06/12/09 19:50:17.98 vYReuMQp0
2
3:九面鳥
06/12/09 19:51:22.40 Zzq2f+P3O
>>1乙
4:三面鳥
06/12/09 19:51:43.59 ktNIyEm30
前スレ
涼宮ハルヒのなく頃に
スレリンク(news4vip板)
5:トナカイ(ダンダー)
06/12/09 19:55:29.23 TzFO6YrTO
まとめサイト
URLリンク(freett.com)
6:マ
06/12/09 19:56:19.04 mQhStrWT0
429からのレスがみれんくて気になるw
まさか本編張ってたりしないよな?
7:九面鳥
06/12/09 19:56:54.37 Zzq2f+P3O
各々乙であります
8:七面鳥
06/12/09 19:58:17.95 /gJX4ZsMO
クソスレたてんな死ね
9:九面鳥
06/12/09 19:58:37.03 Zzq2f+P3O
>>6
確認できる限りではないですよ
10:ヨンタ
06/12/09 19:59:04.35 XjOvneEU0
>>6
429 名前: 九面鳥 投稿日: 2006/12/09(土) 19:48:10.16 ID:Zzq2f+P3O
あと2分ー
430 名前: ヨンタ 投稿日: 2006/12/09(土) 19:48:10.64 ID:C9HkLaPw0
誰か次スレを立ててください。
立てられないもので…それだけが、私の願いです。
431 名前: ヨンタ [sage] 投稿日: 2006/12/09(土) 19:50:35.52 ID:XjOvneEU0
スレリンク(news4vip板)l50
ここまでのはず
11:ヨンタ
06/12/09 20:01:06.02 C9HkLaPw0
>>1
ありがとうございます。
いままでの分のtxtファイルです。
URLリンク(up2.viploader.net)
―あぁ、朝だ。
カーテンの隙間から太陽光線が容赦なく俺の顔を照らす。
くそ、もう少し寝てられたかも知れないのに…
誰だ昨日カーテン締めた奴は!
上半身を起こして辺りを確認する。
部屋にはハルヒと古泉しかいない。
まぁ長門は大方すでに起きたんだろうが、朝比奈さんは…
あぁ駄目だ。
こんなネガティブに考えていては何も始まらん。
時間は6時17分。飯までにあと43分あるな。
とりあえず顔でも洗ってくるか。
洗面台はトイレの前にある。
廊下を歩いていると長門がトイレから出てくるのが見えた。
「よう、長門。」
「うん」
どうやら俺の予想は的中していたらしい。
長門はすでに髪を整え終わり身支度が終わっていた。
…表情を見ても眠いのやら眠くないのやら良くわからん。
どっちにもとれるんだよな、お前の顔。
「大丈夫」
そうか。
12:秋
06/12/09 20:05:50.76 uk5d31y/O
次スレあったんですか
>>1さん乙です。
がんばれ>>11さん。
13:サンダル
06/12/09 20:06:48.53 l4AZy/b20
いらな杉
14:ス
06/12/09 20:10:01.25 mQhStrWT0
>>9
>>10
サンクス
安心してスレに張り付くことができるぜ・・・
15:ヨンタ
06/12/09 20:26:14.14 C9HkLaPw0
「昨晩鷹野三四の情報収集を実行した」
あの後すぐにやってくれたんだろうか。
うむ、こいつは期待を裏切らない。
では早速結果を知りたい訳だが。
「鷹野三四は美濃田佳代と同一体」
同位体、という類ではないのか?
「鷹野三四が美濃田佳代と名乗っているのみに過ぎない」
…よし、読みはあたっていた。流石は俺。
「鷹野三四。またの名を高野美代子」
なんとこの女、名前3つも持ってるのか。
「田無美代子から高野家に養子入り、高野美代子へ。
その後鷹野三四と改名、雛見沢症候群研究施設を設立」
何!?てことは雛見沢症候群の第一人者その人ってことか?
「通称東京と呼ばれる施設。防衛庁直轄施設。
主な職務は雛見沢症候群治療法確立。一部生物兵器転用実験も。
施設は雛見沢に所在、表向きには入江診療所、所長は入江京介」
入江診療所っていうのは昨日の診療所のことか?
見た目普通の診療所に見えた。目だった大きな施設じゃないよな、あれ。
「本人直轄部隊も存在、通称「山狗」。隊長は小此木。
小此木造園の名で現在も隠蔽工作など活動中」
なんだかものすごい人であることは間違いない。
正面から切りかかったところで返り討ちにあうことは間違い無さそうだ。
16:ゴタ
06/12/09 20:33:26.85 48cox4pa0
実況にいる間に次すれたってたしwwww
まとめ更新おわりますたw
>>1乙
17:ヨンタ
06/12/09 20:40:56.89 C9HkLaPw0
なるほど。まぁ大体分かったが。
生物兵器に雛見沢症候群を転用…?どういう原理になるのかさっぱりわからん。
それにどう考えてもあれはどこの田舎にでもあるただの診療所にしか見えない。
「入江診療所についての詳細は不明」
そうか。まぁここからは憶測に頼る事になるな。
多分研究施設があるは恐らく建物の地下だったんだろう。
おそらくいま研究施設は移転しただろうが、
関連の薬品が保存してあるのは疑うまでも無い。
やはりあの人に頼るしかないのか。
「知りたい事は大体分かった。サンキューな。
また頼むかも知れないからその時はよろしく頼む。」
「大丈夫」
長門に感謝の言葉を述べると俺は顔を洗うべくトイレの前へ歩み寄る。
鏡で半開きの目と向き合う。
このさえない顔を少しでも改善しようと冷水を顔に叩きつける。
田舎の水って冷たいんだな。井戸水か?
タオルで顔をぬぐい寝癖をつぶしていると後ろをハルヒが通った。
「ようハルヒ」
声をかけてみる。
「…おはよう」
それだけいうとツカツとトイレへ入っていく。
…トイレが男女に分かれていないのは困る。
18:十面鳥
06/12/09 20:42:52.64 Zzq2f+P3O
セリフ回しに違和感はあるけど話は本当によく作れてるな
その才能に嫉妬
19:ヨンタ
06/12/09 20:48:37.72 C9HkLaPw0
なんだか機嫌が若干悪い気がする。
ただハルヒの寝起きの状況については俺も知らんので
毎朝こうである可能性もある。
まぁ前向きに考えなくては。
あとでハルヒにも昨日の注意を伝えねばならん。
トイレからでてきたハルヒは胸ポケットに刺さっている櫛を取り出し
髪を梳かしながら洗面台に近づいてきた。
まぁいま言ってしますか。
「なぁハルヒ」
「…何?」
「雛見沢症候群の話しただろ?」
「昨日の感染症の話?」
「そうだ。あれの事なんだが…」
ハルヒに事を伝える。
内容を話している間、ハルヒはずっと視線をそらしていた。
じゃっかん火照っているのか頬が赤い。
熱でもあるのか?まぁいい。
「…朝比奈さんのためにも伝えなけりゃいいのね。
わかったわ。それだけ?」
「あぁ、そうだが。」
「それじゃ早くここから離れてちょうだい。」
「なんだよいきなり」
「もう!察しなさいよ!早く離れなさい!
10秒以内に離れないと死刑よ!」
こいつも一応女だから異性にボサボサの髪型を見られるのが嫌なんだろうか?
その要求の仕方がハルヒらしい。
なんとなく安心した。
20:十面鳥
06/12/09 20:53:08.67 Zzq2f+P3O
つか地味にTIPSが好きな俺がいる
NHK祭り対策に早めに保守
21:ヨンタ
06/12/09 20:59:13.32 C9HkLaPw0
部屋に戻り際ロビーを覗く。
朝比奈さんはソファーでまだ寝ているようだ。
疲れているならそっとしておくべきだろうか…?
しかし飯まであと30分だ。
ハルヒ同様身支度にきっと時間をかけるだろう。
ソファーに近づくと朝比奈さんの顔を伺った。
うーん、天使の寝顔とはまさにこれのことか。
「…あぅ…」
うめき声をあげ、うっすらと目を明けた。
「おはようございます。朝比奈さん」
声を掛けるや否や朝比奈さんはガバッと上半身を起こし
ソファーの端にあとずさる。
「あ、あぁ…きょ、キョン君か…お、おはようございますぅ…」
笑顔がこわばっている。
無理して作った笑顔が悲しかった。
「飯まであと30分ですから、急いで仕度してください。」
「はい…ごめんなさい…」
何故謝るんだ?
でも野暮な突っ込みを入れるのはよくないと判断した俺は
何気ない顔で部屋に戻った。
横になっている古泉を起こす。
俺はビデオカメラの充電状況を確認しながら天気予報を聞いた。
今日は一日晴れ。また暑い一日になりそうだ。
22:煙突(掃除してください)
06/12/09 21:09:37.40 EEM+56iIO
>>18
むしろ話に無理があると思うけど……
朝比奈さんがこんなことになったらキョンはあせってすぐに病院につれてくだろ。
長門に頼んでしばらく眠らせるなり、記憶を変えるなりできるし。
23:トナカイ(キューピッド)
06/12/09 21:13:14.75 TzFO6YrTO
ただ一応病院に行かない理由があるみたいだがな。
まあこうじゃないと面白くねーしw
24:ヨンタ
06/12/09 21:15:56.75 C9HkLaPw0
朝食をとる。
ハルヒの立てた計画話を中心に食卓は賑わったが
やはり朝比奈さんはそこに加わらなかった。
昨日の夜と同様あまり箸が進んでいない様だ。
古泉が目配せで何かを伝えてきた。
うむ。そうだな、彼女は相当深刻らしいな。
朝食が終わるとすぐに出発する事になった。
門を出るとハルヒは逆方向に歩き出した。
一瞬驚いたがどうやら食料調達らしい。
まぁこれ以上奥に行っても店なんてないからな。
コンビニで適当に買い物を済ませる。
「さっき10秒で離れなかったから」
という理由で俺が全額払わされるハメになる。
こんなに出費してもちゃんと帰りの電車賃は足りるのか?
妹よ、少なくともお前に買ってやる土産はなくなった。
もと来た道を戻り宿の前を通過する。
昨日歩いた道は時間が早いせいか、少し影が多いように感じる。
25:煙突(掃除してください)
06/12/09 21:18:37.37 EEM+56iIO
>>23
長門の力で無理にでもつっこむだろ。普通。むしろ長門なしでも病院に突撃する。
まあ話作るんだからおかしいのはしょうがないけど
26:人面魚
06/12/09 21:24:45.28 Zzq2f+P3O
>>25
お国の方針で病院での治療は難しいって設定だったはずだが
長門の力でも研究機関の情報まで行かなかったのに対処は難しいのでは?
回復が見込めない状況で無理矢理眠らせて起こした時点で最高レベルに達して自傷が一番怖いんじゃないか?
27:煙突(掃除してください)
06/12/09 21:29:10.00 EEM+56iIO
>>26
研究所に眠らせるなりした朝比奈さんをつれてって長門の力で無理矢理治療させるとかできるじゃん。
記憶をいじれば大丈夫だし、朝比奈さん(大)も助けにくるだろうし。
28:ヨンタ
06/12/09 21:35:34.48 NCv7Ak0P0
>>27
雛見沢はループが原因で未来と通信出来無さそうだけどな、エンドレスエイトでもそんなんだし
29:秋
06/12/09 21:37:07.86 h71aCK4y0
保守
30:ヨンタ
06/12/09 21:37:58.52 C9HkLaPw0
昨日のフェンスまで来た。
俺にとってここは日常と非日常とを分ける境界である。
このフェンスを越えるとそこに広がるのはもう異世界のようなもんだ。
ただどうやらこのフェンスは一度越えると戻ってくるのが大変なようだ。
なぜかは分からんが昨日からずっとこのフェンスの向こう側に居る気がしてならない。
ハルヒがフェンスによじ登ろうと突撃をかけたその時、
「あの、私に先、行かせてもらえませんか?」
朝比奈さんだった。
こんなに積極的なのは珍しい。
別に誰からも異論は出なかった。
だが俺は昨日から彼女のこういう姿を見る度に朝比奈さんが遠くに行ってしまうような…
フェンスを登り終えた朝比奈さんはすぐにフェンスを離れ一定距離を置いた。
全員がフェンスを越えるまで朝比奈さんは全員が視界に入る位置をキープし続けた。
再び坂道を登り始めると彼女は最後尾に移動し、輝きを失った瞳で俺らを見つめていた。
目が合うたびに目をそらしぎこちない笑顔を見せる。
15分ほど歩いたところでハルヒが今日の行動についての話を唐突に始めた。
「今日は二人一組で調査をしましょう!
そのほうが効率がいいし、それにここは寄り道したりする心配が無のよね。
はいじゃぁこれ!」
ぬっと突き出された手には5本のくじ。
>>25-28
一応その矛盾が消えるエンドを考えているのですが…
どうなるかどうかは自分の文章力に依存しております^^;
31:ゴタ
06/12/09 21:40:16.72 48cox4pa0
結果的になんとかなるならでかみくるって助けにこない気が(´A`)
32:人面魚
06/12/09 21:46:22.49 Zzq2f+P3O
とりあえず>>1抜きのこういうのは不毛
先に期待してればいいわけですよ
33:ヨンタ
06/12/09 21:50:04.43 C9HkLaPw0
このくじを引くのに緊張した事はない。
できれば朝比奈さんとのペアが望ましい。
そして古泉とは別のペアに。
彼女を説得するなり自然に誘導するなりして鷹野にあわせるのがベターだろう。
この場合古泉に鷹野を連れてきてもらうのだ。
もし俺が朝比奈さんと別々になったら古泉に朝比奈さんを任せて俺が鷹野と接触する。
どういう形であれ鷹野と誰かが接触し、残りの誰かが朝比奈さんを誘導する必要がある。
坂を上ってくる間古泉と相談し決めた作戦だ。
ただこの作戦には一つ欠点がある。
ハルヒだ。調査そっちのけでそんな事ばかりに気を使っていたら恐らくハルヒが機嫌を損ねる。
閉鎖空間が増えている以上、ハルヒをないがしろにするなり不信感を募らせるのは良くない。
しかしこれが成功すればついでにハルヒの様子を見てもらうことだって出来る。
一石二鳥となるか、それとも失敗し二兎追う者…という結果に終わるか…
まぁ成功したところで鷹野の出方に全てが依存しているのは間違いないだろう。
早くひきなさい、というハルヒの目力により自然に手が伸びる。
…躊躇する。もしも居るなら神様よ、俺らに都合のいいよう事を運んでくれ。
目をつぶった。
抜く。
それと同時に他3人がいっせいにくじを引く。
着色された色を見る。
結果は―
34:トナカイ(メット)
06/12/09 22:06:27.31 TzFO6YrTO
保守
35:ゴタ
06/12/09 22:07:32.38 KLBxghAI0
ホシュ
36:聖夜
06/12/09 22:08:56.85 h71aCK4y0
保守。
37:ヨン様
06/12/09 22:09:22.19 C9HkLaPw0
長門、俺、ハルヒ組み、そして古泉、朝比奈組み。
よし、まぁぼちぼちってところだな。
この場合、俺がハルヒの様子を見ながら鷹野との接触を図らねばならない。
引き受けてみるとこれがとてつもなく重役だったりする。
…場合によってはハルヒに事情を話す、というのもアリか?
