は一人でやってみますよ。 井端さんの話を聞いたら、そう思えてきました」 メモ帳とペンを受け取り、最後に荒木の死体の無残さを目に焼き付けると、井端は病室を出た。 絶対に許さない。俺はこのプログラムをつぶすためなら、手段も協力者も選びはしない。 藤立には恩義もあるし、福留ほど子供ではないつもりだ。 【残り8人】 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch