06/12/10 09:39:41.58 lEUD3Ljn0
待て、何故こいつは家に両親が居ない事を知っているんだ・・・?
そうだ、こいつは家に御袋が居ない事を前提に話している。だってこの時間帯は普通どの家庭でも晩飯時だろ?
だけどこいつは家にカレーを持ってきた・・・。Why?何故?
それはこいつが、この家に俺以外の人間が居ないって事を知っているからだ。
後を付けられていた覚えはない。俺の偽装工作が甘かったか、いや見られてたのか?
ドアの向こうには相変わらず無表情で長門が突っ立っている。
「あなたの夕食を当ててみる」
そんな馬鹿なことがあってたまるか。仮に家を監視されてるとしても俺はまだ飯を食っちゃいない。
つまりだ。こいつの予想が当たれば、それこそ俺の考えが読まれてるって事になる。
「カップラーメン」
・・・的中だ。だがな、怖気付くにはまだ早い。カップラーメンなんてのは料理の出来ない男の晩飯の定番だ。
例え勘であっても高確率で当たる。そうだ、これは偶然だ。そうに違いない。
「好き?*******」
好き?何が好きだって・・・?今、こいつは何て言った?俺は思考するのに夢中で全く聞き取れなかった。
いや、聞き取れなかったんじゃない。聞き取りたくなかったんだよ、その単語を。・・・嘘だろ?
何なんだ、聞き違いであってくれ・・・。な、何が好きだって?もう一度言ってくれ。
「とんこつショウガ味」
何故だ?何故そこまで解る?やはりこいつは・・・人間じゃないのか!?
・・・お前は何者なんだ!?
「宇宙人」
保守