ハルヒは朝比奈さんに対する統制力が強い。
もしかしたら朝比奈さんを思い通りに行動させることだって出来るんじゃ…?
しかしハルヒの危険性は…
なんといっても朝比奈さんに対し刺激的すぎはしないかと言う事だ。
もう少し落ち着いて考えるか、役は重いぞ。
古泉と最後の調整に入る。
「…とにかくあなたは広範囲を動く事を求められます。」
そうだな、鷹野が何処にいると決まっているわけではない。
村中を歩き回らなきゃならないかもしれない、最悪の場合、居ないとも限らない…
見つからなかったらどうするんだ?
「仕方がありません。
そのときは「機関」に協力を依頼します。」
それしかないのか。
「機関が朝比奈さんのことを快く思ってくれるのなら、ですが…」
…八方塞になる事もありうるのか。
そのときにはもうしらみつぶしに病院を当たるしかない。
仮に時間があったとしたらだが…
本日本編はここまでです。
明日完結を目指しております。あとしばらくお付き合いください。
TIPS投下予定。
38:ヨン様
06/12/09 22:19:52.51 C9HkLaPw0
TIPS みくる視点
日付が変わっても朝からみんなの様子が変です…
なんだかみんなイライラしているように見えるんです。
昨日の夜皆が私にいたずらしようとして失敗したからなんでしょうか?
そのあとキョン君に言われて部屋に戻ってみたら
扉のむこうで古泉君と何かを懸命にはなしていました。
昨日の変な薬だって…きっと睡眠薬か何かだと思うんです。
みんなよってたかって飲ませようとする薬。
またいついたずらされるか分からない…
何を隠してるんだろう…私凄く不安です。
フェンスを登るときだって昨日みたいにキョン君に押されてしまうかもしれない。
だから今日はこうやって皆が見える位置にいるんです。
見えてるんですよ、ずっと古泉君とこっちをみながら相談してるのも。
時々目が合っても普通に振舞うように心がけているんだけど…
古泉君、涼宮さん、そしてそう、特にキョン君…
なんでそんなに変わってしまったんだろう?
お願い、そんな私を怖い目で見ないで。
私に何を隠しているの?
何か…私の何がいけないんですか?
でも…どうしても聞けないんです…
私が傷つくのがこわいから。私って、ずるいですよね…
39:ヨン様
06/12/09 22:21:24.21 C9HkLaPw0
今夜はこれまでです。
言い忘れていましたが、一応これ祭囃しのネタバレをふくんじゃってるので
未プレイの方には分からない場所もあるかもしれません。(鷹野三四のあたり)
40:サンコン
06/12/09 22:21:59.23 d8wGKuPB0
URLリンク(www.uploda.org)
41:奇面組
06/12/09 22:22:21.21 7a9Zw5IhO
まとめある?
携帯厨なのに前スレ見逃した…
42:百面相
06/12/09 22:23:55.58 Zzq2f+P3O
TIPS好きな俺としてはもっとやって欲しい
43:ゴタ
06/12/09 22:25:24.69 48cox4pa0
>>39
おつ~w
44:百面相
06/12/09 22:28:42.86 Zzq2f+P3O
ちなみに明日は何時くらいから?
45:ゴタ
06/12/09 22:36:14.08 48cox4pa0
まとめ更新おわりましたw
>>41
>5
携帯用もこっからとべるようにしましたお( ^ω^)
46:七面鳥
06/12/09 22:39:40.85 97UBiewfO
TIPSって言うとサクラ大戦思い出すなぁ。
乙
47:トナカイ(メット)
06/12/09 22:44:21.42 TzFO6YrTO
保守
48:サンタロウ
06/12/09 22:56:12.28 ZhEcaLCO0
ほしゅ
49:マックチキン
06/12/09 23:02:22.94 7a9Zw5IhO
>>45
把握したwまとめのクオリティたけえwww
50:トナカイ(ルドルフ)
06/12/09 23:04:44.53 TzFO6YrTO
そもそも携帯からPCのサイトみられないからとべない…
それと保守るならsageんなww
51:サンクス
06/12/09 23:10:54.71 ZhEcaLCO0
>>50
( ^ω^)・・・
52:百面相
06/12/09 23:20:15.78 OGU/72fEO
>>50
>>5からなら携帯でも飛べるとちゃんと読ry
あと一応言っとくがsageでも保守になるんだ ちぃ覚えたね よし良い子だ
53:ゴタ
06/12/09 23:21:23.17 bR+8KXchO
>>50
仕切るのは半年ROMったあとにしような^^;
54:煙突(四角)
06/12/09 23:22:39.36 EEM+56iIO
携帯だと404エラーって書いてある
55:トナカイ(ルドルフ)
06/12/09 23:28:58.09 TzFO6YrTO
なんじゃて!ギギギ…
すまんかったのう
56:マ
06/12/09 23:33:33.99 QWcKmhBe0
落ちそうな悪寒
57:靴下左
06/12/09 23:40:13.37 CT6E29w00
やれるとこまでageてみよう
58:百面相
06/12/09 23:45:52.39 OGU/72fEO
ハルヒ「キョン……明日学校休んだら………
死 刑 よ ?」
59:マ
06/12/09 23:49:18.27 QWcKmhBe0
キョン「何言ってるんだか。
明日は 日 曜 日 なのにな」
60:秋
06/12/09 23:50:12.95 uk5d31y/O
保守。
61:奇面組
06/12/09 23:53:57.91 Zzq2f+P3O
ちなみに俺の携帯なら行けた
URLリンク(freett.com)
携帯版のアドレス張っときますね
62:百面相
06/12/09 23:55:22.63 OGU/72fEO
みくる「メイドインヘブン!!」
63:ニタ
06/12/09 23:58:45.60 RfhYLmYg0
長門「嘘だッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
64:百面相
06/12/09 23:59:27.91 OGU/72fEO
>>61
俺の携帯も行けた
なーんでだろー
65:トナカイ(妊娠中)
06/12/09 23:59:44.55 yVoruLEN0
長門「・・・嘘だ」
こっちの方が謝りたくなる。
66:お雑煮
06/12/10 00:00:12.67 WvLI3+Rj0
長門「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嘘・・・・・・・・」
67:サンク
06/12/10 00:01:42.91 RpbsWO6l0
みくる「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
・・・ああ、違和感ないや。
68:トナカイ(まくり)
06/12/10 00:08:15.57 Bh/5kJBnO
ユウナ思い出した
69:ヨンタ
06/12/10 00:19:28.35 1P/a3vzv0
ホッシュ
70:お雑煮
06/12/10 00:46:51.16 WvLI3+Rj0
ほ
71:秋
06/12/10 01:18:59.55 I8l83uaJO
こんちは。
続き書いていいですか?
許可を。
72:ゴタ
06/12/10 01:23:08.29 xbCKpIOS0
3・)
73:靴下右
06/12/10 01:30:15.32 I8l83uaJO
じゃあ書きます。今までサルファしてたんでちとかかるかもですが。
74:秋
06/12/10 01:45:12.66 I8l83uaJO
おれは古泉に急かされたこともあり、少し急ぎ目にハルヒ達の待つところまで向かった。
「もうすぐ11時半ですか。そろそろ鐘の鳴り始める頃ですね。」
素早い足取りながらもはきはきと喋るこの男。運動神経もいいんだったっけこいつ。全く羨ましいかぎりだ。
「そういえば古泉。昨日ハルヒが言ってた事前調査って何だ。」
「そのままの意味ですよ。鐘の鳴り始める時間。例年の人込み。日の出の時刻。その他諸々です。スパイ大作戦でもやると思っていたのですか?」
残念ながら、その通りだ。
お、ハルヒ達だ。
「あら、あんたにしてはなかなか早いじゃない。飲み物冷えてないでしょうね。」
古泉がいなかったら、もっと遅くなってたさ。
「まだ大丈夫だろ。ほらよ。」
「ん、サンキュ。」
蓋を開けて早速飲むハルヒ。そう、なんとペットボトル。この気配りに多少は感謝してもらいたいもんだ。
朝比奈さんは古泉からミルクティーを受けとっていた。ち、あっちにしとけば良かった。
75:サンタ
06/12/10 01:45:46.48 WvLI3+Rj0
>>72
これ許可かよwwwww
いや、存分にどうぞwktk
76:凧(100連)
06/12/10 02:03:49.30 WvLI3+Rj0
age
77:秋
06/12/10 02:06:38.60 I8l83uaJO
「ほら長門、お茶だ。」
見てみたら長門は元の私服に戻っていた。少し惜しまれる気分である。相変わらず何も言わずに受け取りに、と思ったら..
「....ありがとう。」
不覚にも顔が赤くなったおれである。
「へいへい、どういたしまして。」
と言っておれは目を逸らした。いや、あのどこまで本気かわからない真っ直ぐな目で見られたら誰だって顔が赤くなるさ。
「またまた顔が赤いですね。全く、あなたと言う人は..」
本当にこいつというやつは..。
「なんか言ったか?古泉くん。」
「いえ、何も。それより、そろそろですよ。」
何が?
「涼宮さん、もうすぐ鐘が鳴り始めます。人も増えてきましたし、我々も鐘の方へ向かいましょう。」
ああそういうこと。
「そうね。そうしましょ。相変わらず抜かりはないわね、古泉くん。」
「お褒めにあずかり光栄です。」
とハルヒと古泉が笑顔になっていたそのとき
ゴォーン....
鐘の第一回目が鳴り響いた。
「澄んだ綺麗な音ですね。」
いやはや全く。あなたがいることで相乗効果ですよ。
「始まったわね。それでこそ大晦日ってものよ。」
こうして人も増え始める中一同は鐘の方へと向かい始めた。
そしておれは、間を置いて鳴り響く鐘の音を聴き入りながら歩いていた。
78:秋
06/12/10 02:08:42.39 I8l83uaJO
ちと余談ですが結局鶴屋さんは出ない方向に行きそうですね。
79:秋
06/12/10 02:32:16.90 I8l83uaJO
ここはそんなに広い、という程のところではないが、この辺には余り無くまた人も集まることから、やはりある程度の敷地を持っていた。
「結構人が多いな。」
とぼやきながら少し長めの階段を上る。
「そうね。でもそれもまた初詣っぽい雰囲気じゃない。」
まだ年は開けてないが。只今11時40分。もうすぐだな。
「調度いい時間帯ですね。」
「そうね。ドンピシャかもしれないわ。」
「何の話しだ?」
とりあえず気になったし、尋ねてみた。朝比奈さんも同様のようで、疑問をもった顔でハルヒをみていた。長門は...いつも通りだな、多分。
「行ってみればわかるわよ、ほらもうすぐよ、並ばなきゃ。」
とまぁ、鐘の回りには多少の列が出来ていたわけだ。自分から人込みの方へ入るのを少しだけ面倒臭く思ってしまうおれは歳をとってしまったのだろうか。
だがそうも言ってられない。一同行列へと入り込んだ。
結構窮屈だな。それに石や砂利で地面が凸凹と...
「うわっ!」
見事に転んだおれであった。おれの馬鹿。
「あはははは。なにしてんのよバカキョン。」
「うるせい。」
と言ってズボンの尻の砂を払う。
「大丈夫ですか。」
ええ、あなたのその表情で十分です。
「はい大丈夫です。」
砂払った時に確認しとくべきだったかなぁやっぱり。
80:秋
06/12/10 02:51:03.94 I8l83uaJO
砂を払い立ち上がった途端、意外にも長門がおれの服の袖を引っ張ってきた。
「いきなりどうしたんだ長門。」
その濁ることのない目は真っ直ぐおれを見据えていた。今度は赤くなるなよおれ。無駄な努力かもしれないが。
「....お金。」
なんだ。
「え、お茶の分か?あれくらいなら別に..」
「そうじゃない。」
「じゃあ一体なにが」
「ほらあんたたち。早く階段上らないと抜かれちゃうわよ。せっかくジャストかも知れないんだから。」
相変わらずの笑顔のハルヒ。長門の話しは、まぁいいか。
「わかったよ。ちょっと待ってろ。」
そしておれと長門は除夜の鐘への短い階段を上り、前の人が鳴らすのを待った。只今12時58分。ああ成る程、そういうこと。
「さ、みんなこっちに来なさい。」
「みんな?ってことはお前。」
「もちろん、みんなで鳴らすのよ!これくらいやらないと雰囲気でないじゃない。」
そういうことか。だがそういうのも嫌いじゃないし、せっかくならやっておこうと思った。
そう思ったのはおれだけじゃないらしく、全員が鐘の傍に集まった。
81:秋
06/12/10 03:13:28.75 I8l83uaJO
「ほら、新年まであと30秒。いい、新年になると同時に鐘を鳴らすのよ。」
もはや回りには自分達しかいないと思い込んでいるのかもしれないな。待ってる人もいるのだが。だがこんな生き生きとしたハルヒを見るとそんなことおれもどうでもよくなってしまった。
「5!」
ハルヒがカウントをとると同時に棒から下がる綱を握った。
「4.」
古泉の右手が綱を握る。
「3..」
次におれが
「2..」
朝比奈さんの右手が
「1...!」
そして長門の手が、ほとんどおれの手に重なるように綱を握った。まあ持つとこないし。
「せぇーのっ!」
おもいっきり引っ張って、おもいっきり鐘にたたきつける!
ゴォーン!
それは、おれが今まで聞いた音の中で最も深みと重みがあり、そして永遠とも言える永い時間を感じさせる音だった。
「みんな、新年明けましておめでと~う!!」
ハルヒはとびきりの笑顔で新年の挨拶をした。
ま、それは他の人の邪魔にならないように鐘から離れたところでだったが。当たり前だよな。
全く、その時おれに起きていたアクシデントに気付かなければ、それはそれでハッピーエンドだったのになぁ。
82:秋
06/12/10 03:18:11.30 I8l83uaJO
今日はもう限界なのでここで落ちます。
ちなみに秋というのは、みなさんが書き手がわかりやすいようにとつけたもので、この短編(長いのにすいません)の名前じゃありません。
この短編の名前はみなさんが好きにつけてください。
ではこれでノシ
83:初夢(またバイトか)
06/12/10 03:19:49.33 I8l83uaJO
最後の悪あがき保守。
84:年賀状(配ってます)
06/12/10 03:32:40.61 Hm+hbq1X0
さて、寝る
85:書初め(子孫繁栄)
06/12/10 03:33:26.49 zCSyQVEH0
携帯も黒かよwwwwww
86:年賀状(あたり)
06/12/10 03:33:33.20 I8l83uaJO
保守
87:書初め(給料倍増)
06/12/10 03:45:58.52 MUyGw+fp0
>>86
投稿時間が惜しい。
88:書初め(点滴必要)
06/12/10 03:48:41.96 WvLI3+Rj0
ぼ
89:黒豆(千粒)
06/12/10 04:16:23.11 arHneKRGO
ほ
90:書初め(家内安全)
06/12/10 04:58:18.13 WvLI3+Rj0
あ
91:猪(乱視)
06/12/10 05:37:57.45 DQoGhAX90
ho
92:書初め(冠婚葬祭)
06/12/10 06:20:43.04 wg12YvSO0
ほしゅ
93:書初め(一人身脱却)
06/12/10 07:14:38.61 lgdseYdA0
hosyu
94:猪(2ch中)
06/12/10 07:55:04.55 H5HxGUKxO
保守
95:コンブ
06/12/10 08:08:30.69 BCZQUonU0
>>まとめの人
前スレで突っ込んだものです。
2P目
《昭和56年の6月ぐらいに火山ガス災害が発生して全滅した集落で…》
ここも↑58年に変えたほうが良いです。
96:コンブ
06/12/10 08:15:21.53 BCZQUonU0
・・・あと、直ってるとこ。
「僕には与えられた使命があるのです。昭和56年6月以降もこの雛見沢を…
「電話帳。凄いわ昭和56年付けよ!記念に持ってこうとおもって。」
―昭和56年から眠ったまま目を覚まさない村、雛見沢。―
「僕にはこの村を守って、そしてこの村の記憶を新たな昭和56年6月に伝える役目があるのです。」
新しい昭和56年…?時間往来体っていうのはそういう意味か。
「僕には与えられた使命があるのです。昭和56年6月以降もこの雛見沢を…
・・・直ってるとこ
「このひと、昭和58年に岐阜県で焼死体と言う形で発見されてるんです。」
97:コンブ
06/12/10 08:19:18.08 BCZQUonU0
>>96は間違い。ゴメン。
・・・あと、直ってないとこ。
「電話帳。凄いわ昭和56年付けよ!記念に持ってこうとおもって。」
―昭和56年から眠ったまま目を覚まさない村、雛見沢。―
「僕にはこの村を守って、そしてこの村の記憶を新たな昭和56年6月に伝える役目があるのです。」
新しい昭和56年…?時間往来体っていうのはそういう意味か。
「僕には与えられた使命があるのです。昭和56年6月以降もこの雛見沢を…
・・・直ってるとこ
「このひと、昭和58年に岐阜県で焼死体と言う形で発見されてるんです。」
98:凧(赤)
06/12/10 08:44:33.24 kIrD8Lzl0
細かい事だけど、「12時」58分だと新年明けて結構経つよね?
もちろん、気持ちは伝わるけど。
99:猪(もどき)
06/12/10 09:39:41.58 lEUD3Ljn0
待て、何故こいつは家に両親が居ない事を知っているんだ・・・?
そうだ、こいつは家に御袋が居ない事を前提に話している。だってこの時間帯は普通どの家庭でも晩飯時だろ?
だけどこいつは家にカレーを持ってきた・・・。Why?何故?
それはこいつが、この家に俺以外の人間が居ないって事を知っているからだ。
後を付けられていた覚えはない。俺の偽装工作が甘かったか、いや見られてたのか?
ドアの向こうには相変わらず無表情で長門が突っ立っている。
「あなたの夕食を当ててみる」
そんな馬鹿なことがあってたまるか。仮に家を監視されてるとしても俺はまだ飯を食っちゃいない。
つまりだ。こいつの予想が当たれば、それこそ俺の考えが読まれてるって事になる。
「カップラーメン」
・・・的中だ。だがな、怖気付くにはまだ早い。カップラーメンなんてのは料理の出来ない男の晩飯の定番だ。
例え勘であっても高確率で当たる。そうだ、これは偶然だ。そうに違いない。
「好き?*******」
好き?何が好きだって・・・?今、こいつは何て言った?俺は思考するのに夢中で全く聞き取れなかった。
いや、聞き取れなかったんじゃない。聞き取りたくなかったんだよ、その単語を。・・・嘘だろ?
何なんだ、聞き違いであってくれ・・・。な、何が好きだって?もう一度言ってくれ。
「とんこつショウガ味」
何故だ?何故そこまで解る?やはりこいつは・・・人間じゃないのか!?
・・・お前は何者なんだ!?
「宇宙人」
保守
100:おせち(3,000円)
06/12/10 10:05:53.42 RmcRKUqQO
保守
101:猪(ノーパソ)
06/12/10 10:40:33.33 fP1uF24D0
おはようございますぅ
あ、あの…本編の続きを投下しても、い、いいですか?
本日最終回です。
…予定ですけど。
その後需要があるようならまた何か書くかもしれません。
キョン雛見沢転校編、とかw
102:初詣でかつあげされた
06/12/10 10:44:40.54 owTbD5uDO
wktk
103:凧(帰省中)
06/12/10 10:51:59.98 kIrD8Lzl0
保守してた甲斐があったな。
104:猪(近眼)
06/12/10 11:18:55.89 RQ/VtYIw0
保守
105:おせち(3,000円)
06/12/10 11:21:31.54 Nz3b2YWKO
>>99に吹きつつ本編wktk
106:猪(ミセブラ)
06/12/10 11:35:00.22 fP1uF24D0
ある少女は願いました。
どうか行かないで。
貴方を触れることしかできないから。
またある少女は願いました。
どうか行かないで。
私は一人になって今うから。
二人の少女は願った。
どうか行かないで。私の傍に居て欲しいから。
Hopexisty Longate
―そして今、俺はハルヒの機嫌をとりつつ鷹野を探し出すと言う
超難関ミッションをこなしているわけである。
ひとまずハルヒに広範囲を探す事を提案したわけだが、
おかげで古泉と別れて依頼足を止めるタイミングが皆無だ。
目的を達成する前に疲れが極限に達しないといいのだが。
昨日は結局神社しか回れなかったからな。
しかももう一度神社も一周すると言うのだがら参った。
とりあえず俺らはひとまず園崎家へ到着した。
107:猪(近眼)
06/12/10 11:59:39.46 RQ/VtYIw0
レナ「宇宙人が地球を滅ぼそうとしてる!」
長門「・・・」
保守
108:猪(水着)
06/12/10 12:08:39.17 fP1uF24D0
俺らの目の前に現れたやたらでかい門であったが、
実際中に特に何があるわけでもなくただっぴろい庭が広だって居るだけのようだ。
ハルヒは手当たり次第に建物の中を物色しているようだ。
長門はハルヒの命をうけて一緒にくっついて回っている。
で、俺は。
とにかく鷹野をどう探すか何か策は無いものかとこうして考えをめぐらせている。
たしかあいつは「風土研究してる」と言っていたよな。
多分本職のフォローだろうが…
ただ伊達に嘘をついているわけでもないらしい。
ハルヒを熱中させるほどの内容を語っていた人だ。
もしかしたらそういう史跡とかに興味があるのかもしれない。
特にオヤシロ信仰に詳しいらしい(ハルヒ談)。
…そうか、やはりそっち系の場所に居るだろうね、居るとすれば。
だから恐らくこの場には居ないだろう…
そうしているうちにもハルヒがこちらに近づいてくるのが見える。
なんだ、もう終わったのか。
「なんだじゃないわよ!あんたやる気あるの?」
すみません、もっと違う事に集中していたものでな。
「全く!それより次、いくわよ!」
次って何処へだ?
「御三家っていうものがあるらしいのよね。
そしたらその御三家って言うのの一つがあの神社らしいの。
だから、ひとまずあすこへ戻るのよ。」
そうか。まぁあそこのほうが鷹野が居る率が高いだろう。
ここはハルヒの提案を受け入れ、ひとまず移動することにするか。
109:書初め(注意一生)
06/12/10 12:13:35.86 Asf9sr0t0
どうでもいいけどまとめサイトから
涼宮ハヒルの憂鬱 18禁
に飛んで吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
110:猪(水着)
06/12/10 12:23:19.47 ln4+sLE50
>>95
修正しました><
㌧w
111:猪(水着)
06/12/10 12:43:34.55 fP1uF24D0
移動時間を鷹野を捕まえた後どのように話を展開させるか、
どうやったらあの人に協力して貰う事ができるのか。
本当はそういうことを考える時間に当てたかったのだが
俺は「ハルヒの機嫌取り」というもう一つのミッションをこなすのに精一杯だった。
長門にこの役をになって貰うのは酷だ。
と言うよりかは多分長門がこなすのは無理だ。
…閉鎖空間が相当発生している、と古泉は言っていたが。
その割りにはハルヒはいつもにましてはきはきしているようにも見えた。
考えている事も、行動のパターンも、いつものハルヒと全く変わらない。
まぁハルヒなんだからそれが当然のことなんだけどな。
こいつの顔を見てると不思議と心の靄が晴れていくようだ。
ハルヒ、か。名前は身をあらわすとはよく言ったものだ。
「…ねぇキョン、さっきこんな道通ったかしら?」
気づけば建物の数が目立つところを歩いていた。
さっきまでは水田跡と林しか見えないような場所を歩いていたからな。
それに坂道を下ったような気もするが一向に上り坂は現れない。
「どうしたのかしら。道、間違ったんだわ。」
道を間違ったと言いつつも前にすすむこいつは一体どういう考えをしているんだ。
常識を逸脱したハルヒの思考回路を理解するのは、
一般的思考の俺の脳みそにはちょっと無理な話だろう。
それにしても一体ここは何処だ?
何か目印でもあればいいんだがこのチンケな村にそんな物は恐らく無い。
「…あすこに誰かいるわ。」
突如ハルヒが声を出す。
彼女の指先を追うとそこには…なんてこった。鷹野がいるじゃないか。
112:猪(濡れシャツ)
06/12/10 13:00:05.90 fP1uF24D0
まさに「たなぼた」だ。
道を間違えたおかげでこんなにも早く鷹野に会えるとは。
俺が強運の持ち主なのか、それともハルヒの元に変人が集まるだけなのか。
そんな事は今はどうだっていい。
とにかくすぐにでも鷹野と接触しよう。
「あの人昨日の美濃田って人よね。」
…あ、そうか。
ハルヒはまだ美濃田=鷹野という話を知らない。
「あのな、ハルヒ。」
「ん、何?」
「実はあの人の名前、本当は鷹野って言うんだぜ、知ってたか?」
知ってるわけ無いよな。
「知ってたわ。」
…何?
今こいつは一体なんていった。
知ってた…そういったよな?
「知ってたわよ、それがどうかしたの?」
古泉からでも話を聞いたのか?
理由はあえて聞かないこととしよう。
ここで下手に問い詰めてヘソを曲げてしまっては困るからな。
「あの人に聞いてみましょう。
それにもっとここについての話が知りたいのよね。
ほらキョン、そうときまったらさっさと歩きなさい!」
あいつが積極的に鷹野とコンタクトを取ろうとするとは好都合だ。
気に入って「連れて帰る」とか言い出すと尚いいんだが。
113:猪(濡れシャツ)
06/12/10 13:21:37.90 fP1uF24D0
鷹野は50mほど先の白い建物の近くで携帯を使っていた。
ここは圏外だから大方スケジュールでも入力してるんだろう。
…いや、特殊部隊を持ってるぐらいだからな。
ここでも通じるような携帯を持っていてもおかしくは無いか。
鷹野はすでにこちらに気がついているようだ。
俺らが近づいてくるのと同時に携帯をしまって立ち上がった。
そしてこちらを見ながらあの犯罪的微笑でこちらを伺っている。
それにしてもこの家、これも民家なのか?
周りの家と比べて異常にデカい。
玄関も1つじゃないし。
…もしかしたらこれも研究施設って線もありか?
ただ一応民家って事になってるみたいだな。
「前原」という表札が下がっている。錆びてて読み難いが。
「あらハルヒちゃんじゃない、今日もこんな廃村でお散歩かしら?」
つかつかとハルヒが近づいていく。
この人とハルヒはきっと変人同士気が合うのだろうね。
「ほらキョン、あんたはなすんでしょ、朝比奈さんの事。」
おっと…お前オカルト話を聞きに来たんじゃないのか?
「全く、アンタでしょ、昨日雛見沢症候群に詳しいって言ってたのは。」
そうだったっけ?
ハルヒに話したときそこまで言及したんだっけか?
まぁそんなことはいいか。
「こんにちは。美濃田さん…いや、鷹野さんですね。」
114:凧(ひとりぼっち)
06/12/10 13:35:27.68 pJ7VJNx10
115:凧(ひとりぼっち)
06/12/10 13:49:55.74 pJ7VJNx10
116:凧(♀)
06/12/10 14:07:01.82 pJ7VJNx10
117:猪(でぶ)
06/12/10 14:20:00.02 fP1uF24D0
「…」
鷹野の表情が曇る。
長門からの情報だ、信頼度は100%に近い。
相手が否定に出たとしたらそれは疚しいことがあるからに違いない。
さぁ、どうでる鷹野。
「よく分かったわね。最近の学生さんは侮れないわ。くすくす。」
む、コイツ認めやがった。
予想外の展開だが特にたじろぐ理由はない。
突っ込んで話を進める。
「いえ、昨日の美濃田佳代って名前を並び替えてみたらですね、
鷹野三四、っていう名前になったもんで。
正直びっくりしました。
貴方が雛見沢症候群の第一人者だったなんて。
論文にあなたの名前が結構載っていました。」
鷹野は微笑を崩さない。
と、言う事はあっちはあっちなりに何らかの自信があるのか、
それとも偽名を名乗ったのは単なる気まぐれだったのか。
うぅ、顔からは何を考えてるのかさっぱり読み取れない。
仕方が無い。このまま単刀直入に…
「あなたにお願いをしにきました。
みくるちゃんの件で。」
…なんと、そこで口を開いたのはハルヒだった。
118:初夢(すべてが夢)
06/12/10 14:30:27.83 2Fi2G9As0
119:猪(近眼)
06/12/10 14:35:44.88 6zK+vGyM0
ktkr
120:書初め(樹木希林)
06/12/10 14:36:03.58 0ZIAGpVl0
ユカリさんの日記
2006年12月10日
14:04 ●ナニームービーIN YOUTUBE
URLリンク(www.youtube.com)
●ナニームービーをYOUTUBEにうpしました
ちょっと恥ずかしいけど、みてください☆
URLリンク(mixi.jp)
121:猪(近眼)
06/12/10 14:39:48.59 6zK+vGyM0
あg
122:猪(近眼)
06/12/10 14:44:08.10 6zK+vGyM0
あ
123:猪(でぶ)
06/12/10 14:44:28.00 fP1uF24D0
「みくるちゃんは昨日から体調が優れません。
いっつもビクビクしてて私達が信用ならないようなんです。
キョンが言うにはレベルが上がりつつあるらしいんです。」
鷹野はうなずくでもなく戸惑うでもなく黙って聞いている。
ハルヒの話は止まらない。
「だから本気でみてほしいんです。
貴方、雛見沢症候群に詳しいんでしょ?
それならみくるちゃんを助けてあげて欲しい…」
ハルヒが俯く。
影になってよく見えないがその表情はさっきとは打って変わり、
雲がかかっているのがわかる。
「お願いします…」
ハルヒお前…
鷹野がゆっくりとハルヒに近寄る。
そして胸に当てていた手をハルヒの頭の上に乗せた。
「…いい子ね、ハルヒちゃん。
いいわ、私が何とかしてあげてもいいわよ。くすくす。」
…!
ハルヒと俺は同時に鷹野を凝視する。
こんなにあっさりと協力が決まるとは…
「あ、ありがとうございますッ!」
あ、ハモった。
124:初夢(すべてが夢)
06/12/10 14:46:29.31 2Fi2G9As0
125:猪(でぶ)
06/12/10 14:55:31.63 fP1uF24D0
「いいわ。それじゃあまず、詳しい状態を聞こうかしらね。
いまから言うことにイエスとノーで答えてね。」
お安い御用ですとも。
イエスノーでも100文字要約でもこいってもんだ。
「そのみくるちゃんって子はここに来たのは昨日がはじめて。」
もちろんYesです。
「人に信用が置けないと言う状況は終始変わらない。」
昨日ここを離れようって言うときから多分その行動に変化はない。
これもYesだな。
「幻聴が聞こえているように思われる。」
そう、これだってYes。
「時間を追うごとにおびえ方が普通じゃなくなっている」
Yes。
今日は俺らから距離を置いたりしている。
会話もほとんど交わしていない。
…こんなにYesだ多いとなんだか心配になってくるのは当然の心理か。
「聞いたことも無い単語を口にする。」
…聞いたことも無いような単語?
「つまりはオヤシロ様、とかそういう言葉ね。」
オヤシロ様、今まで一度も聞いたこと無い単語ではないが。
こちらに来てから聞いた単語ではある。
ただまだ朝比奈さんの口から聞いたことは無い。
No。
初めてのNoだ。
「血管の中が気持ち悪いと訴える」
いやそれはない。
ただ話さないだけで
本人は感じている可能性がある。
「…そう。じゃあ最後の質問。」
126:初夢(空も飛べるはず)
06/12/10 15:03:46.06 2Fi2G9As0
127:猪(乱視)
06/12/10 15:03:54.60 6zK+vGyM0
wktk
128:猪(ちび)
06/12/10 15:06:14.62 fP1uF24D0
最後の質問か。
これがYesかNoかで心配の度合いが随分違う。
最後って言うのは重要な気がしてならないからであろうが。
「喉をよく引っ掻いている。」
末期症状の事か。
全くそんな様子は無い。No。
…全ての質問が終わった。
一通り質問が終わると鷹野は少し顔を下に向け何かを考えているようだった。
「…そう。だいたいわかったわ…
まだ末期ではないわね。
ただ症状がすすんでいるならレベルが上がってる可能性があるわ。
その辺は本人を直接見てみないと詳細は分からないわね。
ご本人はどちらかしら?」
確か古泉は学校周辺を回ると言っていたな。
その旨を鷹野に伝えた。
「…そう。わかったわ。
古泉君っていう男の子と一緒ね。
貴方達は先に行って探してくれないかしら?
私はちょっとここで落ち着いて考えたい事があるのよね。
それまではその二人とデートでも楽しんでいて頂戴ね。」
うぅ、ここまで快くしてくれるとは…
鷹野を疑っていた自分が恥ずかしい。
申し訳ないッ鷹野様ー!
129:猪(乱視)
06/12/10 15:08:31.17 6zK+vGyM0
鷹野なら・・・鷹野ならっ・・・・・・age
130:秋
06/12/10 15:10:59.89 ScBJpBGL0
こんちわ。
がんばれ>>1さんage
131:猪(ちび)
06/12/10 15:14:58.64 fP1uF24D0
鷹野に深くお礼を言う。
長門の押し、3人で頭を下げた。
この事を古泉に報告すべく俺らはその「前原邸」前を後にする。
―3人の姿が遠のくのを見送ると、鷹野はぼそっと口を開いた。
「楽しんでいらっしゃい、最後のデートをね…くすくす…」
鷹野は悪笑を浮かべ形帯電話をポシェットから取り出す。
「もしもし小此木?
今何処?―そう。
それじゃ学校の辺りにひよこさんが歩いているはずよ。
子犬が一匹一緒らしいけど…問題は無いわね?
あとの3人組みさんもよろしくね。
あぁそれとひよこ、絶対に傷つけるんじゃないわよ。
久しぶりの披験体さんなのよ…」
鷹野は歩き出した。
これでまた新しい実験ができる。
昔と違い今は患者はすぐに国の管理下に入ってしまう。
そうなっては手を出しにくいが…
こんなに都合よく「獲物」がのこのこ現れるとは…
ついてるわね、私。くすくす。
132:猪(乱視)
06/12/10 15:15:29.74 6zK+vGyM0
(゚Д゚;)!
133:猪(青詐欺)
06/12/10 15:16:36.71 Bh/5kJBnO
朝比奈さんがぁぁあ
134:猪(右利き)
06/12/10 15:16:43.50 u5fKZl3/0
まだひぐらし出題編しかやってねーんだよなー
135:猪(浴衣姿)
06/12/10 15:17:43.35 IFLL6qny0
たかのん視点?
136:お年玉(なし)
06/12/10 15:18:19.90 wg12YvSO0
にげてー!
137:秋
06/12/10 15:18:25.41 ScBJpBGL0
保守。
138:おせち(10,000円)
06/12/10 15:23:45.47 vSFnAeOlO
それでも古泉なら……
古泉ならなんとかしてくれる……
139:猪(乱視)
06/12/10 15:28:36.58 6zK+vGyM0
wktk
140:おせち(15,000円)
06/12/10 15:30:09.68 4Wve1+dyO
一気によんだ。面白過ぎでwktk
141:猪(乱視)
06/12/10 15:35:32.25 6zK+vGyM0
age
142:秋
06/12/10 15:37:38.33 ScBJpBGL0
wktkすぎて入り込む余地がないage
143:おせち(5,000円)
06/12/10 15:39:32.88 mkILIu1/O
はいはいwktkwktk
144:猪(乱視)
06/12/10 15:45:23.82 6zK+vGyM0
age
145:初詣でころんだ
06/12/10 15:47:00.84 5zuPIXF00
アゲテカ
146:猪(ちび)
06/12/10 15:49:55.17 fP1uF24D0
神社方向へ戻る道々、ハルヒの表情は元に戻っていた。
あの時ハルヒが切り出すとは思わなかった。
本人曰く
「団長として当然のことをしたまでよ」
ということらしいのだが。
俺はハルヒも少しは成長したかな、と感じていた。
人の事を思いやって言っているのなら上出来だな、ハルヒ。
ふと長門に視線を送る。
そういえば今日長門はずっと小説を読んでないな。
いつもと変わらない目つきで俺らの後ろをついて歩いてくるだけだ。
まぁこれはこれで長門らしい何も変わった事じゃない。
ハルヒに話題を振られ前を向いたその時、
長門が不意に走り出した。
俺とハルヒは一瞬あっけにとられたが、すぐに我に返り長門を追う。
ハルヒの前だからであろう、走るスピードは常人並である。
ここで全力疾走されても困るが。
「ど、どうしたのよ有希ー!」
「おい長門!なんかあったのかよ!」
「接近してる」
何がだ?
「二人にに山狗の数名が接近してる」
二人というのはあの古泉と朝比奈さんのことだろうが…
山犬?えっと山犬っていうのは…今朝の長門の言葉がよみがえる。
『通称「山狗」。隊長は小此木。
小此木造園の名で現在も隠蔽工作など活動中』
…そうだ、鷹野が持っている特殊部隊の事じゃねえか!
147:猪(乱視)
06/12/10 15:58:39.05 6zK+vGyM0
わくてか
148:おせち(12,000円)
06/12/10 15:59:20.46 Nz3b2YWKO
わかたか
149:初夢(みんなと仲間だった)
06/12/10 16:00:29.09 2Fi2G9As0
wktk
150:猪(やせ)
06/12/10 16:02:00.96 fP1uF24D0
「ねえちょっとキョン!一体何なのよ!?
それに山犬って何?
この辺そんなに野良犬多かったかしら?」
「バカ!山狗って言うのは鷹野の直轄部隊の事だ!
隠蔽工作とかが活動内容だから…わかるよな!?」
「…!じゃあもしかしてあの人…」
そう、やはりまずかった。
鷹野は明らかに朝比奈さんを悪用するつもりなのだ。
そしていち早くそれを察知した長門が走り出したと言う事だ。
畜生、それを全く想定しなかった…
鷹野が助けてくれる、その思いが強かったせいだ。
俺はすっかり安心していたのだ。
朝比奈さんが助かると。
元のSOS段が戻ってくるんだと。
先ほど通った坂道を登っていく。
ここで段々長門とハルヒとの差が開いていく。
くぅ、こんな事ならもっとまじめな部に入るか体育をしっかりうけりゃよかった…
またまともな部にはいってたらこんな事にはならなかっただろうがな。
ハルヒと長門に遅れをとりながらも俺は学校の前へ差し掛かる。
校庭にその姿は認められない…
俺が止まって確認するや否や同時にまた二人は駆け出した。
「神社よ神社!」
ハルヒがコッチへ向かって叫んでいる。
悪いが俺はお前らほど身が軽くはないんだ…
俺は完全に息が上がったからだを叱咤激励しながら鳥居の前まで走る。
すでに二人は石段を半分以上駆け上がったところだ。
151:VIP皇帝
06/12/10 16:04:27.67 6zK+vGyM0
wもwりwあwがwっwてwまwいwりwまwしwたw
152:秋
06/12/10 16:05:40.22 ScBJpBGL0
wktk
153:猪(ミニスカ)
06/12/10 16:13:44.79 6zK+vGyM0
age
154:猪(やせ)
06/12/10 16:15:05.14 fP1uF24D0
へなへなと全ての石段を上がる。
二人は石畳を左にそれて林へ入っていたよな。
落ち葉が溜まった林道に差し掛かる。
そして少し歩いたところで長門とハルヒを見た。
その二人の前にあるものは…
古泉が倒れていた。
そして近くの木に作業服の男がもたれかかっていた。
…くそッ!一足遅かったか!
「ちょっと!あんたしっかりしなさい!」
ハルヒに揺さぶられて古泉が上半身を起こす。
「…あぁ、涼宮さん…」
「あぁ涼宮さんじゃないわよ!
一体何があったの!?
みくるちゃんは!?」
ハルヒ、そう質問攻めにするな。
「いや…じつはさっきそこの展望台で風景を見てたんですよ。
そのときに僕が彼女の肩に手を置いたんです。
そしたら私を突き落とそうとした、って言い出して…
弁解しているうちに後ろから2人の男が突然襲い掛かってきました。
やはり狙いは朝比奈さんの様です。
僕がなんとかするから逃げて、と伝えておいたのですが。
2対1でやっと一人を気絶させる事ができたんですがね、
もう一人の足に蹴りを入れたところでこめかみを思いっきりやられまして。」
それで今に至るというわけか。
と言う事は…朝比奈さんは今一人って事になるっぽいな。
これ、相当ヤバくないか?
155:猪(ミニスカ)
06/12/10 16:16:11.97 6zK+vGyM0
古泉なかなかやるな
156:猪(倉庫係り)
06/12/10 16:21:35.34 zzdD0j/DO
だって相手はあの山狗だし
157:秋
06/12/10 16:22:59.72 ScBJpBGL0
古泉強し。
158:お年玉(げんこつ)
06/12/10 16:24:33.64 wg12YvSO0
そういや小泉って鉄鋼弾の中の人だな
159:歯科助手と初詣
06/12/10 16:24:34.34 Hm+hbq1X0
古泉の空気投げが炸裂したか…
160:猪(やせ)
06/12/10 16:29:01.47 fP1uF24D0
古泉は立ち上がるとズボンのホコリを払う。
いつもの爽やか顔に焦りの色が見える。
「おい古泉、もう立って大丈夫なのか?」
「いえ、おかげさまで…
それよりも今は朝比奈さんを探す事を優先すべきです。」
「どうやって探すつもりだ?一人で行動するのは危険じゃないか?」
「そうね…とりあえず一緒に行動しましょう。
でももし何かあったらバラバラになる事も辞さないわ。」
その「何か」が起こる前に見つけられるのがもっとも望ましい。
何か武器になるものでもないか…?
「これ」
いつの間にか長門が鉄パイプを持ってきていた。
一体どうしたんだ、こんなもん。
「そこ」
長門が指差す方向を見る。
神輿でも入れておく倉庫だろうか。
その脇に青いビニールに覆われた鉄パイプの山があった。
「…おい長門、おまえ手ぶらだぞ」
「私はこれで大丈夫」
まぁ理由は聞かん。
そんなヒマすらも無い!
「あんた達!
死んでもみくるちゃんを取り戻すのよ!
へこたれてみなさい、死刑よ死刑!分かったわね!」
そんなこと100も承知だ!
俺らは朝比奈さんを探すべく走り出した。
161:秋
06/12/10 16:30:49.51 ScBJpBGL0
wktk
162:猪(ミニスカ)
06/12/10 16:31:44.95 6zK+vGyM0
そういやSOS団も向こうの部活以上に超常現象だよな
163:猪(給食中)
06/12/10 16:32:22.38 RpbsWO6l0
部活に対する熱意で魅音とハルヒが似てる・・・気がする。
164:猪(ミニスカ)
06/12/10 16:37:24.05 6zK+vGyM0
AGE
165:猪(やせ)
06/12/10 16:41:10.37 fP1uF24D0
まずは神社の中を一通り探す。
もしかしたら朝比奈さんはどこかに隠れているかもしれないからな。
彼女の名前を呼びながら物陰を重点的に探す。
…居ない。
何処にも居ない。
神社から伸びる道を探す。
下の道へつながる階段、さっきの展望台、
そして神社脇の川へ抜ける林道。
展望台へ戻ることはおそらくないだろう。
それに石段はさっき俺らが使ったわけだから可能性は低い。
…よし、林道を探そう。
長門が前、古泉が右、ハルヒが左を注意する。
そして俺は後ろだ。
後方からの人影は今のところは無い。
地面のあまり良くない林道を抜ける。
川原に出る。
日が当たっており、また障害物が少ないため見通しが良い。
恐らくここに隠れていることは無いだろう。
手分けして探そうとバラバラになろうとしたそのときだ。
林道からやってくるのは2人の作業服の男。
そして上流、下流からもそれぞれ二人の男がやってきた。
4対6、くそっ、人数が少ない、不利だ…
相手は特殊部隊だ。
下手に分散すると危険だ。
4人が背中合わせになるようにして集まった。
166:焼き豆腐
06/12/10 16:45:00.92 hd1GEHTi0
wktk
167:猪(やせ)
06/12/10 16:51:13.47 fP1uF24D0
「いい、絶対に離れるんじゃないわよ!」
「それが賢明ですね。」
「よし、わかった。」
「了解」
囲まれる形となった俺らはぐっと腰を入れる。
そして…相手がいっせいに飛び掛ってくる。
戦闘開始だ!
ハルヒは前に飛び掛ると相手の腹に鉄パイプを全力で突き立てる。
しかし相手は防弾チョッキを装備しているらしい。
あまり効果が無いのかすぐに起き上がる。
ハルヒは舌打ちをすると相手の防御の手を切り抜けながら
体の弱部をねらい鉄パイプを滑り込ませている。
流石は全ての部活に仮入部した事だけは有る。
おそらく剣道部に入れば主将は間違いなかっただろう。
長門は一歩前へでると相手の攻撃を全て受け止めては流す。
相手が殴りかかる勢いを利用し、腕を引き相手を地面に叩きつける。
ゴシャァン!
豪快な音を立てて男が倒れる。
それをみたもう一人が石を片手に長門に殴りかかる。
脳天を狙った攻撃だ。
長門はすぐさま体制を変え素早く相手の脇へと入る。
そして相手のわき腹に一発お見舞いした。
さっきの男に重なり倒れる男。
さすが朝倉と対等に渡り歩くだけの事はある。
戦闘に関しても完璧な動きだ。
168:秋
06/12/10 16:51:48.85 ScBJpBGL0
保守。
169:猪(ミニスカ)
06/12/10 16:57:21.02 6zK+vGyM0
AGE
170:猪(はげ)
06/12/10 17:01:28.03 fP1uF24D0
古泉は相手の攻撃をすべて鉄パイプで払いのけ、
拳を前に送る動作で必ず空きが出来るポイント…すなわち脇に、
鉄パイプで思いっきりスウィングを叩き込む。
そして攻撃に対し避けも鮮やかだ。
頭を引っ込めたりジャンプしたりとまるで映画のアクションシーンのような動きで
ヒョイヒョイと攻撃を避けてみせる。
そして鋭く相手の隙を見ては攻撃を加える。
そして俺は…
とにかく避けることで精一杯である。
一般高校生VS軍人、相当つらいものがある。
鉄パイプは振り回すわけではなく防御に使う。
しかも相手はプロだ。
すぐに後ろに回りこんできては拳を飛ばす。
間一髪避けたとしても反対側から別の攻撃が容赦なく降りかかる。
古泉のように頭を引っ込めれば避けられる攻撃でも俺には無理だっ!
目の前をものすごい勢いで抜けていく拳。
一発もあたらないのが不思議なくらいだ。
とにかく相手の後ろへ回るか拳が飛んでくる半径外に抜けるべきだ。
攻撃範囲は鉄パイプを持っている俺のほうが広い。
相手が攻撃を避けたら間髪入れずに攻撃体勢に入るのだ。
そしてできるだけ相手の背中に回る。
この野郎ッ!朝比奈さんを返しやがれ!
クソッ!あそこで素直に鷹野を受け入れた俺はなんて愚かだったんだろう。
171:猪(浴衣姿)
06/12/10 17:06:44.60 6zK+vGyM0
wktk
172:猪(浴衣姿)
06/12/10 17:14:35.46 6zK+vGyM0
z
173:秋
06/12/10 17:14:52.83 ScBJpBGL0
保守。
174:書初め(一人身脱却)
06/12/10 17:17:29.59 IJnXQRxI0
wktk
175:VIP皇帝
06/12/10 17:19:08.41 fP1uF24D0
だんだんと敵が起き上がるペースが遅くなっていく。
また一人、また一人と脱落しては行くものの、
それに変わるように時々新しい人員がどこからともなくやってくる。
あぁ、きりが無い!
長門は各所各所に作業服の山を作っている。
おそらくもう8人は相手にしただろう。
長門はひと段落着いたのか他の3人の援護をしているようだ。
そして相手の数がとうとう3人になった。
その時だ。恐ろしい言葉が聞こえてきた。
「銃の使用許可を。」
なんてやつらだ。高校生相手に銃を使うってのか!?
「許可する」
無線から無常にもOKの声が聞こえる。
すると許可を申請した一人が腰から銃を抜いた。
「動くんじゃねえぞ。」
場の空気が一瞬で固まった。
176:猪(はげ)
06/12/10 17:20:47.10 fP1uF24D0
「勝手に動いたらそのツラに風穴があくと思え。」
ハルヒが物言い足そうな顔をするが口は開かない。
ここは口答えしない方がいい。
口答えすると恐らく二度と口がつかえなくなるぞ。
「…それはできないわ」
…!ハルヒ…!
「なんだとチビ…?」
「私達にはね、みくるちゃんを助ける義務があるの。
それを達成するまでは動くななんていう要求受け入れられないわ。」
おいおいハルヒ!お前一体なにやって…
「口答えすんなや?死にたいってことかお前?」
「死にたくはないわよ。
誰かが死んだら元も子もないしね。
とりあえずその物騒な物をしまってもらえない?
おちおち話もしてられないわ。」
「この野郎…大人を舐めてんのか?」
「本気でいってるのよ。分かる?
私は、私は…私はこうみえてもSOS団の団長なんだから!
団員を守るなんていうのは当然の義務なの!」
「ふざけやがって!このッ!」
男が銃を構えた!
バカッ!ハルヒお前…!
何を思ったのか俺はとっさに前に走り出た。
タァンッ!
軽い爆発音が響き、何か落ちる音がした。
177:女教師と初詣
06/12/10 17:21:39.83 j4GSgBxd0
たまには糞スレも1000まで伸ばせよ
スレリンク(news4vip板)
178:秋
06/12/10 17:23:06.31 ScBJpBGL0
期待age
179:おみくじ(汚れて読めない)
06/12/10 17:25:46.30 k9n41+UD0
/ ヽ
. / i
/ / .:. .. |
. //|::: :/ /:::.:::|:. |
|:: .:/| :!: |ヽ/|:: |
|::: :| .:| |:. ::l:::: ! |:: | / |
|::::. :::|___::| ヘ:. :::|!:: | _,|z;!-/: | ! あたしもSOS団つくってきたよ
|::::::. :::ヘィf斥ミぅz.:::|ヘ:: |ィチぅ|ラ|7:::: / ハ|
ヘ:::l、:. ::. ::::マ´弋zシヽ:l ヽ!弋zシイ:::: / |
ヾ ヽ:. :::::::::\|ー一 ,  ̄´_7:;/ |
/ \:::|ー--ゝ ,_、 /´:::::: ハ
.′ .::::`:::::::::ト、:> 、 ,.イハ::l、:::::::. ハ
l .:::::::::::::ト、| X´|  ̄ |`\ ヾ \::::..::.. ハ
| ::/::∧| / |ノ `! \ ヽ::::|::. |
| :::|::/ _/ ハ j `>、 ヽ!::: !
| ::ハ|´―- 、 マニニミ/ / /\ヘ::|
ヘ. ::| ̄ ̄下、 \ ヽ. / / .イ ヘリ
∧:| ヘ. \ \_ム._/_/ / / / i
i ヾ l/ \_` ̄_フヽ ̄´ _/ Y !
| :i  ̄ }--{` ̄ l: |
180:猪(過敏)
06/12/10 17:30:11.01 URutMSCt0
やはりこういう話は、「ドラえもんの道具を使わずにどこまで引っ張るか」に始終するよな。
181:猪(はげ)
06/12/10 17:32:18.95 fP1uF24D0
銃から細長い煙が出ていた。
…長門の手の中の銃から。
俺は目の前で倒れた男に唖然としながらも長門の顔を見た。
ハルヒも同様に長門を振り返り、キョトンとしている。
「…有希…あんたそれ一体どうしたの…?」
「拾った」
どこにそんな物騒な物が落ちてるんだよ…
「園崎邸で」
こんな村の御三家ならもう何があってもおかしくねえな。
もう何があっても驚かんぞ、俺は。
古泉がばっと走り出ると男の手から拳銃を奪う。
間一髪他の二人の男の攻撃を避けると元の場所に戻ってきた。
「高校生相手にこれはちょっと卑怯でしたね。」
全く…卑怯とかそれ以前に人道的にヤバいだろ。
一瞬の沈黙を破り作業服の男達が再び殴りかかってきた。
場は再び空気が流れだし、戦闘が再開された。
その時、古泉が俺に向かって叫んだのだ。
「…お願いします、先に朝比奈さんを探しにいってはくれませんか?」
何だと、お前らを置いてここを離れろっていうのか?
「もうそろそろ切れが付くはずです。
そしたら我々は貴方の後を追います。
もう朝比奈さんの症状は深刻です。
早く行かないと… ぐっ」
話をさえぎるように男が古泉につかみかかった。
「は、早く行ってください!
そして朝比奈さんを…早く!」
長門の顔を見る。
俺の表情をみると長門は一瞬微笑んだように見えた。
「大丈夫」
182:秋
06/12/10 17:35:33.08 ScBJpBGL0
wktkしてるのにバイトがぁ...orz
183:おせち(10,000円)
06/12/10 17:38:43.55 mkILIu1/O
wktk過ぎてテスト勉強できないんだが。
明日からテストなのに…
184:猪(浴衣姿)
06/12/10 17:39:18.48 6zK+vGyM0
>>183
☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノアッキラメロー
185:初詣で痴漢
06/12/10 17:39:37.15 b5y7o5540
wktk
186:猪(はげ)
06/12/10 17:41:58.38 fP1uF24D0
…そうだな、俺はお前らの期待を裏切るわけには行かないな。
よし、分かった。
もうどうなっても構わん。
おれは朝比奈さんを連れ戻すまでは戻らない。
「キョン!ちょっとまって、私も一緒に…!」
ハルヒ、お前は本当にありがたい奴だね。だがな。
もし俺が朝比奈さんを連れ帰ることが出来なかったどうするんだ?
「でも、でもあんた一人じゃやられちゃうかもしれないじゃない!」
はは、それは俺が頼りないってことか?まぁ仕方が無いな。
しかし万が一襲われたとき俺はお前を守る自信がない。
それどころかお前に迷惑をかけて共倒れになる可能性が高い。
ここで二人も無駄にするわけには行かないのだ。
分かるな?
「でも、でも…!」
…ハルヒ、お前団長なんだろう?
そこにいる2人の事を守ってやるのもお前の使命だ。
それに団員の言う事が信じられなくてどうするんだよ。
それじゃ団長って呼べねえな。
「…わかったわよ!
でも一つ約束しなさい…!」
何だ?
187:猪(黒板係り)
06/12/10 17:46:22.52 zzdD0j/DO
山狗・・・銃つかってもそのざまかよ
188:猪(浴衣姿)
06/12/10 17:49:33.57 6zK+vGyM0
さすがだ山狗・・・そこにしびれるあこg
189:猪(過敏)
06/12/10 17:51:08.70 URutMSCt0
オチ予想
1 実はハルヒが感染済み。世界があぼんしようとし、長門その他はどうしようもできない中キョンが愛のパワーで克服。
2 ていうか全員感染済み。今やってる話はほとんど集団ヒステリーの妄想。
3 富士山が噴火。地球がゲドゥルトの海に沈んで人類滅亡。
190:猪(アイドル)
06/12/10 17:54:29.15 MUyGw+fp0
1に一票
191:猪(黒板係り)
06/12/10 17:56:03.01 Bh/5kJBnO
作者さん次第。とりあえずキョンがあせらなすぎ。
192:おせち(30,000円)
06/12/10 17:57:10.02 Nz3b2YWKO
3に一票
これはガチ
193:猪(緑)
06/12/10 17:59:02.78 RpbsWO6l0
>>189
2に一票
てかそれを希望すr
194:あしたこそ初詣
06/12/10 18:04:58.32 b5y7o5540
っと、ここでネタばらし
まさかの、丸見えエンド
195:初夢(ゴキとの思い出)
06/12/10 18:05:01.84 xbCKpIOS0
4
考えもしない思いつきもしない展開
196:猪(停学中)
06/12/10 18:06:14.82 zzdD0j/DO
そんなことより早く小此木を出してくれ
197:猪(金歯)
06/12/10 18:10:24.73 fP1uF24D0
「絶対に帰ってきなさいよ!
帰ってこなかったら死刑よ!」
言ってる事が矛盾してるぜ。
まぁハルヒらしいな。
「やれやれ。」
―俺は走り出した。
そう、課された任務は今までになく重大だ。
1.朝比奈さんを見つけて連れて戻る。
2.途中何があってもへこたれない。
3.そして、何よりも無事でかえる。
…うむ、非常に難しいな。
とにかく今は朝比奈さんを探す事が最重要だろう。
全ての道を回った今、考えられるのは林を抜けた、という事だ。
たださっき俺らが前原邸から歩いてきた道の方向には下りていないと思われる。
そしてさっきの川原。
やはり彼女の姿は認められなかった。
そうとなると…頭の中で地図を広げてみる。
そうとなると残るのは…
診療所か!
俺は石段を駆け下りる。
途中勢いが付きすぎで転げ落ちそうになった。
こんなところで死んでしまってはハルヒにあわせる顔が無い。
体勢を整え鳥居を左に曲がる。
198:猪(金歯)
06/12/10 18:20:39.17 fP1uF24D0
息が上がるが体をとめることはできない。
分校の角を更に左に曲がる。
昨日歩いたがそういうほど遠い距離ではないはずだ。
なのにこんなに遠く感じるとは精神的なものというのは非常に大きい。
走る。走る。
足の裏が次第に熱くなっていく。
朝比奈さん、たのむ、どうか診療所の辺りに居てくれ。
そしてどうか無事で居てくれ!
まもなく道の脇に開けた部分が顔をのぞかせた。
診療所だ!
期待を胸に診療所の駐車場に目を配す。
…いた!
たしかにそこに朝比奈さんがいるではないか。
しかし胸をなでおろすのには少し早かったようだ。
朝比奈さんの周りに余計なおまけがついている。
作業服の男が2人。
199:塩ザケ
06/12/10 18:26:03.09 ggG7cwDI0
がんばってくだされ。
200:猪(金歯)
06/12/10 18:31:56.82 fP1uF24D0
俺は決意する。
あいつらを殴り倒して朝比奈さんを連れ出す!
そして古泉たちと合流し早急にこの雛見沢を出るのだ!
俺は鉄パイプを片手に男二人に向かって突進。
二人はすぐに気づき身構えるのが見える。
…無理だな。
俺を止める事はできない。
全身の体重を勢いに乗せ一人の腹に頭突きをかます。
バランスを崩した一人はそのまま背中から地面に倒れんだ。
もう一人の正面に回り思いっきり鉄パイプを振り下ろす。
しかし相手に白羽取りで止められてしまった。
くっ、やはり特殊部隊、物凄い力だ…
つーか、そんな事に感心している場合じゃないっ!
白羽取りをしていると言う事は両手ともふさがっていると言う事だ。
俺は相手の腹に蹴りを叩き込んだ。
コイツも後ろによろ、と後ずさる。
そのまま鉄パイプを力で奪い取るとぐっと身構えた。
その時、さっきまで倒れていた男がいないことに気がついた。
…ヤバイな。
そう思ったときにはときはすでに遅かった。
後ろから物凄い衝撃がかかり俺は思い切り地面に体をたたきつけてしまった。
うっ… 一瞬呼吸が止まる。
朝比奈さんが見えた。
朝比奈さんはその場に座り込み、駐車場の縁石に背中をゆだねている。
光の無い、おびえきった瞳で俺を眺めていた。
逃げろ、と言いたかったが声が出なかった。苦しい。
201:猪(入浴中)
06/12/10 18:42:08.75 6zK+vGyM0
キョォォォォン!
202:姫初め
06/12/10 18:42:19.62 V5FjJpxN0
ふぁいと、おーなのです
203:猪(入浴中)
06/12/10 18:49:57.65 6zK+vGyM0
wktk
204:猪(入浴中)
06/12/10 18:54:10.10 6zK+vGyM0
AGE
205:丸焼もち
06/12/10 18:55:34.42 OaB1wt1V0
wktk
206:おせち(10,000円)
06/12/10 19:03:38.18 0uomgfOKO
wkwktktk
207:猪(大人)
06/12/10 19:07:24.77 zzdD0j/DO
小此木!小此木!
_ ∩
( ゚∀゚)彡
( ⊂彡
| |
し⌒J
208:あいつと初詣
06/12/10 19:11:02.54 FttMCRzr0
これは保守せざるを得ない
209:おみくじ(人吉)
06/12/10 19:25:45.51 LQyO9SaW0
|\ !`ヽ | ̄〉 | ̄〉 }ヽ ト、___ ー 、 ヽ
,」 /r、 ,i 1.、 ト! !|`> ! | 1ヽ __ ノ ! ヽ ヽ } ム ヽ i 〉
1 V 〉| /i ヽ| i! ハヽ| | ,} 〉 ヽヽ / 」 r‐'__ノ 、___」 } i 〉
.! / !./ | /L /ヘ{_ノ| | ,i ' i i / / | | 1 ノ
_7ムヽ/r-ヘVーュ r ┘ .! ! | ! ! i ./ / ! ! `ュ 「/´ ̄}
| 「! } ´ ̄ | ヽ.1ヽ. | i |. | |〈 { | レ-‐-、 | |ー┐_ノ
レ1 |ヽ!ヽ__/ヽ | |! !{_ノ |∧| | __」 i ヽ ヽ | /´ヽ ヽ i |
N ヽ| 「 | | ! , !ト-' 」 r ' | レ'| ヽ. | ヽ ヽ ! / !. | ! ! /
| . | .| | /イ | r= | |. ! { ヘ i ヽ ヽ L/ / i i i | L__,.ヘ
| ,i ト、 | .| | |. ! ! !. i | ー' ! | / / { | ! |
レ1 .| ! .r┐ i |. ! ! ! ヽ_/ ヽ_ノ ∠___ ヽ_ノ ヽ__ノ
210:猪(ギャンブラー)
06/12/10 19:26:03.38 xDHdICYOO
保守
211:猪(入れ歯)
06/12/10 19:30:11.98 fP1uF24D0
こんなことになるんだったらあの七夕のとき。
古泉のように「家内安全」とでも書けばよかった。
いや、「部内安全」か…
それじゃなきゃ「朝比奈さんが健康でありますように」とでもね。
そのとき俺の視界に2人分の足が現れた。
俺は襟元をつかまれ無理やり立たされた。
そこに立っていたのは…
「こんにちは。ほんと暑い日ね、キョン君。くすくす。」
…鷹野ともう一人、鼻の高い男。
「姫様、この坊主のほうはいかがしますんね?」
「まぁいつも通りよ。わかってるでしょ?」
「へへへ、貴方も容赦ない人ですけんね…」
こんな奴だと分かっていれば頼らなかったんだがなぁ…
小学生のころ「知らない人には付いていかない」と散々教えられたが、
その教訓がこんな時に生きるとは…
「…朝比奈さんをどうするつもりですか…」
「あら、こんなときにも丁寧語を使ってくれるなんて嬉しいわ。
そうねぇ、どうしようかしら。
まずは強制的にL5に持っていかせて貰うわ。
彼女は今L4…もう普通の生活はできないわね。」
く…対処が遅れたのが悔やまれる。
昨日の夜縛り付けてでも病院に担ぎ込むべきだったのだ。
事を大きくしたくない、と思った俺らが悪かったんだよな。
結局朝比奈さんのためにはならなかったじゃないか。
212:おせち(150㌦)
06/12/10 19:36:33.79 gdlml/V5O
給料いくらだ
213:猪(ピンク)
06/12/10 19:37:10.03 RpbsWO6l0
∧ ∧
|/ ヽ ./ .∧
| `、 / ∧
|  ̄ ̄ ̄ ヽ
| ̄ ̄月曜日 ̄ ̄ ̄ ̄)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\
|ヽ-=・=-′ ヽ-=・=- / 明日学校来なきゃ
|:: \___/ / 嫌 だ よ ?
|::::::: \/ /
214:猪(甘党)
06/12/10 19:38:38.48 YsCfhxVg0
>>213
帰れ!帰れ!!!1
215:初夢(見るの忘れた)
06/12/10 19:39:30.43 V5FjJpxN0
>>213
う・・・うわあああああああああああああああ
216:おせち(150㌦)
06/12/10 19:39:39.02 Nz3b2YWKO
>>213
やめろおおおおお!
217:女装して初詣
06/12/10 19:40:41.41 9Ge/RQFA0
>>213
嫌だぁぁぁぁぁ!
218:猪(入れ歯)
06/12/10 19:44:24.22 fP1uF24D0
「それから私の実験に付き合ってもらうのよ。
薬の開発っていうのが普通かもしれないけど…
脳を直接切開する治療…
頭切り開いて直接生体実験っていうのもぞくぞくするわね。
最悪の場合生物兵器としての実験かしら。」
こいつはやはり常人ではない。
情けも涙も無いこんな奴は人間じゃない。
「この子は貴方の彼女だったのかしら?
大丈夫よ、私が丁寧に使わせて貰うわ。くすくす。」
お前なんかに朝比奈さんを渡してたまるか。
今すぐにでもここを抜け出してこんな狂った村を忘れ去ってしまいたい。
しかし…この状況をどう打開するか。
「まだまだ強気やね、坊主。
でも、へへへ、この人に許しを請っても無駄じゃけんね。」
お前らなんかに誰が頭をさげるかよ。
頭下げるぐらいなら首ごと落っことしたほうがマシだ。
「ふふ、本当は貴方の目の前であの子の実験を見せてあげたいんだけどね。
私達がやってることは国家機密なのよ。
首を突っ込みすぎたってことね、坊や。
お国のために役立ったんだからこれは名誉の死、よね。くすくす…」
鷹野がポシェットから拳銃を取り出した。
「でも寂しくはないと思うわ。
もうすこしで貴方のお友達もそっちにいけると思うから。」
くそッ!こんなところで終わってたまるか!
お前らなんかの好きにされてたまるか!
なんて力だ、どんなに足掻こうが全く動かない。
「さようなら。」
もう銃声を待つしかないのか。俺は目を閉じた。
219:女装して初詣
06/12/10 19:47:17.84 9Ge/RQFA0
キョーーーーーーーン!!!
220:あいつと初詣
06/12/10 19:47:37.43 FttMCRzr0
キョーーーーーーーン!!!
221:書初め(今年書くぞー)
06/12/10 19:47:55.12 SnkLrx6e0
おわたー
222:猪(禁欲中)
06/12/10 19:48:09.25 dQ9rxKx00
もっと俺に力があれば・・・。今ほど己の非力を憎んだ事はない。
畜生、日頃の行いの悪さをこんな所で知らされる羽目になるとはな。
いや別にこれといって神から罰を受けるような事はしていない。
むしろオヤシロ様の祟りとやらを受けるのは鷹野たちの筈だ。世の中ってのは不条理なもんだね。
それこそハルヒじゃないが、この世界をぶっ潰してでも新世界とやらを築き上げたい気分だぜ。
これはヤバイぞ。本能がそう告げている。今にでも逃げ出してやりたいが、朝比奈さんを見捨てる訳にはいかん・・・。
だが残念な事にな・・・この俺にも、もう逃げるだけの力は・・・。
誰かがこちらに走って来る。ぼやけた視界じゃ誰なのか確認出来ない。
その誰かさんの声がする・・・。聞き慣れた声だな。こんな暑い中でも嫌味なくらい爽やかボイスだ。
お前何でここに・・・?
「貴方を守るためにやって来ました。もう大丈夫です。」
ちょっと遅かったな・・・こ、いず・・・。
「給料はいくらですか?」
「 ふ ん も っ ふ ! 」
て事でキョーーーーーーーン!!!
223:猪(友達がvipper)
06/12/10 19:50:11.49 2xtPynkI0
急展開ktkt
224:VIP皇帝
06/12/10 19:50:33.90 MUyGw+fp0
ktkt
225:猪(青詐欺)
06/12/10 19:51:25.89 B2Q1bqej0
wktk
226:猪(大人)
06/12/10 19:51:49.04 Bh/5kJBnO
キョーーーーーーーーーン!!朝比奈さーーーーーーーん!!
ひぐらしって拳銃とかでる話なんだ……
227:猪(進化系)
06/12/10 19:51:52.46 URutMSCt0
ぶっちゃけもうキョンじゃなくてkoolだよな
228:猪(大人)
06/12/10 19:52:24.28 zzdD0j/DO
あああああああああああ!!!!!小此木の雛見沢弁に微妙な違和感がああああああああ!!!!
229:猪(ピンク)
06/12/10 19:52:53.49 RpbsWO6l0
ここでKOOL EDITIONの人が登場ですよ
230:猪(入れ歯)
06/12/10 19:53:22.14 fP1uF24D0
TIPS ハルヒサイド
「遅いわ!何かあったんじゃないかしら…!このッ」
作業服を相手にしながらハルヒは叫んだ。
「遅いなんてまだ10分しか経ってないですよ…。それよりも前に集中しないと!」
先ほどから敵の数は増えもしないし減りもしない。
粘り強い。
特殊部隊の底力といったものか。
「…危険」
「なにいってんのよ有希!
なんの話よ!キョンのことなのそれ!?」
「そう」
腕で拳を受け止めなおも表情を崩さない長門。
「そう、じゃないわよ!
ていうか貴方なんで分かるのよ!
虫の知らせってやつなのそれ!?」
「バックアップを派遣した。
まもなく目標に到着する」
「…バックアップ、ですか?」
「そう」
「…なによそれッ!ああもう鬱陶しいわね!」
ハルヒは顔面に一発お見舞いしながら再び叫ぶ。
231:猪(委員長)
06/12/10 19:55:56.68 MUyGw+fp0
朝倉ァァァァァァァwwwwww
232:おみくじ(やぶれた)
06/12/10 19:56:18.96 ii0YuErf0
音夢ちゃんか
233:初夢(みんなと仲間だった)
06/12/10 19:56:47.74 1CgMG7E40
( ・3・)呼んだ?
234:猪(禁欲中)
06/12/10 19:57:19.90 dQ9rxKx00
エミリーだな
>>233
お前生きてんじゃね?
235:おみくじ(やぶれた)
06/12/10 19:57:21.28 ii0YuErf0
おかえりください
236:おせち(1㌧)
06/12/10 20:02:42.73 Nz3b2YWKO
さて、>>222にまんまと釣られたわけだが
ハルヒの目の前でバックアップとか言いますか長門さん
237:猪(おまっ)
06/12/10 20:03:16.24 MUyGw+fp0
ここで選択肢
1.朝倉登場
2.喜緑さん登場
3.鶴屋さん登場
4.朝比奈さん(大)登場
5.朝比奈さん覚醒
238:猪(近眼)
06/12/10 20:05:08.04 JELwoW8S0
喜緑さんは長門のバックアップでもないし身内や仲間でもないぞ
239:猪(青)
06/12/10 20:05:12.39 RpbsWO6l0
もうSOS団の誰か犠牲になってほしいと思ってる俺は異端なのでしょうk
240:猪(病気がち)
06/12/10 20:05:17.01 Bh/5kJBnO
6 谷口WAWAWA
241:猪(背中が弱いの)
06/12/10 20:06:08.16 dQ9rxKx00
>>238
むしろ長門が喜緑さんのバックアップ
喜緑さんこそ至高のインターフェース
242:猪(おまっ)
06/12/10 20:08:25.86 MUyGw+fp0
長門が間違えたって方向で。
243:猪(白髪)
06/12/10 20:09:41.86 fP1uF24D0
…ドサッ
何かが倒れる音がした。
あぁ、俺もう体の感覚が無いほどになったのか?
そういや銃声聞こえなかった気がするが…
自分の死因になった音は聞こえない、とか?
あはははは、こんなに都合のいいもんだったんだな。
人間の死、なんてものは。
死んでも意識は残るようだ。
しかしまだ足が生えてるようだな。
やっぱ幽霊に足が無い、と言うのはガセか。
だが感覚があるだけで足は見えないのかもしれんな。
それに…朝比奈さんに謝っておかねばなるまい。
そう思って目を開けた。
…目の前にとんでもない光景が広がっていた。
なぜか俺の目の前に朝倉涼子が立っていた。
朝倉は鷹野の背後に立っている。
「一歩でもうごいてみな?この女の命はないわよ。」
他の隊員の動揺の色が見て取れる。
誰だこの女?いつの間に三佐の後ろに?一体どうなってるんだ?
244:書初め(点滴必要)
06/12/10 20:11:36.96 UtgEg7az0
つまんねぇ・・・
245:小松菜
06/12/10 20:13:25.00 hd1GEHTi0
あしゃくらさんktkr!
246:給食のおばさんと初詣
06/12/10 20:15:10.85 FttMCRzr0
朝倉ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
247:猪(子持ち)
06/12/10 20:15:22.56 j6VCALt8O
再構築された朝倉さんにwktk
248:猪(白髪)
06/12/10 20:21:53.09 fP1uF24D0
いまがチャンスッ!
俺は相手の腕を振りほどき後ろ足で相手にけりを入れた。
相手が後ろにのけぞる様子がスローモーションで見えた。
このまま左に飛びのきこいつらの輪の中から抜ける!
どうもハルヒが俺に「死ぬな」と思っているらしいな。
世界が都合の良いように動いている。
これなら…いけるかもしれない。
俺が動き出したと同時に朝倉も動き出した。
あっけにとられた鷹野をよそ目に朝倉は隊員の真ん中に躍り出た。
「多少機能制限がかかってるんだけど…
まぁそんなのあんたらにとってハンデにもならないでしょうね。」
隊員の腰が引けている。
まぁ朝倉の前じゃぁ俺だって腰がひけるだろうが。
「仕事の邪魔なのよね…
死 ん で ち ょ う だ い ? 」
そういうと朝倉は最も近くにいた隊員の首に手刀をお見舞いした。
ドシャッ
音をたてて倒れる男。
周りから「ヒッ」っという声が上がった。
俺はその隙に朝比奈さんへ近寄る。
朝倉…頼むぜ!
249:猪(白髪)
06/12/10 20:31:09.42 fP1uF24D0
「おい!ひるむんじゃねえ!」
隊長らしき声に我に返った隊員が引き腰ながらも朝倉に飛び掛った。
朝倉はふっと空中に上がると鷹野の隣に降り立つ。
突然の出来事に鷹野は声にならない悲鳴を上げながら銃口を朝倉に向けた。
「あなたの部隊って、役立たずねぇ。」
そういうと朝倉は鷹野の拳銃の銃身を握り、
ぐしゃっ。
銃身があらぬ方向へ向いた。
「あ、あなた一体…」
「私?ああ私ならね。
単なる本体のバックアップにすぎないのよ。」
答えになっていない気がするのは俺だけだろうか。
どうせこの皮肉が分かるのは俺だけだろうがな。
鷹野はそのばにへた、と座り込んだ。
朝倉は構わずつかつかと隊員達の目の前に立つ。
「さぁあんたたち、どっからでもかかってきなさい。
久々のウォーミングアップぐらいにはなるかしらねぇ…」
超挑戦的な目だなぁおい。
その見下すような目はあの時と全く変わらないね。
250:初夢(アキバでびゅーしてきた)
06/12/10 20:33:27.99 1CgMG7E40
怯える夜聴きながら支援
251:猪(子持ち)
06/12/10 20:35:38.98 j6VCALt8O
鷹野脂肪かこれ
252:猪(白髪)
06/12/10 20:44:34.76 fP1uF24D0
「なめるんじゃねえぞおおおおぉぉぉ!」
叫びながら一斉に作業服が襲い掛かる。
一方で朝倉は身軽に攻撃をかわしながら一人、また一人と手刀一本で片付けていく。
「ほらほらぁ、もっと骨のあるヤツは居ない訳?
まったく暇潰しにもならないわ。
目障りなだけねぇ。」
まぁ人間が何人束になっても敵わないだろうが。
多分お前が本気になれるのは現時点では長門だけだと思ったほうがいい。
ほんの数分の出来事だった。
いつのまにか地面にはまるで丸太のように微動だにしない緑の物体が散乱している。
「…ふぅ。全く話にならないわね。」
ガッと足元の隊員を蹴るとポケットに手を突っ込んだまま唖然としている隊長に近づく。
「あんたが隊長さん?
他の連中よりは楽しませてくれるかしら?」
「へっへ、あんた、ただものじゃなさそうだな。」
「…まぁ強いて言えば普通じゃないわね。確かに。」
いえいえ、強いて言わなくても普通ではないですよ。
お前は正真正銘の宇宙人モドキなんだからな。
「そんじゃ、お手合わせねがいしますんね…
舐めてかかると痛い目見るぜ!姉ちゃん!」
「へぇ、アンタ強気じゃない?
何処まで私を楽しませてくれるのかしらぁ?」
二人ほぼ同時に走り出す。
しかし俺にはそれを観戦しているヒマなどなかった。
俺は縁石に体をゆだねている朝比奈さんに近寄る。
253:猪(浴衣姿)
06/12/10 20:50:57.34 qNf4CwWiO
支援
254:おみくじ(太吉)
06/12/10 20:55:23.84 jver06zz0
英字
255:猪(白髪)
06/12/10 20:55:41.09 fP1uF24D0
朝倉は低姿勢で相手に接近する。
対する敵は途中で止まると朝倉を受け止めるつもりなのであろうか。
腰を入れて相手を迎える。
ドガァ!
朝倉が全体重と勢いを利用した手刀が首元で止められた音だ。
「…やるわね。」
「甘いぜ!相手の急所をいきなり狙うのは戦略的になってねえな。」
そういうと朝倉の手首をつかんだままくるりと反対方向を向いた。
…一本背負い!
朝倉の体はそのまま空中で綺麗に弧を描き地面に近づいていく。
勝った!
小此木の脳裏に浮かぶのは朝倉が地面に叩き付けられ、
泡を吹いて倒れているビジョンだ。
…しかし一向にそのビジョンが現実のものになる事はなかった。
なんと朝倉は空中で体制を掛けなおし、地面にしゃがんでいた。
小此木に背中を見せて。
「…なんだと?」
「だから行ったでしょ?私は普通じゃないのよ。」
言い終わるか終わらないかのウチに朝倉は小此木の後ろに回っていた。
首に腕を回す。
「勝負あったわね。」
「…へへ、勝てるわけがねえ…」
コ キ
小気味の良い音を立てて小此木は崩れ落ちた。
勝負あり。
256:初詣で痴漢
06/12/10 20:56:48.34 9Ge/RQFA0
小此木ィィィィィィィィィィ!!
257:猪(浴衣姿)
06/12/10 20:57:35.78 qNf4CwWiO
ほしゅ
258:猪(倉庫係り)
06/12/10 20:57:45.24 B2Q1bqej0
殺されちまったですんね
259:猪(青)
06/12/10 20:59:47.75 RpbsWO6l0
ここで朝倉さんを倒すような人が現れる展開に。
・・・いないか、そんなやつ。
260:猪(ギター)
06/12/10 21:02:07.30 2xtPynkI0
朝倉さん強すぎwwww
261:猪(おもらし君)
06/12/10 21:03:14.77 fP1uF24D0
一方で俺は朝比奈さんに声をかけるに必死であった。
「朝比奈さん、朝比奈さん!」
声をかけても朝比奈さんは見当はずれな方向の空に目を配すだけだ。
「…誰、ですか?」
「こっちですよ!朝比奈さんってば!」
朝比奈さんの方に手をかけ正面を向かせる。
途端に朝比奈さんは俺の手を払いのけて身を縮める。
「誰ですか…本当に…誰ですか…?」
…もしかして朝比奈さん…
「俺のこと、見えないんですか。」
「いや…いやです…もう…いじめないで…」
朝比奈さんはぽろぽろと涙を流す。
…ッ。
俺は言葉につまり後ずさった。
体にこみ上げてくるのはドス黒い何か。
まさかな。おい、まさかそんな事はないよな。
朝比奈さんが…朝比奈さんが…
俺はもう立ちつくしかなかった。
と、その時、誰かに後ろをとられた。
「動くんじゃないわよ?」
262:看護士と初詣
06/12/10 21:03:39.45 FttMCRzr0
まぁ宇宙人だしなぁ
263:あしたこそ初詣
06/12/10 21:04:27.97 9Ge/RQFA0
うはwwwwwwwみっwwwwwくwwwwwるwwwwんwwるwwwwwwwwんwwwwwww
264:猪(子持ち)
06/12/10 21:05:09.37 Bh/5kJBnO
みくるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
265:猪(スポーツマンタイプ)
06/12/10 21:07:46.13 6zK+vGyM0
ちょwwww帰ってきたら小此木死んでるwwwww
266:あしたこそ初詣
06/12/10 21:08:42.67 9Ge/RQFA0
小此木は死なん!
何度でも蘇るさ!
267:猪(おもらし君)
06/12/10 21:16:53.13 fP1uF24D0
俺はもう抗う気力なんてない。
首にまわった腕。
後ろで何か言葉を発しているのが分かる。
…鷹野さんですよね?
「あんたの目的はこの二人でしょう?
1ミリでも動いて見なさい、命は無いわよ!」
朝倉が振り返りこちらを眺めた。
「…へぇ、最後の悪あがきですか。」
鷹野の顔からはきっと微笑が消えているだろう。
この状況でまた笑っていられるんなら俺はそんなヤツを尊敬するね。
「大人をバカにすると痛い目みるわよ。
この状況でどう私達に逆らう気なのかしら?」
「まぁいくらでも逆らおうと思えば逆らえるわよ。」
「…いい加減にしなさいよッ!」
首にかかる力が強くなる。
ああもうどうだっていい気がするよ。
ハルヒ、どうやら俺、約束まもれなかったっぽいわ。
「まったく、手こずらせるわね。」
突然朝倉の顔がどアップになる。
その瞬間。
「あんた、いつまでもそんな顔してると本気で叩き殺すわよ。」
朝倉がボソっと言う。
「誰のためにアタシがわざわざ出てきてやったとおもってんの?
行動規制がかかってまでまたあんたらを援護してやってるのよ?
私だって自分のやるべきことをやってるんだから、あんたもやるべき事をやりなさいよ。」
268:猪(おもらし君)
06/12/10 21:23:25.99 fP1uF24D0
…やるべきこと?
あぁ、そうか。ハルヒとの約束の事だろ。
朝比奈さんを連れてあいつらと合流すること。
それが俺の課題だよな。
そういえば、昨日俺らは仲間だって言ったのは…誰だ?
…間違いないよな。きのう朝比奈さんに俺達は仲間、
といったのは紛れも無い俺じゃないか。
「仲間が仲間を見捨てていいの!?」
「あなたに託しましたからね。」
「大丈夫」
聞きなれた声が頭に響いた気がした。
そうだ、俺、仲間を見捨ててもいいのか?
託された事を諦めていいのか?
期待を裏切っていいのか?
―駄目だよな。
朝比奈さんがどんな状況にあったとしても。
仲間だ。
見捨ててはいけない。
諦めてはいけない。
裏切ってはいけない。
朝倉が身をかわし俺のために通路を空けた。
俺はあっけに取られた鷹野の隙をつき前に飛び出す。
俺は…朝倉さんを守る義務がある!
ダァンッ
わき腹が熱くなった。
269:あしたこそ初詣
06/12/10 21:24:08.39 9Ge/RQFA0
キョーーーーーーン!!!
270:猪(赤ら顔)
06/12/10 21:24:50.54 wV/PilAp0
>>269
よんだ?
271:猪(黄色)
06/12/10 21:25:21.50 RpbsWO6l0
キョン覚醒クルー?
誰か、誰か金属バットを持って来い!
272:猪(倉庫係り)
06/12/10 21:26:06.30 St+0Zy8vO
朝倉さんを守っちゃったよ
273:初夢(宝船の夢)
06/12/10 21:26:16.76 V5FjJpxN0
274:おせち(30,000ウォン)
06/12/10 21:27:09.16 mkILIu1/O
俺は…朝倉さんを守る義務がある!
?
275:猪(乱視)
06/12/10 21:27:23.76 JELwoW8S0
朝倉フラグ = true;
276:初夢(宝船の夢)
06/12/10 21:27:42.25 V5FjJpxN0
みくるの間違いだろうな
277:あしたこそ初詣
06/12/10 21:28:26.14 9Ge/RQFA0
>>274
スルー推奨
278:猪(黒板係り)
06/12/10 21:28:26.98 B2Q1bqej0
朝倉かぁぁぁぁぁ!?
279:おせち(30,000ウォン)
06/12/10 21:29:07.88 2/DFmj780
アブドゥルゥゥゥゥゥゥゥゥウ
280:おせち(15,000円)
06/12/10 21:31:26.08 H5HxGUKxO
キョンはハルヒがいる限り死なない。多分。
281:猪(おもらし君)
06/12/10 21:33:23.35 fP1uF24D0
飛び出した勢いでそのまま前に倒れこんだ。
熱くなったわき腹に手を当てた。
…血だ。
多分後ろから撃たれたんだろう。
急所を外れていたらしい。意識ははっきりしていた。
体を起こす。
ぐッ!やべえこれは相当痛い!
ただ目が覚めてちょうどよかったかもな。
俺、どうかしてたし。
「あんたこの期に及んで…」
朝倉が鷹野を睨み付けた。
「あんたも下がりなさい!さもないとね…!」
朝比奈さんに銃口が向いていた。
くそッ!こいつ…!
「…いい事思いついたわ。
あなたのための取っておきの死に方。」
また朝倉がとんでもない事を口にしている。
と同時に。あたりが銀の壁で覆われた。
25m四方ぐらいだろうか。
…空間閉鎖か?
鷹野はただおろおろするばかりである。
すると鷹野の動きが鈍くなった。
全身の力が抜けたようにそのばに突っ立っているだけの体勢になる。
あぁ、これ、傍観してると案外アホらしく見えるな。
体験者は語る。
282:初夢(宝船の夢)
06/12/10 21:35:29.61 V5FjJpxN0
ここまで能力使っちゃうとgdgdになる悪寒
283:猪(黄色)
06/12/10 21:37:01.28 RpbsWO6l0
とりあえず朝倉さん強杉
284:おせち(15,000円)
06/12/10 21:38:53.50 H5HxGUKxO
朝倉裏切んないよな?
285:猪(はげ)
06/12/10 21:39:02.79 1Fnz53Ic0
4月からアニメの続きやるらしいぜ
286:猪(カビ)
06/12/10 21:39:40.57 j6VCALt8O
朝倉さんの服装が気になる
制服なのか私服なのか
俺としては私服で補完されてるんだが
287:猪(でぶ)
06/12/10 21:41:04.30 u5fKZl3/0
つ体操服
288:看護士と初詣
06/12/10 21:41:30.30 FttMCRzr0
つメイド服
289:猪(おもらし君)
06/12/10 21:43:38.01 fP1uF24D0
どうやら鷹野の動作を操作しているらしい。
「な、なんなのよこれ…!?動けないじゃない…!」
「この空間内じゃあんたの動きは全て私の統制下にあるわ。
まぁ行ってみればあんたは私の操り人形ってわけね。」
鷹野が自分の頬を引っ張る。
「い、痛い、痛い!あんたいい加減に…!」
「ねぇー、これ、夢じゃないでしょ?
まあ冥土の土産に超常現象っていうのも悪くはないでしょ?」
鷹野の左手は頬を離れるとそのまま下に戻る。
そして拳銃が握られている右手が段々上がっていく。
こいつまさか。
「あんた、ちょっとは死ぬって事、覚えた方がいいわよね。
まぁどうせ生かせないでしょうけどねぇ。あはははは…」
鷹野の顔は恐怖で引きつっている。
「当然の報いよ。あの世にいって反省しなさい。
ま、もっともあの世でそんなことが考えられるのなら、ね。」
それは地獄へ行く、って意味か。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ…
あんたこんな事して…」
「私には特に天国に行くとか地獄に行くとかそういう話は関係ないのよ。
まぁどうせ私はこの任務が終わったらどうせまた消滅するんでしょうけどね。」
まぁ消滅していただかないと何をされるか分かったもんじゃないがな。
「少しは反省できたかしら?
じゃ、さようなら。」
乾いた銃声が響き、鷹野が地面に倒れた。
銀色の壁は無くなり、再び視界に青空が戻った。
290:猪(黒板係り)
06/12/10 21:45:34.57 B2Q1bqej0
これはもう「超皆殺し編」だな。
291:おせち(15,000円)
06/12/10 21:47:21.23 H5HxGUKxO
そういえば富竹は生きてないのか?
292:猪(スポーツマンタイプ)
06/12/10 21:47:55.84 6zK+vGyM0
12人の富竹「お兄様(はーと)」
293:猪(カビ)
06/12/10 21:50:51.13 j6VCALt8O
コンピ研部長「僕は○○。フリーのコンピ研部長さ」
294:初夢(宝船の夢)
06/12/10 21:54:51.70 V5FjJpxN0
嘘だっ!!ってもうでたっけ?
295:猪(双子の妹)
06/12/10 21:55:07.36 7SyxF95H0
いやぁハルヒはいい。b
296:猪(黄色)
06/12/10 21:55:15.41 RpbsWO6l0
__上_ / 、、
_.. -‐ ' " ヽ ̄ノ^7__ )口 | 七 ' 7二 ヽヽ/ | | |
`ー ''"--――-r⌒``~`゙゙`''ヘ/ ヽ ノヽ||/ / 、_ ./ 。 。 。
`ー--―ー---> ~-、_, ', )  ̄ ̄
`ー-- .._ へ/ くてi` 〈 `V⌒V⌒WV⌒Y⌒VV⌒W⌒Y⌒`
`ー-_ | ^i , ノ _.. ‐ァ=r‐''⌒゙二ニ二つ
ヽr''ヘ、_ ,.-=ァ/ _. -‐ '"´ l l r} } }l
/ !、 {__// __ . -‐ ' "´ l ヽ 、 ヽ_ノノ
ノ 、  ̄ /-‐ ' "´/`゙ ーァ' "´ ‐'"´ ヽ、`ーテヽJ
_.. -‐''フ|フヽr-‐ ''''フ. ̄「´ / / __.. -'-'"
. ‐ '7 く/|〉-rへ. / l l / . -‐ '"´
┌‐──┐
│ ナルホド |
├──‐─┴────────────
│
└───────────────‐
297:初夢(宝船の夢)
06/12/10 21:55:31.47 SIsFiFK6O
wawawa忘れ物~
298:猪(おもらし君)
06/12/10 21:56:10.40 fP1uF24D0
我に返る。
朝倉がこちらを振り返った。
「はい、私の任務はだいたいこれでお終い。」
委員長だった時代を思い起こさせる笑顔だった。
「あ、お、終わりなのか?」
「今回は長門さんが私を起動したのよ。
情報統合思念体に許可も得ずにね。」
朝倉は長門のバックアップだ、と聞いていたが…
なんだ、今回は長門の意志だけだったのか。
「よほどの事だったんでしょうね。
まったくどう説明するべきなのかしら。」
俺はうずく体を力ずくで起こした。
「…出血酷いのね。
でも悪いわね、今の私にはどうする事もできないわ。
さっきも行ったけど制限付きなもんでね。
分子構造をいじったりとかは出来ないのよ。
おかげで治療はできないの。
早く治療しないと出血多量で死ぬわよ?
それに弾丸も貫通して無いでしょ?」
痛みが酷すぎて分からないが。
たしかにからだの正面には傷が無い。
「まぁ精々耐えるのね。
後はあんたを監視するだけよ。
あんたを殺そうとした瞬間私は抹殺されるわ。」
そうか…じゃあ俺や朝比奈さんに危害を加えることは…
その時俺の背中に寒気が走った。
そうだ、朝比奈さんッ!
299:おせち(15,000円)
06/12/10 21:59:54.18 H5HxGUKxO
朝倉の本質は変わらず
300:おせち(150㌦)
06/12/10 22:06:43.43 mkILIu1/O
wktk
301:猪(早すぎ)
06/12/10 22:09:16.32 fP1uF24D0
ふりかえると朝比奈さんは…
喉を掻き毟っていた。
「ごめんなさい、ごめんなさい…」
と傷ついたLD版のように、そしてガリガリ、ガリガリと…
来ていた白いTシャツが真っ赤に染まっている。
出血がただ事ではない。
ときどきゲホッゲホッという音とともに口から血が漏れ出す。
な、なんてこった!
これは…末期症状じゃ…!
俺は痛みも忘れて朝比奈さんに飛びついた。
朝比奈さんの手を喉から引き剥がすと朝比奈さんに食いつくように声をかける。
「…ョン、君?」
そうですとも、俺ですよ。SOS団の団員でハルヒの一味の…
「本当に…キョン君?」
朝比奈さんと目が合った。
ただ、目は虚ろで全く焦点が合っていない。
朝比奈さんの手が俺の顔に伸びる。
真っ赤な手が頬を伝う。頬が濡れた。
「あは…キョン君だ…本物のキョン君だ…」
朝比奈さんの目から涙がこぼれる。
「私…ね、もう…何も見えないんです…
キョン君の顔も見られないから…
もしも良く似た人でも構わない…
キョン君の格好をした悪魔でも構わない…」
穏やかな顔に笑顔が戻りつつあった。
頬は赤い。
俺の目頭が熱くなってくる。
302:あいつと初詣
06/12/10 22:10:39.41 9Ge/RQFA0
みっwwwwwwwくwwwwwるwwんwww・・・・・・・・・・・・・・・・・・
303:女医さんと初詣
06/12/10 22:11:25.58 FttMCRzr0
あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああ
あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
304:猪(カレー味)
06/12/10 22:11:31.98 RpbsWO6l0
>これは…末期症状じゃ…!
どっかの爺さんが言ってるのかと思ったwwwwww
305:一人で初詣
06/12/10 22:12:51.51 17fgh91a0
>>304
俺は「天狗じゃ!天狗の仕業じゃ!」的な意味だと思っちまったよwwwww
306:お年玉(すずめの涙)
06/12/10 22:12:53.23 5OEzFm1B0
■ちょいエロ18歳風俗女ですが上京します><■
●現スレ
らじお
スレリンク(hikky板)
●前スレ
ラジオ
スレリンク(hikky板)
★ラジオurl★
URLリンク(203.131.199.131:8020)
■顔見えないからおっぱいうpしますた■
URLリンク(hikky072.hp.infoseek.co.jp)
307:猪(禁欲中)
06/12/10 22:13:40.67 6zK+vGyM0
この際長門の超常現象でもいいから・・・・・ぁああああああああ
308:おせち(30,000円)
06/12/10 22:15:51.35 H5HxGUKxO
そもそも長門の力で細菌ぐらい殺せないのか?
309:猪(巨乳)
06/12/10 22:16:53.48 j6VCALt8O
俺のエンジェーーーール
310:猪(早すぎ)
06/12/10 22:17:11.65 fP1uF24D0
「ずっと…怖かった…キョン君たちが…
怖い目で私を見てたから…
でもあれ、キョン君たちじゃ…なかったんです。きっと。」
「あ、朝比奈さん…?」
「昨日の夜、ソファの近くにずっと居たんです、誰かが…
それでずっと私にごめんなさい、ごめんなさいって。
きっと私が怖い思いをしているのは…その人のせいなんだと…思うの…うぅッ」
ゲホゲホと苦しそうに朝比奈さんが咳き込む。
少しでも楽になると思い俺は一緒に縁石に座った。
朝比奈さんがふ、と首をもたげかけてきた。
いつもだと空に飛んでいきそうなほど嬉しいだろうが
今日はなぜかとても悲しかった。
「…キョン君、暖かいなぁ…」
朝比奈さんだって十分暖かいじゃないですか…
そんな心配になるような事を言わないで下さいよ…
「ごめんね、キョン君…
キョン君のこと、信じてあげられませんでした…
あんなに信じて、って言ってくれたのに…
ごめんなさい…ゆるして…ゲフッ…あうぅ…」
咳き込む朝比奈さんの背中をさする。
「私ってずるいですよね…
こうやってこんな時にキョン君を独り占めして…
それでキョン君にちゃんと言えずに帰っちゃうんですから…
ふふふ…」
…声が出ない…
まぁ今何か喋ってもどうせ言葉にならないだろう。
311:猪(禁欲中)
06/12/10 22:21:29.36 6zK+vGyM0
おっおっおっ
312:旦那と初詣
06/12/10 22:21:42.18 QGwpXnv90
羽入うぜぇwwww
313:猪(巨乳)
06/12/10 22:21:55.95 j6VCALt8O
朝倉さんはこの場面を淡々と眺めているのか
314:猪(カビ)
06/12/10 22:22:14.16 Bh/5kJBnO
誰か!朝比奈さんを助けてください!!助けてください!!
315:猪(早すぎ)
06/12/10 22:24:21.00 fP1uF24D0
突然、あわてたように朝比奈さんが俺の手を探り始めた。
的外れな位置にある朝比奈さんの手を握った。
「どうしました…?」
「キョン君…行かないで…」
俺はどこにも行きはしませんよ。
貴方を連れて帰るまでは。
「ごめんね…最後の最後まで迷惑かけちゃう…
でもキョン君…私のわがまま聞いて…くれますか?」
何だって聞きますよ。
俺に出来る事ならなんだって。
「…一緒に…居てください…
それでずっと…ずっと…
あぁ… あう…」
少しずつ声が小さくなっていく。
頬を伝う涙がまるで宝石のように輝いている。
「朝比奈さん?朝比奈さん!しっかりしてくださいよ!」
朝比奈さんをゆさぶる。
手にかかる圧力が大きくなった。
「怖い…怖いよ…
キョン君… お願い…行かない…で…
いや… 私…
行か…なぃ…ぇ…」
ヒューヒューという呼吸音。
段々と感覚が長くなってくる。
行きません。どこにも行きませんよ…
行きませんってば!だから…
…朝比奈さんのやわらかい手が、俺の手から、抜け落ちた。
316:黒豆(一粒)
06/12/10 22:25:30.63 W88m7wAkO
キョンの傷のほうが心配
317:猪(禁欲中)
06/12/10 22:26:34.12 6zK+vGyM0
そういやキョン貫通してなかったのな・・・
318:猪(カレー味)
06/12/10 22:26:41.75 RpbsWO6l0
キョンって結構な重体じゃなかったっけ?wwwww
随分余裕だなwwwwwww
ああ、そこまでみくるさんが好きなのか。
319:秋
06/12/10 22:29:30.29 ScBJpBGL0
急展開保守。
320:猪(禁欲中)
06/12/10 22:32:46.96 6zK+vGyM0
wktk
321:猪(早すぎ)
06/12/10 22:33:00.65 fP1uF24D0
その後、朝比奈さんの名前を呼び続けても朝比奈さんは一向に目を覚まさなかった。
ドラマの引き取るシーン、あるだろ。
あんなのうそっぱちだとおもっていつも見ていた。
でも…案外そうでもない。
俺だってそうした。
揺さぶれば、呼べば朝比奈さんがまた「ふにゃー?」といっておきてくる気がしたから。
でも…やっと分かった。
朝比奈さんはもう起きないんだ。
しばらくそこで呆然と朝比奈さんの背中をさすっていたが、
朝倉の言葉で我に返った。
「そんなところじゃ朝比奈さん、暑いんじゃないかしら?」
…それもそうだな。
おれは朝比奈さんを病院の軒の下へ運んだ。
痛みなんてどうでもよかった。
ふらつく足元。
段差が2重に見えた。
そこへそっと彼女を寝かせると俺はその傍の壁によっかかった。
…出血が酷いな。
なんだか視界がぼうっとしている気がする…
そうだ、ハルヒ…
あいつ、大丈夫だろうか?
まさかあの場でやられたりする訳…ないよな?
じゃあなんていい訳するかな。
俺は朝倉を呼んだ。
「伝言ぐらいは…頼まれてくれるよな?」
「…誰にかしら?」
「ハルヒ。」
「それなら大丈夫よ。」
俺は朝倉に言葉を託す事にした。
頭がくらくらする…ハルヒ、悪い事しちまったなぁ、まぁ、死刑は勘弁してくれ。
322:猪(禁欲中)
06/12/10 22:37:48.01 6zK+vGyM0
キョン・・・・
323:猪(ちび)
06/12/10 22:38:01.76 u5fKZl3/0
これはいい生存フラグ
324:VIP皇帝
06/12/10 22:40:08.43 qNf4CwWiO
あれ?あれ?
なんか目から変な汁が…
325:猪(カビ)
06/12/10 22:41:31.26 Bh/5kJBnO
みくるが……キョンが……
>>324
それ精子
326:猪(カレー味)
06/12/10 22:42:52.98 RpbsWO6l0
大丈夫。どんな惨劇が起きても長門がループさせてくれるさ。
327:おせち(30,000円)
06/12/10 22:43:19.45 H5HxGUKxO
ハルヒと長門が生き返らすだろ。
328:おせち(150㌦)
06/12/10 22:43:25.32 mkILIu1/O
>>325
よんだ?
329:猪(今日もカップラ)
06/12/10 22:46:02.15 qNf4CwWiO
>>325
違います
これはみくるビームです
330:猪(カビ)
06/12/10 22:48:00.83 Bh/5kJBnO
>>328
読みました
331:猪(早すぎ)
06/12/10 22:49:02.88 fP1uF24D0
ガインッ!
鈍い音をたてて鉄パイプが頭にクリーンヒットした。
ハルヒは相手を振り返る。
振り返った瞬間、相手が地面に倒れ、石がずれる音がした。
残すところ後二人となった。
さすがにこれだけの時間戦っていたとなると息が上がる。
「はぁっはぁっ…さすがにもう…これは…遅すぎじゃないかしら…?」
「…そうですねッ(ゲインッ)ちょっとこれは…(バコッ)遅いですねッ…(ゴゥンッ)」
なおも古泉はガ体のいい男とチャンバラを繰り返している。
長門はもう一人と素手で相手のパンチをかわしながらハルヒに目をやった。
「有希…!
さっきあんたがいってたバックアップって何の事なの?」
長門は時々相手を見ながらなおもハルヒに視線を配る。
何かを考えているのだろうか。
時々表情の乏しい顔が曇るように見える。
「ねぇ、有希ったら…!」
「…行って。」
ハルヒの表情がゆがむ。
一体何のことよ…?